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ユグドラシル

【シグトゥーナ】世界喰い 最終話

リアクション公開中!

【シグトゥーナ】世界喰い 最終話
基本情報

マスター:九道雷
ワールド:ユグドラシル
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年02月05日公開!

シナリオガイド

神なき世界に生きる者達への物語

シナリオ名:【シグトゥーナ】世界喰い 最終話 / 担当マスター:九道雷


 
 主なき塔の最上階。
 天井にあたる部分には、巨大な輝力石が嵌め込まれています。
 床には長椅子がひとつ置いてあるきりで、そこにゆったりと腰かけている長い髪の女が、現れた男を見やりました。
「やれ、世界がなくなるのが先か、ぬしが起きるのが先かと思うていたが」
 フフッと笑うゲヴンは本人ではなく幻――それはこの“塔の記憶”でした。
「どちらにしても、結果は同じだ」
「そうよな。いずれにしても、結果は同じよ」
 ヘルタは冷たく昏い目でゲヴンの幻を見下ろしました。
「慈悲深きゲヴンよ。
 貴様は人間共に絶望を見せまいと空を覆ったようだが、俺は違う。
 俺は今すぐにでも、この世界を滅ぼしたいのだ」
「さて、ぬしが起きたということは、あれも起きたということよな」
 ゲヴンはまるで独り言のように呟きます。
「今やあの名無しにできることなどありはしない。
 ……ああ、意志を持つ心が最も強いとは、貴様の信条だったな。
 俺を倒せるものなら倒してみるがいい」
「さてぬしならば、倒せるものなら倒してみよ、と言うておるのであろうな」
「……」
 過去の幻が遺す言葉に、ヘルタはむすりと黙り込みました。
「滅びるのも一興よ。受け入れたわれは何の策も持たぬ。
 なれど、あれは存外にお人よしよ」
 もはや見届けることはかなわぬが。そう言って、ゲヴンの姿は消えました。



◇ ◇ ◇



「言っておくが、そもそも俺は剣士でも魔術師でも、ましてやセイズコナでもない。戦力には全くならないからな」
 いっそふんぞり返って、ネルトゥスはそう言ってのけました。
「戦士じゃないから魔剣も戦闘に使うには役に立たないなまくらだ。
 だが俺のテュルフィングなら『虚無を喰う』ことができる。……まあ多分、できるだろう」
 微妙な言い方をすると、ネルトゥスは溜息をつきました。
「だが今それヘルタが持ってんだけどな」

 かつてヘルタを封印した際、ネルトゥスは魔剣の力を封印の一部としたのです。
 それにしても、そんな力があるのなら、何故過去の闇との戦いの際に使わなかったのでしょうか。
「そんな大層な魔剣が簡単に作れるわけがないだろう。
 あの頃は使えなかった。あともう一人か二人くらい核にすれば良さそうだと思うんだがな」

 ネルトゥスの魔剣は、核をひとつとしない物でした。
 殺した『勇ましき者』の命を吸収して核と成す魔剣テュルフィングは、古の戦いの時代、多くの仲間の命を吸収して核とし、尚魔剣として完成はしていないのです。
 ネルトゥスは、ヘルタをその最後の一人にしようと考えているようでした。

「それと、俺が封印してたのはヘルタ一人じゃない。
 仲間が大体は倒したが、こっちが先に全滅したんだから他にも何人か残ってたはずだ。
 何処にいるかよく解らなかったから、街ごと封印した。何処か近くにあった輝力柱に入ってるはずだが」
「それなら、この場所に集めてありました」
 ウルヴヘズナルの長が、今の時代に至る迄に先祖達がそれらをひとつの場所に集めていたことを説明しました。
 しかし、それらの輝力柱は既に砕け、封印されていたという者はいなくなっています。
 どうやら、ヘルタが同時に封印を解き、連れ去ったようでした。
 
担当マスターより

▼担当マスター:九道雷

マスターコメント

 
 シグトゥーナシナリオ第三部最終回をお届けいたします。
 シリーズ最終回となりますが、今回だけのご参加も勿論歓迎いたします。


 ウルヴヘズナルとは、ガイアにおける「異人」のような、二足歩行する獣のような外見の獣人です。
 彼等の国は南の大陸にあり、ウルヴヘズナルと会ったことのある人は稀です。
 人々は彼等を残忍で獰猛な種族、という認識を持っている程度です。
 狼等の犬系、豹等の猫系が殆どですが、熊等他の獣の獣人も稀にいます。


 前回過去世界に行ったPCさんは、過去世界から現代世界に戻ってくるところから始まりますが、帰還に関してクヴァシルの干渉があったことで、戻れる場所が増えています。
 クヴァシルが送れる場所はネルトゥスの居場所あるいは輝力柱がある場所です。
 現在シナリオ内で確認されている輝力柱は三ヶ所ですが、PCさんが知らない場所にある輝力柱の場所には送れません。出口にできる場所については、過去のアクションによります。
 またこちらは選択項目のひとつであり、シナリオ参加及びアクション内容を限定するものではありません。
 ヘルヴェルは、皆さんが転移する場所の内、最も人数の多い場所に一緒に転移します。或いは『ヘルヴェルをこの場所に送る』と明記した場合、PCさんが転移する場所に関わらずその場所でカウントします。

■樹海の神殿…前回過去に渡った場所です。基本的(選択が無かった場合)にはここに帰還します。
■ゲヴンの塔最上階…
 こちらは、第二部最終回にて、輝力柱のある塔の最上階に行き、ゲヴンと会っている人が選択可能です。
 対象となるのは邑垣舞花さんです。
(リアクションにて邑垣舞花さんはゲヴン本人に会っていませんが、塔内のゲヴンに会いに行くという内容のアクションでしたので条件を満たしているものとします)
■ガムラ・ウプサラ王城の中枢部…こちらは、対象となるPCさんは存在しません。
■現在ネルトゥスがいる場所。
■現在クヴァシルがいる場所。



 開始時点でネルトゥスは樹海地下(だった場所)にウルヴヘズナル達と共にいます。前回の直後です。
 彼は転移用の輝力石を所持していて、この後ゲヴンの塔に向かう予定ですが、現段階で魔剣を取り戻す算段が無い為、考え中です。
 おまえら何とかしろ、と思っています。

 ヘルタは力を世界に拡散させる力を持つゲヴンの塔の最上階にいます。
 ヘルタの他に二人、闇と同化した者がいますが、二人はヘルタとは違い、元の人格は完全に失われています。二人ともヘルタと共に最上階にいます。
 ヘルタにより、ゲヴンの塔には侵入者を阻む結界が張られています。ネルトゥスの転移石は塔の内部には転移できません。
 ゲヴンが死亡していますので、塔内の幻覚作用はありません。塔内部は層になっていますが、特筆するような部屋はありません。



 また、このシナリオにはローカルルールが存在します。

■ローカルルール1/ローカルアバター・セイズコナ
 この世界には、セイズコナという巫女が存在します。
 この世界においては稀少な存在で、民の畏敬の対象とされています。
 希望するPCさんは、シグトゥーナにてセイズコナアバターを成長させることができます。
 この世界ではセイズコナは女性が殆どですが、男性がなることもできます。
 メインアバターをユグドラシルアバターに設定した場合に、付属アバターとして、セイズコナとなることができます。
 シナリオ第二部においてセイズコナアバターを所持している人はそのレベルから、今回から参加される方はレベル1からスタートします。

 毎回、下記セイズコナ一覧より、新しい魔法を一つ覚えることができます。(次の回から使用できます)
 セイズの詳しい説明は、マスターページも併せてご確認ください。
 レベル1、2がある魔法は、レベル1を覚えていないとレベル2を覚えることはできません。
 魔法を覚えず、通常1上がるレベルを2上げることもできます。
 レベルを上げることによる違いは、例えば『精霊視レベル2』を持っている場合、低レベルでは視えない上位の精霊が高レベルだと視えるとか、そんな感じです。
 また、レベルが上がることによって覚えられるセイズが存在します。

 取得した魔法一覧は、マスターページより確認することができます。
 リアクション公開後、次回シナリオガイド公開前には更新されます。


■ローカルルール2/アバター死
 このシナリオには、アバター死する可能性が存在します。
 アバター死した場合、参加していたアバターでのご参加が以降できなくなり、参加された場合、シナリオ内では基本的に死亡しているものとして扱われます。



◆◆取得できるセイズ一覧◆◆

■精霊視■
・レベル1/夜の闇の中でも夜明け前の朝のように、全体的に暗いが何処に何があるか等は問題なく見える。
・レベル2/夜の闇の中でもくもりや雨の日の昼間のように、薄暗いが何処に何があるかははっきり見える。精霊を視覚的に捉えることができる。

■精霊伝心■(※要輝力石)
・輝力石を持っている者間で会話ができる(一対一限定)。
 片方が見ている光景を、相手の脳裏に映し出すこともできる。

■精霊託■
・レベル1/精霊の存在が感じとれ、言葉っぽいものを聞き取れたりできる。
・レベル2/精霊と会話っぽいことができる。

■精霊憑依■
・寒さや暑さを感じなくなり、水の中で呼吸することもできる。

■精霊感■
・レベル1/幻覚を見せることができる。
・レベル2/自分より弱い対象を操ることができる。

■精霊飛■
・精神を体から離脱させることができる。

■守護結界■
・自分の周囲に、任意のひとつのものを完全に遮断する結界を張る。

■精霊呪■(※要輝力石)
・レベル1/攻撃を身代わりで受けるセイズを輝力石に込める。
・レベル2/攻撃を反射して相手に返す。※攻撃が強力過ぎる時は、受け切れずに失敗することもある。

■猛霊憑依■
・戦闘能力が3倍になる。

■精霊伝身■
・訪れたことのある輝石柱の場所に転移できる。

■精霊伝声■(※要輝力石)
・範囲内にいる、輝力石を持った全員に声を伝えることができる。
 声を聞いた相手は『精霊伝心』を持っていれば返事を返すことができる。
 レベル1/直径レベル100メートル
 レベル2/直径レベルキロメートル
 レベル3/半径レベルキロメートル


※輝力石は、石英(水晶)等の宝石のように、岩の表面が変化したような岩から生えたような形態で存在しますが、通常自力でもぎ取ることは出来ません。
 精霊もしくはレベル5以上のセイズコナであれば可能です。



■登場NPC■
・ヘルヴェル/17歳(女)。龍騎士(自称)。魔剣レーヴァティンの所持者となる。使いこなせるかどうかは全くの別問題。
・チビ/7~8歳くらい(女)。ヘルタが自身の封印を解く為に利用していた、精神を持たない器。
・ウルヴヘズナル達/『勇ましき方々』が全滅した後、彼等の町を護り続けていた一族。一族の長はヘイズレク。
・ネルトゥス/外見28歳くらい(男)。自分の名前が嫌い。力を使い果たしている。
・ヘルタ/外見28歳くらい(男)。闇のものと同化し、世界の滅亡を目論む。幼児のフリをしていた。
・クヴァシル/外見10歳くらい(男)。シグトゥーナの地祇。



※このセイズコナルールは、特にものすごい魔法が使えるようになるわけではありません。
 公式で膨大な量の魔法が存在していますので、むしろそちらを使用する方が有利にアクションを掛けられるという場合もあります。
 小世界シグトゥーナの雰囲気を楽しむ為に、こちらのルールを活用していただければと思います。


 以上の解説をお読みの上、興味がありましたら是非参加をお願いします。

【追記】
■ゲヴンの塔最上階 について
こちらは、『塔内のゲヴンに直接会うことを目的としたアクションをかけたPC』の内、更に『前回過去舞台に行ったPC』しかその選択を行えません。
なお第二部最終回にて、塔の最上階に至っている方で『精霊伝身』を取得していれば、塔の最上階に直接行くことが可能です。

■精霊伝身■について
こちらは、スキルを持つPCのみが使用可能となり、使用の際はパートナーPCまでが有効となります。
他PCには使用できません。
※MCがスキルを使用し、LCはその場にとどまるなど、別行動となる使い方もできません。


【2017年12月26日11:00 追記】マスターコメント「■ゲヴンの塔最上階 について」「■精霊伝身■について」追記を行いました。

ヘルタを倒す

4

その他の行動

1

後日談

1