シナリオガイド
禍神の脅威から村人を守り抜け!~梅影慈旺の任務奇譚より~
シナリオ名:封印岩と目醒める禍神 / 担当マスター:茸
数日前――。
神州扶桑国から外れた辺鄙な場所にある小さな農村で、その異変は起きました。
村人数名が時折気性が荒くなり、かと思えば急に泣き崩れたりと情緒が不安定になったのです。
一人ならまだしも、普段温厚な性格の人まで訳もなく急にイラつき出すので、村人たちはただ事ではないと感じました。
「あのオヤジさんまでおかしくなったのか? 一体どうなってるんだ……」
「思うんだけど……皆が変になったのってあの大きな落雷があった日辺りからじゃない?」
子供を抱きあやす母親に同意を示す声が周りから上がります。
「俺もそう思ってた。あの豪雨の日だろ? 落雷があったのは山の方だったか……」
「高い崖があるところだな。いつ崩れるか分からないから近寄らないようにしてたが、誰か見に行った奴はいるか?」
その質問に首を縦に振る者はなく、見かねた若い男が手を上げました。
「俺が見に行ってくるぜ。もし俺が今日中に帰らなかった場合は応援を寄こしてくれ」
「ならおれも行こう。一人じゃ危険すぎる」
「僕も行くよ。調査するなら多い方がいいし、足には自信があるから何かあれば知らせに走る」
名乗りを上げた三人の男たちは準備を整えると早速調査に出かけていきました。
*****
現在――崖下にて。
村から緊急要請を受けた六明館学苑の修祓隊は二日後には到着し、目の前の光景に渋い顔を滲ませました。
「これはただの大岩ではありませんね……」
梅影 慈旺は崩れた崖の周辺を見て回り、剝き出しになった大岩の前で再び足を止めてそれを見上げます。
七、八メートルはあろう巨大な岩は崖に埋まった状態で表だけ土砂崩れにより露出していました。
村人の話にあった落雷で崖が破壊され、豪雨により大岩についた土砂が洗い流されたのだと見て取れます。
共に現着した睦美 景は周辺を警戒し一時凌ぎの結界を施します。
「恐らく大岩の向こうに何かある。慈旺、この場はお前に任せる」
「景さんは?」
「私は村人を避難させた後護衛に就く。念のため農村とその周辺の状況も把握しておきたいからな」
「りょーかいです」
首の後ろに手を当て、これは骨が折れそうだと首を鳴らした慈旺は大岩を見上げたまま質問を重ねます。
「……やり方はお任せってことで良いですか?」
「ああ。全て慈旺に一任する」
慈旺の返事を待たずして景は姿を消します。
村人のことは景に任せておけば問題ないと判断し、慈旺は目の前の問題に集中します。
大岩から漏れ出している負の霊力は一時的に結界が食い止めてはいますが、早々に対処しなければ持ちません。
村人を狂わせた原因も邪気のせいだろうと推測し、根源である大岩を破壊すべく慈旺は愛刀を手に取りました――……。
担当マスターより
こんにちは、または初めまして。
GMの茸です。
活動再開希望を賜り、ありがとうございます!
大変お待たせいたしました。
今回のシナリオは梅影慈旺編の2作目となります。
~梅影慈旺の任務奇譚より~とありますが、任務内容自体は前回とは付随しておりませんので、
初めましての方でも十分楽しめるシナリオとなっております。
今回も多くのご参加お待ちしております!
*パート詳細*
【1】農村の浄化と護衛 難易度:2
天災である落雷により砕かれた崖から巨大岩が顔を出しました。
これにより封印が綻び溜まっていた邪気が漏れ出てきてしまいました。
近くにある農村がその影響を受け、人体に害が及んでいます。
農村全体を浄化し、影響を受けている人々を救出するのがここでの任務となります。
また、一部森に住み着く野犬等の動物も狂暴化していると報告も上がってきているので農民の護衛をお願いします。
【2】の結果次第ではここの難易度が1つ上がります。【3】が無事に終わるまで村に留まる形となります。
睦美景は主に森を含む農村周辺の調査、警備に当たります。
ここでは睦美 景が登場します。
【2】巨大岩の破壊 難易度:3
落雷、豪雨により露出した大岩の破壊と浄化がここでの任務となります。
巨大岩は高さ8メートル、横幅は10メートル以上にも及びます。
大昔からここに存在し長い間人の目に触れられることもなく良くない何かを押さえ込んでいました。
崖が崩れた今、封じる力も崩れ弱まり、押し止めていた邪気が放出してしまっています。
このまま封印、または浄化したところで岩の裏側にある根源まで祓うことはできません。
そのため慈旺は巨大岩を破壊しその奥にあるモノを根こそぎ刈り取ってしまおうと考えました。
巨大岩は力が弱まっているため霊力を込めた攻撃であれば破壊は難しくないでしょう。
また、破壊後は邪気に塗れてしまった大岩を完全に浄化することと敵の奇襲に備えてください。
マガカミが村に向かった場合、【1】の難易度が1つ上がります。
【3】目醒めたマガカミの討伐 難易度:4
巨大岩の裏側は大きなドーム状の空洞となっており、遮断していた岩がなくなると日の光が差し込みますが奥の方は光が届かないので非常に暗いです。
【2】で巨大岩が破壊された瞬間、一気に邪気が噴き出すように流れてきます。
邪気の流れを突破し、起き上がり向かってくるマガカミの大群を討伐してください。
マガカミの形状は疎らで、人型がいれば獣のような姿のものまでいます。
しかしその身体は邪気の塊のようなもので、斬った感触はほぼ得られないでしょう。(見た目どす黒い霊体をイメージしてください。)
当然ながら浄化の力には弱いですが、邪気がある限り復活するので空洞内を浄化し切るか根源を断つまで討伐は続きます。
空洞の奥まで進むと朽ちかけた巨大な鳥居と対面することになります。そしてその近くに小さな祠が鎮座しています。
鳥居と祠が此度の一件に関係していると思われますが、どう対処するかは修祓隊の意思に委ねられます。
ここでは梅影 慈旺が登場します。
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*主なNPC*
・梅影 慈旺(うめかげ しおう) 見た目は30歳前後
流派:睦美流 皆伝
隠密が得意でありながら普段は派手な梅花の羽織を纏い街を散策するのを趣味としている。
明るい性格で見た目は風雅な男だが、鬼の血を引いており一族唯一先祖返りしその力が発現している。
鬼の力を制御するため、睦美流皆伝の取得を機に紫垣玄の元で稽古をつけてもらっている。
誰にも話していない厄介事を抱えているが、師範の景には気付かれているだろうと推測している。
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・農村の浄化と護衛 【現在のMC参加人数:7】
・自分は農村全体の浄化に当たります。これ以上の被害は避けたいです!
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・巨大岩の破壊 【現在のMC参加人数:4】
・かなり大きいので崖と岩の隙間を狙うように攻撃してみます。隙間ができれば早く崩せるかもしれません!
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・目醒めたマガカミの討伐 【現在のMC参加人数:4】
・鳥居や祠も調べた方が良さそうですが、自分は空洞内を完全に浄化しマガカミを一掃することに専念します。
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