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【風月綺譚】序章 常夜ノ国

リアクション公開中!

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【風月綺譚】序章 常夜ノ国
基本情報

マスター:東雲東
ワールド:大和/神州扶桑国
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:不可
フェロー追加:不可
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年04月21日公開!

シナリオガイド

新たに開かれたゲート。その先に広がる世界とは?

シナリオ名:【風月綺譚】序章 常夜ノ国 / 担当マスター:東雲東



■ワールドホライゾン 市長執務室

 ワールドホライゾンの市長である紫藤 明夜が、机に向かい各所からの報告書に目を通していると、ドアをノックする音が聞こえてきました。
 ちらりと時計を見ると、面会の予定の入っていた時間です。もうこんな時間か、と思いつつノックに返事をして迎え入れると、明夜の秘書であるクロニカ・グローローが入室しました。

「いらっしゃい。早速だけど、例の件について報告をお願いしてもいいかしら?」
「えぇ、分かりました。では、こちらをご覧ください」

 先程まで目を通していた書類を一旦脇に置いた明夜は、先日から調査を依頼していたことについて、報告を求めます。
 それに応じたクロニカは、手元のタブレット端末を操作し、執務室に備え付けられているモニターに資料を映し出しました。

「地形は日本に近似していますが、完全に一致している訳ではなく、また大和とも一致していませんでした。また、文明レベルは江戸時代初期程度、人間の他に妖怪や幽霊なども人類として生活しているようですね」
「…ふむふむ」
「発見以来、継続的に観測を行ってきましたが、さしあたって”世界そのものを脅かすような脅威”は確認されませんでした」
「なるほどね」
「なお、太陽が存在せず常に夜の世界であることから、この小世界を暫定的に”常夜ノ国”と命名しました」
「”常夜ノ国”…。そのままだけれど、まぁいいんじゃないかしら」

 クロニカの報告に、明夜は時々相槌を打ちながら真剣に耳を傾けています。
 その後も細々とした報告が続きますが、観測によって得られる情報には限りがあり、詳細を知るにはもう少し踏み込んだ調査が必要だとクロニカが締めくくると、一つの結論を出しました。

「やはり現地に直接人を送る必要があるでしょうね。手の空いている特異者から、希望者を募集して貰える? 基本的には平和みたいだし、日ごろの疲れを取るバカンスってことでもいいわ」
「分かりました。手続きはこちらで進めておきますね」

 こうして、新たに発見された小世界の現地調査員募集という仕事が、ワールドホライゾンを拠点とする特異者たちに告知されたのでした。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇


■常夜ノ国 出雲

「おや、何やら不思議な気配をする方々が現れたようですね」
「不思議な気配の者たちとな?」
「善き者か、それとも邪なる者か。その判断はまだできませんが」
「ふむ。各地の情勢を気に掛けておくとするかの」
「それがよろしいかと…。さて、それはさておき。王手です」
「ぬぅ、誤魔化し切れんかったか…」

 ”大社”と呼ばれる巨大な建物の最奥にある一室で、若い娘と老人が将棋盤を挟んで会話をしています。娘は世界に異物が侵入してきた事を察知し、それを老人に伝えます。
 盤面はほぼ制圧されており、追い詰められていた老人はこれ幸いとその話を展開させて勝敗を有耶無耶にしようとしますが、娘は簡単には流されません。
 小さな一室の中に、少女のころころとした可愛らしい笑い声と、老人の悔しそうなうめき声が響きます。
担当マスターより

▼担当マスター:東雲東

マスターコメント

 皆様初めまして、或いはお久しぶりです。当シナリオのマスターを務めます、東雲東と申します。
 今回は私が新たに展開する小世界シリーズ【風月綺譚】の序章となるシナリオです。
 こちらの小世界ですが、昨年の終わりごろにTwitterにて取らせて頂いたアンケートの結果を基に、世界観を構築したものとなっております。
 アンケートに投票して下さった皆様、誠にありがとうございました。

 さて、こちらの小世界【常夜ノ国】についてですが、事前に観測された通り、今の所”世界の脅威”は存在しません。そのため、皆様は調査もしくはバカンスとして現地に訪れることになります。
 後程個人ページにも記載致しますが、ワールドガイドのような物を作成しましたのでこちらにも記載しておきます。
 なお、こちらに記載される内容は、物語の進行に合わせて随時更新されていきます。

■ ■ ■ ワールドガイド ■ ■ ■

●世界観
 日本の江戸時代初期程度の文明レベルの和風ファンタジーな世界です。
 地理や地名、風習などは日本に近しいものがありますが、完全には一致せずやはり地球とは異なる世界だと感じるでしょう。
 一番の違いは、常に夜の世界であり、人・妖怪・幽霊などが共存するという点です。
 また、大きな争いや世界を滅ぼすような厄災もなく、現時点では比較的平和な世界となっているようです。

 大和近郊に新たに生まれた小世界ですが、三千界が裏世界と繋がった事で神州扶桑国の力も流入し、大和及び神州扶桑国の装備や能力が十全に機能します。
 それ以外の世界の力については、基本的に従来の世界で別世界の装備を使うのと同様の制限を受けますが、機械文明の発達した世界の装備や能力には特に強い制限が掛かります。
 具体的には、メインアバターが大和もしくは神州扶桑国のものや、全世界共通で扱える装備やスキルであっても、”「からくり仕掛け」の範疇を超え、個人で携行出来ないような機械”や、”広範囲に影響を及ぼす大規模な特殊能力”は、機能不全を起こしてしまうことになります。
 乗り物で言えば、バイク程度ならぎりぎり動きます(最速でも一般人の全力疾走程度かつ、燃費も悪い)が、乗用車より大きい物は起動さえ出来なくなります。

●地理
・武蔵
 常夜ノ国の首都。政治などの中心であり、人口も最も多いです。
 天帝によって統治され、様々な場所から多くの人や物が集まってくるため、非常に賑わっています。

・出雲
 武蔵から遠く、西にある大きな都市です。
 霊脈の集合地であるため、土地そのものの持つ霊力が非常に強い地域で、信仰の中心地となっています。
 朝廷の統治下にはなく、姫巫女を象徴とする”大社”による自治が認められています。

・霊峰「常磐」
 常夜ノ国で最も標高の高い3000m級の山です。
 出雲と武蔵の中間ほどの位置にあり、山頂は出雲以上に強い霊力を宿すため、霊験あらたかな聖域とされています。
 山頂には「月の社」と呼ばれる神殿があり、月巫女が守護しています。

・月の社
 霊峰「常磐」の山頂にある神殿です。
 次代への引き継ぎを済ませた姫巫女が、月巫女と役職を変えて守護しています。
 古くから伝わる「特別な物」が納められているらしいですが、一般には公開されていないため詳細は不明です。

●用語
・人類
 「知性を持ち、言語による会話が出来る者」が人類と認められています。条件に外見が含まれていないため、条件さえ満たしていれば人面犬のような存在でも人類の仲間です。
 常夜に生きる人々は、言葉を交わさずともほぼ100%の確率で直感的に人類か邪妖かを見分けることが出来るので、多少の例外はありますが基本的に誤解などは起きません。この直感は、常夜ノ国に訪れた時点で皆様にも備わるものですので、特にアクションなどに記載する必要はありません。

 ヒト・妖怪・幽霊などが存在するため、種族や外見を理由とした差別はありません。
 また、温厚で暴力を好まない性格の者が多いですが、自衛や邪妖討伐のために戦闘技術を持つ者もいます。
 夜しかない世界に生まれたため、太陽光(強い紫外線)を浴びると火傷してしまいます。

・邪妖
 瘴気が集まって生まれた悪しき存在です。
 本能のままに人を喰らい糧とし、他世界における「モンスター」や「魔物」という概念に相当します。
 妖怪や幽霊とは別の存在であり、彼らを邪妖のように扱うことは最大級の侮辱に当たるので注意してください。
 生命体ではないので倒すと瘴気となって霧散しますが、時間が経つと再び邪妖となるため、倒した際は霧散した瘴気を浄化することが推奨されています。

●主要人物
・姫巫女 ”梓” (14)
 出雲において最も身分の高い人物で、信仰の象徴となる人物です。梓とは役職に付随する名前であるため、本名は別にあります。
 相応の立場にある人物ではありますが、まだ若いためにお勤めに飽きると、たまに抜け出しては街をぶらりと歩いています。
 本人は完璧に変装して抜け出しているつもりですが、実は側近たちや街の人々にはバレバレで、息抜きになるならと黙認されています。

・月巫女 ”榊” (31)
 梓の母親です。梓と同様に、榊とは役職に付随する名前であるため、本名は別にあります。
 現在は出雲を梓に任せて、自身は霊峰「常磐」の山頂にある「月の社」にいます。
 月の社から離れられませんが、定期的に梓とは連絡を取り合っており親子仲は良好です。

・天帝 (82)
 武蔵で行政の最高権力者として政治を取り仕切っている老人です。
 民の生活を第一に考える善政を敷いており、民からの信頼は篤いです。
 かなりの高齢ではありますが、本人はまだまだ壮健であると言っており、事実として合気道の達人でもあります。
 また、年齢相応の老獪さも持っています。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 続いて各パートに関する解説です。
 各項目にある情報精度とは、パート解説の正確さを表します。今回は序章のため全て壱級となりますが、第一章以降は皆さまの行動次第で上下致します。
 壱級:秘匿情報などはなく、正しい情報が全て開示されている状態。全ての情報を信用してよい。
 弐級:一部未開示の物もあるが、概ね情報が開示されている状態。出ている情報は信用できる。
 参級:未開示の情報が多く、また真偽不明や誤情報なども紛れている可能性がある。信用できない情報が多い。
 といった目安になっております。

【1】武蔵で遠征部隊の選抜に参加
 情報精度:壱級
 天帝は昨今の人口増加に合わせて、現在は邪妖が跋扈しているため人が生活出来ないとされる北部地域の開拓を考えており、武蔵では現在遠征部隊の編制を進めています。
 皆さんはこちらで行われる模擬戦に参加することで、正規の軍とは別の遊撃部隊へ参加する事が可能です。
 模擬戦で正規兵に勝利することで参加資格ありとみなされますが、突出した実力を示す事が出来れば部隊長となれる可能性もあります。
 試験官の正規兵は、基本的な剣術や体術のみを使用し、特殊な技や術などは使いません。
 なお、装備は木刀などの非殺傷性の物と取り換えられ、防具も貸し出されるもので統一されます。
 そのため、武器や防具に付随する効果は使用不可となります。本人の実力を見るためのものなので、その他の道具も使用不可となります。ファッション程度ならば装備可能ですが、効果は発揮されません。

 衛生兵など、直接戦闘に関わらない兵科への配属を希望する場合は模擬戦を免除されますが、どういった技能を持つか実演する必要があります。

 遠征部隊へ参加せず、調査もしくはバカンスということで、首都である武蔵を訪れることも可能です。こちらの場合、難易度は行動内容によって変動します。
 首都ということもあって様々な人々が生活していおり、土産物屋や見世物小屋など観光客相手の店や施設も豊富にあります。
 事前に申請しておけば、天帝のいる武蔵城を一部見学することも可能です。
 その他にも”こんな所を見てみたい”とアクションに書いて頂ければ、可能な範囲でそれらしい場所を訪れることが可能です。
 (※全ての希望を叶えられるとは限りませんので、予めご了承ください)

【2】出雲で調査
 情報精度:壱級
 調査もしくはバカンスということで、信仰の中心地である出雲を訪れます。
 出雲の街には、多様な寺社仏閣や史跡が存在し、様々な伝承などが残っています。”大社”には一般に開放されている区域もあるので、参拝などに訪れることも可能です。
 運が良ければ、街の中を歩いている梓に会えるかもしれません。

 また、霊峰「常盤」への登山を行う事も可能です。
 常盤の山道は整備こそされてはいますが、月の社のある山頂以外では頻繁に邪妖が出現する、修験者の修行に使われるような場所ですのでお気を付け下さい。
 登山に最低限必要な道具(防寒着や食糧など)は出雲で購入したことにして構いません。
 登頂に成功した場合、月の社の見学や榊との面会が可能です。
 なお、戦闘も含まれるため、登山を行う際の難易度は2~4となり、山頂に近付くほどに手強くなります。
 出現する邪妖は、犬型や鴉型といった小型の物から熊程度の大型な物まで様々ですが、総じて野生の獣を基にした形状の物となっております。
 一度でも登頂に成功した方は、次回以降に登山部分を省略する事が可能となります。

 その他にも”こんな所を見てみたい”とアクションに書いて頂ければ、可能な範囲でそれらしい場所を訪れることが可能です。
 (※全ての希望を叶えられるとは限りませんので、予めご了承ください)

【2021年3月10日 17:30修正】「常夜ノ国」の設定について、ガイド本文とマスターコメントで異なる部分がありましたので、マスターコメントの記述に統一しました。

武蔵で遠征部隊の選抜に参加

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出雲を訪れる

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