三千界のアバター

≪ワールドピース≫相剋のグラナート 前編

リアクション公開中!

≪ワールドピース≫相剋のグラナート 前編
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:アルテラ
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年09月20日公開!

シナリオガイド

混乱に包まれたクーザとアルカサスに平和を取り戻せ!

シナリオ名:≪ワールドピース≫相剋のグラナート 前編 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム




“幻想の世界”アルテラ。

 神聖エテルナ帝国領モンタナに滞在していた坂本 一輝は、
 帝国出身のアネット、獣戦士のヤンと知り合い、グラナート同盟の異変を知りました。
 三獣士ゼスの後継者として都市国家アッツァー突如現れた最高指導者ハダル。
 彼は統一国家樹立のために未加盟だった都市国家を征服し、取り込んでいます。
 はっきりとした目的は不明なものの、神聖エテルナ帝国やコルリス王国との戦争も視野に入れているとも思われ、
 同盟の現況を知るためにも一行はオリエンティアに渡る必要があると考えました。
 
 オリエンティアに渡るには、港を占拠している流陰のディンゴを退ける必要がある。
 一輝たちの要請を受けて合流した特異者達の力もあり、ディンゴは倒され、港は解放されました。

 無事にオリエンティアへ上陸を果たした一行は、ヤンの知り合いであるデニスの助けも借り、
 “獣王”ラルフが治める都市国家、カタンに辿り着きました――。


* * *


――都市国家カタン

「おぉ! よく来たのぉ。
 じゃがのぉ、歓迎したいのは山々だが、そうは言うてられん。
 
 お主らも、今グラナートで何が起こってるのか、何も知らんわけじゃああるまい」

カタンへと到着したイッキ達は、そのままの足で獣王ラルフの元を訪れていました。
元々知り合いであったヤンと、初対面のアネットが軽く自己紹介を済ませると、
ラルフは硬い表情で話し始めます。

「……クーザが危ない。
 ほんの少し前、我が友フランクからの使いが来てのぉ。
 “九狼”が動いておる、と」

「なっ……! フランクさんは無事なのか?」

「クーザの戦士たちの力はオレがよお知っておる。
 そうそう落とされはせん。じゃがのぉ、“九狼”の力は異質じゃ。
 じゃけぇ、お主らにはクーザの“救援”に向かって欲しい。
 道はうちのもんに案内させるけぇ」

ラルフもクーザへ向かいたいのは山々だが、いつ“九狼”が攻め込んでくるかわからない今、
おいそれと代表である彼が国を離れるわけにはいかないのだろう。

「伝令によれば、クーザへ向かっている“九狼”は二人。
 “心奪(しんだつ)のエクト”“游雲(ゆううん)のレイザ”
 
 特に……“心奪”の方には気ぃつけや。あやつは魔導騎士の心を折る力を持っておる。
 ただでさえ、ハダルの影響か今のオリエンティアで神聖武装は安定せん」

 それはラルフですら例外ではなく、形成した篭手型の神聖武装の輪郭がぼやけているのが分かります。
 すぐに形成を解きましたが、性質の発現は困難であると告げました。

「わかっていることは道すがら伝えるよう、言い聞かせとるけぇ。
 ……クーザを頼むぞ」

その言葉にアネット、そしてヤンも強く頷きました。

「“九狼”、奴らの力の秘密を暴くことができるかもしれないわ。すぐに向かいましょ」
「あぁ! フランクの兄貴、無事でいてくれよ!」

* * *


――“女王国”アルカサス

かつては民族代表が集まる議場として使われていた大きな広場に、その場を埋め尽くすほどのデモニスが集まっていました。
彼女らは思い思いの武装に身を包んでおり、その目はどこか虚ろながら憎悪の色を写していました。

グラナート同盟との全面戦争。
それを指揮するはずだった“前女王”サキュバスクイーンは雲隠れし、空席を巡って内乱が勃発。
しかしなかなか決着はつかず、ただ好戦的な部族は疲弊する一方でした。

そんな彼女たちの前に現れたのは、二人の男でした。

「“戦争ごっこ”はいかがかな? アルカサスの諸君」

先に口を開いたのは、熊のセリアンの青年です。
彼は一般的に大柄で筋肉質なウルス族にしてはかなり小柄でした。
しかしその見た目にはそぐわない荘厳な口調と声音を発しています。

「改めて問おう。グラナート同盟に恭順するか、ここで散るか。先代のサキュバスクイーンは“恭順”したぞ」

「ふざけるな! そうか、この力……お前がクイーンを!!」

バフォメットの族長が食って掛かるも、その爪はあらぬ方向へそらされます。

「力こそ全て。それがこの国の掟だったな。ならば、誰に従うべきかもう分かったはずだ。
 さて……諸君には、加盟した証として、非戦派の者たちを排除してもらう。
 元々好戦的なハーピーやホーネット共はいつまでも大人しくしていられんだろう」

広場の者たちは不服そうにしながらも、青年に従います。

「相変わらずえげつない力だ。
 ……いや、卑怯者の術、というべきか。
 “嘯朧(しゅうろう)のシェード”

青年に対し、オークの男が侮蔑的な視線を向けます。
元々巨大な体にさらに分厚い鎧を着こんだ姿はまるで山のように見えます。

「言っただろう、力こそが全て、と。
 力は何も腕力に限らんぞ、“剣牢(けんろう)のイザ”
 オークの頭では理解できんだろうが、これもまた力の形態の一つだ」

『……それは困るな』

 そこへ、奇襲を仕掛ける者がありました。
 シェードを狙う刃を、イザが受け止めます。
 衝撃が大地を揺らしましたが、その一部は襲撃者に跳ね返りました。

「何者だ?」

「通りすがりの魔人だ。グラナート同盟に仇名す貴様ら“九狼”を排除しに来た」

衝撃波で外套が吹き飛び、その下から赤髪の魔人が姿を現しました。
デモニスのアバターとなったルキアです。

彼女は物陰で様子を窺っているアステリアに目配せし、
内乱で疲弊しているアルカサスの民族の救助を指示しました。

「“よそ者はよそ者同士”でやるとしようか」
「ほう、貴様一人で我ら全員を倒せるとでも?」

シェードの言葉に、ルキアは口元を緩めました。

「一人じゃないさ。この場には、“あの戦い”を乗り越えた者たちがいる」

彼女は既に、ホライゾンの特異者たちにも依頼を出していたのでした――。


* * *


「クーザ、そしてアルカサスの崩壊は時間の問題。
 計画も第二段階に入ったか……」

ローブを着込んだ男“最高指導者ハダル”は、
大きな椅子に深く座り込み、目を閉じます。

その傍に大きな角を生やした黒山羊のセリアンの女性が寄り添いました。

「私は少し眠ることにする。
 次の計画、現場の指揮はお前に一任させてもらうぞ“虚夢(きょむ)”」

「承知しましたハダル様」

目を閉じた“最高指導者”の傍では、全く同じ姿をした二人のセリアンが恭しく頭を下げていました。


担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

アルテラの≪ワールドピース≫「相剋のグラナート 前編」をお送りします。

アルテラの三大陸の一つオリエンティア大陸を舞台としたシリーズで、全3回(前・中・後)のシリーズとなります。
舞台は一新されているので、過去の話を知らない方でも気軽にご参加下さい!

事の発端から今までの経緯については
≪ワールド・ピース≫相剋のグラナート 序章
「カタンへの道」
をご確認いただければと思います。

また、本ガイドだけでも基本的な情報だけはわかるようになっています。

★魔導騎士の扱いについて

認定称号「××の魔導騎士」を持ち、魔導騎士のアバターで参加した場合、
公的な身分証明を持つ者として扱われます。
ただしそれによって判定上、特別有利になることはありません。

ただオリエンティアにおいては「性質」を定着させ、スキルを習得している場合でも
十分に性質効果を使用することはできません。



●基本的な状況

流陰のディンゴを退けること成功したことでオリエンティア行きの定期船が運行を再開し、
一輝、ヤン、アネットは無事オリエンティアに着きました。
しかし現地は厳戒態勢が敷かれ、クーザに行くこともままなりませんでした。
その窮地をヤンの旧友であるデニスに救われ、一行はカタンに向かいました。

特異者たちが得た情報によれば、
グラナート同盟は三獣士の一人でアッツァーの指導者であるゼスの死を機に変わったとのことでした。
後継者として突如現れた謎の最高指導者ハダル。
彼は統一国家樹立のために未加盟だった都市国家を征服し、取り込んでいく暴挙に出ています。

ハダルには“九狼”と呼ばれる9人の配下がおり、その強さは、三獣士やエテルナの神聖騎士に匹敵するだけの力を持つとすら噂されています。
その力の源は「最高指導者」から与えられた魔導具であると考えられていますが、真偽は確かめられておりません。

ディンゴが倒されたことを受け、ハダルはクーザの様子見を止め、“九狼”を差し向けました。
また、アルカサスのデモニスを“新戦力”として利用し、戦意のないアルカサスの民をも排除しようとしています。

両者ともに“九狼”を倒すことで事態を収束に向かわせることができますが、
これは「海向こうの者」を炙り出す罠でもあると考えられるため、クーザ、アルカサスの平定と共に、
オリエンティアや「最高指導者」達の情報を集めることも重要となってくるでしょう。

今回皆さんは、ルキアと共にアルカサスの内乱の元凶への対処、
アネット・ヤンと共にフランクのいるクーザへと援護に向かう、
もしくはカタンに残って情報収集を進める、のどれかのパートを選んで参加していただければと思います。


※“九狼”達は「海向こうの者」を倒すことをハダルより命じられており、特異者を見つけると有無を言わさず戦いを挑んできます。
 また、常にツーマンセルで動く為、一人ずつおびき出しての戦闘は難しいでしょう。
 

【1】クーザの危機を救う 難易度:7

クーザに迫っている“九狼”と戦うパートです。

ここにいるのは“心奪のエクト”と“游雲のレイザ”となっています。
エクトは九狼における主戦力であり、対魔導騎士のエキスパートである猫のセリアンの少年です。
ラルフ曰く、“魔導騎士の心を折るためだけに存在する力”の使い手とのことです。
原理は不明ながら魔導騎士の神聖武装をコピーし、それを振るうだけでなく技をも再現するとされています。
それがエクトの神聖武装の性質の可能性もありますが、
現在オリエンティアではラルフでさえも性質が使えないため、
ハダルに与えられた力の比重が大きいと思われます。

レイザは九狼の中でも極めて情報が少ない人物です。
九狼の一人でありながら、種族は人間。白系統の魔法の使い手であるという程度です。
ただ、アネット曰く「白の付加魔法を使いこなせば瞬間移動だってできる」とのことであるため、
単なるエクトを支援する魔法使い、というわけではないでしょう。
なお、エクトは基本単独行動ですが、レイザは彼を慕う獣戦士を部下として連れています。

エクトは「モンタナにいた魔導騎士」に強い興味を示しているため、森で特異者たちを待ち構えます。
一方、レイザとその部下はクーザの制圧を優先します。

クーザには三獣士のフランクがいますが、クーザ襲撃自体はこれが初めてではなく、
現在は傷を癒している最中です。
本調子であれば九狼に後れを取ることはありませんが、今の状態でレイザたちの相手は厳しいでしょう。
彼が倒れてしまった場合、クーザは事実上陥落したことになります。
 
こちらには坂本一輝、ヤン、アネットが登場します。
一輝はフランクの護衛、アネットは“心奪のエクト”、ヤンは“游雲のレイザ”と戦います。


【2】アルカサスの内乱を鎮める 難易度:8

アルカサスの内乱の元凶を倒し、疲弊しているアルカサスの民を救うパートです。
元々アルカサスはサキュバス・クイーンのもと、グラナート同盟と戦争を起こす気でいました。
クイーンは同盟の使者を殺して宣戦布告しようとしましたが、
どういうわけか味方を殺して“同盟への恭順の意”を示してしまいます。
その時の使者が“嘯朧のシェード”です。
クイーンは好戦派から見限られ、殺されかけたものの、持ち前の幻惑の術で逃げました。
現在は行方不明ですが、雪辱を果たすためにどこかで力を蓄えている可能性があります。
好戦派の一部はからくりに気づいたものの、シェードの力に抗えない状態となっています。

シェードは何らかの力で他者を操ることができるようですが、その原理は不明です。
ただ、操られている者の意思は奪われていないことから、幻術系の魔法ではないようです。
また、その力の性質から、人前に姿を見せているシェードが本物かどうかも定かではありません。

“剣牢のイザ”はデモニスの中でも下級のオークですが、
通常の人間種の三倍近い巨躯に驚異的な脚力と頑丈な体皮を所持しています。
魔人となり、スピード型からパワー型になったルキアの剣を平然と受け止めていることから、
戦士として高い力を持っていることは確実です。
彼もまたハダルから何らかの力を与えられているはずですが、少なくとも魔法を使う様子はありません。
ただ、特殊な鎧を着込んでおり、イザは衝撃の一部を跳ね返していることから、
これが何らかの魔導具の可能性が高いです。

内乱の元凶は彼らですが、操られているデモニスは元々好戦的なため、
九狼を倒すだけではグラナート同盟への敵意は消えないでしょう。

このパートにはルキアとアステリアが登場します。
また、ルキアの部下であるクリムとエメアは非戦派のデモニスと共に、
行方不明になっているサキュバス・クイーンの捜索に当たっています。


【3】カタンで情報収集を行う 難易度:4

カタンに残って情報収集を行うパートです。
厳重警戒が出されていることもあり、ここに住むセリアンの多くは、種族を問わず見知らぬ旅人には心を開きません。
ただ、相手が信用に足る人物であると判断すれば、むしろ自らの不安を吐き出してくれるでしょう。

また、こちらのパートでは三獣士ラルフから話を聞くことも可能です。

【2018年9月13日19:15 変更】リアクション公開予定日を『2018年9月20日(木)』へ変更いたしました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。


【1】クーザの危機を救う

7

【2】アルカサスの内乱を鎮める

8

【3】カタンで情報収集を行う

4