クリエイティブRPG

　デトモルト魔鉱遺跡の迷宮にて、地下三階の探索を進めようとしていた二ノ宮キンジたち。
　しかし彼らは不思議な扉を開けた途端、その先の謎の世界に吸い込まれてしまったのです！

　キンジたちが迷い込んだのはワールドデブリ。
　それは数多の世界と世界の間に存在する異空間、“界域”を漂う滅んだ世界の残滓でした。
　ワールドホライゾンから調査に来ていたアドルフ・ワーグナーに保護されたキンジは、
　元いた世界に帰るため――地球ではなくアムリアにしか帰れないようですが――ワールドデブリ内を探索することになりました。

※これまでのお話はクエスト「エスケープフロム異世界・前編」をご覧ください！



　薄暗い洞窟、もといワールドデブリ内。
　先刻襲われた化け物こと界霊を警戒する二ノ宮キンジは、先頭にノエル、しんがりにリムを付けて注意深く探索を進めていました。キンジいわく、これが戦略的な隊列とのことです。
　アドルフは更に先行して、キンジたちとはぐれたシアとワニベを探しに行っています。

「というか、だ……。このデブリとかいう空間はどのくらいの広さなんだ？
　ひとまずアテも無く歩いてるようだが、本当にこれで帰り道が見付かるんだろうな……」

「は、はいっ、キンジさんたちの世界に繋がる『歪み』は少なくとも遠くはありません。こうして地道に探すのが一番の近道かと」

　キンジが少し疑わしげにノエルへ視線をやりますが、ノエルは少し困ったように笑います。
　「このまま何事もなければですが」とノエルが言葉を続けようとした時――

「ん？　何か地鳴りがしないか？
　……待て、リムのヤツどこ行った！？」

　キンジが慌てて周囲を見回し、顔を青くします。
　彼の視線の先には、怒り狂う大型の界霊を引き連れてキンジたちの元へ駆け戻ってくるリムの姿があったのでした。
　おまけに食べかけらしい、何だかよく分からないものを両手に抱えています。

「キンジ。リム、ピンチ……。ゴハンまだ食べ終わってない」

「ぬおおおっ、そんなもの捨ててこい！　それよりその状態でコッチに来るなぁ！
　おい、そこのお前も！　この状況をなんとか出来ないか！？」

　焦ったキンジが助けを求めたのは、ノエルに同行して探索に協力していたあなたでした！



　一方、アドルフは無事にシアとワニベを発見出来たようです。
　シアは既に何体かの界霊と遭遇してきた様子ですが――

「この辺りは何故か界霊が多い。だがお前さんがいりゃあそこのワニ男も心強いだろう」

「なるほど、コイツらはカイレイというんですね。見慣れない魔物とは言え倒せないことはありませんが」

　また一体界霊を斬り伏せながら、ライザッハ鉱業で『勇者の再来』と言われるシアが凛々しく洞窟の先を見据えます。
　しかし対照的にワニベは既にかなり憔悴した顔をしているようです。

「あ、安心どころか……わざと化け物が多い道を選んできた気がするんだけど……」

「その通りです！　こんな未知の領域で獲れるレアな魔物の素材、会社に持ち帰らないわけにはいきません！
　やりがいのあるお仕事が出来る今日の私たちは超ラッキーと言えましょう、ガンガンいきますよワニベさん！」

　アドルフが止める間も無く、目を輝かせて剣を構えながら更に突き進んでいくシア。
　しかしその方向にはさらに多くの界霊がいるようで、アドルフに同行していた特異者はシアの支援に行くよう依頼されました。
　そしてワニベと共にその場に取り残された特異者は――

「うーん……何だか僕も仕事をした方が良い気がしてきたよ。
　無理にとは言わないけど、よかったら君たちも手伝ってくれるかい？」

　ワニベに申し訳無さそうに仕事の手伝いを頼まれたのでした。

TVアニメ『迷宮ブラックカンパニー』とのコラボシナリオ、「迷宮ワールドデブリ」をお届けします。

このシナリオでは、『迷宮ブラックカンパニー』の世界から三千界にやってきたキンジたちと一緒に冒険をすることができます。
公開中のコラボクエスト「エスケープフロム異世界・前編」と後日公開される「エスケープフロム異世界・後編」をプレイすると、
よりシナリオをお楽しみいただけますのでぜひ合わせてお楽しみください！

※当シナリオはスペシャルシナリオですが、参加ポイントやアクション文字数はイベントシナリオ相当となっております。
　なお、報酬経験値と報酬Goldは通常のスペシャルシナリオ通りとなります。
　また、当シナリオのアクション締め切りは【2021年9月3日10:30】と長めになっております。

また、現在『迷宮ブラックカンパニー』コラボキャンペーンも実施中です。
このシナリオに参加すると、もれなく

・EXフェロー「ワニベ」

をプレゼント！
※EXフェロー「ワニベ」は、LCを追加すると追加したLC分も報酬を課題より受け取ることができます。
　ただし、フェロー追加では受け取れませんのでご注意ください。

さらに、本シナリオにご参加いただいた全てのお客様に、
2021年10月リリース予定のハロウィンシナリオへご招待させていただきます！
奮ってご参加ください！
※参加費はお客様のご負担となります。何卒ご了承ください。


シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

●プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
●マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

◆ご注意
このシナリオでは、『迷宮ブラックカンパニー』のコラボアイテム・スキル以外はアクション投稿時のキャラクターステータスに含まれず、使用することができません。
全世界共通（装備条件なし）のスキル・アイテムも基本的に使用することができませんが、「治療術」「応援」「チャージ」など、一部のスキル・アイテムは使用できるものがあります。

また、『迷宮ブラックカンパニー』のキャラクターや他のユーザーのキャラクターを著しく貶めるような、公序良俗に反するアクションは採用されない場合がございますのでご注意ください。

■基本的な状況
迷宮を探索していたところ、異世界に転移してしまったキンジたち。
迷い込んだ先は「三千界」のワールドデブリという特殊な空間でした。
ワールドホライゾンからワールドデブリの調査に来ていたアドルフ、ノエルと共に
キンジとリムははぐれてしまったシアとワニベ、そして元の世界に帰る手がかりを探すことになりました。

しかしキンジはリムが怒らせた大型の界霊に襲われてしまい、
シアも仕事に燃えて無茶な探索をしようとしています。
特異者たちは彼らを助け、合流の手伝いを行うことになりました。


【１】キンジ、リムと共に大型の界霊との戦う　難易度：５
お腹を空かせたリムが食べ物を探していたところ、うっかり巨大な界霊を怒らせてしまったようです。
界霊は暴れながら、視界に入った者になりふり構わず襲いかかってきます。
キンジたちと共にこれを倒しましょう！

・界霊について
数メートルほどのかなり大型の個体のようです。このパートに参加する全員で戦わなければ非常に危険です。
人に近い姿をしており、大きな体で突進したり、両手を振り回して広範囲を攻撃したりしてきます。
動きは素早くはありませんが、攻撃力・防御力共に高いため注意が必要です。

・キンジとリムについて
戦闘手段を持たないキンジはひとまず見晴らしの良い高台に逃げ込み、戦況を見極めています。
しかしそこも安全とは言い切れず、界霊に襲われてしまうこともあるので彼を守り抜く必要もあります。
キンジに「使えるヤツ」だと思わせることができれば、戦闘が有利になるヒントを貰えたり、一緒に戦ったりすることもできるようになるでしょう。

一方でリムは空腹のため自分が守り抜いたゴハンを食べることに夢中です。
さらに食べ物をあげたり、食べ終わるまで彼女を守ったりなどしてリムを満腹にすれば、
強力な力で一緒に戦ってくれるようになるでしょう。

※このパートでは、二ノ宮キンジ、リム、ノエルと共に行動することができます。

【２】シアと共に界霊を討伐する　難易度：４
シアの進む道は何故か界霊が多く現れるようです。
しかし、アドルフによればキンジたちと合流できる道であることは間違いないとのこと。
そのため、とにかく界霊を倒しながら先へと進みましょう！

・界霊について
人よりも大きくすばしっこい鳥型の個体、同サイズの攻撃力の高いサメに似た個体の２種が現れます。
いずれも数人かがりでなら倒していくことが可能です。

・シアについて
多少の怪我などは構わず、最前線で戦い続けています。
シアならば一人で界霊一体を倒すことも可能ですが、彼女の無茶な戦い方では危険だとアドルフは言います。
そのためシアをある程度サポートをする必要もあるでしょう。

※このパートでは、シア、アドルフと共に行動することができます。

【３】ワニベと共に素材回収をする　難易度：２
シアたちが界霊を倒していった道を進み、
倒れている界霊の角や牙などの素材を剥ぎ取ったり、洞窟内を採掘して何かが出てこないか探してみたりと
地道にワニベの仕事を手伝いましょう。こういった地味な仕事が一番大切だったりするのです。

時折、まだぎりぎり動ける界霊に出会うことがあるかも知れません。
安全に逃げたり、止めを刺したりする戦闘手段があるとよいでしょう。

・ワニベについて
シアの愛社精神の熱さに当てられて、こんな時でも仕事をしなければいけない気になっているようです。
適度に手伝ったり、労ったりしてあげると彼の作業効率も更に上がるでしょう。

※このパートでは、ワニベと共に行動することができます。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。