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【風月綺譚】第二章 暗中模索

リアクション公開中!

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【風月綺譚】第二章 暗中模索
基本情報

マスター:東雲東
ワールド:大和/神州扶桑国
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年10月11日公開!

シナリオガイド

跋扈する邪妖を駆逐せよ!

シナリオ名:【風月綺譚】第二章 暗中模索 / 担当マスター:東雲東


 大和の近郊に発見された小世界『常夜ノ国』。常に夜という不思議なこの世界では、事前の観測では世界の存亡に関わるような大きな争いや災害などは見られませんでした。
 しかし、実際に特異者たちが現地へ足を運び調査に乗り出してみると、なにやら不穏な気配が感じられたのです。
 一部の特異者は、霊峰「常盤」の山頂にある月の社と呼ばれる場所で、”月巫女”榊と面会しこの世界について聞いてみると、摂津周辺及び北部地域にて邪妖活性化の兆候が見られるという情報を得られました。
 それらは直ぐに出雲の”大社”と武蔵の天帝にも知らされましたが、特異者たちも独自の視点や手法で調査を開始しました。
 その結果、摂津では東に隣接する山富(やまと)という土地から邪妖が来ているらしいということ、摂津の街で禁制薬物が出回っているらしいこと、などの情報を得るに至り、一部の商人たちからは調査協力の約束を取り付ける事が叶いました。
 一方、北部地域の開拓を目指す遠征軍は、まだ活性化の影響が少ない地域を進んでいたこともあり、順調に邪妖を討伐しながら北進を続け、上野に拠点の設営を行うことが出来ました。
 しかし、先行調査をした者たちの報告によると、さらに北の越後では活性化の影響が出始めているらしく、強力な力を持った邪妖が確認されただけでなく、その土地に合わない異質な邪妖まで発見したとの報告もあり、より一層気を引き締める必要がありそうです。

■出雲 ”大社”

 慌しく巫女や神官たちが動き回る中で、梓は紙の束に目を通していました。摂津で起きている邪妖活性化に関する調査報告書です。
 分厚い紙束には市井から集めた情報が大量に書込まれており、それらを全て読み込み把握することは一苦労のはずですが、梓は速読によって次々と紙をめくりその内容を頭に叩き込んでゆきます。
 大量にあった報告書の全てを確認済み書類の箱に入れるにはそう時間はかかりませんでしたが、流石に疲れたようで眉間を指で抑えつつ、ふぅと一息つきます。

「近江屋さんの協力を得られなかったのは残念ですが、播磨屋さんと和泉屋さんの協力を得られたことは大きいですね」
「摂津を拠点とする傭兵集団の播磨屋、そして中小の商人を纏める和泉屋ですか。確かに心強いですね」
「えぇ。彼らと連携して山富(やまと)の調査を進めていきましょう」

 先日、摂津で調査を行った際に、特異者の尽力によって邪妖の活性化についての調査が大きく進展しました。その一つが一部の摂津商人の協力です。
 摂津近辺の傭兵を取り仕切る播磨屋は、調査に当たって傭兵の派遣を約束し、和泉屋を筆頭とした中小の商店連合も物資を用意し後方から支援してくれるとのことです。
 ”大社”でも調査班の編成を進めており、山富調査の準備は着々と進んでいます。

「しかし、火事の原因は未だ不明ですか…」
「そのようですね。しかし、それが邪妖となにか関係が?」

 梓が気になった報告書の一枚を手に取りなんとなくその内容を口に出すと、側近の巫女は疑問に思います。
 確かに火事は重大な事件ではありますが、”大社”としては邪妖への対処が先決であり、活性化の中心である山富に関する報告の方が重要。火事の件は摂津領主などに任せてよいと判断していたからです。

「活性化との関連は今のところ不明です。しかし、我々の協力者が治療院を訪れて、薬物依存の患者たちを治療したのですが、その際に患者たちが瘴気を纏っていたという報告があったようです」
「なんと…! しかし、なぜ患者たちが…」
「現時点では推測するしかありませんが、その薬になにか秘密がある事は確かでしょう」
「では、山富の調査に加えて、薬物の調査についても人員を動員出来ないか調整してきます」
「頼みましたよ」

 側近の巫女が部屋を出てゆくのを見送った梓は、ふと物思いにふけります。
 摂津と北部地域。二か所で同時に確認された邪妖の活性化。そして禁制薬物と火事。どうにも事件は一筋縄では解決できないように思えたのです。
 その全容を把握し、民を守るためにはどうすればよいのか。梓の悩みは尽きません。


■上野 野営地点

 武蔵を出発した北部地域遠征軍は、上野に拠点を設営しそこで野営を行っていました。
 直ぐに越後へ向かい次の拠点を開拓しなかったのは、上野の拠点を後々に利用する計画があるためです。遠征を成功させ最終目的地である出羽を開拓出来ても、武蔵との距離が離れすぎているために中継地点となる場所が必ず必要になります。
 そこで、遠征軍が設置した拠点を流用し、宿場町として使うのです。
 まず、拠点の中心にある結界の簡易版とも言える邪妖避けを設置して武蔵までの道を作ることから始め、道が出来てからは武蔵から物資と職人を運びこんで、開発計画を進めて貰います。

「よし、これで準備は整ったな」
「そうだね。武具の手入れは完璧だし、糧食も補充出来た。湿地帯を進むための橇も用意してあるから、いつでも出発出来るよ」

 遠征軍の目的はあくまで出羽への到達と、そこに拠点を置くことです。開発計画は武蔵から呼んだ役人たちに任せて、準備が整えば越後に向かう事になります。
 時折、邪妖の襲撃があったものの結界によって拠点への侵入も防がれ、数も少なかったお蔭で撃破も容易であったため、兵たちは十分に休養を取ることが出来ました。
 出発は明朝。そう全軍に伝えると、過酷な行軍の前に英気を養えと、このために武蔵から運んで貰った酒や食材を振る舞い豪勢な宴会を行います。
 みな一様に楽しんでいますが、こういったことが出来るのはこれが最後という事は全員が理解しています。ここを出発すれば出羽に到達し帰還するまで、そういった事をしている余裕がないことは明白だからです。
 故に、盛大に食べて飲んではしゃいで、今という瞬間を楽しむのです。
担当マスターより

▼担当マスター:東雲東

マスターコメント

 皆様初めまして、或いはお久しぶりです。当シナリオのマスターを務めます、東雲東と申します。
 今回のシナリオは、前回に引き続き小世界「常夜ノ国」を舞台としたシリーズシナリオです。
 時系列的には、第一章の終わりから一月程度経過した状態となり、その間に現地のNPCたちが次に向けての準備を整えていたという状況になります。
 なお、前回参加されなかった方でも問題なく参加出来ますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

▼これまでの物語
・序章 常夜ノ国
・第一章 不穏の影

 また、前回に引き続きワールドガイドを添えておきます。こちらは私の個人ページに掲載されている物と同じ物で、前回のシナリオガイドに掲載された物から内容が更新されております。
 既に把握されている方は読み飛ばして下さって大丈夫です。

■ ■ ■ ワールドガイド ■ ■ ■

●世界観
 日本の江戸時代初期程度の文明レベルの和風ファンタジーな世界です。
 地理や地名、風習などは日本に近しいものがありますが、完全には一致せずやはり地球とは異なる世界だと感じるでしょう。
 一番の違いは、常に夜の世界であり、人・妖怪・幽霊などが共存するという点です。(※現地の住民は月明かりの強弱で昼夜を定義しています)
 また、大きな争いや世界を滅ぼすような厄災もなく、現時点では比較的平和な世界となっているようです。

 大和近郊に新たに生まれた小世界ですが、三千界が裏世界と繋がった事で神州扶桑国の力も流入し、大和及び神州扶桑国の装備や能力が十全に機能します。
 それ以外の世界の力については、基本的に従来の世界で別世界の装備を使うのと同様の制限を受けますが、機械文明の発達した世界の装備や能力には特に強い制限が掛かります。
 具体的には、メインアバターが大和もしくは神州扶桑国のものだった場合、或いは使用予定の装備やスキルが全世界共通で扱えるものだった場合でも、”「からくり仕掛け」の範疇を超え、個人で携行出来ないような機械”や、”科学技術に由来し広範囲に影響を及ぼす大規模な特殊能力”は、機能不全を起こしてしまうことになります。
 乗り物で言えば、バイク程度ならぎりぎり動きます(最速でも一般人の全力疾走程度かつ、燃費も悪い)が、乗用車より大きい物は起動さえ出来なくなります。

●地理
・武蔵
 常夜ノ国の首都。政治などの中心であり、人口も最も多いです。
 天帝によって統治され、様々な場所から多くの人や物が集まってくるため、非常に賑わっています。

・出雲
 武蔵から遠く、西にある大きな都市です。
 霊脈の集合地であるため、土地そのものの持つ霊力が非常に強い地域で、信仰の中心地となっています。
 朝廷の統治下にはなく、姫巫女を象徴とする”大社”による自治が認められています。

・摂津
 出雲からやや南東に位置する都市です。
 土地は狭いですが海に面しており、海運を始めとした交易の中心地として商業が発達しているため、活気は武蔵や出雲に負けていません。
 天帝によって任命された領主が統治を行っていますが、特に大きな幾つかの商店が強い発言力を持っています。

・山富(やまと)
 摂津のすぐ東に位置する地域です。
 桜の名所としても知られ、春には花見客で賑わう事になります。平時は邪妖の棲息域となっており立ち入り禁止となっていますが、その時期だけは有志によって邪妖の掃討が行われ、一般人も安全に過ごすことが出来ます。

・霊峰「常磐」
 常夜ノ国で最も標高の高い山です。
 出雲と武蔵の中間ほどの位置にあり、山頂は出雲以上に強い霊力を宿すため、霊験あらたかな聖域とされています。
 山頂には「月の社」と呼ばれる神殿があり、月巫女が守護しています。

・月の社
 霊峰「常磐」の山頂にある神殿です。
 次代への引き継ぎを済ませた姫巫女が、月巫女と役職を変えて守護しています。
 古くから伝わる「特別な物」が納められているらしいですが、一般には公開されていないため詳細は不明です。
 ※月の社を訪れた特異者には、基本的には”月の割符”が発行されます。そのため、一度でも月の社に訪れていれば、リアクション中や個別コメントでの言及がなくとも、月の割符を持っているものとして行動可能です。

●用語
・人類
 「知性を持ち、言語による会話が出来る者」が人類と認められています。条件に外見が含まれていないため、条件さえ満たしていれば人面犬のような存在でも人類の仲間です。
 常夜ノ国に生きる人々は、言葉を交わさずともほぼ100%の確率で直感的に人類か邪妖かを見分けることが出来るので、多少の例外はありますが基本的に誤解などは起きません。この直感は、常夜ノ国に訪れた時点で皆様にも備わるものですので、特にアクションなどに記載する必要はありません。
 また、非常に夜目が効くため、月の輝きが強い時間帯は月明かりだけでも昼間と同じように活動可能です。

 ヒト・妖怪・幽霊などが存在するため、種族や外見を理由とした差別はありません。
 また、温厚で暴力を好まない性格の者が多いですが、自衛や邪妖討伐のために戦闘技術を持つ者もいます。
 夜しかない世界に生まれたため、太陽光(紫外線)を浴びると火傷してしまいます。

・邪妖
 瘴気が集まって生まれた悪しき存在で、本能のままに人を喰らい糧とします。
 他世界における「モンスター」や「魔物」という概念に相当します。
 妖怪や幽霊とは別の存在であり、彼らを邪妖のように扱うことは最大級の侮辱に当たるので注意してください。
 生命体ではないので倒すと瘴気となって霧散しますが、時間が経つと再び邪妖となるため、倒した際は霧散した瘴気を浄化することが推奨されています。

・結界石と邪妖避け
 武蔵、出雲、摂津といった都市は、”大社”によって作成された巨大な結界石が街のどこかにあります。
 これは、地下に流れる大きな霊脈から霊力を汲み上げ、石に刻まれた術式によって結界へと変換する仕組みで、都市への邪妖侵入を防ぐことが出来ます。
 ただし、巨大な霊脈が無ければ使えない、要石の持ち運びが困難など、強力な分だけ制約も多いです。
 また、結界の強度が安定するまでは数十年単位の時間を要するため、設置直後であれば強力な邪妖に通過されてしまう可能性があります。
 邪妖避けは、結界石と同じように地下から霊力を組み上げる仕組みですが、石の大きさは人頭大程度まで縮小され、刻まれた術式も微妙に異なります。
 設置型で起動に儀式が必要なことは変わらないため、持ち運んでいる間は効力を発揮せず、交戦中などには使う事は出来ません。
 石を中心に一定範囲が常に浄化されることで。邪妖に近寄りたくないと感じさせる効果があり、起動直後から安定した効果を発揮します。

・五行
 常夜ノ国における属性の相性で、陰陽道の五行思想に由来するものです。
 通常の邪妖は闇の属性を持ちますが、その土地の持つ属性が大きく偏っている場合は、それに合わせて属性を獲得する傾向にあり、強力な個体は属性に合わせた特殊な能力を持っていることがあります。
 なお、物理属性は金、風属性は木として扱われます。また、光属性と闇属性は本来五行には含まれませんが、互いに有効打を与えられ、同属性に対して耐性を持つものとします。
 一般に扱われる相性の良し悪しは以下の通りです。
 相生:火は土を生み(=効きにくい)、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生み、木は火を生む。
 相剋:火は金に強く、金は木に強く、木は土に強く、土は水に強く、水は火に強い。
 (※比和や相侮など他の相性については、システムが複雑化してしまうため、発生しないものとします)
 (※「火属性の物理攻撃」といった攻撃の場合は火属性として扱い、金属性は持たないものとします)

 例:攻撃が火属性の場合。金属性の相手には有効打となるが、土には通じにくく、他に対しては有利も不利もない。
 (※PC様がスキルなどを用いずに直接防御する側の場合、ステータスシート上の属性耐性に従います)

●主要人物
・姫巫女 ”梓” (14)
 出雲において最も身分の高く、信仰の象徴となる人物です。梓とは役職に付随する名前であるため、本名は別にあります。
 相応の立場にある人物ではありますが、まだ若いためにお勤めに飽きると、たまに抜け出しては街をぶらりと歩いています。
 本人は完璧に変装して抜け出しているつもりですが、実は側近たちや街の人々にはバレバレで、息抜きになるならと黙認されています。
 実は特異者であることが判明しました。異世界を観測したり世界を出る術が存在しなかったので、特異者が訪れるまでは本人も気付いていなかったようです。

・月巫女 ”榊” (31)
 梓の母親です。梓と同様に、榊とは役職に付随する名前であるため、本名は別にあります。
 現在は出雲を梓に任せて、自身は霊峰「常磐」の山頂にある「月の社」にいます。
 月の社から離れられませんが、定期的に梓とは連絡を取り合っており親子仲は良好です。
 実は特異者であることが判明しました。異世界を観測したり世界を出る術が存在しなかったので、特異者が訪れるまでは本人も気付いていなかったようです。

・天帝 (82)
 武蔵で行政の最高権力者として政治を取り仕切っている老人です。
 民の生活を第一に考える善政を敷いており、民からの信頼は篤いです。
 かなりの高齢ではありますが、本人はまだまだ壮健であると言っており、事実として合気道の達人でもあります。
 また、年齢相応の老獪さも持っています。

・柳生 宗永 (49)
 北部地域遠征軍の隊長として、隊の総指揮を務める武人です。
 牛頭鬼という妖怪で、巨大な斧を使った力任せな戦いを得意としますが、隊長となるだけあって相応の技量も併せ持ちます。

・柴田 兼友 (28)
 北部地域遠征軍の副隊長として、宗永の補佐をしている武人です。
 見た目・年齢ともに若いですが、幽霊のため死亡時の状態で固定されていおり、実年齢はもっと上です。生前収めた武術も使えますが、幽霊となってからは陰陽術や巫術の道に進み、今では武術よりも得意となっています。

・近江屋 (65)
 摂津にて薬問屋を営む、長身痩躯の男です。
 商人の町である摂津の中でも特に規模が大きく、商人たちによる会合でも絶大な発言権を有します。
 なお、所詮は中小の寄せ集めと、和泉屋やその商人仲間たちを見下しています。
 山富の調査においては、危ない橋を渡る必要はないとして協力を断っています。

・播磨屋 (53)
 摂津にて傭兵稼業を営む、筋骨隆々な大男です。
 摂津及び出雲周辺の傭兵たちの頭領であり、自身も優れた武勇で前線に立つこともあります。
 権謀術数渦巻く摂津商人たちの中でも数少ない中立派で、誰と誰が争っていようとも、金で雇われるか直接火の粉が降りかからない限りは静観を決め込んでいます。
 山富の調査においては、手勢を率いて調査に協力してくれることを約束してくれました。

・和泉屋 (60)
 摂津にて金物屋を営む、小柄で肥満な男です。
 店の規模は中程度と言ったところで、単身では近江屋や播磨屋には遠く及ばないため、同じく中小程度の他店と連合を組み、大店に負けない発言権を持っています。
 なお、見下してくる近江屋とは反目しあっています。
 山富の調査においては、商人仲間たちと共に物資の調達などで後方支援を行ってくれます。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 続いて各パートに関する解説です。
 各項目にある情報精度とは、パート解説の正確さを表します。
 壱級:秘匿情報などはなく、予め設定されている正しい情報が全て開示されている状態。全ての情報を信用してよい。
 弐級:一部未開示の物もあるが、概ね情報が開示されている状態。出ている情報は信用できる。
 参級:未開示の情報が多く、また真偽不明や誤情報なども紛れている可能性がある。信用できない情報が多い。
 といった目安になっております。

【1】北部遠征に参加
 情報精度:壱級
 民間からの希望者を募り、遊撃部隊の編成を終えた遠征軍は、一路北へ向けて進軍を開始しました。上野、越後を経て、最終的な目的地は出羽となります。
 第二章は上野から出発し、越後に拠点を設営するまでの行軍を予定していますが、リアクション中にて描写されるのは基本的に越後に入ってからです。
 こちらに参加された皆様は、遊撃部隊の一員として戦闘などに参加して頂きます。遊撃部隊に期待される役割は主に

・進軍中の周囲の索敵
・拠点予定地以北の先行偵察
・正規兵が苦戦している場所での戦力的な穴埋め

 となります。
 序章・第一章に参加されなかった方でも、「実は試験を受けて合格していた」という事で、こちらに参加することが可能ですが、部隊長になることは出来ません。
 また、求められる役割が上記三点に加え、戦闘が得意ではない場合は荷運びなど雑用の手伝いや負傷者の治療といった内容になるため、それ以外での仕事を希望する場合、断られる場合がございます。
 地形は湿地帯となっており、ぬかるみに足を取られる可能性があります。また、霧と雨によって見通しも悪いです。
 出現する邪妖は、人と変わらぬ背丈の鬼、人の肩ほどまである体高の獣型、大型の猛禽よりさらに一回り大きな鳥型などですが、活性化の影響を受けて特殊な能力を獲得した個体も多くいます。
 湿地帯ということもあって、水の属性を持つ個体が多いようですが、それ以外の属性を持つ個体もゼロではありません。
 また、数は少ないですが一つ目入道と呼ばれる巨大な人型邪妖の存在も確認されています。他の個体よりも一回り程強い上に、強力な土の属性を持ち、火属性の攻撃が効きにくいようです。

【2】摂津の調査
 情報精度:弐級
 調査の結果、邪妖活性化の中心は山富にあると判明しました。
 そのため、”大社”は播磨屋や和泉屋と協力して、山富の調査に乗り出す事を決めました。一般の有志にも協力を依頼しているため、特異者も調査に参加することが可能です。
 山富に入った後、その奥地へと分け入り活性化の原因を探ることになりますが、これには播磨屋の傭兵部隊も同行します。
 また、和泉屋とその商人仲間たちがかき集めた物資が届き、糧食や傷薬などがそれぞれに分配されているため、装備アイテムとして持っていなくとも、調査に必要な物はある程度揃っているとして構いません。

 一方で、摂津の町の中でも不穏な気配が漂っています。
 治療院への放火によって、禁制薬物の中毒患者が全滅してしまった事件も記憶に新しく、住民たちは不安を募らせています。
 摂津は出雲や武蔵と同じく結界で守られているため、町の中に邪妖は入り込めない筈ですが、梓はこちらにも何らかの形で邪妖が関わっていると見て、調査をするようにと指示を出しています。

 こちらのパートで調査を行う皆様は、山富か摂津のどちらかを選んで調査に参加することになります。

【3】武蔵で調査
 情報精度:壱級
 武蔵で調査を行います。出来ることは前回とほぼ変わりありません。

 首都ということもあって様々な人々が生活しており、土産物屋や見世物小屋など観光客相手の店や施設も豊富にあります。
 事前に申請しておけば、天帝のいる武蔵城を一部見学することも可能です。
 なお、既に遠征部隊は出発しているため、選抜試験は行われていません。

 その他にも”こんな所を見てみたい”とアクションに書いて頂ければ、可能な範囲でそれらしい場所を訪れることが可能です。
 (※全ての希望を叶えられるとは限りませんので、予めご了承ください)

【4】出雲で調査
 情報精度:壱級
 出雲で調査を行います。出来ることは前回とほぼ変わりありません。

 多様な寺社仏閣や史跡が存在し、様々な伝承などが残っています。”大社”には一般に開放されている区域もあるので、参拝などに訪れることも可能です。
 運が良ければ、街の中を歩いている梓に会えるかもしれませんが、邪妖活性化への対処があるため出会える確率は低くなっています。

 また、霊峰「常盤」への登山を行う事も可能です。
 常盤の山道は整備こそされてはいますが、月の社のある山頂以外では頻繁に邪妖が出現する、修験者の修行に使われるような場所ですのでお気を付け下さい。
 登山に最低限必要な道具(防寒着や食糧など)は出雲で購入したことにして構いません。
 登頂に成功した場合、月の社の見学や榊との面会が可能です。
 なお、戦闘も含まれるため、登山を行う際の難易度は2~4となり、山頂に近付くほどに手強くなります。
 出現する邪妖は、犬型や鴉型といった小型の物から熊程度の大型な物まで様々ですが、総じて野生の獣を基にした形状の物となっております。
 一度でも登頂に成功した方は、次回以降に登山部分を省略する事が可能となります。
(※MCが登頂していればLCも省略可能ですが、GAの場合は全員が登頂に成功している必要があります)

 その他にも”こんな所を見てみたい”とアクションに書いて頂ければ、可能な範囲でそれらしい場所を訪れることが可能です。
 (※全ての希望を叶えられるとは限りませんので、予めご了承ください)

【8月31日 追記】
対応ワールドを正しいものに修正しました。

北部遠征に参加 【現在のMC参加人数:11】

6

摂津の調査 【現在のMC参加人数:8】

5

武蔵で調査 【現在のMC参加人数:1】

1

出雲で調査 【現在のMC参加人数:0】

1