クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

移りゆく世界、変わりゆく明日

リアクション公開中!

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移りゆく世界、変わりゆく明日
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2020年04月22日公開!

シナリオガイド

校長の逮捕、烏扇の復活、聖歌庁の不信――激動する世界!

シナリオ名:移りゆく世界、変わりゆく明日 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 マナPこと芸能神マナシジャの思惑、そして彼女の追放のどちらも阻止し、
 さらにシヴァに傾倒していた彼女の心を自分たちに向けることに成功したアイドル達。
 フェスタ側の交渉と聖歌庁職員アンラの口利きもあり、
 マナPの身柄は条件付きで秘密裏にフェスタに置かれ、しばらくの間保護と観察を行うことになりました。

◇◆◇


 ――フェイトスターアカデミー。
 ここ数日、校内の空気は何だかピリピリしていました。
 それもそのはず、敷地内のあちこちに配置された聖歌庁職員が常にアイドル達を監視しているのです。

「いくら私が有能だからって、お手洗いにまで監視を付ける必要があるんでしょうか?
 人権……いえ、神権侵害ですよねぇシヴァ様? 私、もう滅多なことはしないって約束したのに」

 シヴァを模していると思われるぬいぐるみをぎゅっと抱いて、マナPはわざとらしく悲しそうに目を伏せました。
 実際にマナPはアイドル達に大きな恩を感じているようで、「フェスタのアイドル箱推し」と自称すらし始めましたが、
 彼女にとっては推しが増えたという認識でシヴァへの憧れは消えてはいないようです。
 フェスタで監視の指揮を取っているアンラ・マンユは長く大きな溜息を吐きました。

「あのね、保護初日にトイレの窓から脱走してフェスタ生達の寝顔を盗撮しに一晩で数十件の不法侵入をしたのはどこの誰です!?
 大人しくしてくださっていれば、監視もすぐ終わるはずなのに……
 あなたがそんなだから、こっちも超増員するはめになるんですって」

「でも、寝顔を撮られただけ……あと皆の私物がちょっと無くなっただけ、それだけよ。
 マナPは前みたいな『本当に悪いこと』はもうしないわ」
「アルカ、それはさすがに……いや、もう何も言うまい。それもまたお前の長所で才能だ。
 それで、もう準備は済んだのか?」

 大荷物を抱えたアルカ・ライムと、一緒に荷物を抱える司馬八咫子
 一時的にフェスタに籍を置いていたアルカでしたが、八咫子とも和解しグランスタに戻ることを決めたようです

「最後に木校長にもお礼を言いたかったんだけど……。あの日以来、全然会えないのよね」
「ああ、それは……」

 アンラが何かを言いにくそうにしていると、近くでガシャンと何かが落ちる音がしました。
 振り返ると、木馬太郎校長の姪である木花子がスマートフォンでニュース番組を見ながら震えていました。
 側にはかわいいお弁当箱が無残に落ちています。

『本日、アイドル育成学校フェイトスターアカデミー校長の木馬太郎容疑者(年齢不詳)が公務執行妨害の疑いで逮捕されました。
 聖歌庁の発表によれば、聖歌庁が身柄を確保していた人物の逃走を木氏は故意に援助し――』


「お、お、お……おじさまがっ、逮捕……!!??」

 マナPを追放すべきという聖歌庁の要請を拒否したアイドル達。
 木校長は生徒たちを庇い、自分が“無”へのゲートを閉じたように見せかけて聖歌庁の非難を一手に受けたのでした。
 それを差し引いても、聖歌庁ではフェスタを制御不能な集団として警戒の目で見始める動きもあるようです。

 膝から崩れ落ちる花子を皮切りに動揺と衝撃がフェスタに広がっていきます。
 と、その時。皆の心に直接呼びかける声がありました。

 ――フフフフ、安心してください。連行されたのは私が擬態した根の一部、ただの切り離された木片です。
   本体はずっとここにいて、変わらず皆さんを見守っていますから。


「だそうよ、外の世界樹を見てみなさい。
 秋太郎も分かってて、あんたたちへの牽制というかポーズとしてやってるところもあるのよ。
 これ以上変なことをしなければすぐ釈放されるはず。……秋太郎が激おこなのはマジだけど

 アンラの言う通り、窓の外では相変わらず山のような大樹――木校長の本体が悠然と聳えています。
 生徒たちは少しは安心した様子でしたが、反対に驚いていたのは事情をよく知らなかった様子のマナPでした。

「えっ! つまり、いま拘置所にいるのは校長さんじゃないってことですか?
 私、てっきり……ええと、フェスタの推しくん推しちゃんの皆のためになると思って……」

 口ごもり始めるマナPにその意味を聞き返す前に、先程花子が見ていたニュース番組に速報が流れました。

『速報です。聖歌庁管轄の拘置所が何者かに侵入され、拘置中の数十名が脱走したとの情報が入りました。
 正確な情報は確認中ですが、聖歌庁は近隣地域に聖歌隊を派遣し――』


「た、大変ですっ。聖歌庁管轄ってことは、こわい凶悪犯がたくさん収容されっあわわわわわわわ」

 花子がさらにパニックになります。

 ――あわわわわわわわ。

 木校長もこれはさすがに予想外だったようです。
 マナPはしゅんとしながら、しかしどこかまたアイドルの活躍が見られることに期待しているような様子で舌を出しました。

「う~……校長さんを助けるようにちょーっとだけ聖歌庁の子に『お願い』をしたんです。
 それがどうも上手くコントロール……じゃなくて意思疎通できてなかったみたいですね。
 悪気は無いの、喜んでほしかっただけ。ぴえん♪」

◇◆◇


 ――グランスタ本部。
 グループの重役達が集う役員会議には緊張した面持ちの幹部たちが揃っていました。
 しかしその中で一つだけ空いているのは、マナPが退いた今再び空席となった『総裁』の席です。

「確かに返してもらったぞ、私のグランスターホルディングス。
 お前達、私は慈悲深い。これまでの非礼はグランスタへの更なる忠誠で償うがいい」

 マナPによるマインドコントロールの解かれた役員たちは、確かな実力を持つ指導者である烏扇の帰還を歓迎しました。
 しかし、烏扇が再びグランスタの総裁に返り咲くことには難色を示す者もいるようです。

「わ、我々は元会長を信頼しておりますが……取引先やグループ各社の反発は免れないかと」
「つまり、私ではなく、他の者を新たな総裁に立てようと?」

 会議室に緊張した空気が流れます。と、そこへ――

「はーい、それならアマネさん達が総裁に立候補します!
 マリカ様と組んでるんですから、私達Project A.Mも一応グランスタ所属ですもんね!」

 突然乱入してきたのはまた楽しそうなことを見付けたとばかりにいい笑顔のアマネと、半ば引きずられてきた茉莉花でした。

「時代は2030年ですよ、おじさんの独裁経営なんてもう古くさいんじゃないですか?
 私達が総裁になった暁には、明るく楽しく元気でクリーンなグランスタを実現します!

「……まあ、うちの黒い噂やイメージを払拭したいのは同意。
 バラエティ番組で散々言われるのよ。グランスタが無理なアイドル育成で廃人を出してるとか、役員が男アイドルにしか興味ない性癖だとか、裏ではヤバい人造ゾンビサメを作ってるとか……」

「フフ……ははははは! 面白くない冗談を言ってくれるな、小娘が!」

 早速派手に火花を散らし合う烏扇とアマネ、そして半ば呆れ気味に呟く茉莉花。
 グランスタの未来を懸け、新たな戦いの火蓋が切って落とされようとしていました……!

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

「ヒロイックソングス!」のマナシジャを巡るシリーズのアフターシナリオとなる、
『移りゆく世界、変わりゆく明日』をお届けします。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

【3月24日(火)】には関連クエストもリリース予定です。
このシナリオだけでもお楽しみいただけますが、
プレイするとより理解の深まる内容となっておりますので是非チェックしてみてください!

アクション締切は【2020年3月30日の10:30】までとなっており、
通常のパブリックシナリオよりも長めになっています。

◆ご注意
ライブにはアイドルの芸能力が大きく影響します。
芸能力はヒロイックソングス!のアバターレベルを上げたり、アイテムの装備を整えると成長します!

■芸能力ボーナス加算!
各パートで十分な働きをした方には、芸能力ボーナスが加算されます!

■基本的な状況
・アイドル達の働きかけにより、フェスタで保護されることになったマナPことマナシジャ。代わりに木校長は逮捕され、フェスタは聖歌庁に睨まれることになりました。
・マナシジャはアイドル達のために木校長を救出しようと独断で動いており、結果として聖歌庁管轄の拘置所に収容されていた犯罪者たちを全員解放してしまいました。
・一方、グランスタに帰還した烏扇は、Project A.Mと時期総裁の座を争うことになっていました。

【1】凶悪犯たちを捕まえる 難易度:7
今回解放されたのは、アイドルの力を悪用して強盗や傷害等を犯した凶悪犯ばかりです。
現在聖歌庁からは聖歌隊が対応していますが追いついておらず、このままでは近隣地域の人々に大きな被害が出てしまいます。
凶悪犯たちが再度取り返しのつかない犯罪を犯す前に彼らを止め、聖歌庁に引き渡しましょう。

この凶悪犯達の確保に貢献することが出来れば、聖歌庁のフェスタへの信用をある程度回復するでしょう。
また、うまくマナPを誘導して彼女も聖歌庁に協力的であることを示せば、
フェスタとマナPへの監視も終了させることができるかもしれません。

このパートでフェスタの信用回復に最も貢献した方には、
特別な称号と、次シリーズで有利となる聖歌庁における特別な立場が与えられる場合があります。
また、最もマナPの信用回復に貢献した方には、
マナPから愛のこもったお手紙が送りつけられます。

■凶悪犯について
現在彼らは複数のグループに分かれ、自由の身を謳歌しようと暴れているようです。
バトルで物理的に捕らえる、またはライブで訴えかけるなどで彼らを止めましょう!
相手によって難易度が変化します。

・イエロートラブルズ(難易度6)
奇声じみた掛け声を上げて他人のライブを妨害し、アイドル・観客もろとも暴力で潰そうとする危険な集団です。
現在はあるライブに乱入して会場を占拠しています。彼ら的には善意でライブを盛り上げているつもりのようです。
【イドラシクレシィ】のスタイルの者が多いのが特徴です。

・お茶の間強盗団(難易度6)
ある複合商業施設で店員・客を襲いながら金品を漁っている、屈強な男たちです。
【デスパレート】や【アーティフィサー】のスタイルの者が多いようですが、
ライブを行ったことも見に行ったことも無く、アイドルの力は私欲を満たすためにあるものだと考えています。

・キラーサーカス(難易度7)
弱者をいたぶることに悦びを見出す特に危険な凶悪犯の集まりで、ある小中一貫校の子供達を襲おうとしています。
【吸血鬼】や【ディーヴァ】や【陰陽師】のスタイルの者が多く、
ヒステリックで嗜虐的な性格は自己嫌悪の裏返しのようです。

今回、マナPに唆されて凶悪犯たちを解放した聖歌隊のマルベルが彼らと行動を共にしています。
死人が出ないように気を配ってはいますが、マナPの仕業で正気はほとんど失っているようで
「シュータロを困らせタイの!」と繰り返し主張しアイドルに反撃してきます。
白陽秋太郎に対して何か彼女を駆り立てる感情があるのかもしれません。

■マナPについて
基本的にアンラ・マンユが監視役として常に付いており、各現場を順に回ります。
凶悪犯に対してもマインドコントロールを行うことをマナPは提案しましたが、
アンラは彼女が意図的に騒動を大きくすることを警戒し却下・マインドコントロールの一切の禁止を言い渡しています。
実際にマナPは隙があれば凶悪犯をさらに凶暴化させ、アイドルの見せ場をプロデュースしたいと企んでいるようです。

※このパートでは、マナP、アンラ・マンユ(マナPに同行)、木花子、アルカ・ライム、司馬八咫子、四谷椛音にアクションをかけることができます。

【2】グランスタの次期総裁選挙に参加する 難易度:6
グランスタの次期総裁の座を巡り、烏扇統夜Project A.Mが選挙を行うことになりました。
それぞれが掲げたマニュフェストをグランスタ全社員・全アイドルに向けアピールを行い、その後投票が行われます。

ライブでアピールを行う予定のProject A.Mに対し、自身ではライブを行わない烏扇はフェスタにも協力を求め、
その対価として個人のオリジナルブランド設立の全面バックアップを申し出ています。
生徒にとっては非常に貴重な機会として、また個人的な感情も含め、木校長も烏扇への協力を推奨しました。

■選挙について
Project A.Mは「明るく楽しく元気でクリーンなグランスタ」を掲げ
テクノ系サウンドに乗せたライブでアピールを行うようです。
彼女達にしてはいささかマニュフェストが曖昧なものの、
「かわいいからOK!」という賛同者が予想外に多いようで幹部は困惑しているようです。

一方の烏扇は「新たな“一流”の発掘と追求」を掲げ、
所属を問わず一流アイドルがプロデュースする新ブランドを複数展開することを提示しました。

そのため、マニュフェストの例となるような新ブランドをアピールすべく、
「自身の個性を活かした新ブランド」を提案するライブを行うようフェスタのアイドルに要請しています。
ブランドは『衣服・装飾品、食品、雑貨、芸器や武器、サービス』などなどジャンルは問わないようです。
また、そのブランドで「どのような商品を提供するか」も具体的にアピールが必要です。

このパートで最も支持を集めたブランドは、グランスタの力で実現され
公式にヒロイックソングス!に存在するブランドとしてワールドガイドに記載されます!
また、実現されたブランドの商品と、観客からの評価が高かった若干数の商品(または関連商品)は
後日実際にクエストドロップアイテムとしてリリースされます!
※ご本人にはプレゼントさせていただきます。

■その他
Project A.Mを応援し、ライブの共演を行うことも可能です。
飛び入りは彼女たち(主にアマネ)も歓迎しています。

また、自分がグランスタの新総裁として名乗りを挙げることも可能です。観客に自由にアピールを行ってください。
ただし、難易度は非常に高くなります。

※このパートでは、アマネ、咲田茉莉花、烏扇統夜、黒山忍、その他グランスタ所属アイドルにアクションをかけることができます。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

【1】凶悪犯たちを捕まえる 難易度:7 【現在のMC参加人数:25】

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【2】グランスタの次期総裁選挙に参加する 難易度:6 【現在のMC参加人数:25】

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