クリエイティブRPG

LINK-AGE Emergence Ep05.

リアクション公開中!

LINK-AGE Emergence Ep05.
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ゼスト
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2016年06月29日公開!

シナリオガイド

今こそ、反攻の時。

シナリオ名:LINK-AGE Emergence Ep05. / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 ――イド・ネスト。
 
ゼスト連合軍がそう呼称する「綻びの向こう側の世界」は、
ブルー粒子が生命すらも再現し得るものとなった時の末路――もう一つのゼストでした。

己を定義できなくった人類――IDDによって文明は滅び、生物は死に絶え、世界は滅んだ……かに見えましたが、
まだ辛うじて生き繋いでいる者たちがいました。

キョウ・サワギが率いるゼスト連合軍とワールドホライゾンの特異者たちは彼らとの接触に成功。
“ゼスト”の力を目の当たりにしたネストの人々の心にも、希望の火が灯りました。


* * *


 ――潜水戦艦「オルカ」

「通信網を手に入れる? できるのか、そんなことが」

「ああ。“世界側からの解釈”というヤツのおかげでね。
 まったく、三千界とは実に都合よくできているものだよ」

ライル・西園寺の疑問に、キョウは答えました。

「三千界の大原則の話をしよう。
 その世界に存在しない技術を他世界から持ち込んだ場合、その世界に存在する最も類似したものとして“解釈”される。
 該当がない時だけ未知の新技術や超常現象のようなものとして、『とにかくなんかすごいもの』として驚かれる。
 しかしこれがまた、かなりアバウトなものでね。理屈を無視して事象の結果だけを見て判断しているのだよ。
 ゼスト以外にブルー粒子はない。でも武装のアクティベートはできる。
 アポカリプスは神多品特有のものだ。でも召現はできる。
 大和の霊力もそうだ。でも神懸かることはどこでもできる。
 
 人はできないことに対しては徹底的に原因を追究したがるが、
 できることに対しては『まあいいか』でさらっと流しがちになってしまうものだ」

「考えてみれば……それに助けられてきた面ってのは結構あるな」

「考えてもみたまえ。そもそも三千界に呼ばれている時点で我々には夢想家のきらいがある。
 理屈屋ほどかえって袋小路に入りやすいのだよ。
 ま、気を張り過ぎずに柔軟に考える事が重要ってわけだ」

つまり、と彼女は続けます。

「旧来の通信技術はこの世界では広域にわたる粒子の影響でほとんど機能していない。
 そして我々がゼストで使っている通信技術は“奴ら”が使用している。
 つまり、この世界の通信ベースは“ゼストの量子通信”だ。
 ドラゴンからの指示・命令は思考通信の発展型だろう。
 技術を抜きに“外から見れば”思考のみのやり取り――テレパシーに見える。
 一部の特異者が用いた妖精電話というのは魔法的なものだが、無線機器にも繋げられる。
 そしてランチャーウィザードの能力は他世界で魔法として解釈されることが多い。
 
 理屈なんてのは後から勝手についてくるものだが、
 要はまとめて通信スキルをダメにされているなら、
 そのダメにしている原因を取り除きさえすればまとめて使えるようになる
、というわけだ」

「まあ、なんとなくわかったが……実際どうやって接続するんだ?」

首を傾げるライルに、キョウは微笑みました。

「“鍵”を使う。まったく、あれを確保してくれた者たちには後でちゃんと感謝しなければな……」

* * *


「わたくしたちは、心強い盟友を得ました。今こそ、反撃の時ですわ!」

ネスト生存者の実質的なリーダー、オルカ艦長のマーガレット・ブラウンはブリッジに強化兵と、
遠征部隊の各隊の代表たちを集め、“反攻作戦”の説明を始めました。

「こちらをご覧ください。これは“奴ら”の縄張り(テリトリー)の一つです。
 そして先日、我々が大敗を喫した場所でもありますわ。
 ここには、“戦時下”に造られた兵器が存在します。
 もしかしたら、“あの二人”がまだ生きているかもしれません。
 今作戦の目的は大きく分けて三つあります。
 
・“軍”が所有していた兵器の回収。
・“城”を落とし、陸上拠点を確保する。
・通信手段の確立。


 これらが成功すれば、奴らの――“IDDの中枢”を見出すことも可能となります」

「その根拠については、私から説明しよう」

 艦長の言葉を、キョウが引き継ぎました。
 
「IDDは核すらもブルー粒子でできている。
 ブラウン艦長はネットワークによって演算能力を高め、自力で生成していると言っていたが……
 『それはどうやって管理されている』のだね?
 ただ自然に増殖するだけなら、統率個体は生まれない。放っておくだけで世界を埋め尽くすからね。
 つまり、物理空間にせよ量子空間にせよ、全てを管理する“中枢”が存在すると考えられる。
 固定されているのか、移動・あるいは“移譲”できるものかはまだ分からんがね。
 
 私は連中のネットワークにダイブし、通信網を奪うと同時に、それの特定を試みるつもりだ。
 無論、私一人でできることではない。“ダイブ能力”を持つ者の協力が不可欠だ。
 そして潜っている間、私はこちらの指揮が一切できなくなる」

だから予め、全てを伝えておく。
そう彼女は特異者たちに告げました。

「艦長の証言から、地上には陸戦型のビーストがいることが判明している。
 また、その変異種と思われるトータスと呼称される個体もいる。
 鈍足だが凄まじく硬く、並の攻撃は通らない。
 今回は戦車や陸戦特化のIFも必要になるだろう。
 
 そして“城”。
 ドラゴンが上空から監視しているのもそうだが、ここを拠点とするには“城”の制圧が不可欠となる。
 こちらの内部にもまた、特殊個体が存在する。
 ――ホッパーと呼ばれるインセクトの変異種だ。
 飛ぶことこそないが発達した筋肉によって非常に硬く、並のインセクトより速い。
 確定ではないが、動くだけで衝撃波が発生することから、音速を超えていると考えられる。
 しかも、一体だけではない。
 制圧するには、これを始末する必要がある。
 
 それと当然だが、母艦の防衛は欠かせない。
 連中はこちらよりも行動範囲が広い。
 地上の作戦が成功しても、我々が落ちたら意味がないのだからね」

一息つき、真っ直ぐ特異者たちを見据えます。

「今回の作戦では、ゼストの全アバターの力を総動員することになる。
 足りないのもそうだが、過剰になっても作戦の成功は難しくなる。
 そのことを念頭に置いて、準備の方を進めて欲しい。
 
 第二次部隊も到着し、心強い味方も増えた。
 しかしそれでも、この作戦の要となるのは特定の誰かではなく、
 君たち皆である、ということを忘れないでくれ」

キョウの視線の先には、前回の戦いの後にやってきたヴァイオレットタイム
そしてアレクサンドラ・パヴロワ大佐の姿がありました。
ゼスト側へのIDDの侵攻が止まっていることから、こちらへ合流する運びとなったのです。


“二つのゼスト”の未来をかけた大勝負が今、始まろうとしていました――。


* * *



 ――イド・ネスト某所。

一体のタイプドラゴンが、ただ静かに水平線の彼方を見つめていました。
その頭部から、小柄な何かが出てきます。
その周囲にドラゴンの皮膚が集まり、“服”のようなものとなって纏わりつきました。

「…………」

ドラゴンの身体は朽ちていき、その場に残されたのは大と小、二つの人型。

小さな人型は遠くの空が光るのを見、口の端を吊り上げました――。


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ゼストを舞台としたシリーズ『LINK-AGE Emergence』の第5話をお送りします。
当シリーズも、残すところあと2話(予定)となりました。最後までお付き合い頂けると幸いです。

以下、今回のシナリオについて説明します。

■基本的な状況

IDDの世界、イド・ネストに乗り込んだゼスト連合軍は、現地の生存者との接触を果たしました。
前回の戦いの後両者は親交を深め、『世界を取り戻す』ため、その第一段階となる反攻作戦を展開することを決定しました。
しかしネスト側の主戦力は6人の強化人間と、母艦である潜水戦艦オルカのみであり、
大部分をゼスト連合軍、および特異者に頼らざるを得ない状況です。

また、通信手段が使えない状況を打破するため、キョウ・サワギも自ら動くことを決めました。
各“城”を統べるタイプドラゴンを中核とするIDDのネットワークと
ゼストの量子コンピュータによって形成される量子ネットワークの類似性を見出し、
彼女はこの世界にも“量子の海”に相当するものがあると結論付けました。
キョウはその「IDD.net(命名:キョウ・サワギ)」に干渉することで、特異者たちの通信網を確保することを目論んでいます。

なお、今回はこれまでのゼストのシナリオと異なり、「地上戦」が高いウェイトを占めています。
また、ゼストの各アバターそれぞれが持つ特性を最大限に活かすことが、作戦を成功させる上で重要となります。


当シリーズはこれまで通り、★ゼスト連合軍階級行使可能シナリオとなっています。

★階級について
当シリーズでは、ゼストのトリガーシナリオに引き続き、連合軍に貢献する(実績を積み上げる)事で、階級を上げていく事が可能です。
これは戦闘のみならず、技術開発など他の様々な分野も含まれます。


★重傷判定

当シリーズでは、PCが著しいダメージを負った場合「重傷」と判定される場合があります。
重傷を負った場合、当シリーズにおいて、アバターを問わず行動を制限される事になりますので、ご注意下さい。

「重傷」の扱いですが、こちらは療養中という扱いとなるため、シナリオに参加してもパートに関わらず、一切の戦闘行動を行う事ができなくなります。
また、アイテム、スキルについても使用可能なものは一番上にセットしたもののみとなります。

なお、戦闘以外であっても「負傷者」であるため、一部行動が制限される場合がありますので、その点もご了承下さい。

今回この状態が適用されるのは、前回の「LINK-AGE Emergence Ep04.」にて重傷判定を受けた方となります。

★特殊ルール

今回のシナリオでもEp04.に続き、参加PC「一組」につき、対IDD兵器である「レゾナンス・シェル」が一つ支給されます。
これは「一時的にIDDの再生能力を実質無効化する」ものであり、タイプビーストまでであれば十分な効果があることが判明しています。
タイプドラゴンに対しても有効ですが、一発や二発程度ではあまり効果がないことが分かっています。

なお、前回に引き続き、アナログなものを除く通信手段は使えません。ご注意下さい。


★反攻作戦参加NPC

ゼスト連合軍
・キョウ・サワギ
・カイ・ウツロギ
・アンティ
・ヴァイオレット
・タイム
・リーリャ小隊(アレクサンドラ・パブロワ他)

ワールドホライゾン
・ミサキ・ウツミ
・マリナ・アクアノート
・ライル・西園寺

イド・ネスト
・マーガレット・ブラウン(見た目はインテグレーター幹部“マスターピース”に酷似)
・001/アイリス(リーダー・女。フリージアに似ている)
・002/セージ(サブリーダー・男。二挺の大口径拳銃が得物)
・003/ワームウッド(男。ダガー使いの人)
・005/リリィ(女。見た目はタイムに似ている)
・006/オレガノ(男。ガタイのいい機関銃の人)
・008/ナデシコ(女。忍者みたいな人)


※マシロ・シラヌイは前回の一件により、療養中です。
また、九鬼 有栖はアーキタイプから離れられない状況にため、今回は不参加です。

アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
※シナリオにおける難易度は単純な敵の強さではなく、シナリオ目的の達成難易度となっております。


【1】制空権の確保 難易度:7

作戦区域上空のIDDを掃討し、制空権を確保するパートとなります。
敵はこれまで戦ってきたタイプバード、タイプビーストが中心で、それを指揮するタイプドラゴンが一体います。
前回と違いタイプドラゴンは最初から起きているため、敵は統率がとれた状態となります。
正確な数は不明ですが、総数は前回とほぼ同じくらいと見受けられます。

戦闘の中心地が沿岸部から離れているため、艦船からの支援攻撃は「XL」レンジの装備であればギリギリ届く程度ですが、
よほどの命中精度がなければ敵に当てることは困難です。

こちらのパートにはカイ・ウツロギ率いるIF小隊、ミサキ・ウツミ、マリナ・アクアノートが参加します。
ミサキはウツロギの指揮下に入ります。


【2】陸上勢力の掃討 難易度:7

地上に展開しているIDDを掃討して“城”への道を開くとともに、“軍”が所有していた兵器の回収を行うパートです。
こちらは地上戦となります。
主な敵は陸戦型ビースト(翼がない代わりに飛行型よりパワーがあります)、その変異種の『トータス』、
そして随伴要員となるタイプインセクトです。
なお、【1】の結果次第ではタイプバードが空から熱線を撃ってくることになります。
※直接地上に接近し襲ってくることはありません。
また、かつて市街地だった廃墟が舞台となるため、障害物も多いです。

ゼスト連合軍が来る少し前に大規模な戦闘が行われた場所でもあり、その時に使われた兵器が点在しています。
また「武器庫」があるとブラウン艦長が言ってますが、入口が崩落しているため、それを見つけ出す必要があります。

ここには艦船からの支援砲撃は届きません。ご注意下さい。

こちらのパートにはネストからはセージとオレガノ、そしてゼスト連合軍のタイムが参加します。


【3】“城”の制圧 難易度:8

かつて都市のランドマークであった超高層ビルであり、
タイプドラゴンが「縄張りの監視」のために巣としている“城”を制圧するパートです。
ビル内部の電気は生きているため、内部のIDDを掃討すれば拠点施設として使用が可能となります。

完全に屋内となるため、中で活動できるのは「サイズL未満」となります。
また、サイズM以下であっても、「乗り物」の場合は行動が制限される場合があります。


敵はタイプインセクトが大部分ですが、その変異種である『ホッパー』もいます。
ブラウン艦長曰く、その存在が“軍”の壊滅を招いたとも言われるほどの個体であり、
オルカ所属の強化人間が二人未帰還になってしまったのも、これと接敵したせい、とされています。
外見は「人型のバッタとしか形容できない」ようです。
これが「少なくとも2体」いますが、艦長からの情報を分析したキョウは「いたとしても5体まで」とみています。

こちらのパートにはネストからアイリスとナデシコ、ゼスト連合軍&ホライゾンからはアンティとライルが参加します。


【4】通信網の確保 難易度:7

通信手段を確立するため、IDDのネットワークをハッキングするパートです。
こちらのパートは、メインアバター、もしくはサブアバターを「量子知性体」にしている方が参加可能です。
それ以外のアバターで参加された場合自動的に行動失敗となりますのでご注意下さい。
また、IFや艦船等の乗り物も持ち込めません。


量子の海に似た電脳空間ですが、内部は「蜘蛛の巣」のようになっており、その中心に「ネットワーク管理者」らしきIDDがいます。
このIDDは蜘蛛のような姿をしており、「侵入者」を見つけると攻撃を仕掛けてきます。
また、己の分身を無数に生み出してきますが、本体を叩かない限り何度でも復活します。

量子の海もそうですが、この空間では「高い権限」を持っているほど有利になるため、
現在の支配者であるこのIDDに量子知性体のスキルだけで対抗するのは難しいでしょう。

なお、キョウ・サワギの今回のアバターはシークレットオフィサー/量子知性体の予定です。


【5】母艦防衛 難易度:10

潜水戦艦オルカおよび、ゼスト連合軍の遠征部隊の母艦を防衛するパートとなります。
戦闘の中心は地上ですが、タイプドラゴンはIDDの一部を迂回させ、
「最後方」にいる本隊へ差し向けています。
しかし縄張りの防衛に専念するため、その数はさほど多くありません。

それにも関わらず難易度が10となっているのは、
「ある要因」によって、本隊を被害ゼロ、犠牲者ゼロで済ませるのが極めて困難なためです。


現時点でそれに対処する(撃破する)のは不可能ですが、警戒を強めておけば被害を抑える事自体は可能です。
そのため、こちらに参加する際は「何を守るべきか」は明確にしておくとよいでしょう。

既存IDDの掃討だけなら、難易度は5相当です。

こちらのパートにはヴァイオレット、リーリャ小隊、マーガット・ブラウン、リリィ、ワームウッドが登場します。
また、療養中ですがマシロ・シラヌイもここにいます。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。


【1】制空権の確保

7

【2】陸上勢力の掃討

7

【3】“城”の制圧

8

【4】通信網の確保

7

【5】母艦防衛

10