クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

【エトワール】第三幕“黄金の島”

リアクション公開中!

【エトワール】第三幕“黄金の島”
基本情報

マスター:携帯砲
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2020年06月23日公開!

シナリオガイド

舞台と化した海できらめきを探せ!

シナリオ名:【エトワール】第三幕“黄金の島” / 担当マスター:携帯砲



 現実と虚構の境目があいまいな街、二次元都市ナゴヤ。
 作家やコスプレイヤーが集まるこのオタクの街では、
 作品世界が現実に飛び出すオーバーラップと呼ばれる現象が起こります。

 たいていはキャラクターが突然現れて、暴れたり歌ったりするのが常なのですが――
 ときどき、ちょっと変わったオーバーラップが発生することがあるのです。

× × ×

 ――真昼間の大海原。
 オルトアースでいうところの、ナゴヤとオーサカのあいだぐらいの場所を、一隻のフェリーが泳いでいます。

「うーん……この船、どこに行くんだろうね」
「ほかの人のチケットには、オーサカと書いてあったけれど……」
「私たちのには、なんにも書いてないねー」

 役者志望のフェスタ生、山吹 桜(やまぶき さくら)鳳 つるぎ(おおとり つるぎ)は、招待状を受け取ってこのフェリーに乗っていました。

―― おいでなさい 星があなたを呼んでいます ――

 そう書かれたその招待状は、前回舞台を成功させた際、二人が受け取ったものでした。
 同封されていたのは、一枚フェリーのチケット。
 乗り場はナゴヤ、しかし行先は明かされない、この船の名前は――

“エトワール”……お前らも、その招待状持ってんのかよ」
「へ? ……あなたは?」

 二人に話しかけたのは、ボーイッシュな雰囲気の女の子でした。
 立ち振る舞いや居住まいから、演劇の経験者であることが察せられます。

初音 レオ(はつね れお)
 これでも一応、グランスタでアイドルやってんだけど」
「じゃあ、あなたも“エトワール”の脚本を探しに……?」

 つるぎの言葉にレオはうなずきます。

「ああ。“エトワール”は、おばあさまが主役を演じた大切な演目なんだ。
 だけど、あたしとおばあさま以外、それを誰も覚えてねーんだよ……。
 だからここに来れば、その思い出を取り戻せるかな、って思ってさ」
(まるで、異世界の“忘却”みたいね……)

 レオの言葉にふむと腕組をするつるぎ。
 そして真剣な面持ちのレオの手を、桜がぎゅっと握りました。

「そうだったんだ……いっしょに頑張ろうね、レオちゃん!」
「ちゃんって言うな! こっ恥ずかしいだろ!」

 そんな二人のやりとりをよそに、ボォーッ! という汽笛の音が船の中に響きます。
 すると、なんということでしょう。
 フェリーの周りに何隻もの帆船が浮かびあがり、そしてその向こうには島が現れたではありませんか!

× × ×


―― 敵を出し抜き お宝さらえ 俺たちゃ海賊 ヨーホー! ――

 船の半分は、旗に大きく髑髏が描かれ見るからに海賊船とわかる船団。
 そしてもう半分は、旗に大きくイカリを描いた海軍の船団のようでした。

―― 海の秩序は 我らが守る 正義の風を 帆に受け進め! ――

 それぞれの船から歌が聞こえ、中に人が乗っていることがうかがえます。
 彼らはどうやら、この船に乗っていた乗客たちのようです!


× × ×


「この振り、この歌、このセリフ……間違いねぇ!」
「うん、レオちゃん! 歌劇“エトワール”――『黄金の島』の章!
 私たちが探してる、“約束の舞台”の一幕だよ!」

 三人は、このオーバーラップの内容を知っていました。
 なぜならば、つるぎと桜にとって“エトワール”は舞台を目指したきっかけであり、
 レオにとっては祖母の思い出が詰まった大切な舞台だからです。

「何だありゃ!?」「海賊……!?」「かっこいいー!」
 フェリーの残りの乗客たちが、その様子を窓から眺めて、大興奮の様子。
 どうやら今回はエキストラのほか、観客がフェリーにいるようです。

「ふふふ……海のロマンだね、わかるとも!」
 そしてフェリーのテラスデッキでは、芸能神アグリーペンギンが三角帽子に眼帯をつけて楽しそうに観劇しています。
 完全に浮かれきった観客の風体ですが、今回のオーバーラップはこのペンギンが起こしているのです。

 そんなウキウキのペンギンと同じように、桜とつるぎ、そしてレオも、これから始まる舞台に胸を膨らませていました。

「このお話って確かアレだよな、海賊と海軍が……」
「ええ。星を手に入れるために、黄金の島をめざすの」
「そうそう! それで島には試練を課す“神の一族”がいて――」


× × ×


―― ああ 私たちに再び 喜びをもたらすのは誰
   この退屈を 終わりにできるなら 願いの星さえ 喜んで差し出そう ――


突如現れた島の中を、フェリーの大スクリーンが映し出します。
宮殿をバックに、動物の耳やしっぽをつけたエキゾチックな衣装の人々が歌っており、
おそらく彼らが神の一族と呼ばれる登場人物であろうことが察せられました。


× × ×


「すげー……! おいペンギン、これ全部舞台なのか!?」
「もちろんさ! 好きな役を選んで、自由に演じてくれたまえ!
 舞台が成功すれば、船はおのずと目的地にたどり着くだろう! キュキューッ!」
「よっしゃあ――!! じゃああたし海賊で!」

 早速状況に順応したレオを見ながら、つるぎと桜は微笑みました。
 ――しかし、今回はオーバーラップの規模が大きく、三人ではどうにもなりません。
 舞台を成功に収めるには、アイドルの皆さまの力が必要です!

「みんな、呼んだら来てくれるかな?」
「ええ。それに、乗ってる人もいると思うわ。

 ……だって、こんなに楽しそうなんだもの」

担当マスターより

▼担当マスター:携帯砲

マスターコメント

若葉の候、散歩に出るとよい風の吹く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょう。
携帯砲と申します。

失われた脚本をめぐる舞台活劇【エトワール】、第三幕とあいなりました。
お付き合いくださっております皆さまにあつくお礼申し上げますとともに、
はじめましての皆さまも、ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいませ。

さて、このたびのテーマは海!
宝島と海賊が題材の冒険活劇でございます。
少し季節外れではございますが、楽しんでいただけましたら幸いです。

皆さまのアクションがどういった舞台になるのかは、シナリオ
オーバーラップ「歌劇“エトワール”」
【エトワール】第二幕“プレシャス・ビースト”
を参考にしてみてくださいね。


○シナリオについて
謎めいた芸能神アグリーペンギンによって、フェリーとその周囲が特殊なオーバーラップに覆われてしまいました。
作品世界から船や孤島などが出現し、一緒に乗っていた人々の一部も、演劇に参加するようです。

アグリーペンギンによれば、この作品のタイトルは歌劇“エトワール”――
願いを叶える宝石たちを題材にした、ファンタジーものの大衆舞台演劇(レヴュー)だそうです。
そして、今起こっているオーバーラップはそのワンシーンとのことでした。

フェリーには観客であるナゴヤ市民のほか、乗役者や歌手――演技やパフォーマンスの経験者もたくさん乗船しています。
アグリーペンギンに招かれてやってきた彼らは、みなノリノリで演技をしてくれますが、
しかし演目を盛り上げて終わらせなければ、船は“目的地”にたどり着くことなく、いつまでも漂流するばかり!

アグリーペンギンによってこの舞台へ招かれたフェスタ生の山吹 桜(やまぶき さくら)鳳 つるぎ(おおとり つるぎ)
そしてグランスタ生の初音 レオ(はつね れお)の三人は、
舞台を成功に収めて目的地にたどり着くため、そして失われた“エトワール”の脚本を取り戻すため、
アイドルの皆さまに協力を仰いだのです!


○歌劇“エトワール”について
歌とダンスを織り交ぜて披露される、華やかでロマンに満ちたファンタジー群像戦記です。
願いを叶える宝石たちをめぐって展開していく、様々な側面を持った群像劇とのこと。
しかし脚本は失われて久しく、細かい構成は忘れられてしまっています。

今回、願いを叶える宝石をめぐって争うのは、海賊と海軍。
ドクロの旗を掲げている海賊同盟と、イカリの旗を掲げている海軍連合が、
黄金の島にあるという宝石を手に入れるため、熾烈な争いを繰り広げます。

始まりは、ひとつのおとぎ話。
海の真ん中、船の墓場と人魚の海を超えた先に、黄金の島はあり、
そこにはなんでも、神の一族が住んでいるのだそうです。

神の一族はどんな願いも叶えられる力を持ち、しかしそれゆえに、何をしてもつまらない日々を送っています。
そのため退屈を吹き飛ばし、一族に笑顔をもたらすことができれば、願いを叶える宝石を授かる……のだとか。

この伝説を耳にして、黙っていないのが海賊同盟。宝石を手に入れるべく、早速船を出しました。
そして海軍連合のほうも、指をくわえて見ているわけにはいきません。海の平和を守るため、勇んで港を発ちました。
そして幾多の冒険を超えてたどり着いたその先で、二つの船団はついに激突します。

かくして島と海、ふたつの戦場を舞台に、熾烈な争奪戦が幕を開ける――というのが、今回の大まかな筋書きとなります。

詳細は失われてしまっているものの、基本的には
“海軍連合”は正義と秩序を重んじ、平和を願う人々の集団
“海賊同盟”は自由で奔放な人生を愛する、荒くれものの集団
として描かれます。

エンディングにも諸説ありますが、願いを叶える宝石はどちらのものにもならず
神の一族が海軍と海賊、両方とともに海へ漕ぎだす……という形が一般的です。


【1】紺碧のレヴュー:大海原で殺陣を演じる 難易度:5
フェリーに乗船していた人々のおよそ半分は、海の上に出現した船に乗り、海戦を演じています。
海賊、または海軍の兵士として敵の船に乗り込んだり、逆に乗り込んできた敵を撃退するのが基本的なシチュエーションですが、
それ以外の役どころも自由に演じていただいて構いません。
グループアクションなどで、戦いの中にドラマを作っていただくことも可能です。

たとえば漁夫の利を狙う第三勢力、あるいは海に棲む呪われた怪物や幽霊……
船長や提督を自由に名乗っていただいて構いませんし、大道具として帆船を自由にお使いいただけます。

砲撃戦も行っていただくことができますが、演出であることを忘れず、華やかにアクションしていただくのがよいでしょう。
とはいえ細かい設定などはあまり気にせず、思うがままに殺陣を演じていただくのが一番です。

特にご希望がない場合、海軍連合の兵士として、海賊船に攻め入るシチュエーションでご参加いただけます。

※こちらには鳳 つるぎが海軍連合の軍人として、
 また初音 レオが海賊同盟の海賊として参加します。



【2】黄金のレヴュー:神の一族の試練に挑む 難易度:6
フェリーに乗船していた人々のおよそ半分は、“黄金の島”に上陸して、神の一族の試練に挑む役を演じています。

神の一族を笑顔にするのは、歌や踊りといったパフォーマンス。
そのために海軍と海賊は、雇った芸人や名家の子女などを兵士とともに送り込みます。
そして退屈な日々を送る神の一族の心にも、変化が起き始める……というのが今回の大まかな筋書きとなります。

海軍連合、海賊同盟、どちらでご参加いただいても構いません!
二つの勢力は協力したり、衝突したりを繰り返しながらここまで来ました。
海軍にあるまじき友情をはぐくんでしまうもよし、それを海賊らしく出し抜くもよし。
また神の一族側として、まれびととの出会いを演じるのもよいでしょう。
ロマンを感じながら演じていただくのが、一番かと存じます。

特にご希望がない場合は、海軍連合に雇われた芸人としてご参加いただけます。

神の一族はみな、動物の耳やしっぽ、羽などの特徴を持っています。
血はつながっているものの、脚本によっては、その特徴がキャラクター性や関係に影響していることもあるようです。

※こちらには山吹 桜が、神の一族の末姫として参加します。

【1】紺碧のレヴュー:大海原で殺陣を演じる

5

【2】黄金のレヴュー:神の一族の試練に挑む

6