クリエイティブRPG

LINK-AGE Emergence Ep03.

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LINK-AGE Emergence Ep03.
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ゼスト
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2015年08月07日公開!

シナリオガイド

潰えた可能性が、“現在(イマ)”を壊しにきた。

シナリオ名:LINK-AGE Emergence Ep03. / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



海洋世界、ゼスト。

ネイティブランド、U.S.L領アイアンベルトから新兵器“レゾナンス・シェル”がもたらされたことにより、
ゼスト連合軍は既知のIDDに対し、大きなアドバンテージを得る事となりました。
オリジナルを元にエリア15で製造された量産試作品は、プロフェッサー・ハイゼンベルクによるシミュレーション通り、
それ一発でタイプビーストの再生能力を封じうるものでした。
実戦でそれが証明されると、連合軍は本格的に量産を開始。
もはやIDDは、当初ほどの脅威ではなくなりました。

しかし“空の綻び”がなくならない限り、IDDの侵攻が止まることはありません。
その解決策は、未だ見出されないままでした。

* * *


国家連合本部エリア統括理事会。

円卓には各エリアの代表者が腰を掛け――半数はホログラムですが――深刻な面持ちで中央に投影された映像を見ていました。

「出現ポイントはN13か。エリア7に近すぎる。
 前回のように、存在を公にせずに処理するのは不可能だ」

「既知のIDDへの対策は確立されています。
 もはや“確認済みの新たな敵”の存在を秘匿し続ける必要もないでしょう。
 ですが、これ単体ならばともかく、ビーストやバードの群れと同時に出現となれば、
 現状の連合軍にはまだ荷が重い」

「“アレ”を……ロベリアを起動する必要がある、という事か」

「情報局、そして“本人”からも要請が来ているわ。
 あとは、各エリアのメインコンピュータの起動権を持つ我々がそれを承認するかどうかよ。
 議長、決をお願いします」

エリアの代表者たちは、全会一致でロベリアの起動に賛成でした。
議長の前にある浮遊ディスプレイには、承認ボタンと「3:00」のタイマーが表示されました。

「クアンタロス、ロベリア――アクティベート!」


* * *


――エリア7近海。

タイプビーストよりも遥かに巨大なIDDの出現は、
その存在を知らされていない連合軍の兵士に恐怖を与えるには、十分過ぎるものでした。
それと比べれば、バードは羽虫に、ビーストが小犬に見えるほどです。
その姿は、神話・伝説に出てくるドラゴンを彷彿とさせました。
タイプドラゴン。それがこのIDDに付けられた名です。

「島が……消えた?」

ブレスの威力もビーストの比ではなく、最初の一撃で人工島を跡形もなく消し飛ばしました。

「く……レゾナンス・シェルを……!」

巡洋艦から放たれたレゾナンス・シェルはしかし、ドラゴンを逸れてしまいます。

『無駄だ。その距離では、奴の歪曲フィールドは突破できんよ。
 だがそこなら……巻き込まれずに済む』

艦橋にキョウ・サワギからの通信が入りました。
次の瞬間、一筋の光条がバードやビーストを飲み込みながら直進し、ドラゴンを貫きます。
怪物は大爆発を起こし、消滅しました。

『最大出力は“四姉妹”ガーベラの主武装と同等だ。
 チャージが必要なのが難点だが、この通りタイプドラゴンのフィールドすら突破できる』

空間を飛び越えるようにして、一体の黒いクアンタロスが現れます。
そしてそのまま周囲の残存IDDを、圧倒的な力で掃討しました。

『情報局直轄機、ロベリア。“未確認”を含むIDDの殲滅を確に――』

しかし、報告の途中でクアンタロスは巨大な尻尾に弾かれ、海面に叩きつけられました。

「二体……だと……?」

空の綻びから、二体目のタイプドラゴンがやってきたのです。

* * *


――東南海域。

「まったく……とんでもないのが出てきたわね」

リーリャ小隊隊長、アレクサンドラ・パヴロワは、
タイプドラゴンの姿を捉え、顔を歪めました。

『確かに厄介そうだが、あれだけの巨体だ。近づく事さえできれば、やりようはある』

答えたのは空木部隊の指揮官、}カイ・ウツロギです。

「確かに、カイ君ならば何とかなるかもね。でも……」

『周りの“群れ”を突破すんのは、俺たちでも厳しいぜ?
 あれに対処するには、レゾナンス・シェルの弾数も足りな過ぎる』

黒風中隊のリーダー、ゲオルク・ディートリヒの声が入ってきました。
情報局の指示により『ゼスト最強』と名高い三部隊が集結する事となりましたが、
それでも厳しい状態です。

『……いや、何とかなるかもしれない。
 サーシャ、“彼ら”にも出動要請は出ているんだろう?』

「ええ。あの子たちが来れば、十分希望はあるわ」

エリア16の特異者たちの顔が、パヴロワ大佐の脳裏を過りました。

* * *


 ――エリア15、総司令部。

『……通信……どうに……繋がる……か』

「おい、キョウ! お前こんな時に、どこで油売ってやがる!?」

アドルフ・ワーグナーはノイズ混じりの通信を送ってきたキョウに対し、
声を荒げました。

『よし……回復した。何、私は私で少々仕事があってね。
 タイプドラゴンが新たに二体出現しているのはもう知っているだろう?』

「ああ。そんで、“切り札”のロベリアの反応がロストした、ってこともな」

『それについては心配ない。一時的にスリープモードになっているだけだ。
 十五分もあれば復帰できる。
 だが……あれの連続稼働時間は三分だ
 少し持ちこたえてくれれば、一体はロベリアの方で引き受けられる。
 もう一体は……』

キョウの声が、わずかに震えていました。

『ホライゾンの特異者たちが頼りだ』

東南海域にはミサキ・ウツミマシロ・シラヌイが。
エリア7近海にはヴァイオレットタイムアンティマリナ・アクアノートが派遣されています。
しかし、それでもまだ、戦力的に十分とはいえません。

『ここが正念場だ。この戦いの結果が、この世界の未来を大きく左右するだろう。
 ……頼んだよ』


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ゼストを舞台としたシリーズ『LINK-AGE Emergence』の第3話をお送りします。
時間軸としては、第2話の約2ヶ月後となっています。
前回の直後からというわけではないため、今回からも問題なくご参加頂けます。

また、7月13日(月)に関連クエストが発表される予定となっております。


以下、今回のシナリオについて説明します。

■基本的な状況

アイアンベルトで発見されたレガシー、レゾナンス・シェルがエリア15に持ち込まれて量産されるようになったことで、
ゼスト連合軍はタイプビースト相手でも、ほとんど被害を出さずに倒せるまでになりました。
また、IDDが「ブルー粒子の生命体」である事が判明し、研究も進められています。

しかしそんな中、新たなIDD、タイプドラゴンが出現します。
公には伏せられていたものの、その存在はごく一部の者たちには知らされており、
『ゼスト最強』と謳われるIF部隊に対し、いつでも対応できるよう秘密裏に働きかけが行われていました。

それでも、タイプドラゴンは巨体ゆえに「周囲の空間を歪める性質」も強く、遠距離武装の使用はおろか、近距離での機体制御すらも厳しくなっています。
加えて、単体でもビーストとは比較にならないほど強力でありながら、バードやビーストをも引き連れているという厄介な状況となっています。
また、ゼストの“切り札”であるクアンタロス、ロベリアはタイプドラゴンの不意打ちによってダメージを受け、一時的に機能を停止しています。

キョウ・サワギはアドルフを通じてホライゾンの特異者たちに支援要請を送っており、
第1話同様、連合軍のバックアップを受けられる態勢となっています。

なお、当シリーズは★ゼスト連合軍階級行使可能シナリオとなっています。


★階級について
当シリーズでは、ゼストのトリガーシナリオに引き続き、連合軍に貢献する(実績を積み上げる)事で、階級を上げていく事が可能です。
これは戦闘のみならず、技術開発など他の様々な分野も含まれます。

★重傷判定

当シリーズでは、PCが著しいダメージを負った場合「重傷」と判定される場合があります。
重傷を負った場合、当シリーズにおいて、アバターを問わず行動を制限される事になりますので、ご注意下さい。

「重傷」の扱いですが、こちらは療養中という扱いとなるため、シナリオに参加してもパートに関わらず、一切の戦闘行動を行う事ができなくなります。
また、アイテム、スキルについても使用可能なものは一番上にセットしたもののみとなります。

なお、戦闘以外であっても「負傷者」であるため、一部行動が制限される場合がありますので、その点もご了承下さい。

今回この状態が適用されるのは、前回の「LINK-AGE Emergence Ep02.」にて重傷判定を受けた方となります。

★当シナリオのみの特殊ルール

今回のシナリオでは、参加PC「一組」につき、対IDD兵器である「レゾナンス・シェル」が一つ支給されます。
これは「一時的にIDDの再生能力を実質無効化する」ものであり、タイプビーストまでであれば十分な効果があることが判明しています。
タイプドラゴンに対してどの程度通用するかは現時点では不明です。


アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
※シナリオにおける難易度は単純な敵の強さではなく、シナリオ目的の達成難易度となっております。


【1】東南海域へ出撃する 難易度:5

リーリャ小隊、空木部隊、黒風中隊のIF三部隊と共に、東南海域(エリア7、8、11に囲まれた海域。今回は8、11寄りが舞台)のIDDの掃討に当たるパートです。
戦力は三部隊合わせて一個大隊(36機)となっています。
対し、IDDの数はタイプバード80、タイプビースト15、タイプドラゴン1と、これまでにない規模となっています。
またこれまでのIDDとは異なり、統率の取れた動きをするため、ゼストの精鋭中の精鋭である三部隊をもってしても厳しい状態です。
バード、ビーストはこれまでほど脅威ではなくなっていますが、今回は様子が異なるので、油断は禁物です。
パヴロワ大佐は、タイプドラゴンが一体だけでも倒的な強さを持つにも関わらず、仲間を大量に引き連れているのには、単体だと「何らかの不都合」があるためではないかと見ています。

こちらのパートにはリーリャ小隊、カイ・ウツロギ(空木部隊)、ゲオルク・ディートリヒ(黒風中隊。シャルロッテ・ディートリヒの実兄)、ミサキ・ウツミ、マシロ・シラヌイが登場します。
また、アドルフ・ワーグナーと通信が繋がるようになっています。


【2】エリア7近海のIDDと戦う 難易度:7

クアンタロス、ロベリアが投入されたエリア7近海のIDDを掃討するパートです。
【1】と異なり現地の戦力が近海警備のために出ていた巡洋艦数隻と少ないため、難易度が高くなっています。
一度はロベリアによって撃滅されたものの、新たなタイプドラゴンを始め、多数のIDDが再び出現しました。
数はタイプバード40、タイプビースト6、タイプドラゴン1と【1】より少ないものの、こちらも統率が取れています。
シナリオ開始時点でスリープ状態にあるロベリアは、インテグレーターのクアンタロス四姉妹の能力を全部載せした、現状でのゼストの最高戦力です。
しかし、それを制御するには「エリアの制御を行っている14のメイン量子コンピュータ全てから、演算領域の一部を借り受ける」必要があるため、起動には連合本部の意思決定機関であるエリア統括理事会の承認を得なければなりません。
ロベリアの制御に演算領域を割いていてもエリアの運営に支障をきたさないのは、わずか三分間だけです。
スリープ状態の時は領域が開放されているため、影響はありません。

こちらのパートには、ロベリア、タイム、アンティが登場します。
また、キョウ・サワギと通信が繋がるようになっています。


【3】エリア7の避難活動 難易度:6

タイプドラゴンの出現したポイントはエリア7に近いため、住民の避難が始まっています。
エリア7はネイティブランドに近く、「IDDは基本的にネイティブランドを攻撃しない」事から、
そちらへ現地の連合軍が誘導しています。
しかし、攻撃の余波はエリア7に届いており、危険な状態となっています。
IDDの数は流動的ですが、概ねバード20、ビースト4となります。
こちらは【1】、【2】と違い、IDDは統率が取れていません。

避難とエリア7の防衛の両方を行わなければならないため、こちらのパートも難易度が高めとなります。

こちらのパートには、ヴァイオレット、マリナが登場します。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。


【1】東南海域へ出撃する 【現在のMC参加人数:36】

5

【2】エリア7近海のIDDと戦う 【現在のMC参加人数:41】

7

【3】エリア7の避難活動 【現在のMC参加人数:23】

6