クリエイティブRPG

ワンダーランド

魔女の晩餐へご招待

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魔女の晩餐へご招待
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ワンダーランド
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年04月07日公開!

シナリオガイド

いざ、魔女とオオカミの待つお菓子の家へ!

シナリオ名:魔女の晩餐へご招待 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 ――“空想の世界”ワンダーランド。

 「昼」と「夜」とが分かたれた世界で、
 “アリス”と呼ばれる者たちが、
 世界を救う鍵となる「空想の欠片」を手に激しい戦いをしていたのはほんの少し前。

 世界の「夜」は落ち着きを見せ、徐々に平穏が訪れ始めていたのですが、
 アデルがワンダーランドの小さな異変を察知しました。

 ヒロイックソングス!の世界から派遣された戦戯 嘘(そよぎ うそ)の協力の元アデル達は調査を行っていましたが、
 ジャバウォックではない謎のオオカミの怪物がルージュを飲み込み消えてしまったのです。

□ ■ □ ■ □ ■ □


 ――チェシャーヴィル。
 合流したミチル曰く、謎のオオカミの居場所が判明したかも知れないとのことでした。

「場所は、君たちがルージュを追いかけていったって森。
 だけどその全域が夜化していることを管理局が確認した」

「ということは、あの森もこの前より少し危険になってるってわけだね。
 だけどどうしてまたあの森に……あの時オオカミは確かに何も無かったみたいに消えたんだ」

 アデルが心配そうに呟く一方で、ミチルは少し面倒臭そうに溜息を吐きます。

「あるはずのないものが現れ、それを上書きするように一度消してまた出現させる……
 まるで遊ばれているようで頭が痛いが、実際その通り何者かの思惑が働いている人為的なものなんだろう」

 未知の現象についてアデルから報告を受けている管理局は、
 念のため欠片所有者のアリスであるミチルに森の沈静化を依頼したそうです。
 しかしミチルがその森の奥で見たものは――

「お菓子のお家、だったのよ!?」

 嘘が目を輝かせて割り込みますが、ミチルは鬱陶しそうに嘘の頭を上から押さえつけます。

「そう。その庭で腹を膨れさせたオオカミが眠っていた。
 だけどあれは不用意に近付くべきじゃないと思ったから自分は一旦撤退した。
 君みたいな戦いに慣れていなさそうな人間には命の保証も出来ない」

「はふ、出た出た出たのよ嘘ちゃん本当は弱い説!
 確かにこの世界のアバターにはまだ覚醒できてないけど……
 今日の私のバックには色黒マッチョなお兄さんが付いてるのよ!」

「確かにそっちの君はヴィクターのアバターももう使いこなしてるみたいだけど」

 嘘の背後に立っていたのは同じくヒロイックソングス!から派遣された渋蔵 鷹人(しぶくら たかと)でした。
 しかし鷹人は無表情に嘘を見下ろした後、少し申し訳無さそうに目を逸らしました。

「……俺は馴れ合うために来た訳じゃない」

「じゃあ何でわざわざグランスタが介入してくるのよ、フェスタの積年のライバルなのよ!」

「理由……俺には難しくて分からねえ。だから、俺なんだと思う。情報が洩れない」

 ミチルは鷹人のことも胡散臭そうに見つめますが、戦力にはなると判断したのかそれ以上は何も言いませんでした。
 やや険悪な空気を察したアデルが慌ててミチルに話の続きを促します。

「でも、どうしてミチルはお菓子の家が危ないと思ったの?」

罠、ってことよね。
 もともとお菓子の家は魔女がロリショタを誘き寄せるためのものなのよ!」

 代わりに答えた嘘をミチルは少し驚いたように振り返りました。彼女はまさにその可能性が高いと考えていたようです。

「ショコラの所有するもの以外、お菓子の家なんてこの世界で聞いたことが無い。
 それにオオカミなんて分かりやすい餌もぶらさげて。
 しかし魔女か……考えてもみなかった。確かにオオカミ以外にもまだ“何か”がいる可能性はある」

「ねえミチル、嘘ちゃんのそういう物の考え方も必要になると思わない?」

 ミチルは嘘の同行を止めたかったようですが、アデルのフォローと嘘のやる気にとうとう折れて
 お菓子の家の前までは付いてくることを許したのでした。

□ ■ □ ■ □ ■ □


 ――森のどこかのお菓子の家。

 ビスケットのテーブルで無邪気にクレヨンを握る幼い少女は、
 白紙の本へときらきらと輝く瞳で夢中で絵を描き込んでいました。

「お菓子の家の魔女はねえ。はらぺこオオカミさんにたくさんお料理をつくるの。
 お客さんはみぃんなあつあつのオーブンに入れて焼いちゃうんだ」

(なんだそりゃ)

 向かいに座る“魔女”は、オーブンらしきものの絵を見ながら小さく溜息を吐きます。
 しかし少女の隣で本を覗き込む兎耳の男は、口角を上げるだけの貼り付けた笑みでその絵を褒めそやしました。

「その調子です、先生。世界はこういうのを待っているんです。
 さあさあ、登場人物がもうすぐ集いますよ」

 少女に千切って渡された本のページを男が指の先でくるりと回すと、魔女を残してそこに二人の姿はもうありません。

 暫くして魔女は我に返った様子で席を立ちました。
 そうして当たり前のことをするようにふらりとオーブンに火を入れます。
 何人も人間を閉じ込められそうなそのオーブンは、大口を開けて登場人物たちを待ちわびるのでした。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

「ワンダーランド」の新シリーズの導入となるプレシナリオ、『魔女の晩餐へご招待』をお届けします。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

現在、関連クエスト「blot to blood」も公開されています。
本ガイドだけでも基本的な情報だけはわかるようになっておりますが、
プレイするとより理解の深まる内容となっておりますので是非チェックしてみてください!

■基本的な状況
アデルがワンダーランドの異変を察知しワールドホライゾンに応援を呼びましたが、
プティ・ルージュがまるで「赤ずきん」の話をなぞるように森へお使いへ行き、
ジャバウォックではない謎のオオカミに食べられ、オオカミごと姿を消してしまいました。

その後管理局の調べでオオカミが現れた森に夜化現象が起こったことが判明し、
調査に向かったミチルがそのオオカミと不審なお菓子の家を発見しました。
森の夜化を止め、またルージュを取り戻すためにアデルや特異者たちは森へと向かいます。

一方、ヒロイックソングス!から助っ人として戦戯嘘が派遣されていますが
別ルートからフェスタのライバル組織グランスタに所属する渋蔵鷹人も異変の様子を見に来ているようです。

■新たなアバターへの覚醒
このシナリオで最も活躍した方には、後日ワンダーランドの新アバターがリリースされた際に
新アバターの覚醒アイテムをプレゼントいたします!

 ★「空想の欠片」の使用

 当シナリオでは空想の欠片の能力を使用する事が可能です。
 能力を使用したい場合、グランドシナリオのリアクション公開時に発行されました称号をセットしてアクションを投稿して下さい。
 ※必ず使わなければならない、というわけではありません。

 なお、当シナリオでは「アリス×リバース」本編とは異なり、空想の欠片の解放はできませんので、予めご了承下さい。



【1】【夜】お菓子の家を探す 難易度:4
お菓子の家を探すため、【夜】化した森の中を探索します。
ジャバウォック化した住人がうろついているようですので、それらを倒しながら進みましょう。

森の中は一定時間ごとに少しずつ道が変わってしまうようで、
ミチルが以前足を踏み入れた時と同じルートではお菓子の家には辿り着けません。
お菓子の家に突入する後続の特異者達を案内するため、道が変化してしまっても分かるように
何らかの道標を残したりお菓子の家まで誘導する工夫をする必要もあります。

戦戯嘘はまだワンダーランドのアバターに覚醒していないため戦力にはなりませんが、
特異者たちの戦いぶりなどを見ながら覚醒を目指そうとしています。
余裕があれば嘘にワンダーランドのことを教えたり、一緒に学んだりしてあげてください。

※このパートでは、ミチル、戦戯嘘が登場します。

【2】【夜】お菓子の家の魔女と戦う 難易度:8
無事にお菓子の家に辿り着くと、ヤンキーのような魔女が巨大なオーブンを温めています。
客人に気付くと(オーブンの中へ)迎え入れようとしてくるでしょう。

魔女のことはアデルもミチルも知らないようで、元々のワンダーランドの住人ではないようです。
ただこの魔女が夜化現象の発生源のようで、彼女を倒せば森の夜化は解除されます。
魔女は「客人をこんがり焼く」ことに強い執着を見せ、
火属性の全方位への魔法攻撃や炎の防御壁などを用いてきます。

一方ルージュを食べてしまったオオカミは、戦闘に関与せずお菓子の家の庭のハンモックで眠り続けています。
自分のためのこんがり焼けた人間が完成するまでオオカミは目を覚ますことは無いようですので、
魔女さえ引き付けていればオオカミを調べてみることも可能でしょう。

※このパートでは、魔女、アデル、渋蔵鷹人が登場します。

★アバター死亡/停止判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
特異者が死亡する、あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。

なおNPCも例外ではなく、NPCの場合はアバターのみに限らず本当に死にます。

それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。


【2021年3月16日18:15 追記】
アバター死亡について追記いたしました。

【1】【夜】お菓子の家を探す 【現在のMC参加人数:16】

4

【2】【夜】お菓子の家の魔女と戦う 【現在のMC参加人数:14】

8