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【ゼルカディア最終話】未来の希望

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【ゼルカディア最終話】未来の希望
基本情報

マスター:半間浦太
ワールド:ゴダム
 
 

料金

MC参加:200ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2016年11月26日公開!

シナリオガイド

生命が続く限り、時間の樹はどこまでも育っていく。

シナリオ名:【ゼルカディア最終話】未来の希望 / 担当マスター:半間浦太




 遡ること数十分。
 グレート・ガーディアン特務隊並びに特異者達に対し、オーガスタ・サンシールは作戦概要を説明しました。
「未来予測機関リミルスターに全ての情報を入力した結果、精度の高い未来が予測されました」
 未来予測機関リミルスターは環境シミュレータです。入力情報が多ければ多いほど、未来を高精度で予測できます。
(※未来予測機関リミルスターの未来予測性能については、こちらこちらなどをご参照ください)

「エクリプスはデザイアフレア、ヴォイド、時間の大鎌を投射してきます。
 デザイアフレアは火星盾などで、ヴォイドはハーフヴォイドで、時間の大鎌は忘却の鋼の祝福で対処できるようです」
 次いで、オーガスタは有翼フレアの件に触れました。
「トパーズ・ケイローンが引き連れていた有翼フレアは周囲のデザイアフレアと融合し、約100倍の数に増殖しています。
 属性振動を扱うものが7体、通常のものが700体。計707体ですね。数は多いですが、C融合すれば問題は無いでしょう。
 肝心要のトパーズ・ケイローンの正体ですが……」
 これまでに得た文献などの情報を基にしてリミルスターが出力した予測情報は、驚くべきものでした。
 オーガスタはそれを、特異者たちに伝えます。
「トパーズ・ケイローンは、分岐した未来において射手座の化身になる予定の存在です」
 オーガスタは語りました。リミルスターによって整理された未来の情報を。
「不死性を持つ生物は、分岐した未来において、射手座の化身になる運命にあります。
 元来、因果操作とは未来の一部を現在に出現させる技……いわば、未来にアクセスする技法なのです。
 未来は常に分岐しています。しかし《未来アクセス》ならば、分岐した未来をも現在に出現させることが可能です」

 将来的に、トパーズ・ケイローンは、射手座の化身《トパーズ・サジタリウス》になる予定だったのです。
 デザイアフレアとはまた別の、宇宙に広がる光の道を見上げながら、オーガスタは真実を伝えました。
「射手座の力の副次効果《未来アクセス》は、ケイローンの手によって解放されました。
 これにより、あなたたちは射手座の力を使うことが可能になりました。
 射手座の力を使う条件は……光道12宮の力を持っていない契約者たちです。
 光道12宮の力を持っていない契約者たちだけが、射手座の力を使うことが出来るのです」




 時は現在に戻ります。
 惑星ゼルカディア各地にデザイアフレアが降り注ぐ中、オーガスタ大統領は指示を出しました。
「グレート・ガーディアン特務隊には各地に散らばって頂き、デザイアフレアを処理して貰います。全盛期の力を失っている貴方たちにこのような指示を出すのは不本意ですが、よろしくお願いします」
「了解」
 24名から成る特務隊は飛散したデザイアフレアを処理すべく、各地に散らばりました。
 オーガスタは特異者達に向き直り、こう言いました。
「なぜ特務隊を越神の太陽に向かわせないのか、疑問に感じているようですね。
 あなたたちに見せておきたいものがあります」
 リミルスターを通じて、予測された未来の映像が現在に映し出されました。


■予測された未来

 気づくとそこは火災現場でした。
 消防士は水を撒いて火を消し、子供たちを助け出していきます。
 けれども、親は失われました。親も友人も家もみーんな失われました。
 全部全部、失ってしまいました。
 生きている限り、ずっとこんな悲しみが続く。
 どうしてこの世に生まれてきたのだろう。
 救い出された子供たちの心は獣のように荒み、機械のように何も感じなくなりました。
 困り果てた消防士は、よその人たちに力を借りました。
 子供たちの新しい親になって貰い、育てて貰うことにしたのです。
 親と子が縁を結んでいる限り、火の壁が現れて親と子を火から守ってくれます。
 ある人は子供の希望を聞いて学校に通わせ、無事に成人させました。
 ある人は子供の希望を聞いて消防士として育て上げ、他の人たちと一緒に火を消して回りました。
 ある人は子供を火の中に捨てました。
 色々な形がありました。
 ここは孤児院。心を獣と機械に変えてしまった子供が住む場所。
 ここは火の海。決して逃れられない火に閉ざされた部屋。
「これがぼくらの太陽系」
「ぼくらがすんでいるのは」
「火の中なんだ」
「一生消えない」
「火の中なんだ」
「燃やしたのは誰」
「人間」
「人間がこの世を燃やした」
「この世は火」
「火はばらまかれた」
「火は見えない」
「安全な場所などない」
「どこに行っても」
「破滅と共存するしかない」
 人の形をした白い影が二つ、炎の中に舞い踊っては煽り立てます。
 トパーズ・ケイローンはゆっくりと腕を振って、風景をかき消しました。
「私に精神攻撃は効きませんよ」
 気づくとそこは草原でした。
 草原は夕暮れに苛まれていました。
 いつ終わるとも知れない黄昏を前にして、トパーズ・ケイローンは不死性を越神の太陽に送りました。
「私は射手座の化身の役割を果たしました。私の不死をあなたたちに差し上げましょう。
 どうか、これで選択し直して頂けないでしょうか」
 トパーズ・ケイローンの周囲に、人の形をした白い影が二つ、舞い踊ります。
「贖罪だ」
「生まれてきた罪への」
「贖罪だ」
「きみら人間はいいよね」
「12の試練を越えれば、生まれてきた罪を購えるんだもの」
「試練が苦しければ苦しいほど」
「この世に生まれてきた罪を購える」
「否定はしませんが、肯定もしかねます。
 あなたたちに幾つかお聞きしたいことがあります。
 光を12個に分割して惑星ゼルカディアに放ったのは、あなたたちということでよろしいのでしょうか」
「そうだよ」
「どうしてなのでしょうか? よろしければ、理由をお聞かせ下さい」
「人の世を滅亡させるためさ」
「選ばれた人間だけが力を手にする」
「そんな仕組みがあれば」
「人は必ず疑心暗鬼に陥る」
「人は他者を巻き込んで自滅していく」
「全ては、人の世に苦しみを与えて滅ぼすためさ」
「光を12個に分けたのは、それが人を滅ぼすのに最適な数だったから」
「人間が同時に協力できるのは4人が限界」
「それ以上の人数が集まれば協力できなくなる」
「その3倍なら」
「必ず誰かが暴走する」
「3つの集団の間で多数決が発生し、互いに滅ぼし合う」
「人に光など存在しない」
「人は協力できない」
「人は殺し合う」
「ありもしないものを奪い合って」
「自滅していく」
「それが、人に与えられた祝福」
「人に光は無い」
「そうでしょうか。
 私には、そうは思えません」
「お前は意見するな」
「この薄汚れた人間め。演技にまみれた道化め」
「よくも騙してくれたな」
「惑星ゼルカディアに太陽を転送させて消し飛ばそうとしたのに」
「転送に介入して妨害するなんて」
「まんまと騙された」
「何が侵略者の尖兵だ」
「嘘つきめ」
「でも、ぼくらは嘘をつかない」
「ウィルスで」
「ネクロなんだ」
「あなたたちの本当のお名前は、ネクロ・ウィルスさんというのですね。
 ネクロ・ウィルスさん、この太陽系を滅ぼすのはやめて頂けないでしょうか」
「遅いよ」
「もう遅い」
「太陽系は死亡する」
「ぼくらと一緒に死のう」
「そうなのですか」
 トパーズ・ケイローンは両腕を組むと、理知的な口調で喋り始めました。
「あなたの信号は、ガイア理論で説明できそうですね」
「知識だ」
「知識ばかり」
「知識ばかりに頼った賢者気取り」
「知識を追いかけてばかりの愚か者」
「賢者でも愚者でも、どちらでも構いませんよ」
 トパーズ・ケイローンは訥々と語り出しました。
「私はある程度までの範囲で、時間の樹を上り下りできます」
「それで?」
「それで?」
「私は、未来を知ることができます。
 未来に足を運んだ私は、ふと思いました。
 なぜ、この太陽系は真の意味で滅びないのでしょう、と。
 この太陽系は、願いを叶える物体によって満たされています。
 ライトメタルとレフトメタル。記憶の鋼と忘却の鋼。右に揺れる心と左に揺れる心。
 それらは、生命の願いを叶えます。では、なぜゼルカディアは滅びないのでしょう?」
「それは」
「なんでだろう?」
「なんでだろうね?」
「過去にしろ現在にしろ未来にしろ、自分の人生はおろか、周囲や社会の破滅を望んでいる者は一定数存在します。
 願いを叶える物質が太陽系を満たしたのであれば、そういった方々が抱く破滅の願いも即座に叶えられるはずです。
 しかし、太陽系は滅びていません。なぜなのでしょう?」
 トパーズ・ケイローンは分岐した未来の中であなたたちを見つけて、話を締め括りました。
「『同じ願いを二度叶えることはできない』。
 私なりに導き出した結論の一つです。
 あなたたちなら、この意味も分かるはずです。
 必ず来て下さいね」



■現在

「今の映像は、未来に起こり得る現象を映したものです。分岐するかもしれない未来も含まれています」
 オーガスタは、リミルスターの映像投影を停止させました。
 少しばかり複雑な面持ちで、彼女は特異者達に告げます。
「リミルスターには、エクリプスの全環境情報が入力されていました。提供元はトパーズ・ケイローンです」
 越神の太陽とトパーズ・ケイローンが融合した今、両者は互いの情報を全て共有しています。どちらかがリミルスターに自身の情報を入力すれば、それらは全て特異者達に伝わるのです。
「『同じ願いを二度叶えることはできない』。
 特務隊は越神の太陽を破壊することが出来ません」
 オーガスタは特務隊の事情を語ると、特異者達に最後の助言を贈りました。
「越神の太陽は、人に光は存在しないと言いました。ですが、私はそうは思いません。
 自分の中の光を信じてあげてください」
 オーガスタは、特異者達に一礼しました。
「私はピスケス・シティを操縦して、デザイアフレアから市民を守ります。
 あなたたちは、あなたたちの成すべきことを成して下さい」




 エルダーサインと射手座のサインが出現し、サジタリウスの弓が稼働しました。
 あなたとパートナー機体は、射手座の矢となって宇宙に飛び立ちます。
 対となる射手座のサインがあなたとパートナー機体を受け止め、あなたたちを宇宙へと案内しました。
 あなたとパートナー機体の目には、暗黒の宇宙と煌めく星々が広がっています。深部には、白く燃える太陽がありました。
 越神の太陽を破壊する時が来たのです。

担当マスターより

▼担当マスター:半間浦太

マスターコメント

 本シナリオガイドをお読みくださり、ありがとうございます。ゴダムの小世界ゼルカディアのシナリオガイドをお届けします。
 本シナリオはゼルカディア本編の12話(最終話)となります。また、本シナリオはエピローグも兼ねています。
 本シナリオでは、下記の方々に招待が出ております。

・西澤 刹那(SAM0007843)様:獅子座の光道継承者
・サキス・クレアシオン(SAM0009018)様:牡羊座の光道継承者
・朝倉 蓮(SAM0000612)様:天秤座の光道継承者
・ジェノ・サリス(SAM0009643)様:水瓶座の光道継承者
・柏葉 鈴女(SAM0021826)様:山羊座の光道継承者
・ライオネル・バンダービルト(SAM0015838)様:双子座の光道継承者
・風間 那岐(SAM0000856)様:魚座の光道継承者
・古城 偲(SAM0008934)様:牡牛座の光道継承者
・黒鉄 隼人(SAM0022255)様:蟹座の光道継承者
・アーフィリカ・アリエス(SAM0004982)様:乙女座の光道継承者
・柊 エセル(SAM0002509):蠍座の光道継承者


 今回のシナリオに失敗した場合はゼルカディアが滅亡しますので、バッドエンドフラグは考えなくても構いません。
 ゼルカディア編がどういったシナリオなのかは、皆さんに十分に伝わっているかと思います。
 自分の役割を果たしたい方のみ、本シナリオにご参加ください。



<< シナリオ開始時の注意事項 >>
 本シナリオでは、PCは宇宙空間で行動することになります。
 シナリオ開始時点でのPCとパートナー機体のスタート地点は、宇宙空間です。
 シナリオが開始した時点ではPCのパートナー機体は召喚済み、装備も全てセッティング済み、解星のスクリプトを使う場合は解星済みの状態となります。
 今回のシナリオでエージェントになる場合は、シナリオ開始前にエージェントになっていたという扱いになります。
(エージェントになりたい場合、アクション欄に「エージェントになる」と記入して下さい。PCの立場が光道継承者か光道継承者代理である場合のみ、エージェントになる許可が降ります)
 エージェントのパーツレンタル権を行使した場合、シナリオ開始前にそのパーツをレンタルしていたという扱いになります。



<< 本シナリオの注意事項 >>
 未来アクセスが作用しているため、本シナリオでは以下の事柄が起きます。

・アイテム購入不可
・アイテム売却不可
・アイテム破棄不可
・アイテム/ZCの譲渡/交換不可
・スクリプト購入不可
・パートナー機体の過去判明無し
・パートナー機体の武装判明/武装追加無し
・パートナー機体の強化新生無し
・パートナー機体が暴走しない
・鋼獣や邪神系列機と契約できない
・EC製鋼獣と契約できない
・パートナー機体との契約が未来に渡って続くようになる
・パートナー機体の数え方が『体』から『人』に正式に変化する
・パートナー機体と契約していないPCが本シナリオに参加した場合、そのPCはリアクションに登場しない(この世界での時間枝が生えていないため)
・契約を解除する等と言ったアクションは参照されず、また、契約を解除したPCはリアクションに登場しない(この世界での時間枝が途中で切れているため)
・シナリオガイドに記された情報は、リミルスターによってもたらされたPC情報として扱われる。シナリオガイドに記入された情報を既に知っている状態で本シナリオがスタートする。
・参加者に個別コメントが発行されない
・リアクションに登場したMC全員に記念称号『時間の枝』が発行される(LCには発行されないためご了承ください)



 ただし、エージェントになることと、エージェントのパーツレンタル権は有効です。
 エージェントになるとアクション欄に表記した後、パーツをレンタルすることは、ダブルアクションとはみなされません。
 また、今回は最終話ですので、エージェントになってパーツレンタルを行っても、アイテム欄には追加されません。
 本編11話が終了した時点で、全ての要素が固定されているとお考えください。



<< エクリプス(越神の太陽)の特徴 >>
 今までのリアクションやマスターコメント内で言及されてきたように、エクリプス(越神の太陽)は生物の心を読んで破滅を投射してきます。
 特異者に対しては心の表面を読んだりアバターを封印するといった影響しか及ぼせませんが、惑星ゼルカディア人や野生の鋼獣などに対しては心の深部どころか記憶まで読み取ります。更に、末端組織であるライトメタルとレフトメタルを通じて、対象となる生態系への記憶の植え付けや忘却の投射やデザイアフレア発生等が行えるため、事実上の洗脳が可能です。
 惑星ゼルカディアの生命がエクリプスの洗脳に対抗する手段は、『眠り(活動休止による心の保護)』、『演技(多重人格化による心の保護)』、『社会規模での感情統制』、『人間との契約(過去のリアクションにも記載されている通り、契約中は洗脳に対するファイアウォールが形成される)』です。
 エクリプスの洗脳は特異者にはほとんど効果がありません。特異者との契約はエクリプスの洗脳を防御しつつ、正気を維持したままエクリプスに対抗できる唯一の手段です。そのため、鋼獣や邪神系列機は特異者との契約を望んでいました。
 エクリプスの最も恐ろしいところは、一方的に生態系を自滅させられることです。現地住民に猜疑心を起こさせて、紛争や戦争を起こさせるのは序の口です。特異者たちがゼルカディアを去った後、エクリプスに洗脳された現地住民が、特異者のパートナー機体に何をするのかと言うと……当然、『奪う』の一択になるでしょう。そうして最後は、全生態系を自滅させる道具として利用されるのです。
 エクリプスがある限り、パートナー機体に安住できる地はありません。
 エクリプスを破壊できるのは、今この瞬間だけとなります。



<< NPCの援護 >>
 本シナリオでは、各NPCは以下の通りに行動します。

・今回の作戦では、ガイアリベリオンが例の物こと《ガイアレイン》というものを持ってきています。
 ガイアレインは無線でエネルギーを供給してくれる補給艦です。ガイアレインの補給機能により、シナリオ参加者と契約しているパートナー機体のエネルギーは自動的に最大値まで回復するため、エネルギー消費は気にしなくても構いません。
 ガイアレインは、スレイ・バーズ、アレックス・バーズ、マイス・レイターの3人で運用されます。ゼルカディアが滅亡しない限りガイアレインは破壊されないので、気にしなくても構いません。

・トパーズ・ケイローンが使った未来アクセスによって、宇宙空間には光の道が形成されています。
 光の道の作用により、走行タイプの機体であっても陸上走行が可能です。

・ゼノス・ルーグとライトニングレオはパート【3】に参加し、光道継承者を援護します。
 ただし、ゼノスは決して万能ではありませんので、ご注意ください。

・クロス・キャンサーは、特異者達の周囲を浮遊しています。

・トパーズ・ケイローンは越神の太陽と融合することで、越神の太陽を弱体化させています。
 特異者全員のアクション内容によって、トパーズ・ケイローンの最終形態が決定されます。
(トパーズ・ケイローンは不死性を越神の太陽に譲っていますので、ゼルカディア滅亡の事態が訪れたら普通に死亡します)

・シールリッパーとオーガスタ・サンシールの行動は、特異者全員のアクション内容によって変化します。
 特定の誰かのアクションではなく、特異者全員のアクションを参照しますので、ご了承ください。



<< 副次効果 >>
 今回のシナリオで適用される副次効果は次の通りです。

・魚座:フォロウレーテ(死亡しそうになった時に自動的にガイアレインに撤退する)
・双子座:チェンジリングワープ(指定した場所にPCとそのパートナー機体を配置する。配置される場所はパートによって異なる)
・牡牛座:スペースバリア(宇宙空間での生存と行動が可能になる)
・蟹座:C融合(グループアクションを組んだ2名のPCのパートナー機体同士で融合する)
・乙女座:近距離攻撃が遠距離攻撃に変化する
・射手座:未来アクセス(トパーズ・ケイローンによって解放された副次効果。未来から新たなる光道12宮の力を引き出す。現時点で光道12宮の力を持っていないPCだけが使用可能。詳細は後述)



<< 現存する光道12宮の力の正体 >>
 現在ゼルカディアに存在する光道12宮の力の正体は、悪意によって惑星ゼルカディアにもたらされた、意図的に分割された『光』です。
 試練を通じて悪意を出来る限り濾過した結果、光道12宮の化身のほとんどが倒れました。
 濾過された11の光は、特異者達に渡りました。12番目に当たる最後の光の持ち主は、『生命全体』です。
 光を太陽に戻してあげましょう。



<< 役割 >>
 今回のシナリオは、PCの立場によって役割が分かれます。
 以下は今回のシナリオにおけるPCの役割です。


光道12宮の力を持つ特異者:
 光道12宮の力を持つ特異者は、光道12宮の力をエクリプス(越神の太陽)に発射します。
 この際、光道継承者は、パートナー機体が所持している武装の中から、最も好きな武装1つを使って光道12宮の力を発射することができます。
(武装の代わりに鋼獣用パーツや特殊スキルでも構いません)
 乙女座の副次効果によって全武装が遠距離攻撃に変化するため、近接武装を選んで頂いても構いません。
 要点としては「光道12宮の力を使う」ですので、武装を使わずに、単に光道12宮の力を使うと記入して頂いても構いません。


光道継承者代理:
 光道継承者代理は、光道12宮の力を持つ特異者が何らかの理由で光道12宮の力を発射できなかった事態に備えます。
 光道継承者代理がアクション欄に「光道12宮の力を使う」と記入しておくと、不測の事態において光道12宮の力を発射することができます。
 光道継承者代理がいずれかのパートに参加しても、「光道12宮の力を使う」と記入してあれば、不測の事態に際して光道12宮の力が発射されます。


光道12宮の力を持たない特異者:
 未来アクセスが解放されました。これにより、光道12宮の力を持たない特異者たちは、自分のパートナー機体が持つ未来の姿……新たなる光道12宮が1つ『射手座』の力が使えるようになりました。
 新たなる光道12宮が1つ『射手座』の力は、『光道12宮の力を持たない特異者たちとパートナー機体』によって発動が可能です。
 複数のMCがアクション欄に「光道12宮の力を使う」を使うと記入した場合に限り、射手座の力が発射されます。
(「射手座の力を使う」と記入しても問題ありません)
 なお、アクション欄に「光道12宮の力」を使うと記入することは、ダブルアクションやパート跨ぎにはなりません。
 要点としては、『光道12宮の力を持たない、複数の特異者たちが光道12宮の力を使うこと』が成功条件となります。
 パートナー機体と契約していない特異者は射手座の力を発射できません。
 また、発動に成功した場合、『特定の誰か』が射手座の力を発射したとは明記されず、『特異者たち』が射手座の力を発射したと描写されます。
 光道12宮の力を持たない特異者はどのパートに参加しても構いません。いずれかのパートに参加しても、複数のMCが「光道12宮の力を使う」と記入すれば、光道12宮の力が発射されます。
(※未来アクセスによってアクセスできる未来は『確定した未来』ですので、射手座の力を発射しても、『パートナー機体が新たなる光道12宮の化身になる』という未来は変化しませんのでご安心ください)
 なぜ未来のパートナー機体が光を持っているのか? という疑問が出てくると思いますが、ゼルカディア編を理解していれば自ずと意味が分かるかと思います。


 エクリプス(越神の太陽)の不死性が解除されるのは、光道12宮の力が全て発射された時です。
 光道12宮の力が全て発射された時、エクリプス(越神の太陽)が破壊されます。



<< グループアクション(GA)の人数制限 >>
 今回のシナリオでは、1つのグループアクション(GA)に参加できるMCの人数に制限をかけさせて頂きます。
 本シナリオでは、1つのグループアクションに参加できるMCの人数は『2名まで』となります。
(LCは人数に含まれません)
 3名以上のMCでグループアクションを組んだ場合、自動的にグループアクションが解散されます。



<< C融合について >>
 《C融合》を使用すると、『自分のパートナー機体を2体融合させる』か『自分のパートナー機体と他のPCのパートナー機体を融合させる』ことが出来ます。C融合した機体は、戦闘能力が格段に上昇します。
 《C融合》の使用条件は以下の通りです。

■自分のパートナー機体を2体融合させる場合:
・2体のパートナー機体と契約している。
・アクション欄に「C融合を行う」と記入する。

■自分のパートナー機体と他のPCのパートナー機体を融合させたい場合:
・《C融合》したいPC全員がパートナー機体と最低でも1体契約している。
・《C融合》したいPCとグループアクションを組む必要がある。
・《C融合》したいPCが全員、同一パートに所属している。
・一緒に《C融合》したいPCのフルネームをアクション欄に記入する。
・《C融合》したいPCが全員、アクション欄に「C融合を行う」と記入する。


 注意事項として、C融合を行うタイミングは1シナリオにつき1回に限られます。
 また、パートを跨いだC融合は無効となります。



<< エピローグに関して >>
 今回のシナリオは、ゼルカディア編全体のエピローグシナリオも兼ねています。
 エクリプス(越神の太陽)の破壊に成功した場合、エピローグ部分にて未来のゼルカディアの様子が少しだけ描写されます。その時、PCのパートナー機体がどのような光道12宮の化身となっているのか、簡潔に描写されます。
 本シナリオに限り特別に、あなたが契約しているパートナー機体がどのような光道12宮の化身になっているのかを『エピローグ時の希望』として、アクション欄に記入して下さい。
(記入例……エピローグ時の希望:パートナー機体は、農耕を司る光道12宮の化身になっていて欲しい)
 設定上の理由等でエピローグ時の希望を採用できない場合もございます。その場合、エピローグ時の希望になるべく近い役割を持った光道12宮の化身として設定させて頂きます。



 以下は、アクションの補足となります。



1……属性振動を使う有翼フレア7体を倒す
 属性振動付与を使っている有翼フレアが7体確認されています。このパートに参加した方は、属性振動を使う有翼フレア7体を倒します。
 こちらの有翼フレアは星音を解星しているため、戦闘能力を一切持ちません。ただし、幾ら戦闘能力が無いと言っても、7体の有翼フレアを倒さないと味方PC側が火星盾などを使えなくなります。
 火星盾などを使えないと非常に厳しい状況に陥るので、この7体の有翼フレアは確実に倒す必要があります。
 このパートの成否によって、味方PC全体に影響が出ます。
 パート【1】の参加者は、このパートが成功次第、《ガイアレイン》に撤退することになります。
 また、星音のスクリプトで属性振動付与を使っており、なおかつ、パート【1】が成功している場合に限り、ガイアレインに撤退しても、シナリオ終了時まで属性振動付与が味方全体に付与されます。


2……有翼フレア700体を倒す
 ケイローンと越神の太陽が融合した結果、宇宙空間のデザイアフレアと有翼フレアが融合しました。エネルギーが飽和しすぎた有翼フレアは、7体から約700体に増殖しました。
 現在、エクリプスは有翼フレア700体に守られています。このパートの参加者は、他の参加者と協力して、有翼フレア700体を殲滅します。
 有翼フレアはデザイアフレアの亜種に該当するため、火星盾の準備をしておくと良いでしょう。グラビティエッジなども有効です。
 パート【2】の参加者は、このパートが成功次第、《ガイアレイン》に撤退することになります。
 有翼フレアを殲滅できなかった場合、パート【3】やパート【4】に影響が出ます。
 また、星音のスクリプトで属性振動付与を使っており、なおかつ、パート【1】が成功している場合に限り、ガイアレインに撤退しても、シナリオ終了時まで属性振動付与が味方全体に付与されます。


3……光道継承者を援護する
 光道継承者(光道12宮の力を持つ方)を援護するパートです。
 エクリプス(越神の太陽)は特異者全体に向けてデザイアフレアやヴォイドや時間の大鎌を投げてきます。
 今回はチェンジリングワープが機能しているため、パート【3】参加者は、自動的にそれらを受け止める位置にワープします。
 パート【3】参加者は、光道継承者を守るために、相応の対策をしておくと良いでしょう。
 また、星音のスクリプトで属性振動付与を使っており、なおかつ、パート【1】が成功している場合に限り、ガイアレインに撤退しても、シナリオ終了時まで属性振動付与が味方全体に付与されます。
 以下は、エクリプス(越神の太陽)が使う武器の特徴です。

・デザイアフレア……直径10光年のデザイアフレアを亜光速で放つ。当たっても当たらなくてもパートナー機体が蒸発する。ただし、火星盾のようなデザイアフレアに効果のある特殊スキルや武装を使えば無効化できる。PC側がそういった特殊スキルや武装を使わなかった場合、フォロウレーテで死亡を免れ、パート【3】参加者の半数がランダムで自動的に撤退することとなる。
・ヴォイド……直径10光年のヴォイドを亜光速で放つ。当たっても当たらなくてもパートナー機体の実体が消失する。ただし、ハーフヴォイドを使った攻撃によって無効化できる。PC側がハーフヴォイドカプセルを使わなかった場合、フォロウレーテで消失を免れ、パート【3】参加者の半数がランダムで自動的に撤退することとなる。
・時間の大鎌……当たっても当たらなくてもパート【3】参加者全員(ゼノス含む)の時間が停止する。ただし、忘却の鋼の祝福を使えば無効化できる。エクリプス(越神の太陽)の破壊に成功した場合、パート【3】参加者の時間停止が解除される。

 時間の大鎌が投射されるまでに、このパートの参加者が1人でも残存していれば、パート【3】は成功となります。
(例:このパートの参加者が少なくとも2名以上であり、なおかつ、デザイアフレアかヴォイドどちらか1つでも防御に成功すれば、パート【3】が成功する)
 このパートが失敗した場合、パート【4】に影響が出ます。
 パート【3】の参加者は、このパートが成功次第、《ガイアレイン》に撤退することになります。
 このパートに参加するNPCは、ゼノス・ルーグ&ライトニングレオです。


4……エクリプス(越神の太陽)を破壊する
 このパートは、光道12宮の力を持つ特異者のみが参加できるパートです。
(※光道12宮の力を持つ特異者が他のパートに参加しても、自動的にパート【4】に割り振られます)
 このパートの参加者は、光道12宮の力を発射して、エクリプス(越神の太陽)を破壊します。
 役割の項目にもある通り、光道12宮の力を持つ特異者は、光道12宮の力をエクリプス(越神の太陽)に発射します。
 この際、光道継承者は、パートナー機体が所持している武装の中から、最も好きな武装1つを使って光道12宮の力を発射することができます。
(武装の代わりに鋼獣用パーツや特殊スキルを選択しても構いません)
 乙女座の副次効果によって全ての攻撃が遠距離攻撃に変化するため、近接武装を選んで頂いても問題はありません。
 要点としては「光道12宮の力を使う」ですので、武装を使わずに、単に光道12宮の力を使うと記入して頂いても構いません。
 このパートの参加者は、エクリプス内のネクロ・ウィルスから精神攻撃を受ける他、エクリプス内のトパーズ・ケイローンから「ゼルカディアを救うことはあなたの人生に何の意味があるのでしょう?」と問いかけられます。
 トパーズ・ケイローンに答えても答えなくても作戦の成否には関係ありません。答える場合は、自分なりの答えを用意しておくと良いでしょう。


5……トパーズ・サジタリウスと会話する
 このパートは、パート【4】が成功している場合のみ成立するパートです。
 パート【4】が成功しなかった場合、このパートの参加者は自動的にパート【1】に移動します。
 このパートの参加者は、トパーズ・ケイローンの未来形態《トパーズ・サジタリウス》と会話します。
 トパーズ・サジタリウスに質問をしても構いませんが、答えると『ずる』になってしまうような質問には答えてくれません。
(例:「命とどう関わればいいのか」という質問には答えられない)
 トパーズ・サジタリウスとは、一瞬だけしか会話できません。その意味をよく踏まえた上で、話をしてみて下さい。



 注意事項として、光道12宮の力は全てエクリプス(越神の太陽)に発射する必要があるため、光道12宮の力はそれ以外の用途には使用できません。
 これは、光道12宮の力を持たない特異者であっても同様です。
 光道12宮の力を発射した後はスペースバリア等の副次効果が失われます。副次効果消滅後は、参加者全員のアクション内容によって、惑星ゼルカディアへの帰還方法が変化します。

属性振動を使う有翼フレア7体を倒す 【現在のMC参加人数:10】

1

有翼フレア700体を倒す 【現在のMC参加人数:8】

7

光道継承者を援護する 【現在のMC参加人数:6】

7

エクリプス(越神の太陽)を破壊する 【現在のMC参加人数:10】

9

トパーズ・サジタリウスと会話する 【現在のMC参加人数:0】

1