クリエイティブRPG

「そろそろ、新年ですねー」
「新年ったって、ワールドホライゾンじゃ、時間の流れがないからなあ。実感が……」
「だからこそ、季節の行事が大切なんじゃないですか。暦は、ちゃんとあるんですし」
　というわけで、ワールドホライゾンも年の瀬と言うことになりました。
　年の瀬と言えば、クリスマス、そして、大晦日、さらに新年です。
　まあ、盆と正月がいっぺんに来たって構わないのがワールドホライゾンですが、やはり、精神衛生上は順番に来てくれた方がありがたいということです。
　それはおいておいても、ないものは作ってしまえとばかりに、みんな、ぱわふりゃあーです。行事には目がありません。
　さっそく、ある者はクリスマスの準備に入り、それと一緒に、二年参りの準備をぬかりなく進めていきます。
　そして、あっという間に、クリスマスがやってきました。
　さらに、間をおかずして新年がやってきます。
　さて、あなたは、どこで、誰と、どのように、年の瀬を過ごしたのでしょうか……。

　フリーシナリオです。
　とはいえ、さすがに全ワールドは網羅できないので、メインはワールドホライゾンということにします。
　まあ、一応ルールの線はしっかりと引いた上で、ゆるゆると自由にお話を展開していただければと思います。
　以下、今回のローカルルールです。本来できないことができる分、それでもできないことは明確となっております。適用は厳格ですので、熟読してください。

１．場所
　メイン舞台としてはワールドホライゾンとなります。ワールドガイドにある場所が、それぞれクリスマスか正月仕様になっているとします。

　拡張舞台として、パンタシアがあります。こちらは、過去に出た島を自由に舞台にできます。こちらは洋風ですので、クリスマスが中心となります。一応、お正月も、洋風です。ただし、各島にはいろいろ設定があるので、それに反する調査などはできない場合があります。なお、戦いの島でＩＦバトルをする場合は、簡易描写になります。バトバトの時の密度にはなりません。
　以前私のシナリオででてきた大和の妖の村も舞台とすることができます。こちらは、純和風ですので、年末・正月のみとなります。ただし、村以外の場所に言及したり行ったりすることはできません。

　その他のワールドも例外的に舞台とできますが、それぞれの世界の一般的な市街のみとします。そのため、特定の地域や施設という描写はしません。ワールドに即した街という感じになります。まあ、商店街で買い物程度になりますでしょうか。自宅とする場所や、店舗などの場合も、一般的な個人規模に留まります。貴族や、大商人はＮＧです。
　特殊な場所は、言及したり、舞台とすることはできません。
　ただし、神多品は比較的現代に近いので学園都市内は舞台にできるとします。
　小世界は、舞台とすることはできません。

　また、舞台は原則１箇所です。舞台とした場所から他の場所へシナリオ内で実際に移動することはできません。図書館からアカデミー、島から島のようなワールド内移動もできません。ただし、移動してきたと台詞にすることはできます。
　商店街のような場所での店の移動は可能ですが、描写はメインの店中心で、後はモブとなります。

２．時間。
　一日以内、正確には連続した２４時間以内の出来事とします。
　クリスマスと大晦日・正月が舞台ですが、日付が違うために両方には登場できません。
　また、一日全部の出来事をアクションに書かれても、描写ポイントはメインの１シーン中心となり、後はさらりと流されます。

３．別行動。
　別行動の場合、それぞれ別の場所に行けます。ワールドが違っていてもＯＫです。また、日付や時刻が違っていても問題ありません。
　同じ場所と日時でも、互いの顔を目視できない行動が大半である場合は別行動とします。
　別行動の場合は、必ず、パート「別行動」を選択し、キャラの誰か１人以上に文字数追加をしてください。その上で、各キャラのアクションの１行目に、グループ分けの識別子を【グループ名】のように【】でくくって明記してください。単独行動の場合も、グループ分けは必要です。また、場所や日時が別々の場合は、分かるように明記してください。ＬＣが他ＰＣとＧＡを組む場合は、ＧＡ【】のように明示してください。
　以上の条件を満たさない場合は、ＭＣと同一行動となります。ＭＣと矛盾する部分は、すべて不採用となります。

　目的が同じ行動の場合は同一行動となり、ある程度離れた行動もとれますが、描写は一緒にいるシーンが基本となります。
　デートのＬＣをＭＣが尾行などは同一行動です。ＭＣとＬＣが別々に買い物をした後で見せっこする場合、買い物のシーンがなく、見せっこのシーンだけであれば同一行動です。
　ＬＣとＭＣが、それぞれ別の店で買い物は別行動となります。それぞれが買い物するシーンがあったうえで、さらに合流して見せっこのシーンがある場合でも別行動です。
　フェローに関しては、原則、いずれかのＰＣと同行しているとします。

４．ＮＰＣ。
　マスターＮＰＣはそれらしい場所をうろついていますので、タイミングが合えば絡めます。
　基本、その他のＮＰＣ関係への言及や絡みは不採用になります。
　唯一、ワールドホライゾン所属の公式ＮＰＣは、言及したり、絡める可能性があります。ただし、絶対ではありません。
　また、例外として、モブとしてＮＰＣが勝手に絡むことはあります。ただし、これらは、指定はできません。

５．他シナリオの内容に関するアクション。
　これらは、採用されません。各ワールドでのストーリーの考察や、シナリオの直接的な後日譚、ＮＰＣ含む対人関係、その世界でのアバターの地位的な活動などは没となります。
　ただし、私の今までのシナリオに関しては、例外として可能とします。

　ただし、キャラの行動原理に過去のシナリオが深く関わっていて外せない場合は、シナリオ名と頁数を明示してください。検索に引っ掛からない場合は、参照しません。
　小世界は参照できません。
　リアクションにおいて必要でないと判断した場合は参照しません。基本ルールでは、あくまでも他シナリオの参照は義務となっていません。
　ただし、心理背景の参考にしかしませんので、その内容に関する直接の言及や描写は行いません。

６．キャラの明示。
　よく「＊＊さんに、お土産を買う」とか、「＊＊さんが懐かしい」などのアクションがありますが、たとえＬＣであっても、フルネームではなく、愛称だけの表記ですと判別がつきません。自由設定の家族などでは、なおさら判別不能となります。アクションで誰のことか明示してください。明示なき場合は判断できませんので、その部分は不採用となります。また、対象者が不参加の場合は自動的に不採用となります。
　リアクションにおいて、名前を直接出さなければ、言及は可能です。
　ただし、ＭＳにとって誰だか分からない場合は不採用となります。ＩＤつきのフルネームか、自由設定欄の明示をしてください。

７．モブ。
　他ＰＣのアクションによっては、アクションになくとも、モブとして登場する場合があります。ただし、前提条件として、日時と場所が一致している場合のみとなります。
　この場合、本来必要なＮＰＣをＰＣに置き換えているという処理になります。そのため、１２３の制限を受けないこともあります。また、モブですから、他ＰＣのアクションでの行動指定が優先となります。また、名前が明示されるとは限りません。
　そのため、ちょこっと、別の日の予定も書いておくとお得かもしれません。ただし、ＬＣやＧＡを組んでいるキャラのアクションで意図的に登場をうながす場合は、１２３が適用されて、台詞での言及以外では登場しません。また、他ＰＣがモブを必要としていなければ、そもそも登場しません。
　まあ、お話の構成バランスをとるためのＭＳのおまけです。基本的に、通行人レベルの扱いです。

８．注意事項。
　ＧＡは、キーワードを統一してください。違っている場合、別ＧＡと見なす場合があります。
　他ＰＣやＬＣに言及する場合、一度はＩＤつきフルネームで明記してください。
　各ルールを逸脱し、アクションすべてが描写不能の場合は、ＮＰＣとしてワールドホライゾンで散策する最低限の描写となります。この場合、アクションにある行動を取りません。
　アバターチェンジは、ワールドホライゾンでのみ、地球人（元種族）から別アバターへの１回限りとなります。アクションに、元の種族と容姿を明示してください。また、チェンジ自体がテーマでない場合は、描写を省略する場合があります。
　ワールドによっては、クリスマス、あるいはお正月の概念がありません。不採用か、おかしな行動になってしまいますから注意してください。