三千界のアバター

≪ワールドピース≫相剋のグラナート 後編

リアクション公開中!

≪ワールドピース≫相剋のグラナート 後編
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:アルテラ
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年12月25日公開!

シナリオガイド

全ての決着!ハダルの真の狙いを打ち砕け!

シナリオ名:≪ワールドピース≫相剋のグラナート 後編 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム



“幻想の世界”アルテラ。

クーザに続き、カタンでも“九狼”達の襲撃が行われ、動揺が走るグラナート同盟。
一輝たちはこれを何とか退け、動乱を鎮めました。

しかし傷は大きく、フランクに続きラルフまでも深手を負い、
二つの町は壊滅状態、決して無事とは言えない状況となっているのでした。


そんな中、動乱が静まったばかりのカタンに一人の女性が姿を現します。
“虚夢”(きょむ)のリーと名乗った黒山羊のセリアンは、
一輝たちをハダルや九狼の本拠地であり、事件の始まりの地であるアッツァーへと招待したのでした。

* * *


かつて青々とした木々に囲まれた美しい町であったアッツァー。
しかし、到着した一輝達が目にしたのは、かつての姿を全く感じさせないほど荒廃した町の姿でした。

まるで強力な赤の魔法によって焼き払われたかのように、
木々はその姿を消し、町の中は岩肌が剥き出しになっています。

建物はそのほとんどが倒壊し、本来この場所に住んでいたであろう住人たちの姿は見て取れません。

「なんだよこれ……一体何があったっていうんだ……」

思わずヤンの口からこぼれた言葉は、その場の全員が感じていたことでした。

「町の一角であればともかく、町の全てを焼き尽くすほどの赤の元素の使い手。
 これがハダルの仕業だったとしたら、今の第一魔導師団の師団長といい勝負よ」

「それに加えて、“虚夢”、そしてもう一人の“九狼”。
 ……本当はそれぞれ倒したいところだが、時間が無い。今回も三手に分かれて探索をするのがよさそうだな」

アネットの言葉に一輝が同意し、探索の方向性を示すと、
それにルキアとエメア、そしてアルカサスから合流したクリムも頷きました。

「そうだな。我々は街の南側に向かおう
 アネット、ヤン、貴様たちの事を信じている。
 必ず、また無事で会おう」

そう言うと、ルキアは部下である三人と共に町の南側へと駆け出してくのでした。


* * *



「やっときましたね、赤い髪の少年」

町の南側にそびえたつ岸壁を利用して作られた塔の中で、ルキア達一行と一輝、そしてフィオナ、エレクトラは
黒山羊のセリアン、リーと相対していました。

「俺は坂本 一輝だ。イッキでもいい。あんたがここにいるってことは、ハダルもここにいるのか?」
「イッキ……イッキですね。覚えました。質問に答えましょう。ハダル様はここにはいません」

「ルキア。ここは俺が」

リーの返答を聞いた一輝は、ルキア達へ視線を送り、ハダルを探しに行くよう促しました。

「いいのか? ルキア達を行かせて。
 あいつは俺よりよっぽど強いぜ。ハダルのチンケな術なんざ……」
 

「それ以上口を開くな」


静かな、しかし響き渡る声で、リーがそう制しました。
そこに先ほどまでの敵でありながらどこか柔らかい雰囲気は感じられません。

「これで二度目ですね。あなたがハダル様の叡智を蔑んだのは」
「……だから何だってんだよ」

「「言いました次はないと」」

「ッ!! 声が二重に?」

一輝が振り返ると、そこには正面にいるリーと全く同じ姿の黒山羊のセリアンの姿がありました。

「イッキ。ハダル様を穢したあなたは、私のこの手で必ず殺します。
 そして私は、ハダル様と一つに……」


「低位の幻影魔術の類ですわね。
 無詠唱、ノーモーションなのは賞賛に値しますが、その程度では私の足元にも及ばなくってよ」

現れた幻影に向かってフィオナが手から衝撃波を放ちます。
直撃、霧散するかと思ったその時、幻影のリーはそれを“自ら腕を動かして”防ぎました。
衝撃波は魔力による装甲を纏った腕に当たってはじけ、ダメージを与えられたとは感じられません。


「低位の幻影魔術……この術の真意がわからないとは、女王の力もその程度でしたか。
 どおりでアルカサスを混乱に堕とすのが簡単だったはずです」

リーは怪しげな笑みを残して姿を消しました。
そして次の瞬間、フロアの中には、リーと同じ姿のセリアンが無数に出現したのでした。

「エレクトラ、私をコケにしたこいつは、私が殺します。
 あなたは赤髪の剣士の方へ向かいなさい」

エレクトラが姿を消した塔内で、依然としてリーの幻影は増え続けてきます。

「さぁ、あなたと私、どちらがどちらを殺すか、楽しい殺し合いを始めましょう!!」


* * *



「イッキさん、大丈夫でしょうか?」

“虚夢”と一輝が残る塔を振り返り、エメアがそう呟きます。

「大丈夫だ。イッキは強い。それに女王もいる。
 今回は彼女たちも協力すると明言したからな。それを違えることはないだろう」
「私達は私達でもう一人の“九狼”と、そしてハダルを見つけないとだしね」


ルキア、そしてクリムが前方へかけながら口々に答えます。
そして続いて何かを話そうとしたとき、気配を感じたルキアは足を止めました。

「ようやく来たか……」

「貴様は?」

ルキア達の前に立つのは、長身の犬のセリアン。
黒い体表と鋭い目つきは猟犬のそれを想起させます。

「スティング。ゼス老の元配下が一人。……今は“散煌”(さんこう)で通っている」

“散煌”は口の端から炎をこぼしながらそう話します。

「二つ名……貴様が最後の“九狼”という事か。
 なぜ三獣士の忠臣がハダルの味方をしている?」

「“頭”が誰であるかは関係ない。俺はアッツァーの戦士。今までも、これからも変わらない。
 政は上の者たちですればいい。戦士の本分は戦。そしてその力を示すこと。
 主がハダルになったのなら、その下でこの力を存分に振るえばよい。
 俺がより高みに至るためにな」

“散煌”の答えに、ルキアは剣の鍔へ手を置きました。

「確かに貴様は武人なのだろう。だが、一切の疑いを持たぬのはただの思考停止だ。貴様の底が知れるな」

「俺を挑発するか、魔人の女よ。
 ……お前こそ、ただ者ではないらしい。それでこそ、俺の“礎(いしずえ)”にふさわしい!」

“散煌”が片腕を大きく振り上げると、その場に激しい爆炎が巻き上がるのでした。


* * *



「ようこそ。歓迎するよ“海の向こうの者”よ」


一輝やルキア達が“虚夢”、そして“散煌”と遭遇していた頃、
アネットたちもまた、別の敵と相対していました。

「お前がハダルか」
「いかにも。私がこのグラナートの“最高指導者”。そして、もうじき“全て”を手に入れる者だ」

ヤンの問いかけに対し、男はそう返すと、目深にかぶっていたローブを外します。

「なっ……!!」

そこにあったのは、黒い鱗に包まれた体表、それはまさしく―――

「……竜族!!」

黒い体表に禍々しく輝く双眸は、かつて人の時代以前にアルテラを支配していた竜族を想起させます。

「この姿は何かと不便でね。
 本来の力を発揮できないばかりか、満足に空を飛ぶこともできない」

そう言うと、ハダルは鱗に覆われた腕を持ち上げ、軽く横に振りました。
その直後、ヤンの後方の建物が、凄まじい音を立てて崩れはじめます。

「そんなもので力を誇示したつもり?
 私が知っている“竜の末裔”はこんなものじゃなかったわ。
 だから――私たちがここで倒してあげる!」

「威勢のいいのがいるな」

アネットの攻撃を、ハダルは“素手”ではじき返しました。
そのまま再び手から衝撃波を放つと、アネットをヤンの方向へと弾き飛ばしました。

「魔導騎士に獣戦士。その程度では準備運動にもならんぞ。
 私を完成させるための最後の仕上げだ。存分に楽しませてもらおう……!!!」

担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

アルテラの≪ワールドピース≫相剋のグラナート 後編 をお送りします。

アルテラの三大陸の一つオリエンティア大陸を舞台としたシリーズで、全3回(前・中・後)のシリーズとなります。
舞台は一新されているので、過去の話を知らない方でも気軽にご参加下さい!

事の発端から今までの経緯については
≪ワールド・ピース≫相剋のグラナート 序章
クエスト「カタンへの道」
≪ワールド・ピース≫相剋のグラナート 前編
クエスト「急襲のカタン」
≪ワールド・ピース≫相剋のグラナート 中編
クエスト「女王の矜持」

をご確認いただければと思います。

また、本ガイドだけでも基本的な情報だけはわかるようになっています。

その他、11月24日には、新アバター「エンハンサー」にアバターチェンジ可能になる
関連クエストが公開予定です!
お楽しみに!


★魔導騎士の扱いについて

認定称号「××の魔導騎士」を持ち、魔導騎士のアバターで参加した場合、
公的な身分証明を持つ者として扱われます。
ただしそれによって判定上、特別有利になることはありません。

ただオリエンティアにおいては「性質」を定着させ、スキルを習得している場合でも
性質効果を使用することはできません。



●基本的な状況

“流陰”のディンゴを退けること成功したし、オリエンティア、グラナート同盟に訪れた一輝、ヤン、アネットは、
時を同じくして訪れていたルキア達と合流し、事態の収拾へ動き出しました。

その後クーザ、アルカサスで“心奪のエクト”・“游雲のレイザ”・“剣牢のイザ”を打倒し、
続くカタンでも“嘯朧のシェード”・“紫閃のリクス”・“燼滅のナリア”を倒すことにも成功しました。

しかし、残る三獣士であるフランクとラルフも大きな怪我を負っており、
決して安心できる状況ではありません。

さらに、残る九狼の一人、“虚夢のリー”が一輝達の元へ訪れ、
計画の最終段階として、一行を本拠地であるアッツァーへと招待したのでした。


アッツァー内部はすでに壊滅状態であり、すんでいたであろう市民たちは、
すでに姿を消してしまった後でした。

そんな街の中でハダルは“全て”を手に入れるべく最後の計画を実行しようとしています。

ハダルを倒すことで事態を収束に向かわせることができますが、
他の残された九狼達はハダルの為、そして自らの為に行動を起こしてます。
彼らを排除しない限り、グラナート同盟に真の平和は訪れないでしょう。



【1】“最高指導者”ハダルと戦う 難易度:9
 ゼスの死後、突如アッツァーに現れ、“虚夢”と共に獣戦士たちをねじ伏せ、支配した正体不明とされていた人物“ハダル”と戦うパートです。
 ハダルはその外見から竜族の末裔と思われますが、真偽は定かではありません。
 ただ、「この姿では」と言っていることから形態変化することも考えられるでしょう。
 
 ただ“九狼”に自らの力を分け与えるほどの実力者であり、また複数の属性を扱い、いずれも中位~上位の術式に匹敵します。
 今回彼はオリエンティアに眠るとされる、強大な力を自身のものとすべく暗躍し、その計画を果たそうとしています。
 
 ハダルを倒すことができなければ、根本的な解決は望めず、また目的を達成してしまった場合も、
 グラナート同盟を守る事は難しくなってしまうでしょう。
 
 ※パート【2】が失敗した場合難易度が著しく上昇します。
 ※本パートにはアネット、ヤンが登場します。



【2】“虚無”(きょむ)と戦う 難易度:8
 アッツァー南部の塔で一輝と共に“虚無”のリーと戦うパートです。
 リーはハダルの側近として活動し、実質的な“九狼”のリーダーとされています。
 “幻影に触れられた”と称されるほどの力を持ち、以前戦ったディンゴとは一線を画した実力を持っているようです。
 
 今回彼女はハダルの目的の最終段階を任されており、その目的を果たすべく塔を訪れています。
 しばらくの間は一輝を殺すべく戦いに参加しますが、真の目的はハダルの目的を果たすことの為、
 状況次第では思いがけない手段にでるかもしれません
 

本パートには一輝、フィオナが登場します。


【3】“散煌”(さんこう)と戦う 難易度:8
 アッツァー中央部、広場にて“散煌”(さんこう)のスティングと戦うパートです。
 スティングは九狼のにおける主戦力であり、赤の元素にまつわる特異体質であると噂される犬のセリアンです。
 その力の全ては明らかになっていませんが彼の周囲には爆発が絶えず、何者も触れることはできなかったと評されています。
 
 今回彼は自らがより高みへ上る為に、また、アッツァーの戦士の生き残りとして使命を全うしようとしており、
 ただ打ち負かすだけでは、止まる事はないでしょう。
 

本パートにはルキア、クリム、エメア、エレクトラが登場します。


【2018年11月21日17:00追記】11月24日公開予定の関連クエストにつきまして追記いたしました。
この度はお知らせが遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。

【2018年12月13日11:45 変更】リアクション公開予定日を『2018年12月25日』へ変更いたしました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

}【1】“最高指導者”ハダルと戦う

9

【2】“虚無”(きょむ)と戦う

8

“散煌”(さんこう)と戦う

8