クリエイティブRPG

【テスタメント】”ピラー”強襲

リアクション公開中!

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【テスタメント】”ピラー”強襲
基本情報

マスター:相田紘一
ワールド:テルス
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:150ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年09月05日公開!

シナリオガイド

世界を救う鍵、それを巡って三者三様の思惑が入り乱れる――。

シナリオ名:【テスタメント】”ピラー”強襲 / 担当マスター:相田紘一



 神なき世界、テスタメント

 創造神が去り、神の理が失われたことで、世界を束ねる法則が消え去った世界。

 そこでヒトは、ヒトの理を作り、神の代わりに世界を束ねる法則を作り上げて、その安定のもとに、文明を構築・発展させてきました。

 しかし、増えすぎたヒトは多様な価値観を持ち、それにより旧来のヒトの理を否定するものも現れました。

 このままでは、世界を束ねる法則が破綻し、世界は無数の欠片に砕け散ってしまいます。

 それを恐れたヒトたちは、従来のヒトの理を破却し、新たなる神を創造することで世界を束ねる法則を委ねようとしました。

 ですが――新たなる神を作り出すということは、その創造者が神に最も近いものとして世界に君臨することを意味していると受け止めるものもいました。多様化したヒトは、そのような画一的独裁に恐怖し、神造りを妨害しました。

 多くの血が流れたテロの後、それでもなお神を作ろうとするヒトたちと、それに反対するヒトたちは鋭く対立し、前者はフリートラント共和国、後者はポラニア連合王国に別れて相争い、世界の破綻は身近に迫っていました。



「”ピラー”に主力軍を結集し、ポラニア連合王国軍を迎撃する」

 フリートラント共和国総統、カール・フリードマン総統は、共和国国防会議の席で、重々しく告げました。

「しかし、これまでの我軍の損害は甚大で、予備戦力が欠けておりますが……もしや、親衛隊を?」

 その様に問う統合参謀本部議長に対し、フリードマンは頷きます。

「フリートラント首都圏防衛部隊、第1親衛旅団を人工神格レーゲルの防衛に、第2親衛旅団を”ピラー”基部の防衛に増派する。よりすぐりの精鋭だと親衛隊長官からは聞いているが」

「左様。彼等は皆サクセサーかトランスヒューマン。ポラニア連合王国軍を質量共に圧倒出来るでしょう」

 フリードマンの言葉に、親衛隊長官はその様に応えます。

「しかし国防軍の質のほうが問題です。粗製トランスヒューマンと新型機により質は向上しているとはいえ、まだ特異者には及びもつきません」

「国防軍はポラニア連合王国軍の相手をしていればいい。敵を分断し、有利に事を進めるのも将帥の役割だろう」

 統合参謀本部議長が懸念を示すのを、フリードマンは一蹴します。

「人工神格レーゲルは世界律修復の切り札。ここでポラニア軍に渡す筋合いはありませんな」

 人工神格レーゲルの設計者である先端技術局長、ライネッケ・ヴィンターがいっそ冷淡と言って良い口調で告げました。

 フリードマンは頷き、そして国防会議に参加してる全員に告げました。

「その通りだ。この闘いは私自らが最高指揮を取る。勝つにせよ負けるにせよ、そこが決戦場となる。各員、最大限の健闘を祈る」

 会議室を退出したヴィンターは、ふと呟きます。

「”勝っても負けても”では困るのですよ、総統閣下」



 一方、ポラニア連合王国軍統合参謀本部でも、同様の会話が為されていました。

「フリートラント軍が”ピラー”周辺の防御を強化しつつある。これに対し、我がポラニア連合王国軍は”ピラー”並びに人工神格レーゲルの奪取の為、強襲作戦を実施する事と決定した。ひいては、作戦総指揮は私が取る」

 ポラニア連合王国野戦ヘトマン、アレクサンドラ・フィグネル大将は特異者達にそう告げました。

「作戦の目的はふたつ。”ピラー”基部の占拠による”ピラー”及び人工神格レーゲルの建造続行のための基礎を確保する事と、人工神格レーゲル自体を奪取しその制御権を握ることだ」

「しかしそれは、フリートラント共和国軍の増勢により困難になっているのでは?」

 ひとりの特異者が首を傾げると、アレクサンドラは毅然とした口調で応えます。

「たとえ困難であろうとも、遂行されねばならない。いや、困難だからこそ、勝利した際に得る物は大きい。”ピラー”と人工神格レーゲル、そして戦力の大半を失ったフリートラントは、必ずや和平交渉に応じ、この戦争を終結に向けて大きく前進させるからだ」

 そしてアレクサンドラは真剣な表情で言葉を継ぎました。

「この作戦にはエカチェリーナ議会王陛下も指揮鼓舞のため参戦される。事実上、この作戦の成否に、ポラニアの、いやテスタメント全体の命運が掛かっている。異邦人たる君達には申し訳ないが、後1戦、君達の力を貸してくれ」



 同時期、ピラー基部では、レジスタンス運動のリーダー、フランツ・リューダーが、作戦計画を同志に告げていました。

「ピラー基部の防衛部隊を混乱させ、攻勢に出るポラニア軍を支援するため、第1に灯火管制の解除を狙い発電所を、第2に通信管制の解除を狙い放送局を奪取し、ポラニア軍を照明と通信で誘導する。この作戦が成功すれば、第2段階としてポラニア軍と合流し、そして解放区を形成してフリートラント軍の作戦目標を分散させ、イニシアチブをこちら側に引き寄せる。大事なのは時間と機敏さだ。諸君の健闘を祈る」

 フリートラント和平派はこの決戦がすべてを決すると判断し、ポラニアに協力してその成果により和平を勝ち取ろうとしていたのです。



 その頃、第1親衛旅団長に転任した、テオドール・ティンメルマン少将は、心にある暗い決意を秘めて、こう呟いていました。

「勝つも負けるもどうでもいい。肝心なのは、この世界を打ち壊すことだ」

 果たして彼は、何を想っているのでしょうか――。



 ――神なき世界においては、ヒトの意志が試されます。

 ――あなたたち特異者は、この世界を救えるのでしょうか?

 ――あなたたち特異者は、ヒトの愚かさを赦せるのでしょうか?

担当マスターより

▼担当マスター:相田紘一

マスターコメント

 マスターの相田紘一です。このシナリオは、テルスの小世界【テスタメント】のキャンペーン第3回に当たります。
 召喚された特異者たちは、3度に渡る活躍から、ポラニアの盟友として親しまれ、世界の救世主として崇められるようになりました。
 しかし、フリートラント共和国とポラニア連合王国の戦いは一層激化し、ついには世界の中心とも呼べる存在、”ピラー”とそこに座す人工神格レーゲルの争奪戦に発展しました。フリートラント軍はこれを死守すべく戦力を結集しており、ポラニア軍はこれを奪取するため未曾有の大攻勢を仕掛けます。この決戦に勝利し、”ピラー”と人工神格レーゲルを奪取することが、今回の目的です。

 それでは、今回のアクションの各選択肢について説明します。

【1】人工神格レーゲルを奪取する:難易度9

 リーガ近郊の電磁カタパルトで静止軌道まで上がり、”ピラー”の静止衛星軌道上に座する人工神格レーゲルとその管理ブロックを奪取します。宇宙空間のため、ワラセアで活動できないPCは戦闘参加不可です。
 管理ブロックには自動防衛システムも存在しますが、主力となる防衛戦力はフリートラント共和国親衛隊第1旅団と空間防衛隊第1艦隊です。
 前者はサクセサーとトランスヒューマンにより構成されたバトルシップ級エアロシップ1、バトルクルーザー級3隻・コルベット級8隻からなる艦隊と、新型歩行戦車”レクス・トリメンデス”60機によって構成されています。
 後者はバトルシップ級エアロシップ4・バトルクルーザー級4・ライトキャリアー級4からなる艦隊と、旧式ルプスを宇宙戦用に改造した”ルプスHM”120機から構成されています。
 また、フリートラント総統フリードマンの座乗艦としてドレッドノート級エアロシップ”ファスケス”が陣頭指揮を取ります。
 更に、このパートにはアレクサンドラがエカチェリーナ議会王から貸与されたドレッドノート級エアロシップ”フィリブス・ウニーティス”に座乗し登場します。エカチェリーナ議会王も名目的な指揮官として同艦に座乗します。
 このパートにはバトルシップ級エアロシップ4・バトルクルーザー級4・ライトキャリアー級4基幹からなる艦隊と、120機の”フサリアL”からなるポラニア連合王国軍が加わり参戦します。

【2】”ピラー”基部を奪取する;難易度8

 ポラニア連合王国軍中部方面軍が一時的に確保した制空権による突破口から”ピラー”基部の物資運搬施設及びその周辺市街を目指し、奪取します。
”ピラー”基部の防衛部隊はフリートラント共和国親衛隊第2旅団とピラー防衛司令部直轄防衛部隊です。
 前者はサクセサーとトランスヒューマンにより構成されたバトルシップ級エアロシップ1、バトルクルーザー級3隻・コルベット級8隻からなる艦隊と、新型歩行戦車”レクス・トリメンデス”60機によって構成されています。
 後者は一握りのサクセサーと粗製トランスヒューマンの混成部隊で、歩行戦車”トリメンデス”70機、”レオM”30機により構成されています。
 その他、状況に合わせ増援が出現する可能性があります。
 このパートにはバトルシップ級エアロシップ4・バトルクルーザー級4・ライトキャリアー級4基幹からなる艦隊と、120機の”フサリアL”からなるポラニア連合王国軍が加わり参戦します。

【3】政治活動を行う:難易度5

 ついに表に現れた秘密結社”レナトゥス”への対策(ポラニア国内のみならず、フリートラントにおける活動についても含みます)、決戦に向けての細かい政治的調整、フリートラントとの和平予備工作など、政治にかかわること全般が可能です。基本値は5ですが、行動により難易度は1~12に変化します。

【4】その他:難易度1

 民間・レジスタンス活動、あるいはエカチェリーナ議会王やフリードマン総統の相手など、上記に当てはまらない行動をします。難易度は行動によって1~12に変化します。

■小世界ローカルルール

 テスタメントでは、魔力が枯渇している代わりに人間の意志が世界法則を改変しうるため(詳しくは「テスタメントにおけるアバター」欄参照のこと)、キャヴァルリィやメタルキャヴァルリィの魔力ドライブ炉の代わりに、人間の意志を用いて世界法則を歪め、無からエネルギーを発生させる「インテンション・ドライブ」という駆動手段を用いることが可能です。
 テスタメントに送り込まれた特異者のキャヴァルリィやメタルキャヴァルリィ、エアロシップや戦闘機など、魔力ドライブ炉で稼働する兵器は全てこのインテンション・ドライブにより置き換えられます。性能などはそのままです。

 また、テスタメントでは、人間の意志が世界法則に干渉しうるため、強い意志を持つ特異者は、不安定な世界法則に干渉し、自分に有利な結果を出すことができます。
 この現象は「ラウム・テスタメント」と呼ばれ、自分に身近で小さなことであれば強力な効果を生みますが、より広く大きなことであればあるほど効果は薄れていきます。
 具体的には、アクション中1回のみ、限定的に望みを叶えることができますが、例えば必中攻撃などを行うなどの小さな望みは成功しやすく、全軍の勝利を望むなどの大きな願いは失敗しやすいです。基本的にはアクション内容で成功失敗を判定します。

◆テスタメントにおけるアバターの認識について

 テスタメントにおいて、テルスのアバターは以下のように認識されています。
 全体に、テスタメントにおけるテルスのアバターは、神や魔法が存在しない代わりに、その結果としてある不安定な世界法則と曖昧な現実を、意志の力で改変し都合よく捻じ曲げる「法則改変」という形で、魔法同様のことが可能なため、魔法使いや神官は法則改変者とみなされます。法則改変者は強い意志による恣意的な法則改変が可能なため、常に重要人物、そして要注意人物として扱われます。

・トルーパー
 テスタメントでは、トルーパーは最低限の法則改変能力を持つ法則改変者として扱われます。トランスヒューマンやサクセサーの素体として、ふるいにかけられるものも多いでしょう。

・コマンダー
 テスタメントでは、コマンダーは魔法使いではなく、士官としての教育を受けている法則改変者とみなされます。

・オペレーター
 テスタメントでは、オペレーターは神官ではなく、作戦補佐を行う法則改変者とみなされます。

・シビリアン
 テルスのシビリアンと、際立った変化は特にありません。ただし、テルス世界より現代的な生活をしているでしょう。

・センチュリオン
 テスタメントのセンチュリオンは、軍功を上げただけでなく小部隊戦術の教育も受けて折り、それをもとに有効な法則改変を行えるとみなされます。

・トランスヒューマン
 テスタメントでは、トランスヒューマンは神なき世界における新しい人類の姿、優れた法則改変者のエリートとしてみなされます。そのため待遇は良いですが、一方で嫉妬され警戒されることもままあります。

・サクセサー
 テスタメントでは、サクセサーとは、今はなき創造神が去り際に残した「世界の秩序の守護者」またはその後裔です。そのため、サクセサーは人々の模範たるべき存在としてみなされます。そうしている限りにおいては、最大限の厚遇を受けられるでしょう。

ゼネラル
 テスタメントでゼネラルとは、広域に法則改変を展開できる法則改変者であり、なおかつ上級士官としての高等教育を受けているエリートとしてみなされます。

■テスタメント世界設定詳細並びに地図について

 テスタメントの世界設定と地図をマスターページに記述しておきます。アクションのご参考になれば幸いです。

人工神格レーゲルを奪取する 【現在のMC参加人数:14】

9

”ピラー”基部を奪取する 【現在のMC参加人数:11】

8

政治活動を行う 【現在のMC参加人数:3】

5

その他 【現在のMC参加人数:17】

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