クリエイティブRPG

ワールドホライゾン

ヤガ婆さんの<水鏡>

リアクション公開中!

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ヤガ婆さんの<水鏡>
基本情報

マスター:日下智
ワールド:ワールドホライゾン
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年03月07日公開!

シナリオガイド

「鏡」の向こうに、映るものは……?

シナリオ名:ヤガ婆さんの<水鏡> / 担当マスター:日下智



 ヒトの想いと可能性の重積によって形なすWHには、様々な世界から、奇妙な者(モノ)たちが吹き寄せられるようなところがあります。

『TO図で言えばタナイス東のアジア。草原が山の端に果てようかという辺が、そもそもの出所さあね』

 街外れの荒地の中、高い一本木の上に庵を構え棲まう、通称<ヤガ婆さん>もその類の一人です。

『スキュティアの女族に産したものが、何の因果か彼のコルキスの王女に師事を受け、この道に身を染める事になった。その、なれの果てというわけでね』

 鷲鼻、皺だらけの顔貌、背の曲がった矮躯。目のあたりにすれば、十中八九の者がこう言うでしょう。
「魔女?」と。

『更にはその後、ハザールでアシュケナジームにカバラの手解きを得た、というような按配さね』

 口上の荒唐無稽さ胡散臭さは香具師の手管の類にも聞こえますが、そんな彼女はこれでも、その存在を知る者で、かつ好き者の間では「占いを能くする」とも噂されているのです。

『<ペルソナ>がヒトの「盾」ならば、<アバター>は「槍」。では、その遣い手たる<お前さんたち自身>は、この、想い綾なす三千界に、何を求め来たり、何を為し……そして、何処へと至ろうとしているんだろうかね?』
 
 そんなことも言われると、元来からが好奇心旺盛なる<特異者>達の中には、態々冷やかしに立寄るという、それこそ物好きな者も、居なくはないようで。
 
『さあさ、カードをお切り。拡げ見ればそこに観ゆるはアンタ自身か、それとも世界か。はたまた、その、相交わる界面か……。<読んで>しんぜようほどに。どうかいね? 一時の戯言に、付合っていかんかね?』

 とは言え、数多の世界にて揉まれ来た彼らでもありますから、そうそう素直に騙されてみよう・やろうという者ばかりでもありません。

『ふん。散々<神代の秘儀>っぽく勿体つけといて、出してきたら結局、<ライダー版>かよ。通俗的だな』

 そんな風に混ぜ返す「訳知り」も。
 ですが婆さんもまた、神代はともかく海千山千では、ある。

『何を言うかね。寧ろ、通俗たるこそが<力>よ。大体、お前さんらの魂の故郷から流出し来ったミームの吹き溜まり。その、<想い>と<願い>の集積重畳が<現実>になったるものこそ、このWHだろうに』
 そして、更にも嘯いて曰く。
『その中でも殊更、<神妙不可侵にして胡散臭い輩>が、この婆さね』、と。

 ……ともあれ「占う」にしろ、しないにしろ、どっちだろうが、まさにその、自称の如くにも<胡散臭い>婆。
 そしてそんなこんなに、混ぜっ返すも乗っ込むのにも、我こそは、と思う三千界の好事家達が、この荒野の庵にやってくる、というわけです。
 さて、今日もまた……。



担当マスターより

▼担当マスター:日下智

マスターコメント

 日下 智です。
 
『アーク2期、そういうのもあるのか』(挨拶)

 ……いや、すまない。
 また、なんだ。(謝罪)

 いや、アークはアークでやる積りなんですが、年末年度末とかでどうにも腰や心やヴィジョンやらがフォーカスしきらないでいる内に二期とか始まっちゃってちょっと様子見を……。
 やるからには、しっかりじっくりと、やりたいですしね。
 
 
 しかし……
 如何にもヒトを選びそうな今回のお話ではありますが、別にタイミング調整とかの消極的な理由だけで、でっちあげたわけではありませんよ?

 せっかく多士済々の三千界、ワルホラなんですから、特定のワールドも、その世界と密接に絡み合い糾う物語からも、一旦距離を取り、その代わり俯瞰的かつ包括的に、素の儘の<特異者>の、その個々の「特異性」へと迫る、みたいなのをやってみたい、とか、思っちゃったんですよね……。
 ホラ、WHって、三千界にまで至った<特異者>たちの基点にして原点なわけですし。そこならではの「各キャラそのもの」についての、お話を。
 
 とはいえ、方法論的には、かなり斜め上というか……実験リアっぽいです。
 やり方としては、「タロット三題噺」とでも言いましょうか。 
 プレイヤーさん各位にはキャラ設定とどんな方向性の問いかけをしたいのか、そして0~9の乱数を一つ提出して頂きます。
 ご指定の乱数相当分、日下がタロットカードのスタックをシャッフル(実際はPC上で処理)し、スプレッド、およびリーディング。(ごくオーソドックスなケルト十字法。大アルカナのみ。)
 その結果を、アクション内容で頂いたお題にあわせて小編にする、という。
 
 ちなみに、その「リーディング」部分とやらが、どんな感じになるかは、日下過去作のこの章、冒頭部をご参照下さい。
 
 まあその、似非ノストラダムスばりの謎散文詩ぶりはアレですが、それは只のケレン。お預かりしたお題とキャラを、リーディングでジェネレートした解釈の流れに乗せる、というのが本意。
 
 念の為に言っておきますが、これは、(少なくとも神秘的意味での)占いではありません。日下にそんな不思議能力は無いですw。
 キャラ、ご要望、カードの結果による「三題噺」みたいなモン。ほら、辞書をランダムに引いて、出てきた単語使ってSS書く、的な、アレ。
 
 しかし、同時に……
 世間一般的に見られる「占い」。
 お客様とのセッションの中で得られた情報の解釈から、その望む所を研ぎ出していく、という方法論に、沿うものではあります。
 日下的には、これって、アクション=リアクションの関係性に相通じるものがあると思うんですよね。その顰に倣おうか、という趣向。

 とはいえ、真正面からコレをやるのは私も初めてのコト。頂いたお題をこなし切れるかはちょっと、いやかなりに挑戦的な試みではあるのですが……。
 こういう変なのでもヘンはヘンとして興がって頂けるというご奇特な方、如何でしょう?

 皆様(のPC達)のご来駕(挑戦?)を、お待ちしておりますです。
 
 

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