三千界のアバター

≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 急

リアクション公開中!

≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 急
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:大和
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年12月19日公開!

シナリオガイド

ユニークアバター富單那によって穢れに覆われる穢夷を救え!

シナリオ名:≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 急 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム




“幽玄の世界”大和。
 
坂西における平良 正門の乱――「坂西動乱」以後、大八洲では大きな動乱もなく平穏な日々が続いていました。
しかし、“変化”は人知れず起こっていたのです。

退魔士や巫の相棒であった、清浄な霊力で育った動物、清獣(せいじゅう)が妖魔と化してしまう現象、
穢夷(えみし)にある北関から始まった事件は、平和泉、そして華美乃麓まで及び、各地で混乱を振りまきました。

それと同時に姿を現した百足と名乗る女性、そしてその裏に姿が見え隠れする毘沙門が現れ、
大いなる穢れを纏ったユニークアバター“富單那(ふたんな)”が作り出されました。

それら混乱は特異者達によって治められましたが、
“富單那”は毘沙門によって持ち去られ、未だ事態の完全収束は成されていません。

事態の収束、そして毘沙門の狙いを阻止するため、
特異者達は、事件の始まりの地である北関へと足を向けるのでした。


* * *


――穢夷、“北関”(きたのせき)。

「よく戻った紗。平和泉や華美乃麓での働き、私の元へも届いていたぞ。
 檜山の子として、誇りに思う」

華美乃麓での戦いを終えた希一夕凪

「待っているぞ、始まりの地で、この清く美しい世界全てを終わらせよう」

という毘沙門の言葉を受け、清獣が妖魔と化してしまう事件の始まりであった
ここ、北関へ戻ってきていたのでした。

北関を治める檜山 季長は、かつて穢れの影響を受け、鬼となりかけましたが、
今は順調に回復し、情報収集を行っているとのことでした。

「清獣が妖魔化してしまう事件も落ち着いているように見えますが、ここのところ、変わったことはありませんか?」

「うむ。お主達が事態を収拾させてからは落ち着いたもの
 逆に、落ち着きすぎていることが何かの前触れではないかと少し怖いくらいだ。
 またいつあのようなことが起こるかわからん。常に気をはって――」
 
「檜山様ッ!!!」
 
話を遮るようにして希一と季長の間に割り込んできたのは、季長に使える退魔士の一人。
彼は体のいたるところに切り傷を負っており、さらにその場所からは紫色の靄が立ち上っていました。


「緊急、緊急です!
 突如村のはずれに妖魔の大群と、謎の鬼が一名!
 依然と同じく、攻撃を受けた者も穢れに飲まれ正気を失ってしまい、止められそうにありません!」
 
それを聞いた一行が建物の外へ出ると、北関の中は穢れの靄のようなもので包まれ、
空は紫色に染まっています。

「こ、これは華美乃麓と同じ……いや、それよりもより強力な穢れを感じます」

「村のはずれに強大なのが一つ。そして村の中央にもう一つ……
 私は村のはずれの方に向かいます!」
 
夕凪の言う方向を見やると、それぞれの方向から穢れが立ち上っていることが確認できます。

「では私と紗は、残った者の避難誘導もかねて村の中心へ向かおう。
 村の構造を把握している我々の方が何かと動きやすいだろう」

「では僕は夕凪と同じく村のはずれの方へ向かいます。
 おそらく相手は今までになく強力なものだと考えられます。
 
 どうぞお気を付けて」

希一の言葉を最後にそれぞれは穢れが立ち上る場所へと向かったのでした。


* * *


――北関 村はずれ


「悪くない、これほどの力だったとはな……」

北関に続く林道では、中性的な見た目の鬼が、複数の妖魔に囲まれゆっくりと歩いていました。
妖魔はどこか怯えた様子で、男を襲うことなく、共に北関の方へを向かっています。

「対象から霊力を吸い取る力、穢れを増幅する力、そして穢れを付与する力……
 使い方次第では幾分愉快なこともできそうだ」

中性的な鬼、毘沙門は腰の刀を抜くと、手近にいた妖魔の一匹へとその刃を突き立てます。
すると、妖魔からは見る見るうちに力が抜けていき、紫色の穢れが刀へと吸収されていくのでした。

さらに毘沙門がその刀で木々を斬りつけると、その切り傷からは穢れの靄が立ち上り、
木だけでなく地面、そして大気までもが靄の中へと包まれました。


「こんなものか“富單那”。
 否、まだ……まだだ! こんな程度ではシヴァに並べたとは到底言えぬ。
 私の力を喰らいさらに成長するのだ……」

斬りつけられた妖魔が力を失い消えゆく中、毘沙門の声に応じるようにして靄はさらに広がり、
ついに北関周辺の空は穢れの靄に覆われていきます。


「会うのは2回目かしら、毘沙門」
「全ての元凶、ここで断ち切らせてもらいます」


「……ようやく来たか、津久紫の巫女、そして京の陰陽師」

靄に覆われた森の中、毘沙門の前に立ちはだかるのは、季長の部下から連絡を受けた夕凪と希一。
現れた二人に対しても毘沙門は余裕の表情を崩さず、刀を腰の鞘へと納めます。


「貴様たちとの戦いで、私は昇華し、更なる力を手に入れる。
 穢れを吸えば吸うほど強くなるこの力、よもや簡単に止められると思うなよ」

森の穢れは徐々に毘沙門を取り囲み、その姿を隠します。
そして靄が晴れた時、そこには三面六臂、6本の刀を持ち、
“富單那”の真の力を解放した毘沙門が立っていたのでした。

毘沙門が一本の剣を地面につきたてると、周囲の森は全て枯れ失せ、周囲は闇に包まれました。

「なんて穢れの密度……!
 常に力が吸われているみたいに感じるわね」


そこは希一達と毘沙門、そして妖魔以外に何もない世界。


「これぞ“富單那”の真の力!

 ゆくぞ清浄なる世界に生きる者達よ!
 貴様らをも取り込み、私は真の神へと昇華する!!」


* * *


――北関 村中心部

「……また、お会いしましたね」

上空が紫の靄に覆われる中、は季長と共に、ある敵と相対していました。


「アァ゛――ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

かろうじて人の姿を保っているそれは、もはや言語を話しません。
かつては牡丹、そして今は百足と名乗っていた女性は、すでに名乗る事すら叶わず、
再び生えた6本の脚から穢れを撒き散らしながら喚くばかりでした。

「華美乃麓での話は聞いていましたが、ついに妖魔に堕ちてしまいましたか。
 せめてもの手向け、ここで浄化して差し上げます!」
 
「グルォオオ!!」

刀を取る紗と、同調するように吠えるマカミ。
清浄な気配を感じ取ったのか、百足はゆっくりと紗の方へと向き直ります。

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛――――!!」

悲鳴とも雄たけびとも取れない声をあげると、百足は右手を空へとかざしました。
“富單那”を持っていた力の残滓か、上空に漂う穢れは、手をかざした百足へと吸い込まれていきます。

穢れを纏うたび百足の身体は肥大化し、それに伴い背中の脚の本数も増えていきます。
やがて、周囲の穢れを吸いつくすと、百足は黒く変色した腕をだらりと下げ紗、そして季長を睨みました。

「邪魔をした私が憎いですか。
 あなたの邪魔をした私が疎いですか。
 
 ですが、私ももう弱いままではないのです!
 さぁかかってきなさい!
 
 北関は、私たちが守ります!!!」

担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

大和の≪ワールド・ピース≫『穢夷(えみし)の鬼神 急』をお送りします。

タイトルに「破」とあるように、前回の「序・詠・破」から連なる、複数回シリーズ、その第四話です。
過去、大和浄土譚より前に行われていた「大和妖奇譚」と関連した内容ですが、
舞台は一新されているので、過去の話を知らない方でも気軽にご参加下さい!

事の発端から今までの経緯については
≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 序
≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 詠
クエスト「巫と清獣」
≪ワールド・ピース≫穢夷の鬼神 破
クエスト「次期当主として」
をご確認いただければと思います。

また、本ガイドだけでも基本的な情報だけはわかるようになっています。

●基本的な状況

大和の大八洲では大きな騒動もなく、比較的平穏な日々が続いていました。
しかし、坂西より北の地である穢夷ではしばらく前から突如生物が妖魔に転じる異変が発生しており、
それが自然現象ではなく、何者かによって起こされている可能性が高いと考えた希一は、
特異者たちに声を掛け、再び穢夷へと赴くことにしました。

北関、平和泉、華美乃麓での事件を解決した一行は、事件を起こした犯人の狙いがユニークアバター“富單那(ふたんな)”の作成である事を知ります。
華美乃麓での主犯であった百足をそこで打倒すものの、すんでのところで毘沙門と名乗る男が現れ、
特異者達を北関はと招待するような言葉の後、百足を回収し消えてしまったのでした。

北関に戻った特異者達を待ち受けていたのは、
莫大な穢れの力を纏った“富單那”とかした毘沙門、そして彼の手によって妖魔と化した百足でした。

すでに完成しつつあるユニークアバター“富單那”を放っておけば北関だけでなく穢夷全体を、清浄な生き物が生きられない世界に変えてしまう事でしょう。
また、無差別な破壊を行う百足は、自身が動けなくなるまで周囲の命を奪い続けます。
これら両者を打倒さなければ、穢夷に平和は訪れないでしょう。


【1】毘沙門と戦う 難易度:9

ユニークアバター“富單那(ふたんな)”を進化させた毘沙門と戦うパートです。
前回の戦いで意識を失った百足から“富單那”を奪い取った毘沙門は、自身の鬼の力と融合させることにより、
その力をさらに強化させることに成功しました。

3つの顔と6本の腕を持つ、阿修羅のような姿となり、それぞれの腕で高度な剣術を用いてきます。
さらに視界の共有と驚異的な反射神経で、多方向からの攻撃に関しても捌ききるほどの技量を持ちます。
また、毘沙門は鬼のアバターを所持しており、肥大な筋力や耐久力、そして鬼のスキルを用いることもできます。

それだけでも脅威ですが、最大の脅威は“富單那”と化したことによる、穢れへの親和性の上昇と浄化の力への対抗力です。
中途半端な浄化の力では、全く歯が立たないどころか、内側から他者を穢すことに長けた“富單那”は
浄化の力を反転させ、術者へと直接跳ね返すことも可能です。

さらに“富單那”に斬られた個所からは穢れの浸食が始まり、浄化しなければやがて穢れにのまれてしまうでしょう。

もちろん、穢れを吸収する事で自身の攻撃力や守備力を強化し、体力を回復させることが可能となっています。
これは周囲を取り巻く妖魔を攻撃する事でも可能で、妖魔たちを倒さない限り、毘沙門を倒しきることは難しいでしょう。


毘沙門のいる森の中は、穢れの霧に包まれており、何の抵抗もない場合そこに留まるだけで少しづつ汚染されていきます。
風などで一時的に霧を晴らすことはできますが、根本的な解決にはつながりません。

今回彼は、特異者達のとの戦いの中で、“富單那”アバターをさらに強化することを目的としています。
穢れだけでなく清浄な霊力をも自らの力とするべく体を調整している為、戦闘が長引けば長引くほど、
浄化の力は効きづらくなっていくでしょう。

※こちらのパートには夕凪・希一が参加します。



【2】百足を倒す 難易度:8

“富單那”を失い暴走した百足と戦うパートです。

先の戦いで敗れた百足は、妖魔化した状態でアバターを奪われたことにより暴走し、
周囲の清浄な霊力を持ったものを無差別に攻撃する怪物と化しています。

陰陽術を用いてくることはありませんが、基礎攻撃力や体力は著しく上昇しており、
自らの身体を省みることなく、対象を破壊しようとしてきます。

主には高い硬度を持ちながらも触手の用に動かすことのできる複数の脚と両腕による物理攻撃を行います。
周囲の穢れを吸収し光線のようにして放つことも可能なようです。

また、彼女自身は更なる妖魔化が進んでおり、
窮地に陥るなどした場合、さらに穢れを吸収し形態変化することも考えられます。
形態変化後の姿は思い入れの強い姿や、自身の名前に準じるものになる傾向が強いようです。

森の中ほどではありませんが、北関の中にも穢れが満ちており、
対策を講じていない場合、通常の戦闘時よりも著しく体力の減少が激しくなることが予想されます。

紗・マカミと季長は彼女を倒すことで救おうとしているようです。

※こちらのパートには紗、マカミ、季長が参加します。

【1】毘沙門と戦う

9

【2】“百足”を倒す

8