クリエイティブRPG

紅月のリベリオン 宵

リアクション公開中!

紅月のリベリオン 宵
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:セフィロト
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2019年03月25日公開!

シナリオガイド

統血帝国を統べるアルヴィーオとの闘い、そして研究者の狙いとは…

シナリオ名:紅月のリベリオン 宵 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“神判の世界”セフィロト。

アダムカドモンを巡る戦い、そして流血帝国との激しい戦いが終結してから数年。
アダムカドモン不在という不安を残しながらも、平穏な日々が流れていたセフィロトで、
新たな事件が発生しました。

セフィロト協会による統治が行き届かない辺境では、未だ強大な力を持っている吸血鬼。
それが次々と姿を消す事件が各地で発生し、治世的な部分の多くを吸血鬼に任せていた多くの都市は混乱に陥ったのです。
そんな中、流血帝国の残党と戦っていたサキクドラクは瀕死の吸血騎士アインズと出会ったのでした。
アインズを守ることに成功し島への潜入を開始したサキたち。
しかし島には無数の吸血騎士が跋扈しており、先へ進むための作戦を立てていたのでした。
※詳しくはクエスト「叛逆騎士との邂逅」を参照ください。

また、アーキタイプで眠りから覚めた、界霊をその体に宿した少女セラフィは、
自身の身体にまつわるあることを察知し、セフィロトへと向かいます。
そこで出会った悪魔“ベリト”と協力体制を敷くことに成功したセラフィ達は島へ上陸する際に通った魔界に
自身を改造した人物の匂いを感知したのでした……


■ □ ■


ブラッド・トゥ・スカァブ(通称:BtS)

「――それで? 作戦っていうのは?」

島の端に停泊した船室の中でクドラクがそう切り出しました。
周囲に吸血騎士の姿はなく、波によってわずかに揺れる船のきしみだけが聞こえてきます。

「はい。その前に少しだけ昔話にお付き合いください……
 私はその昔、そうまだあなた方がドラキュラを倒す前、“ドラゴンオーガン”と呼ばれていました。
 戦闘能力こそ通常の吸血騎士を大差ない私ですが、私にはある能力がありました。
 
 それが“同生命体感知”の能力です。
 私は吸血騎士の居場所をある程度察知できます。
 この能力によって私はあの地位を獲得し、またこの島から逃げ出すときにも大きく役に立ってくれました」

「なるほど、同胞探しから作戦指揮、現状把握までかなり役に立つ能力ね」

アインズはサキの言葉に頷くと、話を続けます。

「私はこの島に来てから、仲間を増やす為と聞き、この能力を用いて多くの仲間の位置を察知し教えました。
 今思えばあの時に共吸血という存在に気づいていればこんなことになっていなかったのかもしれません」
 
目を伏せたアインズの肩を、クドラクが軽くたたきました。

「……すみません。話を戻しましょう。ここからは作戦の話です。
 私の能力はおおよその位置しか把握する事はできず、対象の強さや装備などまではわかりません。
 しかしそれでもこの島にいる吸血騎士の位置くらいは把握することができます。
 
 この力を用いて、私達は一気にアルヴィーオの元へ接近し、短時間で決着をつけます。
 頭を失ったとあれば、強さこそが全てのこの島の吸血騎士達は少なからず動揺するでしょう。
 そしてやがて、次の王を決める戦いが始まる……」
 
ここで言葉をきると、アインズはクドラクを強く見つめました。

「そこで私はクドラクさんにこの島の王になっていただきたいと考えています。
 以前屋敷で介抱していただいていた際、私はある人の問われました。
 “この問題が解決した後、私はどうしたいのか”と。
 私には目的などなかったのです。ただこの島のおかしな現状をただしたかった。
 あとはそう、落ち着いた暮らしができていればよかったのです
 この目的を果たせる王はクドラクさん、あなたしかいません」

強い言葉と視線を受けたクドラクは、それを正面から見据え、
それでもはっきりとした返事を出すことはありませんでした。

~ ~ ~


数刻後、島の中央

「アルヴィーオ様、報告がっ!」

広い部屋の中央で豪奢な椅子に座る男に対して、鎧を着込んだ吸血騎士が跪いて言葉を向けます。

「いってみろ」

男の顔は日の入らない島の暗さも相まってうまく見ることはできません。

「はい。先刻この島に2隻の船が上陸いたしました。
 うち一隻はあの脱走したアインズのものだそうです。船室には奴の私物らしきものも複数残されており、
 誰かが奴の船を乗っ取多可能性は低いと考えられます。
 
 また、もう1隻につきましてハガッ!?」

報告に訪れていた男は最後までその使命を全うすることなく、地面へ倒れ伏します。

「アルヴィーオ。よくぞ私を利用したな。
 この島をこれ以上荒らすことは許さない」

部屋の入り口から入ってきたのはアインズを戦闘に、サキ達一行。
先程の男はドアの隙間からサキが狙撃したのでした。

「何を言うかと思えば……笑わせる。
 貴様には手を駆けたやっというのに、その恩をまさかこのような形で返されるとはな……
 
 ここは俺の島、強者の為の島だ。
 俺に何か言いたくば、力で証明して見せろアインズ!!」


■ □ ■


同時刻、魔界。

「ほうほう、無事に魔界に出たようじゃな。お主、なかなかやるのう」

無事に魔界へと到着したセラフィ、狂介、そして悪魔ベリト
ベリトは一度見ただけで自身の技を模倣したセラフィ(とジストレス)に感心すると、
特徴的なぶたっぱなをフゴフゴとならしました。

「クソ野郎の匂いは、向こうだな」

黒い地面に黒い空、それでいてなぜか周囲が視認できるほどに明るい魔界に、
一行以外の生物は見当たりません。

「以前来た魔界とはずいぶん違うようだけど、これも島の影響なのかい?」

「まぁ、半分正解といったところかの。
 もちろん、島の影響もあるが、魔物すらここに寄り付かなくなった理由、それは……」

「ようこそ、フィフス! 僕の研究所によく来たね!!」

ベリトの話に割り込むように、少年の高い声が響きます。
それは魔界にはそぐわないような明るく、楽しげな声でした。

「ここに生き物がいない理由、最たるものはアイツじゃな」

セラフィ達が声のした方向を見やると、そこには小柄な少年が立っています。
少年はおぼつかない足取りで高台から降りると、とことこと近づいてきました。

「いやぁ、アーキタイプに置き去りにした君がまさかこんなところに来るとはねぇ
 親と子、感動の再会ってやつ? あ~僕は涙が出ちゃいそうだよ」

(おい、フィ。気づいているかコイツ、あの匂いだ。
 まるでいろんな生き物の死体を寄せ集めたかのようなすさまじい死臭。
 何百年の間、死にまみれてきた人間の匂いだ)

「おいおいジストレス、内緒話はよしてくれよ。
 こう見えても僕はきれい好きなんだぜ?
 シャワーのない魔界でも毎日身体を拭いているし……」

――ガッ!!

少年の言葉ごと切り取るようにセラフィの振り下ろした剣が魔界の地面を穿ちます。
しかし、それを後方に跳躍して避けた少年は笑顔を浮かべていました。

「フィフス、何をするんだい?
 これじゃまともに再会を喜べもしない。
 ファーストサードおいで、君たちの妹だよ」

少年の声に反応するように現れたのは、
赤黒い巨体を持った男と、反対に華奢な見た目をした少女。
二人の目はうつろで、表情から感情を読み取る事はできません。

「フィフスは僕の事あまり覚えていないみたいだからさ、
 まずは君たちが兄妹で感動の再会を果たしておいでよ」

少年はあたかも友達に遊び道具を貸してあげるときのような
朗らかな笑顔で続けます。

「確か地球での再開の挨拶は、
 ハグしてそのまま背骨を折ってから目を刳り貫いて食べてあげるのが定説だったかな?
 ん? それともお互いの指を一本ずつ交換するんだっけか?
 
 ……ま、いいか。じゃ、ファースト、サード、再会の挨拶が終わったら
 フィフスを連れて僕の所へおいで。久しぶりに一緒にご飯を食べよう」

そういうと少年は来た時とは見違うような軽やかさで高台の向こうへと消えていきました。

「まてっ!」

セラフィが武器を投げますが、それはファーストと呼ばれた男性の体によって阻まれ、
勢いを失った武器はセラフィの手の中へと戻ります。

「サイカイノ アイサツ シテ トラッシュサマ ツレテイク」
「カワイイ カワイイ イモウト」


ファーストとサードは、おおよそ人間のものとは思えないような音を出すと、
その体を一回り大きくしました。

「彼が君を改造した研究者かい?」

「はい。顔を覚えているわけではありませんが、間違いないかと思います」

「なるほど、なんにせよ君の兄と姉を倒さないと彼の後は追えなさそうだ。
 こんなに興奮する戦いは久しぶりだ、アザゼル、存分にやろう!」


■ □ ■


――魔界。セラフィ達が戦いを始めた場所の近く

「は~。フィフスも目覚めたかぁ……あとはセカンドとフォース……
 この体にも飽きたころだし、次はどの子にするか考えておかないとな」

戦闘地域から逃げた少年はそんなことを独り言ちていましたが、
その後ろに二つの影が現れます。

「貴様がトラッシュか」

白髪に白銀の鎧の男性と、その脇には傘を差した小柄な少女。
二人はかなりの高さから難なく着地すると、少年の方へと近づきます。

「これはこれは“ドラゴンヘッド”直々の登場とは……」

白髪の男、ソールは自身がトラッシュと呼んだ少年へ長槍を突き刺しました。
その動きは視認するのも難しい程の速さで、トラッシュは刺突を受けた肩から血を流し始めます。

「もう一度問おう。
 ここクリフォトにて“神を生み出す”禁忌の研究をしているトラッシュは貴様だな?」

トラッシュは一度目を閉じ考えた素振りをした後、
まるで体の年齢に戻ったかのような笑顔を浮かべます。

「いかにも!
 ここの悪魔は非常に好意的でね。永遠の命、絶対の力を研究する僕にたくさんの知識をくれる」

「貴様が何の研究をしようともかまわない。
 だが、セフィロトへの悪しき影響を及ぼすようであれば、粛清する」

その言葉を聞いたトラッシュは手をおでこに当て、パチンッといい音を鳴らしました。

「あちゃー。やっぱ吸血騎士を実験台にしたのがよくなかったかぁ……
 ま、僕が直接かかわってるわけじゃないし、許しておくれよ、それじゃっ!」

ソールが何か答えるより早く、トラッシュは後ろを向いて走り始めました。

「逃がさない!」

マリチカの鞭がその足へと絡みつきますが、そんなことは気にした様子もなく少年は走り続けます。

「脚一本くらい、落としても死なない」

やがて、マリチカの引っ張る力と、トラッシュ自身の走る力によって鞭はどんどんと締まっていき、

――ブチン

ソールの手首ほどしかない太腿はきれいに切断されました。
しかし―――

「いったいなぁ!
さすがだね! でもこれならどうかな?」

次の瞬間、トラッシュは再び走り出していました。
ちぎれたはずの場所には、あたかも何もなかったかのように足が生えています。
さらに、ちぎれた脚があった場所からは、全く同じ姿のトラッシュが駆け出していました
その数はまるで分身しているかのように、次第に増えていきます。

「超高速再生に分身能力か……!」

ソールとマリチカはそう呟くと、次第に遠ざかるトラッシュとその分身を追うべく走り出したのでした。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

セフィロトの新シリーズ「紅月のリベリオン 宵」をお送りします。

タイトルに「宵」とあるように、複数回で終わるシリーズを予定しています。
ファンタズマゴシックのシリーズの後の話ですが、
内容は一新されているので、過去の話を知らない方でも気軽にご参加下さい!

以前のシナリオ、クエストはこちらをご確認ください。
紅月のリベリオン 暮
クエスト「叛逆騎士との邂逅」

また、本シナリオの前日譚となるクエスト「紅霧の島」は2月25日(月)に公開が予定されております。

以下、注意事項となります。

★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


★ブラッド・トゥ・スカァブについて

ブラッド・トゥ・スカァブ、通称【BtS】には、特殊な結界が張られており、
特異者であってもその力を十全に発揮できません。
しかし以下の特殊な装備がある場合、その制限を受けません。
また、メインアバターが「ノーライフキング」の場合も制限を受けません。

・【魔装】名門魔族
・【聖装】修士祓魔師
・【魔装】吸血騎士
・【聖装】天啓術師

★魔界について

魔界はBtSとは異なり、結界の影響を受けておりません。
その為、セフィロトのアバターであれば、どのアバターでも十全に力を発揮する事が可能となります。


セラフィの成長と新スキル
本シリーズにおいて、セラフィは半吸血鬼に覚醒したばかりの状態でしたが、皆さんの行動を見て急速に成長を遂げています。

【紅月のリベリオン】シリーズで用いられた半吸血鬼のスキルを吸収、消化する事で自己を高めようとします。
吸収、増幅の力を使う事で新しいスキルを編み出すことがあり、特異者にも共有されるようです。
また、行動次第でジストレイドが世界に適応し、新たな変化を生む可能性もあります。
※クエストなどで登場予定です。

前回のシナリオでセラフィが覚えたスキルは下記です。
●新規
☆ストリーム・オブ・ブラッド
☆弱点【日光】/影使い
☆受け流し
※スキルの習得するか否かはシナリオの判定で行われるため、確定ではありません。
※覚えるスキルは彼女が「見たもの」であり、半吸血鬼以外のスキルを覚える可能性もあるようです。


■基本的な状況

本シナリオは統血帝国が潜むBtSへと進むべく、
三つのチームが同時期に違う場所で動く構成となっております。

パートA、サキ・クドラクのパートでは、BtSのボスであるアルヴィーオを倒すことが目的となります。
現時点でアルヴィーオのいる部屋には、彼一人しかいませんが、戦闘が長引けば音を聞きつけた吸血騎士達が集まってくるでしょう。
また、数が増えることで、共吸血の可能性が高まります。

パートB、セラフィ・狂介のパートでは、トラッシュと呼ばれた研究者を発見こそしたものの、
彼の“子供”と呼ばれるファーストとサードが彼を守るように立ちふさがっています。
二人を倒すことができなければ、トラッシュを追う事すら難しいでしょう。

パートC、ソール・マリチカのパートでは、逃げたトラッシュを補足し、一時追い詰めたものの、
肉体改造を施している力によって逃亡を許してしまいました。
彼を捕らえることができれば、物語に大きな進捗があるでしょう。

■各パートについて
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
アクションパートを跨いだアクション、グループアクションはダブルアクションとなり不採用となる場合がございます。ご注意ください。


【1】“ドラゴンホーン”アルヴィーオを倒す 難易度:9

BtSの吸血騎士を束ねているアルヴィーオとその護衛と戦うパートです。
“ドラゴン・ホーン”アルヴィーオは高い攻撃性能をもつ吸血騎士です。
基本は剣技や腕力に物を言わせた破壊攻撃を行います。
尋常ならざる再生速度を盾に、捨て身の攻撃をしてくることもあるようです。
また、なぜか視覚範囲外からの攻撃にも対応する能力を持っており、姿を消すなどの奇襲にも高い感知能力を持ちます。
さらに、自身の血が流れると、それを鋭いナイフのように操ることも可能です。

アルヴィーオ含む吸血騎士たちは追い込まれると仲間を吸血し戦闘力を高める【共吸血】を使ってくることがあります。

※本パートにはサキとクドラク、アインズが登場します。


【2】ファースト・サードと倒す 難易度:8
研究者“トラッシュ”が生み出したパラサイト“ファースト”と“サード”を倒すパートとなります。
両名は長い月日の中で界霊に精神を蝕まれ、死しているながら身体だけを動かされている状態です。
倒すことでのみ、身体と魂を解放できると考えられています。

ファースト
界霊ラベッジを寄生させられた少年のなれの果てです。
姿形こそ巨人族の様ですが、非常に強固な体表を持ち、物理攻撃がほとんど通用しません。
ただ、うなじのあたりに核らしきものが露出しており、そこが弱点だと考えられます。
巨大な斧を所持しており、地面を破壊するほどの攻撃力を持ちます。
また、魔界の力を吸収し、戦闘が長引くほど肉体が強化されていくようです。

サード
界霊ウィストを寄生させられた少女の成れの果てです。
ファーストの肩に乗ってしまうほど小柄な見た目をしており、体表の膜によってほとんどの魔法攻撃を無力化します。
おなかの辺りには、ファーストと同じく核のようなものが露出しており、そこが弱点だと考えられます。
鉄扇を所持しており、鋭い遠距離攻撃や、錬成のような攻撃を行ってきます。
また、魔界の力を吸収し、戦闘が長引くほど肉体が強化されていくようです。

※本パートにはセラフィ、狂介が参加します。


【3】研究者“トラッシュ”を捕獲する 難易度:5
魔界にて逃走を始めたトラッシュを捕獲するパートです。
トラッシュは度重なる肉体改造によって
「微塵象のスタミナ」「表皮の超硬化」「体の高速再生」
を獲得しています。その為、現状で彼を倒すことは困難と考えられ、
分身と思われる幻影はケガや傷を追うごとに増えていくようです。
ソールとマリチカは分身を消すことに注力している為、
分身を消すことに関しては考えなくても構いませんが、本物を見分ける方法を考える必要はあるでしょう。

また、捕獲する事で情報を吐かせることも必要となります。

攻撃して弱らせる、等の方法がとれない為、動きを止めることに特化した立ち回りが
重要になってくると考えられます。


※本パートにはソール、マリチカが参加します。


それでは、皆様のご参加お待ちしております。


【1】“ドラゴンホーン”アルヴィーオを倒す

9

【2】ファースト・サードと倒す

8

【3】研究者“トラッシュ”を捕獲する

5