クリエイティブRPG

その想いを刀に込めて

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その想いを刀に込めて
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:神州扶桑国
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年11月11日公開!

シナリオガイド

力が欲しくば与えん。汝の心、その全てと引き換えに。

シナリオ名:その想いを刀に込めて / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



災厄の化身“禍神(マガカミ)”が人知れず蔓延る禍(わざわい)の世界、神州扶桑国。

霊力の暗黒面とされるマガカミに対抗できるのは、霊力に触れられる異能者――「神通者」のみ。

神通者は帝都・扶桑市に設立された「六明館学苑」に所属し、
対マガカミ部隊「修祓隊(しゅばつたい)」として、
日常の裏で扶桑国の人々をマガカミから守っています。

分校の一つである安濃津分校から、かつての都、京で異変が起こっていると報告がありました。
六明館学苑本校は、「修学旅行」の名目で安濃津分校に隊士を派遣。

現地調査によって京を支配する九厄「静華(しずか)」と、その配下である『四花仙』の存在を知ります。
“御前様”と呼ばれる静華は京の霊脈を通じ、マガカミの力を大きく強化していました。
京を奪還するためには、京の四方を頂点として結ぶ「四維の結界」の再展開が不可欠です。

京近郊の集落、相楽郷からもたらされた情報を元に、安濃津分校では結界の起点となる地の割り出しが進められることとなりました。

これは分校で、ある隊士たちが四維の浄化へ向かう前に受けた、一振りの妖刀を巡る任務の記録です。


■ □ ■


――安濃津(あのつ)県、六明館学苑安濃津分校。

「滋丘よ、文献の調査はどうだ?」
「ええ、既に三つは特定できました。
 位置関係から最後の一つも予想はつきますが、根拠が欲しいところです」

分校長の明覚(みょうかく)に、符術士の師範代、滋丘(しげおか)が答えました。
先祖が京に縁がある事もあり、文献の解読は順調に進んでいます。

「隊士たちの様子はどうですか?」
「本校の者たちの力を見て、さらにそれでも一筋縄ではいかない四花仙という敵を知った。
 大きな衝撃を受けたのは間違いない。いい意味でも、悪い意味でもな」
「だけど、負の原動力で力を求めても、それではマガカミを祓うことはできない。
 その想念はかえって敵に力を与えることになる」

隠密の師範代、藤林 千代(ふじばやし ちよ)が入ってきました。

「力不足を痛感した子たちの中には、付け焼刃でもいいから前線で戦えるようになりたい。
 そう思ってる子が少なからずいるんだ。
 実際、正しく使えば持ち主の潜在能力を引き出し、大きな力をもたらす物は存在する。
 条件は厳しく、使い方を誤った時の代償は高くつくけどね」
「そして力を求める者がいれば、それに呼応し、利用せんとする物あり……か」

明覚が巻物を取り出し、開きました。

「人の欲望、妄執を糧とし、持つ者に力を与える妖刀“無明”
 藤林よ、封魔の末裔であるお主なら知っておろう?」
「手にした者は刀の霊力によって、心の奥底にある衝動を引き出される。
 刀を……力を振るいたいという衝動を。
 そしてそれは、どれだけ戦っても消えることはない。持ち主が破滅するまで」
「そうだ。だがそれに抗い自らの欲望を制御し、衝動に打ち克つことができれば、この上ない武器となる」
「それができたのは感情や欲望の一切を捨て去った抗我忍軍の中でも、ごく一握り。
 封魔で使いこなせる者はいなかった。
 ……まぁ、力を求めていなくても無理矢理引き出そうとするんだから、求めている人なら尚更無理だね」

藤林は明覚の言わんとしていることを察しました。

「安濃津南東の森。
 現在は隊士の訓練場でもあるが、かつては封魔忍軍の修行地でもあった。
 あそこには、大昔に封魔が建てた社がある。
 知らず知らずのうちに無明に引き寄せられて厄介な事になる前に、隊士たちに回収させる。
 そういうことですね、和尚」
「うむ、その通り。
 無明がいかなるものかを教えた上で、任務に向かってもらう。
 妖刀の力に負ける可能性は低くはないが、それに抗えぬようではこの先の京奪還戦にはついていけまい。
 
明覚は修祓隊士から、妖刀“無明”の回収任務を受ける者を募りました。
その危険性をあらかじめ伝えた上で。

■ □ ■


――安濃津南東、奈張の森。


「くーちゃん、ですよね?」

ルルティーナ・アウスレーゼは、任務を受けた隊士の中に、見知った人物がいるのに気づきました。
銀髪と右が紅玉色、左が翡翠色という特徴的な瞳。
何年も前に会ったきりですが、確かに面影がありました。
彼女は朱鷺坂 空音(ときさか くおん)
ルルティーナの幼馴染であり、従姉にあたる少女です。

「馴れ馴れしく呼ばないで」

再会を喜ぼうとしたものの空音の態度は素っ気ない、むしろルルティーナに強い敵意を持っているようにも感じられました。

(一体、何があったのです……?)

分校に到着してから一度も顔を合わせていなかったのも、空音の方が避けていたからでしょう。
変わってしまった理由は分かりませんが、無明の性質から、今の彼女の状態が良くないことは分かります。

「あの子、もう“引き寄せられてる”。絶対に触れさせちゃダメだよ」
「藤林師範! はい、分かっているのです」

任務が任務なだけに、今回は藤林も同行しています。
社の場所は彼女が知っているため案内役でもありますが、藤林の主な役割は「隊士が正気を失った時の対処」にあります。

そして、間もなく社に着こうという時、

「……さえ、いなければ」

空音が突如、ルルティーナに不意打ちを仕掛けてきました。

「まだ、無明を持ったわけじゃないのに……!」
「それだけ強い執念がその子にはある、ってことだよ。
 いや、一人だけじゃないね」

空音の他にも、数人の隊士が社に行かせまいと立ち塞がりました。
その全員が、分校の隊士です。

「本校の子たちに対抗心燃やすのは分かるけど、それが一番上に来ちゃダメでしょうに。
 ……といっても、そう簡単に気持ちを制御できるほどみんな器用じゃないか」

藤林は苦笑し、正気な隊士たちに告げました。

「こういうのは大人の役目。私が何とかしておくから、皆は無明の回収を。
 難しいと思ったら、その場で叩き折っちゃってもいいからね」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

神州扶桑国のスペシャルシナリオ『その想いを刀に込めて』をお送りします。
時系列は「旧都千年宵桜 起」と「旧都千年宵桜 承」の間(四維の結界発動前)となります。

本シナリオは
『クエスト&マーケットキャンペーン』の【物語のソーマ】に当選された、

ルルティーナ・アウスレーゼ (SAM0072980)様

のオーダーによる
・「宿敵が登場するスペシャルシナリオ」
となります。

ルルティーナ・アウスレーゼ様がシナリオに参加され、ライバルである朱鷺坂 空音が登場するパートにアクションを掛けた場合、
アクションが白紙時を除いて、優先的に関わってきます。


■基本的な状況

安濃津分校での最初の任務は、分校の隊士たちに大きな衝撃を与えました。
四花仙の強さもそうですが、行方不明になっていた分校隊士の生存者が一名だったことや、
本校隊士との実力差も相まって、自分たちの力不足を実感します。
それでもその事実を受け入れ、自分にできることを精一杯やろうと前向きな隊士はいるものの、
今すぐ前線に出られるだけの力が欲しいと焦る者も少なくありません。

そういった力への欲望や隊士の持つ劣等感、マガカミへの怒りや憎しみ、強い執着に呼応し、
力を与える妖刀が存在しており、今の分校の状態からそれを放置したままでは危険だと判断した分校長の明覚は、
隊士を募り、回収に向かわせました。
この任務をあえて分校隊士にも任せたのは、本校隊士と共に前線で出られる資格があるかを見定めるためです。
しかし無明は無意識に抱えている欲望を刺激し、隊士たちの正気を失わせてしまいました。
その中でも特に無明と強く共鳴してしまったのが朱鷺坂 空音です。
このような事態に備えて同行していた藤林は、禍根を残さぬよう自分が相手取っている間に、
無明の力を封じた上で回収させようとしています。


【1】空音たちを止める 難易度:6

妖刀“無明”の霊力に当てられ、回収任務を妨害する空音たちを無力化します。
本来無明は直接触れなければ問題のない代物でしたが、長年放置されたことで「刀が自身の使い手を強く欲するようになった」こと、
京の穢れの影響で霊脈が乱れたことによって、森に入った者の霊力に呼応するようになっています。

一種の霊力による精神支配のため、精神干渉系の技で対処が可能ですが、
隊士たちの中にある欲望や執着が弱まらなければ、一度元に戻ってもすぐにまた正気を失ってしまいます。

特に空音は無明を手にしていないものの、暫定で使い手として見出されており、
「この場にいる者たちを始末して、刀を手にする」と強い敵意を持っています。
手に入れてから刀の力で全員を始末する、という思考でないあたり、
彼女自身も自覚していない無意識の感情が奥底に眠っているようですが……。

分校師範代の藤林はこちらのパートに登場します。


【2】無明の回収または破壊 難易度:8

社に納められている無明の本体を回収するのが目標ですが、この場で叩き折ってしまっても構いません。
無明は隊士の精神に干渉してくるため、対策がなければ正気を失ってしまいます。

安全に回収するためには先に無明自体の力を封じる必要がありますが、
強い技ほど無明の性質によって反発されることになります。
※壊す場合も、壊そうという思いが強ければ強いほど、逆に無明は壊せなくなる。

妖刀であるため持ち主がいて初めて真価を発揮しますが、過去にこの森で死んだ者の叶わなかった願望や感情も喰らっており、
彼らもまたマガカミ化させてしまっています。
外見はマガカミ侍と変わりませんが、強い執念を抱えているため、浄化の力にさえもある程度まで根性で耐えます。
無論、マガカミである以上は限度があるものの、無明に精神的な隙を見せるのは非常に危険なため、
決して侮らない方がよいでしょう。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【1】空音たちを止める

6

【2】無明の回収または破壊

8