クリエイティブRPG

サメとゾンビと水着と特異者【その2】

リアクション公開中!

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サメとゾンビと水着と特異者【その2】
基本情報

マスター:森乃ゴリラ
ワールド:アーク
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年09月13日公開!

シナリオガイド

シャークハンターとして街を救おう!!

シナリオ名:サメとゾンビと水着と特異者【その2】 / 担当マスター:森乃ゴリラ



「た、助けてほしいんだよお!!」
 シャークゾンビを退けた辺境都市サヴァイブに情けない声が上がりました。
 声の主は人間とサメを足したような存在――ウウェ・ユレがとっ捕まえた二足歩行のサメ人間です。

「テメエがシャークゾンビを差し向けたやつか!?」
 ウウェ・ユレがサメ人間の胸ビレを掴み上げれば、シャークゾンビは泣きそうな声を上げながらそれを否定しました。
「ち、違うんだ。俺は元々人間だったんだよお!!」
 元人間、現サメ人間の男……? は泣きながら語り出します。

 辺境都市サヴァイブには同じような都市がいくつもあり、それぞれが同じようにサメたちの侵攻を押しとどめていました。
 しかし、つい最近訪れた自称研究者を名乗る男の手によってサメ人間が住んでいた街――都市エスケープは陥落、住民達は語るサメ人間のように、二足歩行のサメへと変化させられてしまったのだと言います。
 
「おまけに仲間達はどんどん正気を失っていくから手をつけられなくて……頼む、助けてくれないか?」
「助けてって……あんたは平気なのか?」
 相馬 良樹は不思議そうに問います。
 何故なら助けを求める男が正気を失っているようにも、貶めるような仕草をしていなかったためです。
「俺は丁度、街の外にシャークハントをしにいってたから仲間のようにはならなかったんだ。姿はこんな感じになっちゃったけどさ」
「ふーん、よくわかんないけどってことは街の中にいた人間がまるっと正気失っている感じ?」
 ウウェが問えば、サメ人間は大きな頭を何度も縦に振りました。

「頼むよお。こうなったら別の街にも助けにいけないし……姿を見せただけで攻撃されちゃうんだ」
 他の街へ近づけばもれなく駆除対象(シャーク)と見なされてしまい、助けを求めることもままならず。それでも諦めきれなかった男はこうしてサヴァイブの様子を見に来たところ――ウウェに捕まったというのが事の顛末のようです。

「……そっちの街にもシャークゾンビはいるのか?」
「腐ったサメだろ? うちの街もそれで壊滅したようなもんだ。なにせ、いつものサメとは様子が違ったからなあ……今も少しはいると思うが、大体は引いていった感じだよぉ」
 周辺のシャークハンターが狩る対象としているのはフライングシャークと呼ばれる、この世界ではごくごく一般的な空飛ぶサメ(?)でした。
 このような腐ったゾンビなどは見たこともないとサメ人間が言えば、ブーメランパンツの男もそれに同意します。
「確かにいつもの様子と違ったな……ってことはエスケープの野郎ども(シャークハンター)はその自称研究者の仕業でこうなったってわけか」
「多分……」
 サメ人間はがっくりと肩を落としてしまいました。

「なあ、ヨッシー。ってことはその自称研究者をなんとかすりゃあいってことだよな」
「だろうな。動くとしたら……このサメ人間さんの街にも行った方がいいかもな。正気を失っているのなら他の街に被害がでないよう、おとなしくしてもらわないと困るだろうし」
 目下の目的は自称研究者の足取りを追うこと、そして正気を失ったサメ人間達をおとなしくさせることです。
 その最中、彼らを元に戻すための情報を得るのが大事だろうと、特異者の二人は頷き合います。

「ウウェちゃんは自称研究者の足取りを追うカナ~。おい、サメ人間。その研究者がやってきたところは見当がつくか?」
「ええと、山岳のほうに古い屋敷があるんだ。そっちの方からやってきたと思う」
「んじゃあヨッシーはサメ人間の街に行って正気を失ったやつらをなんとかしな。どっちかに元に戻す手がかりでもあんだろ」
「役割分担か、わかった。ほかの特異者にも声を掛けてみよう」

担当マスターより

▼担当マスター:森乃ゴリラ

マスターコメント

 小世界ハイラハン編、第三シリーズ『サメとゾンビと水着と特異者その2』となります。
 特殊アバター、小世界ハイラハンの特殊アイテムに関しては一話目をご確認ください。


○ アクションパート

【1】 古い洋館を調べに行こう

 辺境都市エスケープは襲撃を受けた際、シャークゾンビと自称研究者がどちらの方角からやってきたのかおおよそ見当をつけました。
 それがサメ人間の言っていた古びた洋館です。こちらのアクションでは潜入・あるいは襲撃をして、洋館を探索しつつ自称研究者についてや、その足取りを追っていきましょう。

・洋館について
 ゾンビものにありそうないかにも古びた洋館です。
 あまりにも古い屋敷のため、壊れているものや蜘蛛の巣が張っているものも数多くありながら、所々にコードやケーブルといったサヴァイブの街では見られなかった機械類がぼちぼちおいてあります。それらは洋館の奥に向かって伸びているとかいないとか……?
 洋館の周囲、または内部には戦ったシャークゾンビをはじめとした古今東西様々なサメ達が警邏していますのでご注意ください。

【A:こっそりスニークするぜ!!】
 スニークの利点は見つかりにくい事。これに尽きます。
 潜入するためにはそれっぽいスキルが必要となりますのでご注意ください。
 また、内部にはなんでこんな謎解きギミックがあるんだ……? 住んでいる人間面倒くさくない……? というくらい面倒なギミックが多数用意されています。
 例を用意すると、謎の紋章を集めたり、めちゃうまピアノを演奏して扉を開いたりとなんかこう聞いたことがありますよね。そういうやつです。いやもう本当に不思議だなー。
 是非とも洋館を探りつつ自称研究者がどこにいるか探っていきましょう!!
 ギミックは丸投げでもかまいませんし、スパイみたいなことがしたい!! とかあればそれでもOKです。

【B:派手にドンパチするぜ!!】
 正面から真っ向勝負。その分、敵はわんさか出てきますが、陽動として動き回れたり、潜入しているシャークハンターの手助けをしたりする事ができます。また、上手く倒していければ三話目が少しだけ楽になります。
 サメの種類はゾンビだけに留まらず、シャークドッグや、シャークコンドルなど動物と合体したサメが多種多様。勿論シャークゾンビも健在です。
 しゃらくせえ全部倒して今回のシナリオは終いだ!! って人におすすめのコースです。力こそパワー!!


【2】エスケープの街へ行こう

 こちらはサメ人間の故郷である『辺境都市エスケープにてサメ人間となってしまった彼らを救う』ための戦闘パートです。
 サメ人間達は正気を失って暴れていますので、上手い具合に無力化して落ち着かせてあげましょう。
 倒してしまうとよくないので、捕縛やリラックスさせるなどの行動が必要となります。
 サメ人間自体は耐久がありますし、ギャグなので余程のアクションや明確な殺意がない限りは問題ありません。
 いっぱい落ち着かせてあげると良いことがあるかもしれませんね。


【3】サヴァイブの街を復興しよう

 先の襲撃によって街はボロボロです。ブーメランパンツの男や、街のあらくれシャークハンター達や住民達によって復興が行われています。
 建築だけでは無く、疲弊した彼らを救ってあげるようなアクションでも構いません。炊き出しや応援、ちょっとした息抜きを提供するのも良いかもしれませんね。
 こちらのパートも【2】と同じで、手伝ってあげると良いことがあるかもしれません。


○ NPC

・ブーメランパンツの男
 実は辺境都市サヴァイブの偉い人。
 彼は傷ついた住民のケアを行いながら、サメたちによって被害を受けた建物を修復するため、サヴァイブのあらくれシャークハンターと共に行動します。

・サメ人間
 ちょっぴり頼りない強面のサメ人間です。
 泣きながらも良樹と一緒に辺境都市エスケープへと戻り、仲間達を正気に戻すために奮闘する予定です。

・相馬 良樹
 元ドラグナー→元A機関のエージェント→現在シャークハンター。
 彼はエスケープの街に赴き、サメ人間達を正気に戻せるよう奮闘します。

・ウウェ・ユレ
 ライカンスロープの毒舌ぶりっこ二重人格の女。
 直接、自称研究者が滞在していると思わしき屋敷に正面から襲撃を掛ける予定です。


○ マスターコメント

 というわけで、サメとゾンビと水着と特異者その2となります。
 難易度はそれほど高くありませんので、ご安心ください。

 どのアクションに偏ってしまっても【1】以外は最低限一人くらい関わっていれば問題ないですし、もし居なくともデメリットになる心配はありません。
 あくまで【2】と【3】に関しては『良い事があるかもしれない』程度ですのでお好きなアクションにゴーゴー。
 足を引っ張らなければOK、を合い言葉にして調査したり戦ったりしていきましょう。

古い洋館を調べに行こう 【現在のMC参加人数:9】

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エスケープの街へ行こう 【現在のMC参加人数:7】

1

サヴァイブの街を復興しよう 【現在のMC参加人数:4】

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