シナリオガイド
人類支配のゴーレム。手を組む人と魔族。離反の少女。
シナリオ名:【孔雀城】離反の駒鳥(1/3) / 担当マスター:三田村 薫
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マグメル小世界が発見された。そんな報が特異者たちの耳に入り、甲斐千雪を始めたあなたたち特異者は様子見のために小世界へ赴きました。
「ようこそ来訪者」
現地の人々は、当たり前の様にあなたたちを迎え入れます。やはり元がマグメルであるため、来訪者の存在自体は健在のようです。
「さて、あなたたちも来訪者と言うことは、天技を持つ勇者候補……と言うことですね」
ギルドの職員は言いました。
「そうですけど、何か大きな事件でも?」
「はい。実は一部のゴーレムが反乱を起こしているんです。『人類は愚か。管理するしかない』と言って……今は北部を支配していて」
「なんて???」
千雪の目が点になったのは言うまでもありません。
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ギルドの職員が説明するには、こうです。
数年前、小世界と魔族の戦いが始まってしばらくのこと。ゴーレムの一人、パヴォネが人類に反旗を翻しました。
「人類は愚かです。ゴーレムは人類を導くために作られました。ですから、あなたたちが態度を改めるまで私たちゴーレムが人類を支配します」
なんのこっちゃ。
当時の小世界住人たちも、千雪と同じく目が点になりました。ゴーレムそこから反乱ゴーレムたちはすさまじい勢いで北王国を侵略。身内であるゴーレムをまったく警戒していなかったため、あっという間に王都は陥落。城はパヴォネにちなんで「孔雀城」と呼ばれるようになります。なお、当時のゴーレムたちは不殺を徹底しており、事故死以外の死者は出なかったと言うから驚きです。
「で、魔族は当然ヒト種族同士の仲間割れを狙ってくるのですが、元々ゴーレムたちはヒト種族側です。魔族への敵視がなくなるわけではないので……」
ヒト種族と魔族が揉めているところに猛攻を掛けて魔族をボコボコにし、人類の中で口の悪いものをボコボコにして「再教育」の名目で城に連れて行くのだそうです。
「こわぁ……」
千雪は呻きます。
「今のところ、北王国だけで済んでいますが、彼女たちが他の地域を狙っていることも明らかです。魔族もこれに辟易して、今は一時休戦して孔雀城攻略の共闘中です」
「なんかそれ本末転倒では……」
「うーん、でももう、誰もパヴォネの考えていることなんてわからないんですよ……」
「何で人類が愚かだって言い出したんですか?」
「人類は人類同士で争うからだと言っていましたね。思いやりの気持ちを育てるんだと言っていました。でも、孔雀城からは誰も帰ってこない。真偽のほどはわかりません」
「すごく良いところなのかもしれませんね」
天国にまつわるブラックジョークを思い出しながら、千雪は首を横に振りました。
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と言うことで、あなたたちは魔族とヒト種族の合同討伐チームに参加することになりました。合同とはいえ、隊としては人間部隊と魔族部隊です。
「あたしはキトリー! よろしくね!」
「……エフィムだ。説明はいらんな。俺は魔族だ」
人間の隊長を務めるのは明るい少女です。若くてもレベルが高ければトップを張れるのがマグメルのレベルシステムです。
魔族の方も若い青年ではありますが、その立ち振る舞いには貫禄があります。魔族の中でもレベルが高い戦士なのでしょう。
あなたたちは三つのチームに分かれました。ひとつ、綾取・渚とともにキトリーの隊に参加するチーム。ふたつ、千雪・シュライクと一緒にエフィムの隊に入れてもらうチーム。みっつ、コーディ・ハーヴェイ・バーサと隠密的に城に接近するチームです。
「キトリー、よろしくね!」
「うん! よろしく渚!」
キトリーは笑顔で応じます。
「魔族と一緒って息が詰まりそう。でも、いると助かっちゃうから複雑だよねー」
キトリーは苦い顔です。
「人のこと小娘呼ばわりしちゃってさ。レベル上げてるって言うのに」
それは心配してるんじゃないのかなぁ……と思った渚でしたが、初対面で意見するのも気が引けたので曖昧に笑って相槌を打ったのでした。
「よろしく頼む」
一方、エフィム隊。千雪の同行者シュライクは、にこやかに挨拶します。
「ああ」
「ところで……君はキトリーをどう思っているのかね?」
「シュラおじー! 突然プライバシーに踏み込むんじゃないの! ごめんエフィム。この人、頑張ってる若者を応援した願望持ちで、頑張ってる若者を応援したい人のことも応援したいんだって」
「何を言ってるんだお前は」
「ほんとだよ何言ってるんだろうね」
千雪は自分で言ったことに混乱しています。
「止めてくれるなお嬢さん! キトリーは主人公じゃないか! その主人公と共闘する魔族! こんなに素晴らしい物語があるか!」
こないだまでの余裕ぶった態度から一変。鼻息荒くエフィムから話を聞き出そうとするシュライクです。千雪はそれを押しとどめ、
「とりあえず害はないからよろしくね!」
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「おのれおのれ! 何故パヴォネ様の言うことがわからぬ!」
キトリー隊の前に現れたのは、真面目そうなメイジのゴーレムでした。
「貴様らヒト種族が愚かしいがために、それを矯正しようとしているのだ……! あの方がどれだけお心を痛めているか、貴様らにはわからぬのか!」
「わかんないから反抗してんの! ていうかそう言うの、わかるようにやらないとただの余計なお世話じゃん!」
キトリーが言い返します。キトリー隊の一人が、あれは「スパロウ」と呼ばれているゴーレムの一人だと教えてくれました。
「やばい矢を撃ってくるけど、ヒト種族には使わないと思います。やるなら魔族相手でしょうね」
「ったくさぁ、魔族が人間と組んだからってボクたちに勝てると思ったら大間違いなんだよねぇ」
エフィム隊と対峙するのは、笑みこそ浮かべていても、目が全く笑っていないゴーレムです。どうやらアコライトらしく、立派なメイスを持っています。
「人間と組んだから勝つんじゃねぇ。俺たちがお前らのことを気に入らねぇから勝つんだ」
律儀に言い返すエフィム。
「ナマイキ……まあいいや、そう言っていられるのも、今のうちなんだから……!」
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コーディ、バーサ、ハーヴェイ、そしてあなたたちは、正面衝突の隙に孔雀城の脇腹を突こうと隠密に行動していました。
「向こうも、前線に紛れて別働隊が来るってこと自体は予想しているだろうけどね……おや?」
あなたたちは、向こうからこちらに向かってくる一人の少女を目に留めました。孔雀城方面からやってきます。茶髪の、華奢な少女です。
「あなたたち……パヴォネを討ちに来たのね?」
硬い表情で尋ねます。コーディは迷いましたが、
「そうだ。僕はコーディ。冒険者だ。君は?」
「私はロビン。パヴォネの……教え子よ」
「君は人間だな。と言うことは君もパヴォネに連れて行かれた『愚かな人類』の一人だと思うんだけど」
「私は元々北王国の人間だった。パヴォネが国を支配したときにそのまま召し抱えられた人間の一人」
「なるほど。つまり創立メンバーってわけだ。そんな君が一人でどうして?」
「パヴォネを助けて欲しい」
ロビンの口から出てきたのは意外な言葉です。よくよく話を聞くと、最近のパヴォネは、人類たちとの溝が深まることに態度を硬化させており、どんどん厳しくなっていくと言うのです。
「あのままでは、本当は彼女が気に掛けている筈の人間たちを死に追いやってしまうかも。そうなる前に彼女を止めたいの。本当は優しい人なのよ」
「なるほど……道理だな。協力する」
ロビンの言うことを鵜呑みにもできません。パヴォネが送り込んできたスパイである可能性もあります。ですが、こちらの方が数が多いのは間違いなく、ひとまずは受け入れても大丈夫だと判断します。
その時でした。
『人類発見。迎撃シマス』
合成音声が響きます。見れば、わかりやすい形をしたロボットです。
「パヴォネの尖兵だわ……!」
「君と一緒の所を見られて困らないか?」
「詳しいことまでは説明できないと思うけど……」
「そうか。記録するなら、口封じが必要だ」
コーディは暗殺者らしいことを言いながらピストルを抜きます。
人類を思うがあまり支配に走ったゴーレム。彼女を慕う人間。共闘する人類と魔族。
物語はまだ始まったばかりです。
担当マスターより
●解説
こんにちは三田村です。先にシナリオの解説を記載します。ご挨拶はその後で。
■シリーズ・シナリオの目的
本シリーズの最終的な着地点は「孔雀城の撃破」「パヴォネの無力化」です。
そのために今回は「孔雀城攻略のための端緒」「現地勢力との協力態勢の構築」「内通者ロビンとの信頼関係の構築」が目的となります。
本シリーズには話の軸が二つあります。
一つは「ヒト種族と魔族の共闘を通し、本来なら敵対関係にある者たちが手を組んで一つの課題を解決する物語」、もう一つは「大切な人の間違いを正すためにその人を裏切る人間の苦悩」です。
言うまでもなく前者はキトリーとエフィム、後者はパヴォネとロビンの物語となります。
参加の仕方は自由で大丈夫ですが、シリーズのお話としての趣旨はこんな感じです。
■ゴーレム種族のPCについて
特に不利な扱いは受けません。
全てのゴーレムがパヴォネについている訳ではなく、彼女のやり口を強硬に過ぎると非難するゴーレムももちろんいます。
逆にヒト種族にもパヴォネに賛同するものはいるので、種族で得に有利不利はありません。
■アクションパートについて
【1】キトリー隊に参加(綾取&渚)
【2】エフィム隊に参加(千雪&シュライク)
【3】ロビンと共闘(コーディ&バーサ&ハーヴェイ)
いずれのパートも、NPCに質問することはダブルアクションとは見なしません。
■アクションパート詳細
【1】キトリー隊に参加(難易度4)
人間側のキトリー隊に参加して戦闘します。
こちらは何の変哲もないヒト種族の部隊です。後述の通り、アバターはバランスが取れており、強く必要とされる戦力はありません。お好きなアバター、職能でご参加ください。
ただし、敵側もヒト種族(=ゴーレムと機械勢力)なので、魔族特攻のスキルなどは効果がありません。
逆に言えばそこまで強力なスキルがなくても勝てるパートではあります。
それはヒト種族に対してはパヴォネ勢力が防戦気味になるからでもあります。
最も簡単なアクションパートであり、困ったらまずここに参加するのが良いでしょう。
【2】エフィム隊に参加(難易度6)
魔族側のエフィム隊に参加して戦闘します。
大世界でもそうでしたが、ヒト種族は対魔族のスキルを多く有します。この小世界でもそれは同じです。
よって、魔族側はまあまあの不利を強いられるため、そこをどうカバーするかがポイントとなります。
具体的には守りや回復手段が多いと良いでしょうと言うのがGM側の模範解答です。
そのため、このパートに参加される方は回復や強化、防御などのスキル・アイテムの仕様が推奨されます。そう言うパートの特性により必要とされる能力があるため、そうでない場合は被害を減らすために速やかな敵の撃破を必要とするため難易度は高めに設定されています。
回復や強化、防御を手厚くする場合は難易度がやや下がります。攻撃役は魔族がやるので、PC全員が回復しかしなくても問題ないようになっています。
これはアコライトでの参加を強制するものではなく、例えば、スレイヤー取るために取ったアコライトがあったなぁ、いつもと違うアバターも使ってみたいなぁと言う人がいたらそれで参加しても良いかもよ、と言うか、いつもと違う遊び方ができますよと言う間口みたいな感じです。
なお、魔族は天技を持ちません。天技に相当する必殺技や魔法の能力は持ちますが、システム的に「天技」ではないため、天技を対象とするスキルや天技の対象にはなりません。
【3】ロビンと共闘(難易度5)
パヴォネの配下、ロビンと共に、パヴォネの尖兵であるロボットたちと戦闘します。
パヴォネは正面の戦闘以外の別働隊を警戒しており、ロボットたちを派兵しました。隠密ならそこまで戦闘力は高くないだろうからちょっと気付いている素振りを見せれば追い返せるだろうと踏んだのです。これは人類を舐めているのではなく、できれば傷付けずに帰したいと言う人類への思いやりが反映された結果になります。
ロボットはさほど強くありませんが、ロビンといるところをパヴォネに報告されると困るので撃退ではなく全滅させる必要はあります。
ロビンから話を聞きたい人もいると思います。彼女に一言声を掛けるくらいならダブルアクションにはなりません。
■敵情報
【1】指揮官ゴーレム・スパロウ(ゴーレム・メイジ・機工師)
戦闘用ロボットを指揮する指揮官ゴーレムです。
パヴォネの思想にかなりの共感寄せており、彼女の為にキトリー隊の撃退を目指しています。
レベルは40程度ですが、ヒト種族相手では手加減するのでパワーでねじ伏せてくることは考えなくて大丈夫です。今回は天技も使いません。
天技:魔法の矢を作り出して必殺の一撃を放ちます。これを同等以上のレベルの天技でどうにかできなければ、必ず戦闘不能になります。
【2】指揮官ゴーレム・ククロ(ゴーレム・アコライト・神官騎士)
戦闘用ロボットを指揮する指揮官ゴーレムです。
やや倫理観が薄いところがあり、ヒト種族を巻き込んでもしょうがないくらいには思っていますが巻き込まない努力は見せています。こちらもレベル40程度。
魔族に対しては当然殺意を持って掛かってきており、天技はエフィムに対して使われると考えるべきでしょう。
天技:自分が受けたダメージ、状態異常をため込んだ魔力球を射出します。これが当たると、それまでククロが受けた全てのダメージ、状態異常が対象に反映されます。こちらもほぼ必殺の一撃であり、天技での防御が推奨されます。
【1】【2】【3】戦闘用ロボット
ヒト種族の戦死を嫌がったパヴォネが量産を叶えた戦闘用ロボットです。
レベルはいずれも30程度、攻撃はレベル10~12、防御は7~10くらいの個体で編成されています。
魔族との戦闘を前提にしているため、「シャイニングビームLV5」を始めとした対魔族スキルも積んでいます。
そもそもヒト種族との戦闘をそこまで想定しておらず、【1】【3】ではやや防戦気味の戦闘を展開します。
【2】ではかなり苛烈に魔族へ向かって来ます。レベルどうこうよりも「魔族特攻があること」「攻撃的な行動を取ること」が厄介さの要素になります。
■特異者NPC
NPCたちの役目は、
・もうちょっとダメージがあれば皆さんが活躍できるときに敵を殴る。
・皆さんがもうちょっとで死にそうな時に回復する。
・皆さんの話し相手。
・シナリオガイドの進行役
と言う感じです。放っておいても全く問題ありません。
【1】綾取はしご(人間・メイジ・行商人)&渚(人間・メイジ・学者)
年齢が近いキトリーを気にしていた渚と、特にこだわりがないのでLCの希望に乗ったMC綾取のコンビです。
二人とも後衛魔法使いタイプなので後衛から魔法撃っています。
渚はキトリーがエフィムに対して複雑な感情を抱いていることを見て取って、何とか二人の間を(協力的な意味で)取り持てないかと考えています。
綾取は自分の心が動かなければまあまあドライなところがありますが、自分も渚を気に掛けて一緒に行動しているので、渚の気持ちはわかっているつもりです。
・天技
綾取:鍵にあたる物を一つだけ解錠できるものです。複雑な鍵などは解錠の一段階のみ開けられます。
渚:敵の攻撃の範囲を見極めるものです。味方と共有することによって退避や相殺スキルの打ち込み地点などがわかりやすくなります。
【2】甲斐千雪(人間・アコライト・傭兵)&シュライク(エルフ・アコライト・使用人)
回復役がいるんだな!? と言うことで柄にもなくアコライトに変えてきた千雪と、「すごい! 頑張る若い主人公とそれを支える青年の組み合わせだ!!!!!」と大興奮してアコライトに変えてきたLCシュライクのコンビです。
二人ともアバターレベルは低いのでファーストエイドとフラッシュ、後は回復アイテムを背負っての参戦です。
普通にいつものファイターとメイジで来たら良かったのでは? との向きもありますが、これはメタ的には「アコライトならこれくらいのレベルで参戦しても大丈夫だよ」と言う表明でもあります。
※ロディニアわかる人向けの説明
シュライクはブレイブソース「おとぎ話(魔法少女)」のマジカルキャスターで、「魔法少女を陰ながら助ける大人」と言うていでセイヴァーをやっており、「年若い主人公とそれを助ける大人」と言う組み合わせは大好物で今回大興奮しています。
千雪はシュライクのそういう所を知っているので「いつものが出た」と思っています。
・天技
千雪:遮蔽物を越えて攻撃を届かせるものです。どちらかと言うと、前衛一辺倒の千雪が下がらざるを得なくなっても一回は殴れる、と言う趣旨の天技です。何を「遮蔽物」とするかは千雪が決められます。
シュライク:自分の高い方の攻撃力を他人に分け与えるものです。効果が持続している間、シュライクの攻撃力はその分下がります。基本的に千雪を選択しますが、アクションによってはPCにも使います。
【3】コーディ(人間・シーフ・暗殺者&バーサ(獣人・アコライト・吟遊詩人)&ハーヴェイ(人間・アコライト・農民)
どうも元の世界ではこういう隠密をやっていたらしいコーディと、彼が特異者活動中に出会って付いてきたバーサ、色々あってコーディをぶっ殺しかけたハーヴェイのトリオです。
元々コーディは目的達成のためなら手段を選ばないところがあり、現れたロボットたちを全滅させることになんの抵抗もありません。今回は前衛として駆け回るつもりです。
ハーヴェイはかなり回復に振ったビルドをしているため、バーサは妨害・攻撃寄りでスキルを積んでいます。
こいつらがパート【2】に行ったら良かったのではないか。とはいえ、他の2組が隠密できるかと言ったらとてもできないので彼らが行くしかなかったのであった。
コーディ:攻撃以外の行動を敵に見つからずに行うものです。罠を仕掛ける、応急手当をする、その場を離れるなど、直接敵を攻撃しない行動が対象となります。味方が壊滅しそうな時に活路を拓くのが本旨の天技です。
バーサ:雷を落とす結界を展開するものです。雷は敵のみを狙い、結界はバーサの移動についてきます。
ハーヴェイ:雄叫びを上げ、自分の全てのレベルを+5する。肉体に作用するものであり、装備品には影響しない。
■現地NPC
【1】キトリー(人間・ファイター・農民)とキトリー隊の皆さん
キトリーは若くして高レベルの冒険者であり、今回の孔雀城攻略の人間側の隊長を任されました。
家族がパヴォネに連れて行かれており、その奪還も目指しての参戦でモチベーションは非常に高いです。
エフィムについては、魔族と手を組むのは癪だが、いてくれると助かる。エフィム隊は話が通じてしまうので「魔族は全員最悪!」と言い切れなくなってきていてちょっと複雑、という感じです。冷静に同盟として戦略を一緒に考えてくれるエフィムたちに仲間意識を抱きかけて否定すると言うことを繰り返しています。
隊のメンバーはファイターとメイジ多め、アコライトとシーフがまあまあと言う布陣です。バランスは取れていると考えてよく、このパートではアバターの偏りは考えなくて良いでしょう。
【2】エフィム(魔族)とエフィム隊の魔族の皆さん
エフィムは貫禄のある青年の外見をした魔族です。人間と共闘するのは正直不本意……ではあるのですが、プライドに固執することはなく皆さんとの共闘を受け入れています。それが可能な魔族のみを集めた隊であること、ゴーレムの対魔族スキルから身を守るには人間に頼るしかないので割と素直に助言は聞いてくれます。
エフィムは魔法剣士的な能力を持っています。回復以外なら割と何でもできます。
代表者同士としてキトリーと打ち合わせをすることもあるので、彼女の実力は認めています。突っかかってくるうるせぇガキと言う認識ですが、だからといってどうなっても構わないかと言うとそういうわけでもなく、彼女に対する気持ちとしてはやや複雑な部分はあるようです。
魔族はかなり攻撃に振っているので、このパートでは回復役やサポート系の能力が求められます。回復役がいないでもないですが、どちらかと言うとさっさと攻撃して終わらせたいと言うのが魔族たちの本音です。
【3】ロビン(人間・シーフ・使用人)
パヴォネに召し抱えられている人間の少女です。
ヒト種族たちから抵抗に遭い、態度を硬化させ苛烈さをますパヴォネの限界を悟り、ヒト種族に彼女を止めて欲しいと考えて助けを求めて来ました。
普通にパヴォネを助けるためにこちら側に協力しているだけなので、ロビンがPCを裏切ることは心配しなくて大丈夫です。
彼女が軸になるのは親鳥からの巣立ち的な物語になります。
■おまけ:敵キャラクターへのアクションについて
敵キャラクターは皆さんの敵です。
そして物語の核であることも多いです。ちょっと何か言われて翻意することはまずありません。だったらこんなことしてねぇよと言う話ですね。シナリオの状況がそもそも発生しないですね。シナリオにも方向性というものはあるわけで、それを紡いでいくのは「挑発」ではなく「対話」になります。
敵キャラクターに対して強いことを言うのはRPとしておかしいことではありませんが、あんまり物語の仕組みに外れていると上手いこと描写できない可能性はあります。
と言うことで、敵NPCに何か言うなら「わかってもらえない」「聞き入れてもらえない」「逆張りされる」ことは想定しておいてください。
突っぱねられたら嫌だな……と思うなら「言わないけど内心ではこう思う」と言うことにしておきましょう。
敵NPCや物語は皆さんを描写するための触媒です。ガイドなどを読んでいただき、上手く使ってください。
■マスターより
こんにちは三田村です。
小世界の3部作をお届けします。
なんか昔から「機械が人類を支配する」みたいな話が好きで好きで……。
全3話です。
他者の愚かさに憤りつつも改善に奔走するゴーレムと、彼女の迷走をなんとかしようと裏切りの様な行動を取らざるを得ない少女。
そして自分たちの明日のために手を組む人間と魔族。
交差する物語をお楽しみください。
ご参加お待ちしています。
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・キトリー隊に参加 【現在のMC参加人数:3】
・目的
スパロウ隊を退けて前進するよ!
・動機
キトリー、年齢が近いからちょっと気になっちゃって。
・手段
向こうが防戦なら、こっちは攻撃に振れるね。相手を倒すためじゃない。話し合いのテーブルに就いてもらうための障害として排除するよ!
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・エフィム隊に参加 【現在のMC参加人数:3】
・目的
エフィムには無事でいてもらおう。
・動機
ハァハァ……こんな、こんな面白そうな話があるか……私はこの結末を最前列で見届けるぞお嬢さん……。
・手段
まあ回復だね!!!!! エフィムの回復はもっとできる冒険者に任せよう。私はそんなに大したことはできないから軽傷の魔族の継戦能力を高めるとするか。
絶対生き残ってくれエフィム。そしてこの物語の結末を私に見せてくれ……!
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・ロビンと共闘 【現在のMC参加人数:3】
・目的
口封じさせてもらうか。
・動機
協力者のお出ましだ。邪魔者にはご退場願おうか。
・手段
暗殺者の職能で先手必勝だ。悪いけど、一体たりとも逃がすわけにはいかなくてね。
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