クリエイティブRPG

英雄に捧ぐセクエンツィア

リアクション公開中!

 0

英雄に捧ぐセクエンツィア
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2019年11月07日公開!

シナリオガイド

聖歌を取り戻し、輝曜祭を成功させよう!

シナリオ名:英雄に捧ぐセクエンツィア / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド

プリシラ王国の西部、交易都市セプテットはその日、大いににぎわっておりました。

「七つの道が重なる地」とも呼ばれ、プリシラだけでなく
グラン・グリフォン都市同盟、レガリス王国にとっても重要な流通拠点であるセプテットでは、
毎年とある大きな祭りが開かれるのです。

輝曜祭(きようさい)。
魔王祭で活躍した英雄たちを称える、セプテットの重要な伝統行事です。
様々な催しが行われますが、その中でも特に注目されているのが、
街の中央広場で行われる武芸大会です。

しかし何やら、今年は嵐の予感が漂っているようです――


◆ ◆ ◆


――セプテットの教会。

輝曜祭の数日前。
一つの依頼が持ち込まれました。

「『聖歌』の楽譜が盗まれたんです!」

そう叫んだ依頼人、セプテットの教会楽師クララは肩をいからせて言いました。
受付役もその様子に、さすがにたじろいでいます。

「そ、そんな剣幕で迫らなくても。気持ちは分かりますが」

「今年は“神拳”ジェイミー様が魔王どもを打ち倒したかの“魔王祭”から500年!
 その大切な節目に書き上げた聖歌“神拳”の楽譜が、魔族に盗まれたんですよ!?
 輝神教徒として、屈辱と怒り以外に何を覚えよというのです!」

クララは今回の輝曜祭、教会楽団のリーダーとして、武芸大会の武道部門を盛り上げる音楽を奏でるべく、
この日のために英雄を讃える聖歌を書きおろしていたのです。

セプテットには十英雄が一人、“神拳”ジェイミーが開いたといわれるモンクの道場があり、
クララ含む住民はジェイミーの英雄譚を寝る前に聞きながら育ってきました。
思い入れもひとしおでしょう。

「でも、何故盗まれたと?
 持ち出して燃やした可能性も……」

受付の言葉にクララはひとつの証拠を出しました。
近頃魔族が住み着いたという、セプテットから南西にある廃城が掲げていた紋章。
そこへ魔族独特の筆致で、人界共通語によるメッセージが記されていたのです。

「なになに……
『大変な名曲に感銘を禁じ得ず、頂戴する勝手を許されよ。
 代わりに、輝曜祭の盛況を約束しよう』……?」

「魔族からの挑戦ですよ、これは!」

嫌味たっぷりの置き手紙に憤慨するクララ。
そこでふと、受付役は輝曜祭に言及していることに気づきました。

(魔族が、輝曜祭に目をつけている……?)

不審に思い、受付役は依頼の発行手続きを始めました。
依頼はまず街にいる冒険者、そして数日かけて周囲の教会へ伝わり、
輝曜祭に差す暗い影の調査が始められました。


◆ ◆ ◆

――中央広場。
その数日後、輝曜祭の当日、ことは起こりました。

ウィナちゃーん!」

「もう一曲歌ってくれー!」

「アンコール!」


武芸大会の“芸術部門”会場が大変な盛り上がりを見せていました。
その真ん中にいるのは、ウィナと呼ばれている、ひとりのエヴィアンの女性です。

「ありがとう。じゃあ期待にお応えしてもう一曲――」

本来一曲、ないしには二曲で終わる出番を、ウィナはもうずっと引っ張っています。
聞き入っている観客たちはみなどこかうわのそらで、ウィナに歓声を投げかけるばかり。

(フフフ、当然よね。私の歌声は魔界の芸術なんだもの……。
 人族には刺激が過ぎて、呪いになっちゃうかもしれないけれど)

ウィナがほくそ笑んで歌っているその陰で、
クララが大会の進行が狂っていることを聞きつけ、広場へやってきました。

「これは、魔族の呪歌……!
 いけません、もう心をとらわれてしまって……」

見るものが見ればわかりますが、ウィナはハーピー
魔法で正体を隠し、人界の有翼種であるエヴィアンとしてこの輝曜祭に入り込んでいたのです。
そして、呪歌の力で力の弱い住民を魅了して、何食わぬ顔でこの舞台に立っているのでした。

(フフフ、気づいたかしら?
 観客が私の盾になっていることに。
 そして――)

「セプテットの冒険者は、私の依頼で廃城に……!」

――しかり 聞け 我らの栄光を――

計画通りにことが進むウィナは有頂天で歌声を張り上げました。

しかし、ウィナはひとつ見誤っていました。
冒険者ギルドが呼び寄せた、『セプテット以外の』冒険者の実力を。


◆ ◆ ◆


――時を同じくして、武術部門の会場では。

「ぬぅおおおおっ!」

「なんとぉ! チャンプが、あの“鋼拳”ネイサンが吹き飛ばされました――!!」

吹き飛ばされた男、ネイサンの身には、三年連覇の栄光を示す黒鉄色の鉄拳鉄靴、そしてベルトが巻かれていました。
その攻撃を放ったのは、全身を鎧で固めて顔を隠し、深紅の剣を携えた男です。

吹き飛んだネイサンのもとに、彼の妹弟子カトレアが駆け寄りました。
そして彼に息があり、しかし気を失っていることを確かめて、悔しそうに敗北をハンドサインで示します。

「負けたのは、ネイサンが弱かったからだ。
 ……だとしても、兄弟子の屈辱はこのあたしが晴らす!」

「これはとんでもない番狂わせだァ――!
 流浪の剣士スタッグ、いきなり大会に嵐を起こしましたッ!!」

スタッグと呼ばれたその男は、誰にも聞こえないよう呟きました。

「道場筆頭といっても、この程度か……。
 “神拳”の拳は、見るだけでこの身が震えるほどだったというのに。
 これも時代の流れか」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ローランドのスペシャルシナリオ
『英雄に捧ぐセクエンツィア』をお送りいたします。

「レヴァナント・クロニクル」の番外編的なシナリオとなっており、
これまでの経緯を知らない方でもご参加いただける内容となっております。
この機会にぜひご参加下さい!

■シナリオの招待について
「クエスト&マーケットキャンペーン」
「パブリックシナリオ招待権+参加費」に当選された以下の方々に

 九曜 すばる(SAM0000947)様
 桐ケ谷 彩斗 (SAM0032241)様
 ショウ・カグラ (SAM0043301)様
 エリカ・クラウンハート(SAM0057001)様
 櫻 玲 (SAM0063731)様

招待を出させていただいております。

■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。

さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。

冒険者等級の詳細やランクアップポイントのシステムはこちらをご覧下さい。


■基本的な状況
交易都市セプテットで開かれる伝統行事輝曜祭(きようさい)
多くの人が集まるこの催しの目玉武芸大会は、我こそはというものたちが武術部門で腕っぷしを、
芸術部門でパフォーマンスを競い合うという趣旨のイベントです。

しかし、武術部門のバックミュージックとして演奏される予定だった
“神拳”ジェイミーことジェイムズ・ベネスを讃える聖歌の楽譜が魔族に盗まれてしまいました。

そして芸術部門では、セプテット陥落を企むハーピーウィナが幻術でエヴィアンになりすまして入り込み
呪歌で町中の評判をかっさらってしまったせいで、まともな審査ができない状態です。
作曲者であるセプテットの教会楽師クララによれば、
セプテットにゆかりの深いジェイミーの歌ならばウィナの呪いを完全に打ち破れるかもしれないとのことでした。


【1】「聖歌“神拳”」の楽譜を取り戻す:難易度6

呪歌で街を無力化し、時をおいて部下とともにおとすウィナの作戦において、
アキレス腱ともいえるのがこの「聖歌“神拳”」。
ジェイミーゆかりの地であるセプテットにおいてこの聖歌は特に強い力を持ち、
魔界の呪歌を打ち消してしまうのです。

そのためウィナは、聖歌の楽譜を拠点にしていた
セプテット南西の廃城に隠してしまいました
街を救うには楽譜を取り戻さなければなりませんが、それもまた作戦のうち。
自分好みに改装した魔窟へ冒険者を誘い込み、一網打尽にするつもりのようです。

廃城は防衛のために複雑な構造になっており、また建材や家具に物音が吸収されてしまうため、索敵は簡単ではありません。

内部には剣と鎧で武装したゴブリンソルジャーたちのほか、
レンガの壁になりすました「ブロックゴーレム」が警備しています。
ゴブリンは閉所の戦闘に慣れており、複数体で冒険者を迎え撃ちます。
ブロックゴーレムは壁から人型に変形する能力を持ち、不意打ちを得意とします。

城内は明かりが少なく、暗所には動物のはく製や鎧の置物に紛れて
毒を塗ったダガーを持つスケルトンローグが潜んでいます。

また楽譜のそばには、ブロックゴーレムを自在に操るゴブリンメイジも配置されているようです。


【2】武術部門に参加する:難易度4~

武芸大会の武術部門で、戦いの腕を競うパートです。
プレイヤー同士の戦闘が発生します。

試合はバトルロイヤル形式で行われ、
武器を使うことは許されていますが、殺害してしまった場合は失格となります。

選手たちは広々とした闘技場で無作為に配置された状態から試合を開始します。
闘技場は廃墟群を模しており、身を隠せる遮蔽物が複数存在します。

個人のほかパーティでも参加することができ、それぞれの敢闘に賞が与えられます。
※パーティで参加する場合は、アクションにそれを明記してください。

輝曜祭は人の集まる大規模な催しであるため、国力を誇示するために各国から送り込まれた腕自慢の剣士(マーセナリー)のほか、
カトレアをはじめとする“神拳”ジェイミーが建てたという道場の門下生のモンクや、
戦いに覚えのあるクレリックなどがエントリーしているようです。
また、ウィナの仲間の魔人がヒューマンに化けて紛れ込んでおり、
試合に乗じて「邪魔になりそうな者」を潰す気でいます。

試合には鎧の剣士スタッグも参加しており、
挑んできた者の相手はしますが、自分からは積極的に戦わず他参加者の戦いぶりをうかがっています。
スタッグの素性は不明ですが、気配からただものではないことは間違いなく、
魔王祭をその目で見てきたかのような態度を取っています。
ただ、魔族の邪悪さのようなものは感じられないようです。

スタッグに挑戦することも可能ですが、手合わせする場合の難易度は7相当となり、
ある程度戦うと棄権を申し出るつもりのようです。


【3】芸術部門に参加する:難易度5

武芸大会の芸術部門で、パフォーマンスを競うパートです。
しかし優勝争いのためには、ウィナの呪いを抑えなければなりません。

ウィナは呪歌で人々を無力化し、人質にしています。
ハーピーであるウィナは戦いにも長けており、
そのまま刃にかけることは難しいでしょう。

ですがクララ曰く、ミンストレルの歌にはある種の魔力が宿るらしく、
ミンストレルのアバターを有効に使うことで、ウィナの呪歌の効果を弱め、観客の心を取り戻すことができるようです。
無論ウィナも呪歌で対抗してくるため、より優れたパフォーマンスで観客の心をつかむ必要があります。
輝曜祭は魔王祭時代の英雄を讃える催しであるため、観客はそうした芸を求めるでしょう。

こちらにはエヴィアンを装った魔人ウィナのほか、流れのミンストレル、周辺地域の教会楽団などがエントリーしております。

また無事ウィナの呪歌を破った暁には、武術部門同様
個人参加、パーティ参加それぞれから優れた芸術家が選ばれます。
※パーティで参加する場合は、アクションにそれを明記してください。

このパートではクララと共演することができます。
楽団のバンマスである彼女はハープ奏者であり、盗まれた“神拳”以外の楽譜は手元にあるため、
既存曲を演奏し、ある程度ウィナに対抗することはできます。
【1】が成功し、聖歌“神拳”の楽譜が届けば一気に優位になりますが、仮に【1】が失敗していたとしても、
ミンストレルたちの力次第で打ち勝つことは可能です。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【1】「聖歌“神拳”」の楽譜を取り戻す 【現在のMC参加人数:26】

6

【2】武術部門に参加する 【現在のMC参加人数:32】

4

【3】芸術部門に参加する 【現在のMC参加人数:15】

5