クリエイティブRPG

竜へ捧げる鎮魂歌【第二話/全三話】

リアクション公開中!

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竜へ捧げる鎮魂歌【第二話/全三話】
基本情報

マスター:森乃ゴリラ
ワールド:アーク
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年04月27日公開!

シナリオガイド

『渡り人』となり、復活しようとしている邪竜を再び封印しよう。

シナリオ名:竜へ捧げる鎮魂歌【第二話/全三話】 / 担当マスター:森乃ゴリラ



 小世界ハイラハン――ブランダーバスの王都は石造りの壁に囲まれた都市です。
 美しい石組みの壁は空を自由に行き来できる竜に合わせてとても高く、見る者を威圧するようでした。堅牢という名に相応しき外観ですが、城壁の外は些か様子が違いました。
 王都を囲っている城壁の外には、町や村を滅ぼされて避難してきた人や、他国との交易ができなくなり職を失った者達が集まっています。
 しかしながら環境は劣悪。辛うじで雨を防ぐことができるターフのようなものが張り巡らされ、地面に直接毛布や布などが敷かれている状況でした。
「出来れば彼らを王都に迎え入れたいのですが……王都の中にも既に避難されてきた方々がいらっしゃいます」
 城壁の上から外の様子を窺っているメルゲンは表情を曇らせました。
 彼としては今すぐにでも全ての民を引き入れたいと考えています。しかし度を越えた受け入れは更なる混乱や、治安の悪化を招きかねない事から、受け入れ自体を中断しているところでした。
「ですので、どうか手を貸して頂けないでしょうか」
 メルゲンは貴方たち渡り人に頭を下げます。
 その瞬間、外よりやってきた伝令兵が竜に乗ったまま声を上げました。
「竜上より失礼致します、メルゲン様。リボドゥガンの街が襲撃されました!! 我々の隊が対処しておりますが、それもいつまで持つか……」
「分かりました、こちらからも兵を向かわせます」
 メルゲンは近くに居た軍隊長に声を掛け、素早くリボドゥガンの街へと向かわせました。

「……大変申し訳ありません、あなた方のうち数名でも構いませんので手を貸して下さい」
 斯くして渡り人である貴方たちは、二つの頼み事をされる事になりました。

 一つ目は王都の治安維持、ならびに避難民の受け入れ体制を整えること。
 そして二つ目はリボドゥガンの街へと赴き、襲撃されている街を救うことです。

担当マスターより

▼担当マスター:森乃ゴリラ

マスターコメント

 小世界『ハイラハン』にある、ブランダーバスという国のお話の二話目となります。
  前回はこちら をご覧下さい。

◆設定

 今までに出てきた設定、独自アバターに関しては

  ゲームマスター個人ページ

 に簡易版としてまとめてあります、そちらをご確認下さい。
(ミンストレルの加護のミスも直ってます……!!)

【お役立ち情報】
 縁を得た竜達は「○○の翼」と紹介される事を好みます。
 そこに入る言葉は人それぞれ。「愛らしい翼」「猛き翼」「わたしの翼」……などなど。
 たとえば会話の最中「俺の乗っている竜はスレンって名だ」と紹介するよりは「俺の翼はスレンって名前だ」と言ってあげた方が喜んでくれます。
 竜からすれば『翼』と紹介されるのは信頼されている証拠であり、人と契約をしたという一種の誉れでもあります。
 紹介だけではなく、かけ声や決め台詞なんかの時に言っても良いかもしれませんね。

【お役立ち情報2】
 一話目と同じドラゴンに騎乗しても構いませんし、地形が変わるので別のドラゴンに騎乗しても構いません。
 ただし竜騎兵であれば共闘できるのは一匹とお考え下さい。戦闘以外で関わるのであればそちらは問題ございません(例えば今回はお留守番していてね、と声を掛けるなど)
 あくまで戦闘時は一体にして頂けると助かります。

◆登場人物

●【ブランダーバスの王】 メルゲン 28才
 ブランダーバスの王であり、過去に偉業を成し遂げた渡り人の末裔です。
 人と竜、どちらにも優しく接してくれる良き王です。
 渡り人たちの事も神話として、あるいは王家代々に伝えられてきた話として聞いているため友好的です。
 ダイル・ウスンとは幼い頃からの付き合いであり、家族だと思っています。

「……私は王都に残り、避難民の受け入れ体制を整えます」
 と、王都にて様々な策や会議などを行おうとしています。

●【黒竜】 ダイル・ウスン
 メルゲンの側仕えとして生きている黒竜です。
 友好的であり、気さくな態度で接してくれます。王都の竜を統率しているのはこの竜です。
 メルゲンとは竜生(人で言う人生)の中ではそれほど長い付き合い、というわけではありませんがメルゲンの幸せを第一に考えてくれている心優しき竜です。
「王都に留まるにしろ翼は必要だ、メルゲンと同じくこの場に残ろう」とメルゲンと共に王都に残ります。

●【渡り人】 相馬 桔平 22才 ドラグーン
 たまたま妹の顔を見に行こうとしたら、バルバロイの襲撃に遭うわ、扉に吸い込まれるわと不運続きな特異者。
 過去のシナリオに出てきた相馬良樹・相馬若葉の兄でもあります。言葉遣いは悪いですが、困っている人のために駆け回るお人好しです。
「俺は暴れ回る方が得意だな、リボドゥガンの街のほうへ行くぜ!!」
 と、神殿で仲良くなった竜のスレンと共に眷属の制圧に乗り出します。


◆アクションについて

 今回は二つのアクションがございます。
 1.王都に留まり避難民の環境を改善する。
 2.リボドゥガンの街を救いに向かう。

 以上の二つとなります。
 どちらに偏ってもさして問題ありません、お好きな方をご選択下さい。
「王都でこう活動してみたい」あるいは「リボドゥガンの街でこれをやってみたい」などがあればお好きな風にアクションして頂いても構いません、必要であれば戦闘・非戦闘問わずお好きに選んで頂ければと思います。
 ですが、全てはブランダーバス王国の為になることでお願いします。

【1】王都の混乱を収める
 こちらでは様々な理由によって王都へ避難することになった人々と竜達の環境改善をして頂くことになります。
 溢れかえった避難民は城壁の外で不安な日々を過ごしています。
 外ではターフのような布が張られ、地面に直接毛布や布を敷いて横になっている状態です。
 炊き出しや毛布は王都の人々が用意していますがそれにも限界があります。
 放っておけば暴動にも繋がりかねない状況です。
 政策に関与して頂いても構いませんし、炊き出しを手伝うといったもの、あるいは住みやすくするために大工仕事をしてみても良いでしょう。近隣は森になっていますので木材であれば豊富ですし、失業者に声を掛ければあなた方の仕事を手伝ってくれるでしょう。
 尚、この世界について調べたいことがあればこちらのアクション内で行って頂いても構いません。
 NPCの扱いはいつも通りご自由にどうぞ。


【2】リボドゥガンの街を救いに行く

 こちらでは襲撃されたリボドゥガンの街を救いに行きます。
 既に避難している者もいますが、逃げ遅れている者や、果敢にも邪竜の眷属と対峙している者もいます。
 王都より援軍としてやってきた者達も揃っていますが、眷属の数は多いです。
 人と竜、そしてリボドゥガンの街が滅ぼされないように立ち振る舞いましょう。

 こちらは戦闘パートを予定しておりますが、サポートとして街の復興を手伝って頂いたり、逃げ遅れた人々を助けたり……といったものでも問題ありません。

 また今回は空を飛ぶ翼竜だけではなく、四つ足で翼のない眷属もいます。

・翼竜タイプ:空から地上に向かってブレスで焼き払いをしてきます。同じく空を駆ける者に関しては鉤爪や尻尾による殴打、牙で食らい付くなどが主となります。また、ミンストレルの歌声を掻き消そうと、耳を劈くような雄叫びを上げる事があります。
・地上タイプ:眷属は頭部に硬い鱗を有しており、猪が如く突進してきます。スピードは速いですが、旋回に時間を要するようです。長い尾も有しており、振り払いでの攻撃や土煙を上げて視界を奪うなど割とずる賢い個体が多いです。翼はありません、この地では珍しく空を飛べない竜となります。


◆マスターコメント
 シナリオガイドの閲覧、ありがとうございます。
 今回は小世界のシナリオとなっておりますので、前回ご参加下さった方々には招待をお出ししております。
 参加者に空きが出た場合は【やや遅れて扉を潜った】あるいは【扉は既に一話目のタイミングでくぐり、一緒に共闘していた】などお好きな理由で途中参加して下さって大丈夫です。
 それでは二話目もよろしくおねがいします。楽しんで頂けると嬉しいです。

王都の混乱を収める 【現在のMC参加人数:8】

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リボドゥガンの街を救いに行く 【現在のMC参加人数:11】

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