三千界のアバター

ワンダーランド

Coin:選択

リアクション公開中!

Coin:選択
基本情報

マスター:保坂紫子
ワールド:ワンダーランド
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年02月05日公開!

シナリオガイド

明示無き三つの選択肢。滅亡か再生か、それとも――。

シナリオ名:Coin:選択 / 担当マスター:保坂紫子


※※本シナリオはMC参加ポイント「200ポイント」のプライベートスペシャルシナリオです。※※




人を怒りの火で焼いてはいけない。

世の果てに連れていかれて世界に還れなくなる。

抜け殻となった灰の者は、還る場所を失い、恨むのだ。

恨みは災いを呼び込み、世界は滅びるだろう。




…※…※…※…




 明くる日、家のドアを開けたドネの目に飛び込んできたのは灰化した街の人々でした。
 塵として風に崩され消されることなく街中を目的も無く彷徨っていたのです。
 その人の形をした灰は、文字通りの炎に巻かれた灰者達でした。
 それは光明でも特に恐ろしい災いと呼ばれる存在でした。
 なので、当然ですが街中大騒ぎです。
 ただ火の手はひとつも上がっていません。
 ここに無い炎に彼らは焼かれたのでしょう。
 そして、今まさに逃げ惑う人がひとりドネの目の前で一瞬にして灰化してしまいました。
 その光景にドネ――世界の崩壊を認めた彼女は憂いに瞼を伏せると、決意に目を開きます。
「ドネ!」
「ドネちゃん!」
 一度家の中に引き返し、玄関を飛び出したドネにスキアーディッルが走ってきました。先日から日常にはない経験して恐怖感が薄まっているのか他の人ほど怯えている様子はありません。
「お茶の道具?」
「お菓子もいっぱい?」
 ふたりは至極冷静にドネにそんな指摘をします。
 両手いっぱいに荷物を抱える自分を見て目を丸くする少女達にドネは気まずく笑います。
「あの、ね。これからお茶会をしようかと思ってるの」
「お茶会ー?」と、見事にハモッた声にドネはますますと困り顔で笑ったのでした。
「そうよ。喧嘩はできないからお茶に誘うのよ」
 この混乱に終止符を打つ為にも、彼女はどうしてもあの小人の老人から奪われた精霊の剣を取り返さねばならなかったのです。
 隔絶の塔にて保管されていた剣を元の持ち主に返すべく、目指すのは花咲くあの丘、そこで自分の前に再び姿を現すだろう小人の老人をお茶に誘うのです。



…※…




 それはダーレ達が帰宅して数時間後の襲来でした。
 熱する白煙を引きながら根絶やしの竜と呼ばれたソレは無差別に逃げ惑う人達に向かって炎を吐き散らしていきます。
 暗影の空は、いまや火の海で赤く燃えているのでした。
「ダーレ!」
「ダーレ君!」
 自分の名前を呼ぶゲレルオールに、彼は顔をそちらに向けます。
 夜色の空が赤く熱する中、襲い掛かってくる炎をやり過ごし駆け寄ってくる友人達にダーレは避難するように呼びかけますが、どこに隠れればいいのかと問われて、答えに窮します。
「誘導しよう」
 自ら″根絶やしの竜″と呼ぶソレの鉤爪にまだ眠れる乙女が握られているのは遠目でも確認できました。
 それを見て、ダーレは決意します。
「誘導!」
 手伝って欲しいと頼まれてふたりは驚きました。
「できると思う。あれは″俺″を追いかけてくるはずだ」
 容赦なく街ひとつを火の海にした気性の荒さです。さぞ恨みは深いだろうとダーレは自分が囮になると名乗り上げました。
 なので、生きて丘に辿り着くまで全力でサポートをしてほしいと懇願し、先日からの日常にはない経験により恐怖感がだいぶ薄まっている両者に怪訝な顔をされながらも承諾され、ダーレは安堵しました。
 普通ではないあの炎をどう防げばいいか頭を捻るふたりに、無茶をお願いしたとダーレは唇を引き結びます。

担当マスターより

▼担当マスター:保坂紫子

マスターコメント

 はじめましての方もお久しぶりな方も、こんにちは。保坂紫子と申します。
 どうぞ宜しくお願い致します。
 当シナリオは片やお茶会で盗まれた剣の奪回、片や世界を焼き尽くそうとする竜を誘導、及び、握られた少女の奪回を主としたシナリオとなっております。
 以下内容はPL情報も含まれておりますが、前回リアクションでの絵本の出現によりPC情報として一部変換されておりますので、どうぞご活用していただければと思います。



 【小世界:Coin】は、純白の精霊レウカが宿る光明と、漆黒の精霊メラノが支配する暗影と、二つの時間が表裏一体となった世界と成っております。
 また、この二つの時間は同時進行しています。ご注意願います。
 また、それぞれ光明暗影それぞれで起こった事象の影響を互いに強く受けます。それは特異者も例外ではありません。暗影で怪我を負えば光明でも何らかの事が起こる可能性があります。逆も然りです。死亡した場合は誰かが死亡する場合もあります。命大事にお願いします。

■「小人の老人」について。
 漆黒の精霊メラノの剣を隔絶の塔から盗み逃亡した張本人です。
 そのずる賢そうな顔から状況の変化には敏感そうなのが伺えます。
 特に争いごとには即時逃走する傾向があるようです。反して、平和な事、楽しい事は好み警戒が緩まるようです。
 ドネが見当を立てていますが花咲く丘にて小憩しているようです。

■「根絶やしの竜」について。
 別名『燃え尽くさんとする者』または『終焉の使者』と呼ばれていますが、存在自体は世界を創世した精霊しか知りません。
 隔絶の塔に幽閉され世界から隔離されていた存在でした。外見は火を噴く赤色の巨竜です。
 その怒りに満ちた眼は逃げ惑う人々を焼き尽くさないと気が済まない様子です。
 吐き出す炎は『使者の炎』と呼ばれ、種類は『使者が吹く怒りの炎』となります。
 また、その爪には未だ目覚めない金髪の少女が握られています。

■「化者」及び「化獣」の出現予定について。
 『精霊の剣』及び『根絶やしの竜』及び『使者が吹く怒りの炎』の周辺での出現の予定はありません。
 ですが、それぞれの影響外であれば出現するかもしれません。

■「化者」について。
 化者は人の形をした黒い存在です。攻撃は、物理、精神、属性攻撃等は有効です。そしてタフです。数も多いです。近接攻撃が主で、まともに受けると骨折等するくらいは威力があります。無限湧きです。
 光明では伝承上の存在でした。
 暗影では人間の捕食者として存在しています。食べます。また、人間側が数を減らそうと狩ったりしますが、減少することはないようです。

■「化獣」について。
 化獣は生きて石化した人間を喰うことによって化者が変態した存在です。大きさは化者のおおよそ二倍時には三倍で、黒いシルエットは凶悪な獣の姿をしています。
 こちらは近接攻撃をまともに受けると場所によっては致命傷となります。また、「共鳴」を使って無力化や発狂等を促す精神攻撃も使用するようになります。
 物理、精神、属性攻撃等は有効です。
 光明では今のところ存在を確認できていません。
 暗影では伝承上の存在でした。

■NPCについて。
 光明では、
 ドネ、まだ眠いようです。ですが、精霊の剣を取り戻さんと花咲く丘にてお茶会の開催を主張しています。
 スキアー、ドネを心配して付いてきました。とても勝ち気な少女です。
 ディッル、ドネを心配して付いてきました。臆病ですが友達思いの優しい少女です。
 皆17歳の少女達で彼女等は幼馴染仲間です。

 暗影では、
 ダーレ、まだ頭が痛いようです。ですが、根絶やしの竜を自分を囮に大きな丘へと連れ出そうとしています。
 オール、ダーレを心配して付いてきました。とても臆病ですが、友達の為と思えば頑張れる部分も多少あるようです。
 ゲレル、短気で無鉄砲ですが、ダーレが心配でついてきました。前回で少々覚醒したのか化者に消滅延長の機会を与えない力を有しています。
 皆17歳の少年で彼等は幼馴染仲間です。

■デスペナルティについて。
 死亡したアバターを再度使用した場合、特殊な死亡という扱いになり、ゲートをくぐったその場にて石化します。これは光明と暗影どちらにも不気味な石像として出現し残りますが、同時に化者に食されて進化を促す餌となることもありますのでご注意ください。
 また、デスペナルティとなった場合のアクションは全て白紙扱いとなります。ご了承下さい。

 影響を受け合うという特殊な世界設定を導入しています。どうぞ皆様仲良く楽しく遊んで頂ければと思います。
 また、ふたりの精霊は世界に飛び込んできた特異者達、つまり″ふたつと分けられない存在″を接触時よりこちらつぶさに観察しているようです。それはまるでその姿にこの世界の行き先に答えを見つけ出そうとするような。そんな視線を向けています。

【光明】ドネ達とお茶会。

3

【暗影】ダーレ達と竜の誘導。

4