ワールドホライゾンのスペシャルシナリオ『境界の破壊者たち』をお送りいたします。
本シナリオは三千界全体に関わる内容となっており、
今後の三千界のアバターの展開に大きく関わるものとなっています。
今回のシナリオに至るまでの大まかな経緯を知りたい方は下記クエストをご参照下さい。
なお、クエストを追っていなくてもシナリオガイドを読めば最低限の情報は分かるようになっております。
『統合機関の行方』※クエスト「三千界統合機関」をクリアしている必要があります。
『界域の幽霊船』
『表と裏』
『赤の鍵守』
本シナリオは「ワールドホライゾン」「全世界共通」対応となります。
ワールドホライゾンおよび第十七世界アーモリーまでの「三千界のアバター」のアバターが十全な力を発揮しますが、
「蒼空のフロンティアRe」や「ヒロイックソングス!」、「ローランド」以後の裏世界のアバターでもペナルティはありません。
■シナリオの参加報酬について
界賊との戦いが行われる界域は、ワールドデブリや界霊の影響によって様々な世界が混ざり合ったような状態となっています。
特異者にかかる肉体・精神的な負担は大きいですが、
戦いの中でアバターの新たな可能性を垣間見たり、強力な能力を授かったりするかもしれません。
※シナリオの活躍に応じて各パートから若干名様に高レベルの特殊なスキルやアイテムをプレゼント致します。
■各世界の特殊ルールについて
・各世界の特殊ルール(亡霊兵、スーパーパワー、ギアカスタマイズなど)は使用可能となります。
・「★ゼスト連合軍階級行使可能シナリオ」ですが、フェロー参加不可のため、
特典は「シナリオにおいては上官からの許可がなければ運用する事ができない」アイテムの使用のみとなります。
特典を使いたい場合は該当する称号をつけた状態でご参加ください。
・当シナリオでは空想の欠片の能力を使用する事が可能です。
能力を使用したい場合は該当する称号をつけた状態でご参加ください。
空想の欠片の解放はできません
・当シナリオでは既に自分の性質を呼び覚ましている方は性質を使用することが可能です。
※技能覚醒スキルとして取得された方に限ります。
ただし、上記全般について、周囲の状況によっては十全に効果が発揮されない場合があります。
※上記特殊ルールを使用する場合は、それぞれのメインアバターでの参加が条件となります。
★アバター死亡
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
特異者が死亡するケースがあります。
特異者が死亡した場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、過去の功績などが消えることはありません。
「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
■基本的な状況
ワールドホライゾン最大の戦いの後、ホライゾンはしばらくの間落ち着いていました。
しかし最近
特殊な界霊である「ホロビ」の襲撃があり、
決して気を抜いてはいけないと認識させられています。
ホロビの出現を皮切りに近界域の界霊が活発になり、前後して界賊も動き始めていました。
界賊は「三千界を渡り歩いて破壊や略奪を行っている特異者の総称」です。
地球の三千界管理委員会と地球人特異者に強い敵意を抱いている者が大半ですが様々な勢力があり、
中にはかつて“暗黒世界”アーキタイプを荒らした「ピサロ一派」のように欲望を満たすためだけに略奪を繰り返す者もいます。
また、地球人特異者でも彼らに共感し、委員会に反旗を翻した者も過去にはいます。
特異者かつ世界間の移動手段を持たなくてはならないことから基本的に小規模な集団であり、
主義主張がバラバラなことから、徒党を組んでホライゾンに挑むようなことはありませんでした。
ですが“死の商人”山本 大國が界賊に神のアバターや神格兵器、その副産物である特異兵器を界賊に横流しし、
彼らを焚きつけていました。
その一方で自身は目的は果たしたとばかりに裏世界へと旅立ってしまいます。
また、別次元にある裏世界からも“悪意ある存在”がこちらの三千界(表三千界)にも進出しているらしく、
界賊と接触し手を組んでいるようです。
三千界を守るべく、ワールドホライゾン、TRIAL、三千界管理委員会、三千界統合機関の四組織は裏世界の者たちの力も借りつつ、
共同で本格的に界賊の掃討に乗り出すことになりました。
それと並行し、裏世界に逃れた山本 大國の痕跡も追うことになります。
界賊の拠点の一つがホライゾンの近界域にあることが判明し、
彼らを制圧し、実態を掴むべく最初の共同作戦が開始されます。
敵が特異者かつユニークアバター持ちや界霊要素持ちのため、
「アンチアバター(AA)装備」「対神装備」「対界霊装備」が極めて有効です。
また、ホライゾンの近界域のため、「スーパーアダプトシリーズ」も高い効果を発揮します。
※逆に「界霊由来の装備やスキル」は界霊の力に引っ張られるため非常に危険です。
界賊メンバー
国然によって界賊の大まかな情報がもたらされています。
しかし、詳細なプロファイルはメモが血が滲んで読めなくなってしまっていたため、
名前と外見以外は基本的にプレイヤー情報となります。
・イカロス
機動兵器「スカベンジャー隊」指揮官。
ウィングユニット以外はイーグルに似た外観の、銀色に輝く人型機動兵器に搭乗。
機体にアバターを移植されているわけではなく、ちゃんと中の人がイカロス適合者で名乗っている。
元ワラセア・パイレーツ(カスミ・ヤスハラに壊滅させられた古い方)の生き残りで、
辛うじて生き延び特異者となっていたところを大國に見出され、テルスの外で自由を得た。
調子に乗りやすい性格だがパイロットとしての技量は非常に高い。
・ビューレイスト
実質的なリーダー。通称ビューリ。
初めて特異者の前に現れた界賊「ロキ」の古い相棒であり、ロキがホライゾンに敗れたと思っている。
※実際はドラキュラに倒され取り込まれた。
“嵐”を操る力を持つ風の領域の支配者とのことだが、詳細な能力は不明。
力の副作用か常に髪が逆立っている。
・シモン(九鬼 紫文)
九鬼一族。地球人。
隠密・暗殺を得意とするアバターを昇華したユニークアバターの所有者。
古い歴史を持つ暗殺者の一族であり、ホライゾンの特異者の
九鬼 有栖の従兄弟にあたる。
有栖との面識はない。
ブラフマー、シヴァの器を狙っており、そのためには界賊に混じった方が都合がいいと判断して合流した。
・ハウ
神格兵器(失敗作)。
「フルドレス」を使いこなしていた戦艦フッドのデータを元に、大國がホライゾン決戦後に製造。
アーモリーの武姫とは異なり、滅びかけの世界からサルベージした人間が素体となっている。
神のアバター(何かは不明)の力をレガリア(高純度マトリクス)の代替とすることで常時フルドレスを展開、
超常の力を振るうことができるが、「紅茶」を定期的に摂取する必要があること、
強固な自我を持ち、大國にも一切制御ができなかったことから失敗作として廃棄された。
この後、大國はユーラメリカで“テスカトリポカ”を製造している。
・デュランダル
傭兵。
地球人や特異者への恨みや憎しみは持たず、あくまで雇われた立場として界賊に与している。
武器は大剣と体術のみだが常軌を逸した身体能力を持ち、国然の見立てでは「全盛期の最初の八人と同格」。
超越者や神のアバターのことも知っているが、ロイはシヴァから彼女のことを一切聞いていない。
裏世界からの来訪者ではなさそうだが、出自は不明。
・ギャラルホルン
正体不明。
外見は一般にイメージされる天使。
国然の見立てでは
“三千界の生物ではない何か”。
他の五人とは明らかに異質なオーラを纏っており、国然をして底知れぬ力を感じさせるほど。
この一派の一員というわけではなく、界賊間のメッセンジャーのような立場でもある。
■各パートについて
※ヴォーパルと田中 全能神はシナリオガイドに出ていますが、ホライゾンにいるため参加はしません。
また、TRIALのNPCは並行している「Xover」シリーズから合流していますが、
一部のNPCは引き続き「Xover」の参加となるため、こちらには登場しておりません。
【1】デブリ外の機動兵器と戦う 難易度:7
このパートはLサイズ以上推奨です。
イカロス率いる「スカベンジャー」は、数十機の様々な世界の機動兵器の混成部隊となっています。
しかし界霊の負のエネルギーの浸食と変質した冥細胞の力で「機械のアンデッド」と化しており、
イカロスの制御下で動く半自律兵器です。
スカベンジャー一機一機の性能は決して高くありませんが、
近接武装(クローや剣、槍)、射撃兵装(アサルトライフルやガトリング、艦載砲)の攻撃全てに浸食作用があり、
非常に厄介です。
また、こちらのエネルギーを吸収すべく、接近の際は「捕食」しようとしてきます。
その際はワイヤーのようなものを射出し、拘束を図ります。
スカベンジャーはアンデッドと界霊の特性を持つため、対アンデッド、界霊のスキルやアイテムが有効です。
指揮官のイカロスはアンデッド属性も界霊属性も持たず、機体の武装はテルスのイーグル・オリジンに準じます。
アバターの力もあって本来の機体では物理的に不可能な急制動や機動も可能となっていますが、
機体には相応の負荷がかかります。
このパートでは『新クレギオン』におけるキャヴァリアー等の「装備ロステク」も使用可能です。
※メインアバターが『新クレギオン』のアバターの時に限ります。
こちらのパートには木戸 浩之と宇野 讃良、ノーチラス号(グリム)が登場します。
木戸はゼネラル/オールドキャプテンとして、ノーチラス号は艦の装備で戦闘支援を行います。
★界域について
世界と世界の間の領域である「界域」は、宇宙空間に似た空間です。
ただ、ほとんど無重力であるものの呼吸ができ、生身での活動が可能となっています。
このため機動兵器に限らず騎乗生物の運用も問題なく可能で、宇宙での運用を前提としたアイテムも使用できます。
【2】ワールドデブリ内部に突入する 難易度:9
ワールドデブリは世界の残骸であり、内部は洞窟のようになっていますが、
時折在りし日のその世界の姿を映し出すことがあります。
今回のデブリは界賊が寄せ集めて大型化させたもののため、様々な世界にランダムに変遷します。
世界の変化と共にアバター・精神が揺さぶられるため、影響されずに行動するためには
ある程度のアバター負荷・精神耐性が必要です。
※なくても行動不能になるほどではありませんが、万全な力を発揮するのは困難です。
こちらの界賊はシモンとハウで、その他にデブリクズが沸いてきます。
デブリクズは滅んだ世界に残留した思念が実体化したようなものであり、接触すると一時的に「スキル封じ」状態になります。
意思はもたず、音や気配に引き寄せられるため誘導は容易で、
強さも難易度相応のアバターレベルがあれば一撃で倒せる程度です。
シモンはこのデブリクズを利用しつつ、暗殺者らしく立ち回ります。
ハウは武装を具現化して正面から堂々と挑んで来、デブリクズも邪魔なら蹴散らします。
国然はこの機に裏切るつもりでしたがシモンの影縫いで縛られ、是空は国然の下敷きになっています。
こちらのパートにはスーリヤ(日本人の特異者)、鄭 国然、田中 是空が登場します。
スーリヤはマンフレッド直属の特異者、特務の一人です。
特務はいずれも神話級アバターの適合者で高い能力を持つものの、マンフレッドが手を焼くほどには個性的な面々なようです。
【3】“世界の終末”で戦う 難易度:11
ギャラルホルンがデブリ内部を変質させた「世界の終末」空間で戦うパートです。
デブリは在りし日の世界の光景を映し出しますが、
この空間では「世界の滅びる時の光景」が過ります。
そのため【2】よりも歪み強く高い負荷がかかり、
十全な力を発揮するには強い精神耐性が必要となります。
こちらの界賊はビューレイスト、デュランダル、ギャラルホルンですが、
ギャラルホルンは高みの見物を決め込み、積極的に戦うつもりはありません。
変質したデブリクズである「滅んだ世界の住人」は亡者のように彷徨い、
空間内にいる生者を乗っ取ることで蘇ろうと足掻いています。
このため、亡者を振り払いながら界賊と戦う必要があります。
なお、ロイや桜華は「亡者に元々の自我はない」と判断しています。
ギャラルホルンは亡者たちをデブリに乗せて三千界に拡散すれば面白いことになると考えており、
最終的にはこのデブリを砕いてワールドレインとして降らせようと目論んでいます。
滅んだはずの存在が突然三千界に表出すれば、三千界そのものに多大な負荷がかかり、
表と裏の次元の境界にも何が起こるか分かりません。
このため、ギャラルホルンも自由にならないよう止める必要があります。
こちらのパートにはケイ・ギブソン、桔梗院 桜華、ロイが登場します。
それでは、みなさんの参加をお待ちしております。
【2020年11月16日16:30 追記】
登場NPC、およびパート【1】について追記を行いました。