三千界のアバター

鬼斬刀の眠る山 ~清涼の夏~

リアクション公開中!

鬼斬刀の眠る山 ~清涼の夏~
基本情報

マスター:藤村 悠生
ワールド:大和
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年09月18日公開!

シナリオガイド

酷暑にも負けず、解呪の力をものにできるか

シナリオ名:鬼斬刀の眠る山 ~清涼の夏~ / 担当マスター:藤村 悠生



雪女郎発狂の騒動より、二か月――。
楠木邸の地下最深部、元々は罪人の収容場でもあった洞穴の最奥に閉じこもり、楠木 妥門は今も西の刀を封印するための陣へと力を注ぎ込み続けていました。

そしてこの日。
陣の前に座り込む妥門は、自身の目に置かれた可愛らしいクマのぬいぐるみと、神妙な面持ちで見つめ合っていました。
――すると。

『こんにちは!』

不意にクマのぬいぐるみが口を動かして、喋りだしました。
おぉ、と妥門はクマを凝視します。

『ワタシ、ワタシだヨ妥門ちゃん』
「え? 誰? 誰なの? もしかして美琴ちゃん?」
『そうそう! そうだヨ美琴だヨ! 
 里が暑くて暑くて大変なことになってるアル、今すぐありったけの霊符と金目の物を持って山の中まで来て欲しいネ!
 でもワタシ、手が離せないヨとにかく大変ネ、遣いの男に取りに行かせるカラ!
 妥門ちゃん遭ったことない男だケド、そいつに霊符とお宝を渡すヨロシ! 妥門ちゃん一人で丸腰で来てネ!』
「わ、わかったよ、待ってて今すぐ行くから――!」

通信機である喋るぬいぐるみ、お喋りベアちゃんの両肩を掴み上げた楠木 妥門の後頭部を、流野 美琴が草履でスパーンと叩きました。

「行っちゃダメでショーッ!!」
「あ……あれ? 美琴ちゃん? 何でここに?」
『妥門様……市子は……市子はやはり反対です、妥門様がこのような得体の知れない絡繰をお持ちになるなど……』

お喋りベアちゃんの口が動いて、そこから久野 市子の声が聞こえてきます。
いま、市子はもう一体のベアちゃんを抱えて、南村寄合所から楠木邸内にいる妥門へと通信を行っていたのでした。

「え、市……お前、声帯模写はとにかく、口調模写まで出来たの」
『妥門様!? 市子は忍でございますよ!?』

お喋りベアちゃんズは美琴が集めている大小様々なクマのぬいぐるみ型通信機ですが、
美琴はこのうちの2体――2号と3号を市子と妥門へ貸与することにしました。

ですが、これまで領地内の情報に関わる全てを担ってきた市子は、謎の通信機に大変懐疑的です。

『それに、かような代物があっては妥門様の目であり耳であり鼻であり肌である市子の存在意義が――』
「通信機は便利だケド、顔が見えないネ、悪用には十分気をつけるアル。
 それにこの領地、結界だらけのせいか通信範囲も万能じゃないネ。精度も不安定っぽいヨ」
『ほーら妥門様! 万能ではないそうですね!? 確かな情報をお求めならばけったいな熊よりも、
 情緒は不安定となりましても精度は安定感抜群のこの市子に! この市子にご用命――』

プツッとベアちゃんの鼻を押して通信を切った妥門は、「そういえば」と美琴を振り返ります。

「みんなの霊符と武器が、ようやく仕上がったよ。発注をもらっていた分だけだけど……」
「出来たアルか! それじゃあ早く皆にも知らせるネ! 焦山(しょうざん)広くて一人で練習、ワタシもう飽きてきたヨ。――というか、普通に寂しいネ! というかこれ以上何していいのかわからないヨ」

美琴が小振りな胸を張って、自身の使い慣れた神楽鈴を高く掲げました。
神楽鈴の持ち手には真新しい鉄製の長い棒が装着され、錫杖のような形態になっています。そしてその持ち手部分には、巻き付けるように霊符が貼りつけられていました。
これが、皆より一足先に霊符と装飾品を発注していた美琴の、解呪を発動するための新たな武器です。
 
美琴はこの武器で解呪を使いこなすために、妖魔山奥深くにある焦山で日々鍛錬を積んでいました。
焦山とは、広大な妖魔山のうち、かつて出現した鬼たちにより死の山と化してしまった一帯の総称です。
一度死んだ山では実りもなく人もいないため、まだ制御しきれない力でも試しに思いきり使って鍛錬することが出来ます。
 
ですが、焦山やそこへ向かう途中には妖魔が闊歩しているので、

「仕方がありません。それではこのわたくしが、皆様の鍛錬にお付き合い致しましょう」
「――市ちゃん!? 南村にいたはずじゃなかったネ!?」
「これが解呪の力なのでございます故、侮られては困るというもの。
 遠隔情報伝達のみの絡繰などでは到底成し得ない秘技奥義……この辺亜(ベア)なるものに見せつけてやりましょう」

懐から取り出したキーホルダーサイズのベアちゃん3号を、市子が鼻に皴を寄せて睨みつけます。

――かくして、完成した霊符や装飾品、及びそれらを十全に使いこなすための鍛錬にと、
美琴はこれまでお世話になっている仲間たちへとすぐに声をかけることにしたのでした。

* * *

(……って言っても、ワタシもう、試したいことはすっかり試し終わってしまったヨ。
 あとめっちゃ疲れてるネ。鍛錬とか戦闘とか向いてないアル。
 そもそも戦うのが嫌で、そうならないようにって早めの浄化を広めてきたネ)

――地球が恋しいヨ。
美琴は溜息を吐きながら、とぼとぼと南村を歩きます。
すると、寄合所のほうから声がしてきました。

「妥門様……、久しぶりにお声を聞いたわ」
「不思議な術だったわね。妥門様、最近お姿を見ないけど、どちらにいらっしゃるのかしら……。
 市子さまに訊いても教えて下さらないし……」
「妥門様は、どこかの地下で鬼の力を鎮めてるとかいう噂だぜ」
「なんだって、それが本当なら、やっぱりもうすぐ、また鬼が来るってぇことか?」
「――ほらほら、くだらないこと言ってねぇで準備に戻りな! あの人は昔から時々ふらっと消えるだろう。
 心配したってしょうがねぇよ、俺たちは俺たちに出来ることをやるぞ!」

不穏な噂に耳を傾けそうになっていた村人たちを散らすように、一人の男が手を打って大きな声を出します。
しかし、よく見るとその男は、どうやら人化したたぬ吉のようでした。

「何してるアルか」
「見ての通り仕事じゃ仕事。見回りついでに妙な噂しちゅう奴らの尻ばぁ叩いちょる。
 ……御殿にも入れんのじゃ。兄貴もおらんようなったままじゃ、ちっくとでも情報ば集めんとなんもできん」

雪女郎の騒動後、一部の妖は妖御殿に入ることが出来なくなり、
また逆に、御殿から出ることの出来なくなってしまっている妖たちもいます。

「白ちゃんも入れない言ってたネ」

力の弱い者だけが閉め出されているのなら結界の誤作動も考えられますが、
どうも意図的な選抜が行われているように思える、とたぬ吉は言います。

とにかく、御殿に入ることの出来なくなった妖たちは、里で過ごしたり、人化して情報収集に努めたり、
あるいは鍛錬や療養に入っていたりと各々の判断で過ごしているようです。

「言うても、ワシは諜報めいたもんは苦手じゃき。ほとんどこん人について回っちょるだけになっとるがの」

たぬ吉はそう言って、自身の背後を指しました。
するとたぬ吉の腰の裏から、隠れていた少女がひょっこりと顔を出しました。

「……どうも。あなたの母ですこんにちは」
「女郎ちゃん!? どうしたネ、その姿……! 子供みたいになってるヨ!」
「先日わたくし、腕などなくなってしまって、体が足りなくなりまして、はい……。冬でもありませんし。
 残った体を寄せ集め体を整えましたが、連日の猛暑にやられており
 わたくしこのように指先から徐々に徐々にじわじわと溶けております」
「そうだったアルか……。そんなんでこの夏を越えられるアルか……?」
「それです。そこが問題です」

汗ではないらしい滴を垂らす指先を、雪女郎は弱弱しく持ち上げます。

「わたくしがこのようになり雪影もいない今、
 冷却人のいない里は照りつける太陽と多々良の熱気でわたくしども雪一家には拷問地獄状態……。
 毎年快適な冷気に飼い慣らされてきた里の者らも、皆様の発注を終えた途端燃え尽きたように倒れ伏しております。
 雪童子たちはわくしの中に避難させておりますので、唯一のお勤めであります食糧庫の適温維持すら出来ない有様……、
 せめて概念的な涼しさでわたくしの妖力を盛り上げるべく、山を下りて参りました次第です……」
「概念的な涼しさ……そうめん流しとか風鈴とか、そういうのアルか?」
「そういうのです。わたくし概念生まれですので、概念で冷えることができますので……」

話しているうちに、村人たちがたぬ吉たちを遠くから呼び始めました。
どうやら西瓜割りの準備が整ったようです。

「要は夏の行事でぱーっとやればいいアルな。――よし! ワタシも手伝うヨ!
 ワタシの故郷、お祭りも行事も大好きネ。女郎ちゃん、概念生まれ言うなら神様みたいなものデショ?
 暑気払いの舞とか舞うネ、みんなで盛り上げれば盛り上がるほど涼しくなるはずヨ!」
「あぁ……助かりますありがとう……」

まずは西瓜割りに向かいながら、美琴はいつになくやる気を出して袖を捲ったのでした。


担当マスターより

▼担当マスター:藤村 悠生

マスターコメント

 お世話になっております。藤村 悠生です。
 本シナリオは大和の楠木領を舞台に、全五話を予定して展開しております
 『鬼斬刀の眠る山』シリーズの番外編、[bold}楠木領でのみ力を発揮できる霊符の付与、武器発注、カスタマイズと、
 その力の使い勝手を確かめることを主目的としたシナリオとなります。
 ※本シナリオで得た武器や力は本シリーズとその関連シナリオでのみ、ご使用頂けるものとなります。
 本編でも霊符や武器の習得は可能ですが、拾得後にいきなり実戦ではご不安な方、交流ついでに能力や武器の設定を細かくしておきたい方などにお勧めの番外編です。本編ご参加時に、アクションにおける能力設定の文字数の省略としてもご活用ください。

 お一人様ずつの文字数が多めになってしまうかと思いますが、まったりお付き合い頂けますと幸いです。
 (番外編ということで、本編ほど登場場面が分かれてしまうことはないように努力いたします)
 また、武器や霊符関連以外に、交流を目的としたご参加も可能となります。
 調査なども行って頂けますが、あくまで幕間的なシナリオであるため、新情報開示は少なくなってしまいます。
 本編で得た情報の整理や、本編中では忙しくて出来ない今後ご参加頂く上でのPC様の動機付けなどにご活用頂ければと考えております。
 
 今回は、第2話にご参加くださった皆様にご招待を出させて頂いております。
 欠員が出た場合はご新規の方もご参加いただけます。継続参加の方又はNPC流野 美琴からの紹介・推薦という形で武器や霊符の発注が可能ですが、本編第3話へのご招待は第2話ご参加の方のみとなりますのでご注意ください。
 継続参加の方からの推薦の場合、必ず推薦者ご新規様のご両名のアクションに、推薦であることを一言ご明記ください。
 (交流のみのご参加などでは推薦は不要です)

 ガイドの雰囲気の通り楠木領には、嵐の前のなんとやらのような束の間の平穏が訪れております。
 文字数の許す限りごゆるりと新しい武器や力の使い方をお試しになったり、交流したりとお過ごしいただければと思います。(内容に沿っていればダブルアクションについてはお気になさらずに、色々お試しください)
 
 ※本シナリオで得られる武器や力は、第3話以降の本編でも獲得することが可能です。本シナリオでそれらの武器を獲得しなくても、本編で不利になることはございません。


【武器の発注について】
 ①使用武器の詳細や概要 ②霊符の属性 ③【解呪(カイジュ)】
 
 武器を発注する場合、上記3点をご明記ください。
 基本的には事前に発注してもらっていたという体で、その品が全員分出来上がったところで能力の解放訓練にPC様を集めたところから、本シナリオがスタートとなります。

①使用武器・装飾品について
  楠木領でのみ使用可能な今回の霊符は、妖の里にて鉄製の武装品を自由に発注し、それに付与する形で行われます。
  折れるなど大きく形が歪められると霊符効果がなくなります。

  ※妥門のように、ご発注者様ご自身の肉体を付与対象とすることはできません。
  それ以外の、物理的な実体のある武装品ならば霊符を付与することが可能です。
  また、衣服やアクセサリー類に付与して身につける形で、間接的に肉体を強化することは可能です。
  例えば、NPC久野市子は、鉄製脚絆に風属性霊符を付与しており、それにより超加速移動を可能としています。

  矢や手裏剣など手離すこと前提の部分は霊符の力の対象にならないため、力を付与することが出来ません。
  手裏剣に鎖を繋げる、弓側に鉄製の武装品をつける、矢や手裏剣を打つ手を強化するため手甲に霊符を付与する、等、遠距離武器の場合は少し工夫が必要になります。
  
  妖の里への発注は、刀剣類のデザインや装飾、ギミックなど細かく設定が可能です。
  幼いながら腕の良い職人が丹精込めてお造り致しますので、基本的に上質なものをお届けいたします。
  ですが職人一同年齢層が低めのため、難解なご発注の場合理解しきれなかったり、誤った受け止め方をしてしまう場合もあります。
  また、職人たちは発注者様への加護を込めて武器を造らせて頂くため、一定条件下において、職人側も発注者様も意図しなかったような能力強化状態にかかることがあります。
  
  武器や装飾品は、お任せ発注も可能です。職人がご発注者様の情報・印象から、
  ご発注者様に似合った刀剣類をお造り致します。
  慎重派の職人、何かと攻めている職人、機能重視や装飾重視など様々な職人がおります。お好きな職人にご発注ください。

  MC様、LC様、それぞれに発注が可能です。
  初めて領地に来られるLC様も、MC様のお連れ様でしたら発注を承りますが、フェロー様からの発注はお受けできません。

②霊符による属性付与について
  付与できる霊符の属性は陰陽道に通ずる属性より、基本的にはひとつのみとなります。
  妥門が理解できる範疇で、理屈さえ合っていれば、既存の属性に捉われない属性を付与することも可能です。
 (例:とある妖は【腐】という属性の霊符を付与することで、物質がやがて朽ちていく自然摂理の力を使用しています。
    解呪武器で触れたものを連鎖的に腐敗や柔化させることができるため、
    武器を土に突き刺し地盤沈下を誘発させる等、土属性に擬態した技を使用するようです)
  なるべく一字で表せるものが望ましいです。
 
  新規属性は理屈に合わせて、複数の属性効果を引き出すこともできますが、属性同士の相性や理屈の難解さから能力がうまく発動しきれない場合もあり、諸刃の剣です。一方、五行などの元々定義が確立していて簡潔な属性は、能力の出力も安定しています。
  
  どちらにせよ、力の制御や使いこなしには修練と慣れ、勘の良さなどが必要になります。
  現地の者にはこの勘の良さが最も重大な障壁で挫折する者が多いのですが、様々な世界の力を使いこなしてきた特異者の皆様は、漏れなくその勘の良さをお持ちです。
 
  霊符の能力解放(解呪発動)は武器だけでなく、武器やアイテムを介すことでスキルへとかけ合わせることも可能ですので、本シナリオでは霊符によってどこまでのことが出来るのか等をお試しください。


③解呪について
  霊符発注時には必ず【】で囲んで、()でフリガナをつけて『解呪』を一種類のみ指定してください。
  ◎例:【落としたれ雷斬 降槍鉄華(オトシタレライザン コウソウテッカ)】

  霊符を発動し、楠木領の力を使用するには原則として、最初に設定した『解呪』を声に出さなくてはなりません。
  解呪設定した霊符を付与した武器に触れた状態でその解呪を発語すると、その気がなくても自動で力を発動してしまいます。短すぎる解呪の場合、意図しない発動が頻発して身が持たなくなる恐れがあります。
  また、わかりやすすぎる解呪は、武器を奪われた際に相手に能力を使われてしまう危険を高めます。長すぎる解呪も、発語そのものを阻害されると解呪発動ができなることから不発の危険が高まります。

  その他、使用者の在り方が偶発的・意図的に解呪の概念とぴったり重なると、第2話の雪女郎のように声に出していなくても発動してしまうことがありますのでご注意ください。
  解呪発動でなく概念発動の場合は、最大出力で力が引き出されてしまうため力が暴走気味になり、発動者の身体や精神に多大な負担をかけることとなります。
  
  暴走を避けるために、あえてご自身の在り方とは真逆の解呪をご設定頂くことも、逆にあえて暴走や最高出力狙いで、ご自身の在り方そのものに寄せた解呪をご設定頂くことも自由です。
  ただし、概念発動は相当に追い詰められた局面での発動となりご自身で発動タイミングをご指定頂くことはできません。
 (概念発動条件はプロテクション・ブルーに近いですが、内容は基本的に攻撃型です。唐突に意識がなくなり発動が強制解除されるため暴走自体が死に直結することはありませんが、強制解除後は1日以上の意識不明となります)
 
  1度の解呪の発語から最大で10分程度発動状態が継続します。再度の発動には再度解呪を発語してください。
  発動には使用する力に見合った体力と精神力を消耗するため、ご自身の体力や精神力の限界を超えた発動はできません。しかし、発動後には土地の力により、能力発動によって消耗した体力と精神力は回復する傾向にあります。
  スキルのMPなどと違い、能力発動により消耗した体力や精神力は、領地内での時間経過でしか回復しませんのでご注意ください。


<<<発注例>>>
  ①  鉄製の仕込み刃。(神楽鈴などに取り付けて錫杖のようにしたい)
     棒はなるべく細めで軽量。棒全体を格子状に掘った柄を入れる。
  ②浄:泥水や雨水が土などを通って自然に奇麗になったり、獣の死骸が土に還るように、
     自然界には水の流れるような万物を浄める力があるはず。楠木領内に宿る、この自然の浄化の力を属性として引き出す。
  ③【浄化必衰(ジョウカヒッスイ)】

 <鍛錬で試みる解呪発動例>
  ・神楽舞の最中に解呪。払い浄める範囲を拡大、解呪発動中に浄化された状態を維持して簡易結界のようにできるか試す。
  ・清浄の光に「浄」属性を追加付与。
   自身に宿した浄化の力に楠木領の浄化の力を乗算し、直接妖魔を浄化できる威力を得られるか試す。
  ・浄めの火に解呪を重ねることで、自身が直接触れなくても解呪武器(神楽鈴)を相手に触れさせれば魔を祓えるか試す。
  ・解呪武器である仕込み刃にも解呪で属性付与をし、浄化しながら攻撃する武器として使えるか試す。
  ・解呪のみで属性の力を解き放ち、どこまで妖魔や土地を浄化できるか試す。
  ・付与した属性「浄」は水の流れに縁のある属性。水場で、水を介した浄化などできるか試す。


■妖御殿常駐・単独行動・その他妥門との直接的な連携を行わない方針の皆様について
  妥門からの霊符の付与ではなく、妖魔山の山中で拾得、または妖御殿にて名もなきNPCより譲渡という形で、霊符の発動が可能な状態の形見刀を得ることが出来ます。
  状態はあまり良くはなく、前使用者の癖が残っている半分妖刀のような代物ですが、癖があるぶん解呪の発動時に、刀のほうが勝手にある程度の力の制御を行ってくれます。
  ただし、元々の使用者の能力の使い方を継承するため、スキルへのかけ合わせには多少の難があり、解呪を見つけるまでにも難儀します。(ということを前提に、どのような形見刀をどのような経緯で拾得し、どんな風に解呪を発見したかをご設定頂けます)
  形見刀は、穢れにより刀が暴走する危険性があるのと、拾得時にご設定頂き発動できた能力以外での使い方が今後もできませんのでご注意ください。


<参加パートについて>
 今回はすべてのパートで武器・霊符の取得が可能です

 ■焦山で鍛錬する■
  焦山で鍛錬をするパートです。

  鍛錬は基本的に焦山で行って頂きます。
  焦山と呼ばれる一帯は、過去に出現した様々な属性の鬼によって死の山と化しています。
  焼け焦げた一帯、凍りついた一帯、ひび割れた一帯、ひどく帯電している一帯など、様々な理由で人が済むことはできない場となっていますが、妖魔はそれなりに跋扈しています。
 
  鍛錬したい内容に合わせて、相応しい焦山をお好きにご指定頂けます。
  妖魔を相手に戦闘演習を行うこともできますし、各所の焦山を回ることも、一か所で集中的に鍛錬することもできます。
  解呪武器以外での鍛錬も行って頂くことが可能です。
  
  ただし、ご参加者様同士で解呪を用いた模擬戦などを行いたい場合は、いざという時のために市子が必ず審判にあたります。
  市子を相手に模擬戦を行うこともできます。
  今回、市子は辺亜なるもの3号に対抗心を燃やしておりますので、皆様が解呪を使いこなせるよう積極的にお手伝いをして回ります。
  焦山は広大ですので、他のご参加者様と鍛錬場がかち合う心配はありませんので、ご明記のない場合は基本的に単独での鍛錬となります。MC様とLC様でも、ご明記がなければそれぞれ単独鍛錬となります。
  ご明記くださればご一緒に鍛錬頂くことや、単独鍛錬後に落ち合って合同鍛錬を行うことは可能ですし、鍛錬への付き添い・応援参加も可能です。

  雪童子や猫又たちなど、普段里に常駐し先日お世話になった妖は、誘えば喜んで鍛錬のお手伝いやお付き合いを致します。
  ですが、穢れにあてられてしまったような妖が所持しているのは大抵符無し刀のため、解呪のコツなどについて教えられる力量はありません。

 ■暑気払いをする■
  武器・霊符の取得後、或いは取得の前に、八村の好きな場所を回ったり、滞在したりして、各々に暑気払いなど夏のイベントを敢行するパートです。
  
  連日の猛暑でも村人たちは農作業を怠ってはいませんが、これまで食糧の長期保存を雪一家の力に頼ってきた面があり、彼らの力が弱まっている今、食べ物が腐りやすくなっていて村人たちは首を傾げています。
  雪女郎を元気にして食糧を守るためには、夏の行事を盛り上げて、楠木領内の「清涼」の概念を活性化させる必要があります。

  そのために、西瓜割り、そうめん流し、かき氷作り、川遊びなどなど、夏にちなんで皆様が楽しく過ごされて頂きたいと思います。
  村人たちと共に盛り上がっても、皆さんが各々に夏行事を楽しんでも構いません。また、暑気払いとありますが、必ずしも食べ物に関連する必要はありません。涼し気な何かにちなんでいるものならば何でも歓迎です。
  正式な行事である必要もありませんので、雪女郎が涼しさを感じられるような何かをご提案下さると、雪女郎と里と村が助かります。
  
  雪女郎とたぬ吉、美琴たちは南村から左回りに村々を回って行事に参加します。
  解呪の力は戦闘のみだけでなく、日常的な力として発揮することができますので、そういった場での活用を試みることもできます。浄化や発光など、攻撃的な力や危険なものでなければこちらのパートでも解呪の能力を試すことができます。
  今は力が弱まってしまっていますが、解呪に長けている雪女郎が村々に滞在しているので、近くにいれば解呪についてのコツや制御などを手伝ってくれます。
  雪女郎たちは1日ではなく、各村や妖魔山で寝泊まりしつつ村々を回ります。

  村々以外の場所(妖魔山山中や妖御殿)での活動や、暑気払い以外の自由行動をされる場合もこちらのパートをご選択ください。


★NPCの予定★

・美琴……焦山で鍛錬を行います。
・月子……御殿内の露天風呂で考え事をするようです。
・妥門……地下で封印中の西の刀を見張りながら、こっそりベアちゃんを調べて通信術式を会得しようと奮闘します。
・市子……焦山にて鍛錬をする方に、積極的に協力して回っています。
・沖 ……妖御殿の露天風呂で月見酒の予定です。
・雪童子たち……溶けかけており、雪女郎の中に避難しています。
・(子供の)猫又たち……日向ぼっこなどしてごろごろしています。
・雪女郎&たぬ吉……蒸してしまった里に冷気を取り戻すため、各村の暑気払いに参加します。

 ***

 以上になります。
 束の間の平穏となりますので、まったりご参加頂けましたら幸いです。

焦山で鍛錬する

3

暑気払いをする

1