三千界のアバター

ユーラメリカ

闘え! いたちライダーV3X!!

リアクション公開中!

闘え! いたちライダーV3X!!
基本情報

マスター:いたちゆうじ
ワールド:ユーラメリカ
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年09月13日公開!

シナリオガイド

何発撃たれてもつかんでみせる! いたちライダーは不死身だ!!

シナリオ名:闘え! いたちライダーV3X!! / 担当マスター:いたちゆうじ


※※本シナリオはMC参加ポイント「200ポイント」のプライベートスペシャルシナリオです。※※


 『いたちライダーV3X』オープニングテーマ

 V! V! V! V3X!
 茶色い液体 渋すぎる
 いたちが鳴いて 警戒したぞ
 ヒアリも殺す スーパーガスを中和せよ

 生まれ変わった この身体
 奴を討たずにおくものか
 どうよ さあどうするよ 閑人同盟よ

 敵はミサイル 平気で撃つぞ
 闘う自暴自棄(やけっぱち)のいたちライダーV3X



「う、うわあ!! 何をする!! 貴様ら、ブラック・キギョーか!? まさか、あいつの依頼で!! や、やめろ!! 俺は、ピザは好かん!!」
 オリエントタウンでも指折りの漁獲量を誇るとされ、観光客に人気のある公設卸売市場(トヨス区と共同経営する話も出ています)があることでも有名なツキジ区の港で、貨物船から降り立ったばかりの青年が悲鳴をあげました。
 突然青年に歩み寄ってきた二人の筋肉モリモリのモヒカン頭の男性(なぜか上半身は裸)が、「ヒャッハー!」と頭の悪そうな叫び声をあげながら、青年の顔にピザの乗った皿を押しつけたのです。
 ピザの生地に顔を覆われた青年は、息苦しそうに咳き込み始めました。
 このとき、不思議なことに、ピザからもくもくと茶色い煙が上がっていたとのことです。
「うぐぅ。頼む、俺の妹には、手を出さないで……ばたん」
 うめいて、青年は倒れました。
「やったぜ、オヤジ! じゃ、バーイ!!」
 青年を襲撃したモヒカン頭の男性は猛ダッシュでその場から逃げ去りました。
「お、おい、大丈夫か!?」
 驚いた港湾労働者たちが、倒れた青年を取り囲みます。
 そこに。
「ああ、いけない。この青年は、腐ったピザを無理やり食わされて、食中毒になってしまったようだ。至急治療しないと」
 みるからに怪しそうなサングラスをかけた黒スーツの男たちが現れると、青年を担架に乗せて運んでいきました。
「あっ!! あいつらも、ブラック・キギョーだ。大変だ。彼を何とかして取り戻さないと!!」
 ものかげから一連の様子をうかがっていた、大きなゴーグルで顔の半分が覆い被されている男(こちらの方が犯罪者にみえます)がそういって、急いで仲間を呼びに行きました。

 翌日の新聞に、このような見出しが踊りました。


 ●ツキジ区で最大の売上を誇る水産物加工業ゴールド社の経営者の一族と思われる青年、港で謎めいた手段により「暗殺」される!!
 ●青年はゴールド社創業時の経営者の甥にあたり、会社を継ぐ資格は現在の経営者カリア・ゲッターと「同等」とみなされているとの情報あり!!
 ●青年の「遺体」はどこへ? 謎の男たちに移送され、現在行方不明。
 ●ツキジ区の警察、暗殺とは断定しないものの、トチジ区に本拠を構える悪の組織ブラック・キギョーによる犯罪行為に青年が巻き込まれた疑いがあるため、捜査本部を設置。
 ●ゴールド社とブラック・キギョーのつながりについて、ゴ社の経営者カリアは全面否定。以下、カリアのコメント。
 「襲われたのは一族の青年ではない」
 「その青年は食中毒で倒れたと聞いている。殺害ではない。騒ぐな」


「報告します。ブラック・キギョーの輸送部隊を襲撃し、青年の身柄を取り戻しました」
 どことも知れぬ真っ暗な空間で、秘密の報告が行われています。
 ブラック・キギョー?
 いえ、違うようです。
 ブラック・キギョーと対立する何らかの集団の本部のようでした。
「よくやった。奴らも、このツキジ区ではまだそれほどの勢力になっていないようだ。だからこそ、ゴールド社と結びついて、現経営者にとって邪魔な存在である彼の暗殺に手を貸したりしているというわけだが」
 闇の中に、きらりと赤い光が。
 男たちが顔につけている大きなゴーグルが、わずかな灯りを反射しているようでした。
「我ら、『千里眼閑人同盟(せんりがんひまじんどうめい)』はブラック・キギョーの被害者救出と保護が第一の目的だ。また、ゴールド社が悪の枢軸の一翼となることを快く思わない政治家たちの援助を受けている。ときに、彼はどんな様子だ?」
「それが……意識が戻らないんです。医療チームが手を尽くしてますが、生命反応は低下の一方です。本部の廊下を跳ねていたコオロギの遺伝子を移植したりもしてみましたが、さっぱりです」
「な!! 一瞬でそのような状態に? 奴らは、どんな手を使ったんだ?」
「おそらく、バージョンエックス(VX)ガスです。警察も気づいているようですが」
「暗殺の代名詞とされるそのガスでも、中和することはできるはずだ。ややこしいが、『バージョンエックスガスのバージョン3』を使えば可能なはずだ」
「通称『V3Xガス』ですね。投与してますが、そのガスで毒を中和するだけでは足りないようです。ただ、先日我々が保護したあの『お化けいたち』の生命エネルギーの一部を取り込ませて肉体を強化すれば覚醒も可能かと」
「トヨス区で暴れまわったというあのいたちか。しかし、それでは強化しすぎだ。そう、それこそ『いたちライダー』になってしまうぞ」
「それ以外に方法はありません」
「そうか。よし、いま、彼に死なれると我々は困る!!」
 同盟のリーダーは、医療室のもとに向かいました。
 医療室には、大きなカプセルが安置されています。
 カプセルの中には、昏睡状態が続くあの青年の姿がありました。
「これより、お化けいたちのエネルギーを注入する。連れてこい!!」
 どごーん
 リーダーが呼ぶまでもなく、医療室の壁を破壊して、巨大ないたちが姿をみせました。
「ちゅう、ちゅう!!」
 巨大ないたちはネズミのように鳴きます。
 まるで、青年に力を与えることに同意しているかのようでした。
 ぐいーん
 巨大ないたちに腕をつかまれ、エネルギーを注入された青年のまぶたが、ぴくぴくと震え、開かれます。
 青年の肉体は筋肉が異常な膨張をみせていました。
 青年は、超人的な体力を獲得したのです。
「君は生まれ変わった。君は、今日から『いたちライダーV3X』だ!!」
 リーダーの声に、青年は答えようとします。
「う、うう……妹を……妹を守らないと」
 そのとき。
「大変です!! ネットをみて下さい!! 動画が、動画が!!」
 別の団員が、リーダーに駆け寄ってきました。

「みなさん。わたしは、ゴールド社の経営者一族の者です!! ここに住民票があります。あっ、もちろんいまこの住所にはいません。そんなことより、聞いて下さい!! 先日、兄が殺されました!!」
 ネットに投降された動画に、黒い髪の毛を肩にまでたらした、白い肌のセーラー服を着た美少女が目に涙を浮かべて語りかけていました。
「わたしは、同盟に保護されています。だから、大丈夫なんです!! でも、兄が!!」
 美少女が泣き崩れたところで、動画は終わっていました。

「あの暴走娘、何を投稿しているんだ!? こんなもの流したら、ここの場所が知られてしまう!!」
 千里眼閑人同盟のリーダーは頭を抱えました。
「もう手遅れです。ブラック・キギョーの怪人軍団がこちらに向かっています。彼の『遺体』を取り戻すつもりのようです」
「ええい、ボランティアだ、ボランティアを呼べ!!」
「どんなボランティアですか、それ? 美少女にひかれてやってくる戦闘狂とか? いやいや、それでもヒーローですかね。ハハハ。迎撃! 迎撃! いまだかつてみたこともないー」
 同盟の人たちはヤケになったようです。

 次回、三千界のアバター。
 やっぱりミサイルはつかんで投げ返さないとね!

担当マスターより

▼担当マスター:いたちゆうじ

マスターコメント

 このシナリオは以前執筆した『いたちライダー』の続編になりますが、前回登場したNPCはほとんど登場せず(巨大いたちとブラック・キギョーの幹部たちは出てきます)、前回とは異なるツキジ区を舞台としたお話となっているため、初参加の方でも楽しめるようになっています。

 前回と同様、強化人間として覚醒したばかりの「いたちライダーV3X」をブラック・キギョーの怪人軍団から守り、正義のために闘うようライダーを説得するという、ヒーローの「誕生エピソード」に関わるシナリオになります。

 ガイドの中に登場する「お化けいたち」は『いたちライダー』に登場したものと全く同じものです。前回『いたちライダー』として怪人軍団と闘った青年は結局いたちを乗りこなすことができず、いたちに逃げられてしまったため『いたちライダー』ではなくなってしまいましたが、普通の正義のヒーローとしてよその区で闘っています。

 今回はよりバトル色を強めようと思っています。V3Xとその妹は、ツキジ区の地下深くにある千里眼閑人同盟の本部に保護されています。今回はその本部にブラック・キギョーが怪人軍団を送り込んできます。本部内は襲撃に備えて普段は灯りを消しており、団員たちは赤外線スコープ(文中では『ゴーグル』と記載)を着用して移動しています。そう、今回は暗闇でも闘えるように工夫する必要があります。灯りを持参するというのもありですが、同盟に頼めば赤外線スコープを貸してもらえます。

 文中にはブラック・キギョー側の動向があまり出てきませんが(秘密結社なので)、『いたちライダー』の後半に登場した大幹部X-II(テンツー)が、表の仕事でトラブルになって正式に訴訟を起こされてしまったため、かなりイライラした状態で(ロボットなんですが)怪人軍団を率いて襲いかかってきます。ブラック・キギョーはツキジ区に進出するためにゴールド社の協力を必要としており、現経営者の依頼で青年の「遺体」を回収しようと考えています。

 今回は闘いの最後にブラック・キギョーが同盟本部にめがけてミサイルを撃ち込んできます。実はそのミサイルも「ミサイル男」という強化人間だったりしますが、この攻撃を探知して本部から脱出する、あるいは迎撃措置をとるという難易度の高いアクションもできるでしょう。本部にはミサイル攻撃に備えて『さあどうするシステム』(通称『さあどシステム』)という迎撃ミサイル発射装置がありますが、装置の設置に気づいた周辺住民の反対(?)にあい、まだ未完成のようです。

 V3Xとなった青年の妹が動画を公開したのが原因で、同盟の本部は容易に場所を特定できるようになっています。PCたちはそれぞれの理由で闘いに参加することが可能です。千里眼閑人同盟から怪しい「助っ人求む」の連絡を受けたため、あるいは青年が襲われた事件の真相を探るため、あるいは動画に登場した美少女を助けたいと思ったため、あるいはブラック・キギョーを追っているため、でもいいでしょう。

 さあ、いたちライダーV3Xとともに、怪人軍団を相手に派手な必殺技を炸裂させてやりましょう!!

 以下に登場人物や怪人を紹介します。

・シャイン・ゲッター(いたちライダーV3X)
 ゴールド社の経営者一族の一人として裕福な生活を送っていたが、近年は現経営者に疎まれ、各地を転々として迫害を避けるようにしていた。今回、巨大いたちのエネルギーを注入されて強化人間として生まれ変わった彼は、VXガスの猛毒をV3Xガスで中和した影響か、化学兵器全般に強い耐性を持つようになった。変身すると「コオロギ」をモチーフにした仮面をつけ、「反転キック」などを使えるようになる。

・リリカ・ゲッター
 「兄は殺された」と宣言し、そのような事件はなかったことにしようとしているブラック・キギョーやゴールド社に狙われることになった可哀想な美少女。白い肌で髪の長い萌え系だったため、動画をみた多くの男性が一方的に恋心を抱くことになった。動画の中でセーラー服を着ていたのは男性受けを狙ったのか、あるいはもともとそういう趣味なのかは不明。ちなみに高卒だが現在学生ではない。

・巨大いたち
 ブラック・キギョーの遺伝子改良実験の結果生まれた、巨大な暴れいたち。実験は「失敗」とされており、凶暴すぎるこのいたちを扱いかねて、ブラック・キギョーは廃棄を決定せざるをえなかった。『いたちライダー』では強化人間となった青年がこのいたちにまたがって脱走した。このいたちに騎乗することで、そのヒーローは『いたちライダー』と呼ばれる資格を持つことになる。なおこのいたち単体の必殺技として、「いたちキック」のほかに「オオセツダン」という残虐な荒技もあるらしい。

・千里眼閑人同盟(せんりがんひまじんどうめい)
 正体不明の謎の民間団体。ブラック・キギョーやゴールド社と敵対する政治家たちの援助を受けている。団員たちはスコープをつけているものの特に戦闘能力に秀でているわけではなく、襲われたら簡単に伸びてしまう。

・ブラック・キギョー
 オリエンタルタウンのトチジ区を実質的に支配しているといわれる、悪の組織。首領は「ザ・タミ」と呼ばれ、「蟻さん」と呼ばれる謎の工作員を使役する。その勢力にはデルタポリスも押され気味である。『いたちライダー』ではトヨス区への進出を企んだが、今度はツキジ区への進出を試みているようだ。その後は世界征服へといっきに夢を広げようとしている。一部の政治家たちは、ブラック・キギョーとゴールド社が結びつくことを警戒している。

・ツチノコ男
 ブラック・キギョーの強化人間の一人。幻の生物とされるが、実はただの太りすぎのヘビともいわれる珍獣の遺伝子を移植している。外来種であるヒアリ男やセアカゴケグモ男(前回亡くなりましたが、量産されるかも)に対抗意識を持つとされるが、実際のところこいつも外来種である可能性あり。

・ヒアリ男
 同じ蟻でも戦闘員である「蟻さん」たちとは異なる、猛毒を持つ外来種の遺伝子を移植された強化人間。羽のついたオスや女王ヒアリもいるらしい。今回は任務とは別に同盟本部を自分たちの「巣」にしたいという野望を抱いているようだ。どうやらミサイル攻撃のことは知らされていないようだね……。

・ミサイル男
 闘いのラストを飾って自爆することをもくろんでいる、哀れな特攻専門強化人間。自爆するために生まれてきて、それ以外のことは考えていない。今回のミサイルをよく画像解析してみると、小さな手足がついているのがみえるはず。そう、彼は一応地上を立って移動することもできるのだ。迎撃ミサイルを迎撃する装備を備えているため、ただの「ミサイル」で対抗するより直接空中戦を仕掛けた方がいいかも?

・X-II(テンツー)
 ブラック・キギョー大幹部の一人。普段はピコピコという電子音をさせている、等身大のロボット怪人だ。レーザービームや高圧電流を放って襲いかかってくる。

・その他の怪人たち
 ムカデ男、ゴキブリ男、ミミズ男など、グロテスクな怪人が数十体登場。今回は暗闇での闘いが多そうなので、超音波を活用して自在に動き回るコウモリ男なども出てきそうだ。あっ、でも前回もPCたちは暗闇の中で闘っていたかも……。

いたちライダーV3Xを守る。

2

ブラック・キギョーの怪人軍団と闘う。

1

ブラック・キギョーのミサイル攻撃を阻止する。

5