“人の想い”によって形成す三千界。
そして、その狭間に在り、かつ界央にしてフォーカシング・ポイントでもあるワールド・ホライズン。
異界の客たる特異者達は、そこに落ち来たり、そこを拠点に各世界へ出撃して行き、経験やら功績、そして“想い”を持ち帰る……。そんな場所です。
故にそこはある意味、三千界の総てが集う所である、とも言えます。
しかし、それらはあくまで、界を往来して持ち帰り来た特異者を介してのみ、アクセスできるもの。
ですから……
“話”を、しましょう。
◇
<承前>
タロット#1
タロット#2
タロット#3
宴#1
宴#2
「…………では、そういうことで。」
「ソレは流石にシツレイだろうが!」
「しかし、のう……アクションあってのリアクションじゃし。」
「リア言うなし! 仮にも“物語としてのお作法”ってぇモンがあろうが!」
「……“物語”か。確かに儂らはそれらの“語り手”やもしらんが……この三千界で語るべきは、語られるべきは、まず彼、彼女ら“千の貌持つ勇者”らのことじゃろう? なればその“物語”は彼らそれぞれに起こり、還るもの。故に彼ら彼女らの“話”無しには始まらん。」
「……そりゃ、まあ、そうだが……」
「その“話”を受けたればこそ、そこに漸く“会話”、更には“対話”の可能性が生じ、うまくすればそれが“物語”に育つ……やもしれぬ、というもの。」
「……」
「ま、何せ、相手のあること、あってのこと。その訪いを待つしかないも無論のことながら、来て頂いたとして初見ならまず“0から始めましょう”じゃ。」
「…………」
「或いは、前を承けてであれ、その枝を伸ばすも刈るも、はたまた全く無かったことにして巻き直すのも、総てが“話”の主次第、じゃろうよ。」
「それは……そう」
*
「てなわけで、今回も、ご来訪をお待ちしとりますのじゃ。」
「ご縁、お待ちしております。」
◇
追伸: 初めての方へ(再掲)
かなり独特のシナリオ(特にタロットの方)なので、改めてご説明。
タロットのスプレッド、もしくは想い出の飲食物を枕にキャラトークしよう、って感じのハナシです。
タロットの場合、アクションで訊きたいこと(お題)と、0-9の乱数を頂ければその回数スタックをカット、ケルト十字でスプレッドしてなんか胡散臭い散文詩擬きで煙に巻きつつ、セッションを組み立てる感じ。
お食事の方なら、食べたい(飲みたい)もの何でもと、キャラのそれに関する想いをお預けいただいて、なんかそれっぽい感じのナラティブにできれば、というような。
(ああ、もちろん、どっちの方もハナシの構造自体へのメタトークもアリです。ヲタなのでそういうのもスキw)