三千界のアバター

鬼斬刀の眠る山 第3話

リアクション執筆中

鬼斬刀の眠る山 第3話
基本情報

マスター:藤村 悠生
ワールド:大和
参加状況:30  定員:30
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

リアクション公開予定:2019年10月11日
※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

謎の襲撃者――記憶の“鍵”は誰の手に

シナリオ名:鬼斬刀の眠る山 第3話 / 担当マスター:藤村 悠生




「“”はまだ見つからぬのかや」
「は……。手は……尽くして、いますが……」

妖怪御殿、そのとある部屋の襖越しに沖 常様の声を聞き、
龍虎は表情も覇気も消した顔を俯けるように頭を垂れました。
龍虎の隣には和正が、同じような姿勢をとっています。

「あれから一年。……一年じゃ。
 ワシらには本来、他愛もない年月じゃが、この土地にとってはそうではありんせん」
「は……」

“鍵”とは、楠木領が妖怪の里に住む未覚醒の鬼、雪太郎を目覚めさせるための何かのことです。
沖たち妖怪御殿組は、動機や見据える先の違いこそあれ、雪太郎の覚醒という同じ目的を持っている――ことになっています。
元々、沖の直属の諜報員でもあった龍虎は、この一年、その鍵の手がかりを探し領内を走り回っていました。

ですが、その鍵と成り得るものは物であるのか、場所であるのか、それとも何かの行動であるのか、ひとつきりなのかさえ、未だに掴めてはいません。
龍虎の情報収集能力は妖一門の中でも群を抜いているので、鍵探しにここまで苦戦するというのは沖にとって、今のところの唯一の誤算でした。

「ぬしよ。ワシの可愛い目と耳よ。
 よもやワシから鍵を匿っているのではあるまいな?」

唐突に、沖が声音を低くします。
 
(沖様は、鍵の目星がついている……? 匿うってことは、人か、妖か……。
 ……俺が沖様から隠したがる可能性がある、ということは……)

 ――白ちゃん!?
 
龍虎は咄嗟に、「なんの、ことでしょう……?」と、あえて歯切れの悪い答えを返しました。
白子がもしも鍵だというのなら、いえ、鍵でなくとも、龍虎は白子を沖に渡したくはありません。
沖や鬼や、その他ののっぴきならない事情からくる呪いのようなものの一切合切を白子から切り離したくて、龍虎は今、沖側に身を置いているのです。

白子がもしどこかに身を隠すか匿われているのなら、自身に疑いの目を向けさせて少しでも白子を逃がしたい――、
龍虎はついそう考えて、反射的に答えをはぐらかしたのでした。

「くふ。忠義のない男じゃの。
 ……じゃが、責めはせん。ワシは雪太郎には拘ってはおらん。
 妥門とて万能ではありんせん。人の身で鬼を封じ続けるなど、出来るのなら最初からこの地はこの様な有様にはなっておらんかった。
 鍵がなくともあちらの鬼ならばやがて現れる。……それに鍵を間に合わせられぬとしたら、一番困るのはぬしらじゃないのかや?」
「……」

龍虎と和正が揃って押し黙った、その時でした。
爆発音と共に、妖御殿が激しく揺れ、下層の階から悲鳴が聞こえてきたのです。

「結界、が……破られた……?」

和正が呟き、沖が目を細めます。

「ワシの結界を破るなど――妥門にしか出来ぬはずじゃが」
「仕掛けて……来た……? いえ、あり得ま、せん、そんなはずは……」

思わず龍虎が立ち上がります。
しかし、沖は紅を乗せた口端を持ち上げました。

「良い。いつまでも怠惰を貪るのも悪くはないが、
 あまり舐められたままでおるのも面白うないからの。
 骨の髄まで鈍り尽くす前に、ワシら一門は烏合の妖であったこと、
 しかと思い出してもらうとしよう」
「……ここが、さいごの、一線。ここを越えれば、あともどりは、できない」
「構わぬ。どの道戻る気などとうに失せた。主もそうじゃろう、和正?
 百の口を持つともいわれた主の力、ここで披露してみせとくれ」
「……。かしらは、どうする」
「決まっておる。ワシとて腐っても組頭じゃからの。ここを護らせてもらう。
 ――じゃが、ここを襲うとすれば狙いはあの子しかおらんじゃろう」
「なら……月子、ちゃん、は……」
「ぬしが連れて行くんじゃ、龍虎。村か……そうじゃの、内山にでも匿っておけば良い」
龍虎は息を飲みました。
月子を、自分が一人で連れ出す――それは、月子をあの場所、
妖魔山山中の、西の刀に鬼を封印した跡地へ連れて行く絶好の機会です。

(月子、ちゃんの……記憶さえ、戻れば……、白ちゃん、は、狙われなく、なるかもしれない……)

龍虎の胸中を知ってか知らずか、沖は楽し気に笑んだままに首を傾げました。
 
「ぬしよ、可愛いぬしよ。
 もしもあの子を逃がしでもすれば……ぬしの舌は、ワシが斬り捨てることになるからの」
 
* * *

「さすがに……そろそろ限界かな」

楠木 妥門が呟いた時、妥門の目の前で西の刀にぴしりと大きな亀裂が走りました。
同時に、妥門が大きく噎せ返り、その口から大量の血を吐き出します。
土の床、その魔術陣の上に落ちた血で陣をなぞるように妥門は指を動かしました。

(焦山で解呪を相当使ってもらった。霊脈の回路も濃く繋がっているし、癖もついている。
 鬼の力もそれなりに放出できたから、この封印が解けてもすぐに実体化はできない。
 ……だとすれば、封印が解けたとき、鬼はまず霊脈に乗って一度焦山に逃げるしかないはずだ)

楠木邸の地下深くに籠ったまま、妥門は封印された西の刀より漏れ出す穢れと鬼の力を広範囲から少しずつ放出することでどうにかやり過ごしてきました。

昨年の夏、特に焦山では積極的に解呪の鍛錬が行われたことで、鬼の力の霊的な粒子は、焦山に広く散らばっています。
それらを集めなければさすがの鬼とて瞬時に実体化は出来ない、と妥門は考えていたのでした。

妥門は深呼吸をして、鬼にとって他に本当に逃げ道がないか、出し抜かれる道をきちんと潰せているか、何も見落としてはいないかを思い返し、頭の中で確認します。
この一年、こうして地下に籠り続けて何度も何度も脳内で確かめ続けたことですが、何事にも絶対はありません。

(大丈夫、大丈夫、大丈夫――……。ここまでは、最善だ。最善手だ。
 私にとっても、この領にとっても。だから迷うな)

妥門が、自身に言い聞かせるようにした時でした。
楠木邸の結界へと、上部から次々と何かが降り注ぐ気配に、妥門は顔を上げます。
上げた時には、地上より爆発音が響き、地下にまで振動が伝わってきました。

(火矢……? まさか、ついに、)

次の瞬間には、遠く離れた妖の里の結界にも何かが降り注ぎます。
楠木領の全域に張り巡る霊脈を、蜘蛛の糸のようにして感じ取ることも出来る今の妥門はその異変にもすぐに気がつきました。

と、間を置かずに、流野 美琴より預かっているクマのぬいぐるみ型通信機から、
妖魔山山中の里に滞在中の美琴の声が流れ出ます。

『襲撃アル! 砦の外で爆発が起きてるヨ!』
「……そうみたいだね。うちの屋敷もやられてる真っ最中だよ」
『いま、女郎ちゃんが護ってくれてるアル。でも……里には妖の子供もいるネ、なのに……』
「……。今、霊脈越しにそちらの結界を強化するから。
 出来るなら、外から救援を呼ぶか、隙を見て里から討伐隊を出して欲しい。
 こんなことが出来るのは和正君の解呪くらいだ。恐らく妖魔山のどこかに隠れていると思う。彼を止めるか――或いは龍虎君を見つけて、説得して。
 あの子なら、全ての解呪を強制的に切ることが出来る」

妥門の言葉が、里にいる美琴には途切れ途切れに聞こえます。
周囲には爆音が響き、里も大騒ぎになっている上、
結界が攻撃されていることで安定化させた通信術式も不安定になっているようでした。

「なんだかわからないケド、わかったネ! 妥門ちゃんのほうは――」
『私はいい。屋敷は捨てる。頃合いを見て結界は解くから、屋敷を崩させて地下を塞ぐよ』
「!? でもそれじゃあ妥門ちゃんが生き埋めに――」

美琴の言葉を、『良いんだ』という妥門の声が遮ります。

『あとどれくらい話せるかわからないから、聞こえ辛いだろうけどよく聞いて。
 恐らく、今回の沖君の本当の狙いは白子君――それがうまくいかなければ、月子ちゃんに手を出すはずだ。そのために雪太郎君を奪いに来るかもしれない。
 彼らの目的のためにも、彼等はどのみち今の段階で私を殺めることはできない。
 
 意味はわからなくていい。でもこれだけは頼む。
 結果がどうなろうと、雪太郎君だけは月子ちゃんに近づけないで
 最悪、全部うまくいかなくて、沖君たちが鬼を目覚めさせる“鍵”を手に入れたとしても、
 “鍵穴”である雪太郎君に嵌めさせなければ、まだ巻き返せる余地が残る』
「鍵? 鍵穴? なんの話ネ、ワタシわからないヨ、ワタシじゃみんなにうまく伝えられな――」

美琴が言いかけた時、通信機越しにもわかるほど大きな爆発音が聞こえました。
……それをきっかけに、妥門との通信が強制的に切断されます。

「妥門ちゃん!? 妥門ちゃん! 妥門ちゃん……!!」

* * *

襲撃を受ける妖の里――その療養場では、部屋いっぱいに描かれた結界陣の中央に寝かされた雪太郎を、伊助が静かに見下ろしていました。

雪太郎の黒い髪が、次第に白く染まり始めます。けれども、雪太郎が唸り声を上げるたびにそれは黒に戻り、かと思えば再び白く染まりだし、というのを繰り返しだしました。
雪太郎には今、ほとんど意識がないようです。

「……暢気なもんだな、てめぇは。お前が死んでも護ろうとしたもんが、また焼かれようとしてるってのに」

外では激しい爆音が繰り返され、療養場の建物も頻りに揺れていますが、伊助の表情は穏やかなものでした。

「だがその方が、自然なのかもしれねぇな。俺たちはみんな、あの時死ぬはずだった亡霊だ。
 “お前”にはもうここを護る義理もねぇだろう。
 生きてるのは生まれ変わったお前と、最近里に来たあいつら――外のやつらだけじゃねぇか」

その時、雪太郎の眦がぴくりと震え、白くなりかけた睫毛をゆっくりと持ち上げました。

「……なんの、はなし、」
「なぁ、気づいてただろう。ここに入ってからのお前の食事にはずっと毒が混ぜられていた。
 お前を弱らせておかねぇと、この結界も破られちまうからなんだと。
 鬼がどれだけ丈夫か知らねぇが――大人しく付き合ってやらなくてもいいんだぜ」
 
 伊助の言葉に雪太郎が小さく笑います。

「よく言うよ。俺が鬼として目覚めたら目覚めたで……、それでここを滅ぼそうとしたらしたで……、お前、絶対俺のこと殺すじゃん」
「そりゃあそうだろ。亡霊と言えど拾った命だ。
 どっかの馬鹿が勝手に命賭けて繋ぎ止めたもんだからな、無駄にするわけにはいかねぇんだよ」

 余計なことしてくれやがって、と伊助は踵を返し、雪太郎の部屋の襖を開きました。

「だが、そうなったときにお前を斬るのはこの俺だ」
「何言ってんの、ただの鍛冶屋に……鬼なんか、斬れるわけないでしょ……」
「かもしれねぇな。だが、俺には――鞘師には鞘師の戦い方ってもんがあるんだよ」

そう言って部屋を出て行った伊助の手には、飾り気のない空の鞘が握られていました。

* * *

「あぁ……これは……一足遅かったようで……なんと申し訳のない……」

 妖魔山が山中、とある大木の上から、襲撃される妖の里、そして楠木邸を眺めて呟く雪影の隣で、「遅くないじゃろう、むしろどんぴしゃじゃ」と浜 与一郎は口の端を吊り上げました。

「おまんは楠木邸で出来る限り派手に頼むぜよ。和正を出来る限り引き付けるんじゃ。
 その隙にワシが御殿の結界を反転させる。
 月子ちゃんも連れ出せるんなら御の字じゃが……」
「…………あなたご自身ではたぶんわりと策略家というか知的な感じを気取ってらっしゃいますけどこう言ってはなんですけれども申し訳ないんですけれども意外と、ええ、意外ではありますが、あなたも彼も激情家ですからねとっても……。きっととてもお安めの挑発でも乗ってくださることでしょうあなたたち似た者同士ですし嘘です冗談です殺さないでくださいここまで来て今更わたしを……」
「おまんが死にたがりじゃのうなったんなら安心じゃ。
 ……西の刀ぁ見てまた変な気ぃば起こされたらどうしようもないきに」
「それは、えぇ、その節は大変申し訳ありませんでした情けない恥ずかしい……。
 ですが、それよりもわたし、村の方々が少々心配ですだって派手にやったら絶対来ますよ皆さん彼のこと大好きですし……。
 というか彼らが不安がると“逃がした穢れ”が戻ってきてしまうでしょうまずいでしょう、あああ最悪わたし死ぬじゃないですか今更……すごく今更……」

 頭を抱える雪影を見て、与一郎は一人、僅かに表情を和らげました。

「戻ったら戻ったじゃ。――おまんを死なせるくらいなら、ワシが代わりに“鬼”になりゆう」

担当マスターより

▼担当マスター:藤村 悠生

マスターコメント

 大変大変ご無沙汰しておりました。藤村 悠生です。
 本シナリオは大和の楠木領を舞台に、全五話を予定して展開しております、『鬼斬刀の眠る山』シリーズの第3話にあたります。
 お一人様ずつの文字数が多めになってしまうかと思いますが、お付き合い頂けますと幸いです。
 
 今回は、第2話にご参加くださった皆様にご招待を出させて頂いておりますが、
 欠員が出た場合はご新規の方もご参加いただけます。
 
 また、本シナリオでは番外編で得た、楠木領限定で使用できる<解呪武器>と<解呪>による力を発揮することが出来ます。
 
 番外編で解呪や武器を得ていらっしゃらない方も、今回ご指定下さいました解呪と解呪武器を既に受け取り済みとしてご使用頂くことが可能です。解呪武器の発注、霊符の属性などについては番外編のシナリオガイドをご覧ください。
 今回から初めてご参加頂く場合でも、継続参加の方又はNPC流野 美琴からの紹介・推薦という形で武器や霊符の発注が可能です。
 継続参加の方からの推薦の場合、必ず推薦者ご新規様のご両名のアクションに、推薦であることを一言ご明記ください。、
※本シナリオで得た武器や力は本シリーズとその関連シナリオでのみ、ご使用頂けるものとなります。

***

 本シナリオは番外編より約一年が経過した夏の楠木領が舞台となります。
 
 妥門が西の刀を押さえ込み、穢れを焦山へと分散させているこの一年の間に、沖は龍虎や和正に、雪太郎覚醒の“鍵”となるものを探していたようです。
 沖も妥門も、その鍵のひとつは白子ではないかと考えていますが、白子はこの一年、里にも姿を現しておらず、与一郎や雪影たち同様に行方が分からなくなっていました。

 楠木邸や里を襲撃しているのは和正で、解呪の力を用いていると考えられますが、どのような仕組みの解呪であるのかはっきりと知っているのは妥門と沖、そして本人のみになります。
 ただ、里と楠木邸を同時に襲撃を行っていることから、かなりの広範囲に影響を及ぼすことの出来る力のようです。そして、妥門からの情報として、龍虎には解呪を強制切断させる力があることがわかっています。
 
 しかし、妖御殿を襲撃しているのは誰なのかは判明していません。

 今回のシナリオの表の最大目標は、和正探し出し直接叩くか、龍虎を説得し解呪を強制切断させることで襲撃を止めることです。
 ですが、これはあくまで正規ルートとしての目標のひとつになります。ですので、今回のシナリオでは真の意味での目標は皆様個々人に委ねられています。
 
 現在、楠木邸が崩れたことで村人たちは妥門の救出に向かっています。死者が出れば出るほど、不安が大きくなればなるほど、妥門が焦山へと分散させた穢れが人のいる地に戻ってきてしまうことになるでしょう。
 穢れが戻れば戻るほど鬼復活の危険が高まり、また目覚めた鬼の力も強くなるため、皆様それぞれのお考えや目標によってとるべき行動が変わって参ります。

 鬼の復活そのものを阻止するべきか、復活は免れられないと考え出来る限り最弱の状態での復活となるようにするか、いっそ雪太郎を覚醒させるべきか、とにかく今は目の前のものを救うことが重要だと考えるか、はたまた鬼を復活させこんな領地は滅ぼしてしまうか、色々なお考えがあるかと思います。
 そのお考えに基づいて、こうすべき、こういう未来であるべきと思うもののために動いて頂けたらと思います。


<参加パートについて>
 
 ■妖の里に向かう■
  襲撃を受けている妖の里へ向かうパートです。
 和正の本来の狙いは雪太郎ではないかと推測されます。
 ただ、妖魔山山中より楠木邸と里を同時に攻撃できるかなり広範囲の攻撃手段を持っているため、まずは本人を見つけ出す必要があります。
 どこかにいる和正を探すために山中に入る場合もこちらのパートとなります。
 
 和正は何らかの方法で雪太郎を奪取しに来る可能性があり、雪太郎の封印も揺らいでいます。襲撃による刺激で雪太郎が鬼として半覚醒状態になると、どういう動きに出るか未知数のため危険です。
 出来れば雪太郎を見張るなどの対処が必要になってきます。また、半覚醒状態の雪太郎からは、妖魔たちは逃げていく傾向にあります。
 
 また、里のまとめ役でもある伊助はどこかへ行ってしまったようで、里に姿がなく子供たちは統率が取れない状態になっています。
 襲撃で崩れた結界から妖魔が入り込んできますが、里の子供たちは人間も妖も、うまくまとめてあげさえすれば、対妖魔への防衛は行える戦力があります。
 戦うことが無理なほど小さい子たちは、たぬ吉が集めて避難準備を進めています。

 雪女郎が結界を展開し防衛にあたっていますが、体は小さいままで以前のような力はないため、雪女郎の力で和正を倒すことは出来ません。
 美琴も一緒に結界を展開しています。
 
 なお、結界には穴があるため、初参加の方でも里を視認、接近できる状態となっております。

 ■楠木邸に向かう■
  既に焼けて崩れた楠木邸へ向かうパートです。
 楠木領南部の村々では、櫓の見張りが崩れた楠木邸より火の手が上がっているのを確認しており、村人たちが妥門の救出に向かっています。
 妖魔などが村に押し寄せていないことから、楠木邸で爆発事故が起き火事になっている、と考えているようです。
 ちょっとした妖魔との遭遇には自分達で対処できますが、村人だけで和正の襲撃に巻き込まれれば為す術はありません。
 
 また、雪影が楠木邸防衛に向かっていますが、和正を引き付ける目的のため、和正を倒すという気はありません。
 
 妥門は生き埋めになっていますが、解呪が使えるということは妥門は生きているということです。
 逆に言えば、妥門が死亡すると解呪が使えなくなる恐れがあります。
 
 村人の不安を諫め、死者を減らすことが、いずれは封印の解けてしまう鬼の覚醒場所、覚醒時の強さなどに関係してきます。

 ■村に向かう■  
  各所の村(主に北部)に向かうパートです。
 北部の村からは里から上がる黒煙も見えており、山火事の鬼の再来を連想して、今にも妖魔が押し寄せてくる、鬼が来る、と一部の村人は錯乱しています。
 鬼や妖魔に殺されるくらいならばと自害してしまう者もいるため、何らかの方法で正しい情報を伝えたり、宥めてやると死者を減らすことが出来ます。
 
 村人の不安を諫め、死者を減らすことが、いずれは封印の解けてしまう鬼の覚醒場所、覚醒時の強さなどに関係してきます。
 
 また、村人の不安が募り穢れが戻ってきた場合、鬼が覚醒しなくとも、穢れにつられて妖魔が多く寄ってくる可能性が高まります。
 
 各村に展開されている楠木領義勇軍総勢120名は、村を繋ぐ外回りの道でそれぞれ妖魔の警戒にあたりつつ、情報収集のため各所を走り回っています。

 ■妖御殿に向かう■  
  正体不明の襲撃者に襲われている御殿に向かうパートです。
 御殿は現在、結界に穴が開いている状態ですが、沖がそれを修復する形で御殿の防衛を行っています。
 御殿の強固な結界を反転すべく向かっている与一郎も、向かって初めて、御殿が襲撃を受けていると気づきますが、彼の目的はあくまで結界の反転のため、襲撃者への対処や特定は積極的には行いません。
 
 御殿を出る龍虎や月子と接触する場合もこちらのパートとなります。
 龍虎は混乱する村を抜ける形で、月子を封印跡地に連れて行き、記憶を戻す手がかりを探ろうとしているようです。
 月子は御殿が襲撃された時点で多少の動揺はありますが、道中で龍虎に説得され、自分の意志で跡地へ向かいます。
 
 なお、襲撃で結界に穴があるため、今回は結界抜けの布がなくとも近くまで行けば御殿を視認でき、入り込むことも可能になります。

 ■回想・その他■  
 上記パートに当てはまらない方、解呪武器の発注の他、焦山での解呪鍛錬を行いたい方、交流を進めたい方などのためのフリーパートです。

 鍛錬や回想の場合、リアクション内では、番外編から本シナリオガイドまでの一年の間の出来事の回想としてご登場頂くことになります。
 この一年の間に過ごした穏やかな日常がどんなであったか、また、その間に村・里・御殿で何をして何を築いていたかによって、本編にも影響が出てくる重要なパートに成り得ます。


※全パート、「向かう」と表現しておりますが、元々いた、という設定でも構いません。「向かう」というアクションの場合は、元々その場にいた方たちより遅れたご登場となりやすくなります。


★NPCの予定★

【里】
・美琴……襲撃されている妖の里の結界強化に努めています。
・雪女郎……結界強化に努めています。
・たぬ吉……結界が崩れた際にすぐに避難できるよう力のない妖を集めて回っています。

【村】
・妥門……崩れた楠木邸の地下に生き埋め状態になっています。生きてはいるようです。
・市子……焦山に偵察に出ており緊急事態には気がついていません。
・雪影……結界が解かれた楠木邸に向かい防衛を試みるようです。

【御殿】
・沖  ……襲撃者から御殿の防衛にあたっています。
・与一郎……結界の反転を目論み、御殿へ近づこうとしているようです。
・大政 ……御殿内で一年療養中と思われますが、表に姿を見せていません。

【妖魔山】
・龍虎……月子を連れて封印跡地に向かいます。全ての解呪を切る力を持っているとのことですが、力を使わせるには説得が必要です。
・月子……龍虎と共に封印跡地へ向かいます。

【?】
・和正……どこかから里と楠木邸を襲撃しています。
・白子……領内のどこかにはいると推測されますが、現状行方不明となっています。

 ***

 以上になります。
 前シナリオよりかなり間が空いてしまいましたが、ご都合の合う皆さま、ご参加頂けましたら幸いです。

妖の里へ向かう

7

楠木邸へ向かう

5

村へ向かう

3

妖御殿へ向かう

5

回想・その他

1