クリエイティブRPG

語れぬ指:赤い石

リアクション公開中!

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語れぬ指:赤い石
基本情報

マスター:保坂紫子
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年05月26日公開!

シナリオガイド

命の煌きは何物にも代え難く、こんなにも美しい。

シナリオ名:語れぬ指:赤い石 / 担当マスター:保坂紫子


※※本シナリオはMC参加ポイント「200ポイント」のプライベートスペシャルシナリオです。※※



 ある宝石商人の家に捜索の手入れが入りました。
 しかし、既に時遅く建物の中はもぬけのからでした。
「嘘じゃない!」と同伴していたひとりの男が叫びます。
「オレは見たんだ!」と繰り返します。
 建物の中が空になっているのが何よりもの証拠だと声高に訴えます。
 そこに、文字通り手紙が舞い込んできます。
 匿名の投書でした。
 意見や要望が書かれた便箋の代わりに、近郊のとある廃鉱に丸印が記されただけの地図が一枚と、赤く輝く宝石の小さな欠片が入っているだけの手紙でした。



…※…




 男はある貴族の下働きです。
 彼は主人の言いつけでここ宝石商人の元に潜り込んでいました。
 目的はただひとつ、曰くの赤い宝石の秘密を暴く為に。
 貴族や大商人、所謂裕福層の特に極々限られた者達の間でマニアな人気を誇っているその赤い宝石は、ここ百年ほど最近に突如人界に現れたものでした。
 名前を口外するのさえ憚れるほどの、それはそれは美しい赤い宝石です。
 輝石に目がない人間がこぞって下心という名の興味を持つのは当然でした。しかし、買い付けることができたのは件の宝石商人の一族だけだったのです。
 宝石と同時期に無名だった宝石商人の出現。新参者を見下す習性でしょう、彼らに取って代わろうと実力行使に出る者の少なくなく、下働きの男の主人もそんな考えを持つ者のひとりでした。
 けれど。様々な事情から貴族達は今日の日まで事を表沙汰にし、あまつさえ教会を動かすような真似はしなかったのです。
 秘密を暴いたばかりに下働きの男の報告を聞いて、彼の主人は我に返ったのでしょう。
 人として在りたければ超えてはいけない一線があると。
 世にも不思議な宝石を我が物にしたい人間達がその欲を捨てた理由を教会は重く受け止めて、近隣に滞在している冒険者達に緊急招集をかけます。
 ひとつ。宝石の原材料にされている人間を救出すること。
 ひとつ。廃鉱に潜んでいるだろう関係者全員を逮捕すること。
 この二点の指示が発令されました。



…※…※…※…




「兄さん。僕ら追われてしまうね。明日にでも僕らを捕まえに来るのかな」
「そうだな。ここら一帯は魔物が巣食っているから多少の時間稼ぎにはなるだろう。諦めて帰ってくれれば儲けものだな。それより、父さんはどうしてる?」
「もう発狂しているよ。来るやつ全員の頭をふっとばっしてやるって鼻息が荒かったよ」
 兄さん、と弟が兄を呼びます。
「僕らはどうなっちゃうのかな」
「さぁな。恨むんなら『あの女』を発見した俺達のひいじいさんかじいさんを恨もうぜ」
「捨てて逃げてもいーんじゃないの?」
「ばっかだなぁ、おまえ。“あれ”を今更捨てられるかよ」
「……うん。そうだね」
 兄に促された弟は、兄と同じ暗い目で廃鉱奥の穴の向こうを見ました。
 そこには少女がいました。
 年端もいかない女の子もいました。
 十数人の人間の若い娘がいました。
 彼女達は皆地べたに仰向けになっています。物理的に体を横にしたり俯せたりができないからです。満足に服も着れていません。
 何故なら、彼女達の体の前面は、心臓を中心に皮膚を突き破って内部から迫り上がるように形成された赤い結晶が山と連なっていたからです。
 それは、不思議と美しい光景でした。入る光も少ない坑道の中、仄かに輝きを帯びて、魅入ってしまう程の綺羅びやかさでした。
 兄弟に、この場を離れる理由はありません。
 彼らは自分の妹や娘を守らなければならないですし、贖(あか)い意思もあるでしょう。
 それ以上に彼らにもこの宝石達を手放す気になれないだけの独占欲があったのです。

担当マスターより

▼担当マスター:保坂紫子

マスターコメント

 はじめましての方もお久しぶりな方も、こんにちは。保坂紫子と申します。
 どうぞよろしくお願い致します。
 当シナリオは外道に晒された女性達の救出と関係者の逮捕が目的のシナリオとなっております。以下はPL情報も含まれておりますのでご注意ください。


■廃鉱について。
 鉱石を取り尽くした為に封鎖された鉱山のひとつでした。中は比較的当時の現状が維持されて崩落等の危険性はありませんが、魔物が巣食っています。救出及び逮捕どちらも魔物と遭遇する確率が高いです。対策はあったほうがよいかもしれません。また戦闘が激化するとそれこそ崩落の可能性があるやもしれません。

■宝石商人の親子について。
 父親は既に発狂しており、魔銃を構えて待ち伏せています。
 兄弟は兄は父の支援に向かい、弟は女達の元に残っています。


※紛らわしいので誤解されないうちに白状しますと、アルテラの赤い石などアイテムや元素とは無関係です。

救出。

4

逮捕。

4