クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

二次元の反乱!真なる魔王の覚醒

リアクション公開中!

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二次元の反乱!真なる魔王の覚醒
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年07月06日公開!

シナリオガイド

今度のオーバーラップは魔王が主役!?再びの不死の森へ!

シナリオ名:二次元の反乱!真なる魔王の覚醒 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 ――二次元都市ナゴヤ。
 二次元と三次元の境目が曖昧になってしまっているこの都市では、
 二次元のキャラクターが現実世界に現れてしまうオーバーラップ現象が日常的に起こっています。
 その中でも、稀に起こる広い範囲が二次元の世界そのものになってしまう危険な規模のものは
 大規模オーバーラップと呼ばれアイドルたちが対応に当たるのですが――

「あれって……魔王ライなのよ!?」

 辺り一面が中世ファンタジー漫画めいた森に変わり果て、ゴブリンや謎のまともじゃなさそうな魔物たちが徘徊する富士山麓。
 巨大なドラゴンの背に乗った嘘にそっくりの少女が楽しそうに高笑いをしているのを見て、
 対応に駆け付けた戦戯嘘は驚愕の表情を浮かべました。

 「聖歌庁特別文化賞」に参加したことのあるアイドルたちならすぐに気付くことでしょう。
 今回の大規模オーバーラップで現れたのが、大人気漫画『不死のラ・フォレ』とオーバーラップした時と全く同じ風景であることに。
 そして、嘘のデザインを元に作られたキャラクター“魔王ライ”がまさに今この森に現れてしまったことに。

 しかし今回嘘たちにライの情報をいち早く伝えた左脳は腑に落ちない様子で首を傾げました。
 漫画家である彼は一時的に『不死のラ・フォレ』の作者に成り代わっていたことがあるのです。

「うん、いや、うぅ~ん? ラ・フォレでは設定上あの魔王の封印は解けないはずだから……
 今度始まるスピンオフの方じゃないかな、ほら、『ら・ふぉれ・べるすーず!』の」
「はふ、魔王が封印されなかったもしもの世界を原作者自ら描くあの『べるすーず!』!?
 ぶるぅべりぃ先生の妹のゆうちゃんが作画アシスタントをしてるあの『べるすーず!』なのよ!?」
「みんな、ゆうの活動もどうか見守ってくれたまえ! SNSアカウントはこちら! フォローよろしく!」

 何だか説明的で私情が見え見えではあれど状況を周囲のアイドルたちに知らせた二人。
 魔物たちもライが生み出したものらしく、戦闘で倒せば消滅するもののなかなか強敵なようです。
 と、そこへ何処か楽しそうに合流したのはシャーロット・フルールでした。

「にゃははっ、さっすが魔王♪楽しそうに暴れててボクもちょっと混ざりたくなるにゃ~。
 だけど何だかライちゃんにも応援が来てるみたい……?」

 シャーロットが「あっち!」と指差す方からは、ライが生み出す魔物たちではなく――

「だ~れが噛ませ犬先輩じゃあワレェ!」
「そこ! 緑髪は不人気とか言ったわね、聞き捨てならないわ!」
「お、おいらだって……おいらだってちやほやされたいんだな……!」

 何かの作品で1話で退場した不良キャラ、いまいち萌えないと不評の女騎士キャラ、どこで見たかも分からないモブ顔少年キャラなど、
 ちょうどナゴヤにオーバーラップしていたらしい様々な作品のキャラクター達が魔物たちに加勢し大暴れしていたのです!

「そうだそうだーっ、勇者様ご一行ばっかり豪華声優やらグッズ展開やら優遇されてさ。
 って、おやおや? いつかの三次元の方の勇者様たちと嘘の魔王様じゃないか!」

 その中には『不死のラ・フォレ』の登場人物であるクロウの姿もありました。
 彼女は以前のオーバーラップでアイドルたちと関わり自分が二次元の存在だと知ってしまいましたが、
 それよりも現実では自分は不人気キャラだったらしいことが受け入れられないようでした。

「だから反乱を起こしてやろうってあの魔王様が仲間に入れてくれたんだ。
 自分が二次元のキャラクターだってことまで分かってる人は多くないとは思うけど……
 何となく世間の目が冷たいってことはココでも元の世界でもみんな薄々感じてはいるのさ」
「つまりつまり、ライもあなたたちも人気者になれれば元の世界に帰れる……ってコト!?」

 意外と分かりやすかったオーバーラップ解除への糸口に嘘がほっと胸を撫で下ろしたその時。
 嘘の目と鼻の先に、黒い蝶のモチーフがあしらわれたレイピアが迫っていたのです。

「見付けた、あなたが私のニセモノなのね!」
「ふぁ!? 空から美少女が……じゃなくて魔王なのよ!?」

 上空からのライの襲撃に思わず嘘が目をつぶった瞬間、シャーロットがその刃を受け止めて弾き飛ばしました。

「いくらそっくりだからって、嘘ちゃんを傷つけるのはボクが許さないよっ」
「っ……ニセモノも勇者もたくさん配下を作っていい気分になってるのね、ずるいずるいずるい!
 私だって魔王だもん、いっぱい配下が欲しいのに……」

 腰を抜かしかけて左脳に支えられていた嘘でしたが、
 どこか寂しそうなライの言葉を聞くと何とか踏ん張って体勢を整えてキリッとした顔を作りました。

「あなたは配下をたくさん作って一体何をするつもりなのよ?」
「んふふ……そんなの、魔王なんだからこの世界を悲鳴で満たすに決まってるのね。
 いろーんな悪戯を配下たちとしかけまくって楽しんでやるの!」

 楽しい想像をしているのか、途端に表情を緩ませ子供っぽく笑うライ。
 嘘とシャーロットは一瞬ぽかんとしてから顔を見合わせました。

「はいはーい! じゃあ私、配下になるのよ!」
「ボクもボクも~☆」
「ふぇ!? む、むぅ、あなたたちが私の敵じゃないって証明出来るなら、考えてあげてもいいのね……」

 満更でも無さそうなライを取り囲んで、嘘を始めとするアイドルたちは
 さっそく魔王の配下になるべく色んな提案やアピールを始めます――。

★☆★


 そんな微笑ましい様子を左脳は一歩引いて見守っていました。今回は下手に引っ掻き回すつもりも無いようです。
 と、そこへ鳴り響いたスマホの発信者は――妹のゆうでした。

『お、お兄ちゃん……っ。『べるすーず!』なんだけどね、大人の事情ってやつで企画が白紙になっちゃった。
 先生もすごく悲しんでて、たった今原稿データを全部削除しちゃって……お兄ちゃん?』
「は、白紙って……」

 悲しそうなゆうの声にも、その内容にも左脳は途端におろおろとうろたえ始めました。
 元の作品が無くなってしまうということは、嘘が二次元に戻れなくなった時のように
 ライも現実から『ら・ふぉれ・べるすーず!』の世界へ帰れなくなってしまったということなのです。
 左脳はライたちをちらりと見ながら頭を掻きました。

「これを知らせるタイミングは……ちょっと考えないとな」

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

「ヒロイックソングス!」のスペシャルシナリオ、『二次元の反乱!真なる魔王の覚醒』をお届けします。

本シナリオは
『クエスト&マーケットキャンペーン』の【物語のソーマ】に当選された、

シャーロット・フルール(SAM0071244)様

のオーダーによる
・「宿敵が登場するスペシャルシナリオ」
となります。
※参加はご自由です。また、アクション締切後に参加費の150ポイントをプレゼントさせていただきます。

シャーロット・フルール様がシナリオに参加され、ライバルである魔王ライが登場するパートにアクションを掛けた場合、
アクションが白紙時を除いて、優先的に関わってきます。

■基本的な状況
・“二次元都市”ナゴヤの一部である富士山周辺で大規模オーバーラップが発生し、『不死のラ・フォレ』の公式スピンオフ漫画である『ら・ふぉれ・べるすーず!』の主人公魔王ライが現実に出てきてしまいました。
・ライは魔王の力で魔物やドラゴンを呼び出したり、ちょうどナゴヤにオーバーラップしていた不人気キャラクター達を集めて暴れています。
 大規模オーバーラップに巻き込まれたナゴヤの人々や『ぺるすーず!』のモブ村人キャラクター達も襲われているようです。
・一方、大人の事情により『ら・ふぉれ・べるすーず!』は企画倒れ&破棄されてしまい、ライを大人しくさせても元の世界にはもう戻れないようです……


【『不死のラ・フォレ』シリーズについて】
姿を見せない魔王が送り込む配下と勇者一行の長きに渡る戦いを描く、大人気王道ファンタジー漫画です。
過去に2度大規模オーバーラップが起こっており、実は魔王のライは封印されており
勇者達との戦いには直接関わっていないというネタバレがアイドルたちによって明らかにされました。

大規模オーバーラップ“不死のラ・フォレ”
大規模オーバーラップ“ラ・フォレ・リヴァイブ”

その後、作中で封印された姿がとうとう一瞬だけ登場し「魔王があざとい幼女で草」とSNSでバズりまくった結果、
もしライが封印されていなかったら…というifを描く番外編『ら・ふぉれ・べるすーず!』の制作が進行していました。
が、そんな一過性のブームもあっという間に去ってしまい企画倒れになってしまったようです。


【1】不人気キャラたちを止める 難易度:5
魔王ライに集められた様々な作品の不人気キャラクターたちの暴動を止め、元の作品に帰してあげましょう。
キャラクター達は人気者と比較して自分の不遇を嘆いているため、
彼らが不人気ではないと自信を付けさせることが出来れば個々のオーバーラップは解除されます。

森の中に隠れている人々に協力してもらったり、あちこちを徘徊する魔物をうまく利用したりすることも可能です。
一緒にライブをしてみたり、強敵のドラゴンを一緒に倒したり、とにかく相手をべた褒めしたり……
自由な発想でキャラクターにアプローチしてみましょう!

また、「こんな不人気キャラクターがいるかも?」とキャラクターの特徴を挙げて指定することも出来ます。
ただし、実在のキャラクターを連想・特定可能なほど詳細な指定は不採用となりますのでご注意ください。

クロウもボクっ娘眼鏡キャラの人権を求めて反乱に参加してはいますが、
人々や『ぺるすーず!』の世界に被害が出ないよう立ち回ることが本当の目的のようです。

※このパートでは、クロウにアクションをかけることができます。

【2】魔王ライの配下になる 難易度:6
自分も嘘や『不死のラ・フォレ』の勇者のようにたくさんの配下が欲しいと思っている魔王ライ
配下がたくさん増えれば、ライは満足して魔物や不人気キャラクターたちの暴動を完全に止めてくれるでしょう。

ライにとっての配下とは、一緒に遊んだり悪戯をしたり仲良くできる相手のことのようです。
ただし、魔王のプライドもあり配下として認めて貰うには以下の条件のうち【いずれか一つ以上】を満たす必要があります。

・悪戯が上手
・悪そうでかっこいい
・勇者を倒すという意気込みがすごい
・人に怪我をさせたりはしない(勇者ならまあOK)


これらのアピールを上手く行い、ライを楽しませましょう。
ただし、勇者やヒーローや神様など魔王を倒しそうな雰囲気のある者は警戒する傾向があるため注意が必要です。

★ライについて
スピンオフ『ら・ふぉれ・べるすーず!』の主人公ではありますが、『不死のラ・フォレ』の世界のことも、
自分が嘘のキャラデザを元に作られたキャラクターであることも知っています。
嘘が現実で多くの友達に囲まれていることを生みの親であるゆうの意識を通して知ってしまい、
本来は孤独に眠り続ける運命の自分と比較してしまった哀しみによりオーバーラップ時に力が暴走してしまったようです。

※このパートでは、ライ、戦戯嘘、左脳にアクションをかけることができます。

それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

【6月8日11時 追記】
NPC左脳の登場パートに誤りがございましたので、【2】パートへの登場として修正を行いました。
この度はご迷惑をおかけし申し訳ございません。

【1】不人気キャラたちを止める 【現在のMC参加人数:11】

5

【2】魔王ライの配下になる 【現在のMC参加人数:19】

6