小世界『ハイラハン』にある、ブランダーバスという国のお話の最終話となります。
今までの流れは
一話目 と
二話目 をご覧下さい。
◆設定
今までに出てきた設定、独自アバターに関しては
ゲームマスター個人ページ
に簡易版としてまとめてあります、そちらをご確認下さい。
◆登場人物
●【ブランダーバスの王】 メルゲン 28才
ブランダーバスの王であり、過去に偉業を成し遂げた渡り人の末裔です。
人と竜、どちらにも優しく接してくれる良き王です。
渡り人たちの事も神話として、あるいは王家代々に伝えられてきた話として聞いているため友好的です。
ダイル・ウスンとは幼い頃からの付き合いであり、家族だと思っています。
王としては静観したい、しかしメルゲン個としてはともに抗いたいと葛藤しています。
本当ならば谷底まで着いていきたかったのですが、王である以上は前線に出られない、と王都で行く末を見守っています。
●【黒竜】 ダイル・ウスン
メルゲンの側仕えとして生きている黒竜です。
友好的であり、気さくな態度で接してくれます。王都の竜を統率しているのはこの竜です。
メルゲンとは竜生(人で言う人生)の中ではそれほど長い付き合い、というわけではありませんがメルゲンの幸せを第一に考えてくれている心優しき竜です。
古竜と共に、己の命を犠牲にして封印を施そうと考えていますが……本当はもう少し、メルゲンの隣に居たいと考えています。
基本的には機を窺い、谷底付近で古竜たちと封印のために待機しています。
しかしながら封印後には邪竜の眷属へ堕ちてしまうこと、そして同じ古竜達にもそれを強いてしまった事を深く後悔しています。
渡り人が邪竜を倒してくれることを誰よりも願っています。
●【渡り人】 相馬 桔平 22才 ドラグーン
たまたま妹の顔を見に行こうとしたら、バルバロイの襲撃に遭うわ、扉に吸い込まれるわと不運続きな特異者。
過去のシナリオに出てきた相馬良樹・相馬若葉の兄でもあります。言葉遣いは悪いですが、困っている人のために駆け回るお人好しです。
「わかんねえけど邪竜を倒したら終わりだろ?」と楽観的にも、頼もしそうにも思える事を考えながら、あなたたち渡り人に封印についての詳細を教えてくれます。
啖呵を切った手前、桔平は【2】邪竜を討つ、のほうでサポートやら援護を考えています。
◆地形
・嘆きの谷底
ブランダーバスの真下に存在している巨大な亀裂です。
常に瘴気を出し続けているため、近づくにはミンストレルの歌声が必要不可欠。
また、谷底へ侵入しようとしている者達を阻むために沢山の眷属が飛び交っています。
・小型の浮遊大陸
王都のある浮遊大陸と、亀裂の間には小さな浮遊大陸が存在しています。
今回は邪竜との戦いに向けて前線基地のような役割を担っています。
負傷者の治療、物資の輸送。作戦会議。と、お好きに使って頂いて構いません。
◆アクションについて
・討伐に関して
今回は嘆きの底に降り立つことになります。
決戦場までは竜が運んでくれますので、竜と縁がなくても大丈夫。
勿論、自身の翼や顔見知りの竜に頼むといった感じでも問題ありません。
・戦闘以外に関して
戦闘が苦手、あるいは戦闘以外のコトがしたい、前線基地に居たいなあ。
と、様々な理由で前線に行かないことをお望みの方は『【3】その他』をご選択してください。
勿論、前線には行くが戦闘ではなく援護を行う、といった行動もできます。
その場合は【1】か【2】をご選択して頂き、それぞれ援護のアクションを頂ければと思います。
・どのアクションも内容はお任せします。
全てはブランダーバスのためを第一に、を合い言葉にして頂ければ森乃ゴリラとしては問題ありません!!
【1】突破口を開く
邪竜討伐を試みる仲間のため、眷属達を引きつけて眷属を倒す。
というのがこちらのアクションとなっております。亀裂の周囲には翼竜タイプと地上タイプの竜がうようよと徘徊しています。
眷属達の注意を引いて、後発である邪竜討伐組の手助けをしましょう。
こちらには王都や避難民も参戦しています。特にアクションに記載されていなくとも、ミンストレルの歌声は届くものと考えてもらって大丈夫です。
尚、【1】の判定が上手く行けば、【2】に向かった人達の行動がだいぶ楽になります。
【2】邪竜を討つ
谷底で待ち構えている邪竜は普通の竜に比べてかなり大型です。
常に瘴気を生み出しながら、抗う者らを屠ろうとしてきます。
邪竜に近づく為には、必ずミンストレルの力が必要となりますのでご注意下さい。
ミンストレルに関しては他の方と連携して頂いても構いませんし、NPCのミンストレルに助けてもらう事も可能ですのでお気軽にどうぞ。
その際は一緒について行くという感じですので、そちらの行動もアクション内に盛り込んで頂ければと思います。名前とか性格とか思いつけばそちらもどうぞ。なければ私がフィーリングご用意致します。
邪竜の攻撃は広範囲のブレス、眷属の召喚、雄叫びによる竜や獣への混乱付与が主となります。
・広範囲のブレス
ブレスは通常の炎ではなく、瘴気です。竜がそれを浴びてしまえば一時的に動きが封じられたりしてしまいます。回避や防御スキルなどを使って上手くやり過ごしましょう。
・眷属の召喚
邪竜は定期的に眷属を生み出します。それを軽減するためにはミンストレルの歌と舞が必須です。歌と舞で眷属たちを抑制していきましょう!!
・雄叫びによる混乱付与
邪竜の雄叫びは竜や獣の心を揺さぶります。ひとたび聞いてしまえば、敵味方の区別がつかなくなってしまうでしょう。
解除には調教師か呪術者による回復・ヒーリングスキルが必要となります。
それぞれ加護の属性が乗りますので、月神セオラと地竜ムンフツェツェグの加護に合いそうな回復スキルがあるとスムーズかと思います。
こちらのアクションはこれらの攻撃を掻い潜ることが前提となります。
勿論、サポートに徹するなども大歓迎。味方と連携を取ることができればより安定して行動できるでしょう。
……と、色々書きましたがそれ以外にもこれ出来ない? こっちはどう?
というものがあればお気軽にどうぞ!!
【3】その他
戦いに赴いた者達の無事を祈ったり、前線基地で色々なお仕事をしたり。
それ以外にもしてみたいことや、やりたい事がございましたらお気軽にどうぞ。
全てはブランダーバスのために、であれば特に制限は設けておりません!!
人によっては帰ってくる者達を信じて出迎える準備をする、なども良いかもしれませんね。
◆マスターコメント
シナリオガイドの閲覧、ありがとうございます。
前回ご参加下さった方々には招待をお出ししております。
参加者に空きが出た場合は【やや遅れて扉を潜った】あるいは【扉は既に一話目のタイミングでくぐり、今までも一緒に共闘していた】などお好きな理由で途中参加して下さって大丈夫です。
それでは最終話となります。楽しんで頂けると嬉しいです。