三千界のアバター

雲龍世界探訪

リアクション公開中!

雲龍世界探訪
基本情報

マスター:るう
ワールド:ガイア
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年09月05日公開!

シナリオガイド

雲海に沈んだ世界と龍の島

シナリオ名:雲龍世界探訪 / 担当マスター:るう


 “灰色の世界”ガイアの小世界へのゲートが発生した――。

 ワールドホライゾン市長紫藤 明夜の報告を受けてゲートを潜った特異者たちが見た光景は、白に包まれた空間だったのでした。



 そこは、いちめんの積乱雲の狭間に浮かぶ『島』でした。
 いかなる原理で浮いているのかも判らぬ石の島。ざっと見渡しただけでも100m以上はありそうな空中島の眺望が、ゲートから出れば広がっています。
 けれども……辺りをどれだけ眺めたところで、空と、雲と、何もない石の島自身しか見あたりません――1艘の大型の『船』を除いては。

「よう。アンタらがワールドホライゾンとやらの住民たちか」
 船の甲板らしき場所からは、ひとりの浅黒く日焼けした男が顔を覗かせていました。男は、ロープを使い身軽に船から下りてきたならば、にやりと不敵に笑います。
「俺は探検家ジャック。世界の島々を股にかける男だ。
 アンタらのことは、最初にこの島に来たやつから聞いてる。この世界を救うだかなんだか、大層な大法螺を吹いてくれるじゃねぇか」
 そんな面白い奴らはほっとけねぇ。好奇心に輝く瞳を隠そうとしないジャックは、顎で船を指し、乗れよ、と特異者たちに促しました。



 船は、大空へと舞いあがります。
 ゲートのあった石の島が小さくなりゆくにつれて、その全容が明らかになりました。それはまるで空を飛ぶドラゴンが、そのまま石化したような姿。ジャックによれば人々は、この島々を石龍島と呼んでいるのだそうです。
 そして、最初の石龍島がいつしか後方の雲の狭間へと消え、しばらくした頃には。代わりに船の前方に、先ほどの島よりはるかに大きい、広い畑の真ん中に石造りの建築物が立ちならぶ石龍島が姿を現します。
「あれが俺たちの故郷、“冒険の島”ニュートラファルガーだ。よく見てくれ……島のあちこちに、船が大小幾つも泊まってるだろ?
 この世界は、冒険に満ちている。俺たち飛空船乗り(ドラゴンシーカー)は、ただ新しい島を見つけて資源を持ち帰るだけじゃねぇ。雲の向こうにあるロマンに夢を託すのさ。
 だから俺は、アンタらの大言壮語に付きあうんだ。アンタらも飛空船に乗って世界を知れば、ほんとうに世界を救っちまうかもしれないぜ?」



 ニュートラファルガーはますます近づいて、島の隅々まで判るようになります。
 無数のビルディングに覆われた中央区。畑や林の隣には必ずある、光る石を取りつけた装置。そして、その石の原石らしき虹色の鉱石を採掘する鉱山。
 一見、人々は粛々と生活を営んでいるように見えますが、ジャックによればここ最近、妙な噂が流れているというのです。
「夕方になりゃぁ見えるんだが……最近、ナントカって彗星が数百年ぶりに太陽に大接近しててな。そいつが落下して世界が滅亡するって言って世を騒がせる奴らがいるのよ。そればかりかその噂に便乗して、妙な教団が略奪はするわ、テロは起こすわ……これじゃ、彗星が落ちる前に世界が滅びちまうぜ。
 ……っと、そろそろ着陸するぞ。揺れてもいいようどこかに掴まってろ」



 船は舵を切り、ニュートラファルガーの空港に針路を取ります。けれどもジャックの冒険も、特異者たちの冒険も、これで終わるわけではありません……いや、これからが冒険の始まりなのです。
 この、巨大な空中冒険の舞台を、この世界の人々はこう呼びます――。

 ――“雲龍世界”スカイドレイク、と。
担当マスターより

▼担当マスター:るう

マスターコメント

 皆様、本シナリオガイドをご覧くださり、ありがとうございます。
 本シナリオは、今後4回程度を予定している小世界シリーズ<スカイドレイク>の、序章にあたる物語となります。
 <スカイドレイク>シリーズ本編は、本シナリオへの参加有無にかかわらずお楽しみいただけるように考えております。しかし、本シナリオでの皆様の活動は、シリーズ本編に際して多かれ少なかれ影響を及ぼすことでしょう。

 ……とは申しあげたものの、今回は、このスカイドレイクなる世界がどのようなものなのか、調査を兼ねた観光をするつもりでいてくだされば十分です。起こる事件も対処が必須なわけではないので、関係者と顔を繋ぐ程度の感覚で対処してくださればよいでしょう。



▼“雲竜世界”スカイドレイクについて

 スカイドレイクは、約300年前の大沈降と呼ばれる天変地異により地上が全て雲に覆われて、人類の版図が石龍島と呼ばれる空中島に限られてしまった世界です。
 現時点では、今回の冒険のスタート地点でもある“冒険の島”ニュートラファルガーのほか、スカイドレイク最大の大学を持つ“学究の島”シテ・ヌーヴェル、軍事技術に長けた“鉄壁の島”ノイエスアイゼンなどの島々の存在が知られています。
 いずれの石龍島も高空に浮かぶため、本来は人類文明が発展できる環境ではないのですが、人類はマナとギアの技術により強制的な環境改造を行なうことで問題を克服しています。

 もっとも、そのためには大量のマナストーンを使用する必要があります。石龍島は「ドラゴンが石化した」と伝えられるだけあって、それ自体が巨大な高純度マナストーンの塊ですが、自身の足元を採掘しすぎればいつ島が崩壊してしまうかは判りません。
 そこで人々(特に社会に馴染めない荒くれ者たち)はマナのエネルギーで空を飛ぶ船飛空船に乗り、無人の小型石龍島を探す冒険を始めました。彼らドラゴンシーカーは、新たな石龍島を発見して一攫千金を手にすることを夢見て、激しい雷雨が続く雲や、その中に潜む飛行モンスターなどに命を奪われる危険も顧みずに冒険を続けるのです。

 この世界には、ニビル彗星と呼ばれる大彗星が近づいています。その軌道要素は不確定で、彗星が落下するかどうかは天文学者たちの間でも意見が分かれていますが、古くより「箒星とともに地上に『魔』が現れる」なる伝承が伝わることと、地上教団と呼ばれる邪教が世界滅亡を吹聴してテロを起こしていることから、彗星の落下が人類を滅亡させると信じている者も少なくはありません。
 そのため、人々はニビル彗星のことを、終末の大彗星と呼んでいます。

 以上の情報は、特異者たちに協力を申し出た現地の探検家、ジャックから聞くことのできた情報です。
 彼のことは信頼できますが、当然ながら、彼がこの世界の全てを知っているわけではありません。重要な情報を手に入れるためには、世界のさまざまな場所に足を運んでみる必要があるでしょう。

 皆様は、ジャックの口利きによりドラゴンシーカー・ギルドに登録した、という前提で行動を始めてかまいません。
 ギルド登録者は、望むのであれば中古のオンボロ小型飛空船(Lサイズ・2人乗り)を入手し、パートを無視して冒険することも可能です……が、航路から外れた冒険は極めて危険とだけは申しあげておきましょう。
 本シナリオでは、無謀または非常に危険な行為に対してはアバター死亡判定が行なわれます。以降、スカイドレイク世界を舞台としたシナリオでは、死亡アバターと同一アバターでの参加はできなくなりますのでご注意ください。また、行動次第では他にも特殊な行動制限が課せられる可能性がございます。



▼スカイドレイクとアバター

 スカイドレイクのアバターはガイアのアバターと共通ですが、一部、ガイアとは設定や社会的地位に違いがあります:

・バウンティハンター
 特に違いはありません。せいぜい、所属がギアーズ・ギルドではなくドラゴンシーカー・ギルドになる程度です。

・セージ
 冒険の結果人体の一部をギア化する羽目になった者は、ドラゴンシーカーには珍しくはありません。しかし、一般人からはやくざ者と見なされ、畏怖されがちです。
 完全な汽人は、石龍島では貴重な食料を消費しない労働力として、さまざまな場所で活用されています。ただ、通常彼らは誰かの所有物であり、自由意志を持つものは極めてまれです。

・アーティフィサー
 バウンティハンター同様、特にガイアとの違いはありません。

・ピースメーカー
 スカイドレイクでは、特別な意味があるアバターではありません。しかし、優秀なドラゴンシーカーとして名声を得るための条件は整っているでしょう。

・ストレンジャー
 石龍島の濃密なマナは、一部の人類を変質させ、過酷な環境に適応させました。スカイドレイクにおけるストレンジャーは、全てそのような人物かその子孫です。
 彼らはある種の疾患者と見なされ敬遠されがちではありますが、特に迫害されることもありません……ただ、環境耐性のために危険な状況での労働を期待されることも多いため、それを差別と取る者もいるようです。

・マージナル
 スカイドレイクでは、存在を知られていません。通常は気にする必要はないでしょうが、状況次第では異世界スキルと同様に扱われるスキルもあるかもしれません。



【1】ニュートラファルガー島内を観光する 難易度:1

 こちらのパートでは、ニュートラファルガー島内で、調査を兼ねた観光をお楽しみいただけます。
 島内の著名な施設としては、たとえば次のような場所があります:

・ドラゴンシーカー・ギルド(中央区)
 ニュートラファルガー島のドラゴンシーカー・ギルドは、チャールズ・オールコック通りに面した5階建ての建物です。ギルドの依頼窓口や資料室があり、多くのドラゴンシーカーが訪れます。

・チャールズ・オールコック通り(中央区)
 チャールズ・オールコック通りにはドラゴンシーカー・ギルドの他にも店や酒場があり、常に市民たちで賑わっています。特にギルド向かいの酒場『フライヤーズ』は、ドラゴンシーカーだけでなく一般市民の憩いの場でもあります。

・ニュートラファルガー政府庁舎(中央区)
 中央広場前に立つ、一見城を思わせる建物は、政府庁舎です。市民課・警察課・外交課・国防課などが入っており、いずれもドラゴンシーカー・ギルドとは良好な関係を築いています。
 ところで中央広場では、地上教団員らしき不審なローブ姿の人物がちらちらと庁舎に目を遣っているようですが……?

・ニュートラファルガー空港(尾区)
 島の後方の大きな部分を占めるのが、軍民共用のニュートラファルガー空港です。交易用や艦隊戦用の大型飛空船が停泊できる施設のある空港は島内にはここだけで、周囲には宿泊施設や飛空船修理工場なども集まっています。

・頭山(頭区)
 島の前方に大きく張り出た、龍の首に当たる岩の突起です。軍の見張り台がある頭頂部には一般人は立ち入れませんが、途中にある『盆の窪広場』までは登山道が続いています。広場からは島全体を見渡すことができ、広場の手すりに布を結びつけた恋人たちは永遠に結ばれると噂されています。



【2】シテ・ヌーヴェル行きの船団に同行する 難易度:3

 こちらのパートでは、ニュートラファルガー島から隣の石龍島シテ・ヌーヴェルまでの間の、交易船団による空の旅をお楽しみいただけます。

 シテ・ヌーヴェルはスカイドレイクの学問と芸術の中心で、天文学やマナ物理学の最先端の理論はここに集まります。一方で産業力はニュートラファルガーに遅れを取っているため、新規のマナ理論を開拓することで現状を打破しようと躍起になっています。
 交易船団は貨物運送だけでなく旅客運送も担っており、乗客の中にはビジネスマンだけでなく、先進的な理論を研究する学者たちもいるでしょう。

 ところで交易船団では、最近航路に出没するという飛竜の群れからの護衛を募集しています。乗客として船団に同行する以外にも、護衛の小型飛空船の搭乗員、大型飛空船の砲手などの見習いとして仕事を請けられるほか、自前の飛空船で護衛に加わることも可能です。
 探検家ジャックも、次の冒険の資金調達のため、彼の仲間たちとともに飛空船で護衛に駆けつけています。



 今回の参加者の方には、アクションが白紙だったり無意味な内容だったりする場合を除き、シリーズ本編第1回へのご招待を差し上げる予定です。また、皆様の行動次第では、特別な立場や情報を入手できる可能性もあります。
 皆様のご参加をお待ちしております。

【1】ニュートラファルガー島内を観光する

1

【2】シテ・ヌーヴェル行きの船団に同行する

3