シナリオガイド
アスハさまを元気づけるために食材を集めよう!
シナリオ名:神さまのおねがい / 担当マスター:ダイキ
豊護府豊前の隅に、阿須波村という小さな農村がありました。
この村には、八百万の神であり村民からはアスハさまと呼ばれ慕われている神様がいます。
「はぁ~っ、最近なんだかゆううつなのじゃ」
そのアスハさまが、最近は村の外れにある小さな社で毎日ため息をついて暮らしています。
白装束を着た灰色の長い髪の少女のような見た目のアスハさまは、若者が少なく老人ばかりのこの村にとって守り神であり可愛い孫娘のような存在でもあります。
そんなアスハさまの元気のない姿を見て、村の長老をはじめ村民たちは皆心を痛めていました。
「アスハさまが、またため息をついている」
「アマテル様がいなくなって、周辺では魔天神が悪さをしている。色々と心労が絶えないのだろう」
「どうしたものか…どうにかして元気づけたいが」
長老や老人たちは、離れた場所にある木の陰から心配そうにアスハさまを見守っています。
「えぇい、じれったい!長老殿、直接本人にどうすれば元気がでるか聞いてきておくれ」
「そうじゃ、それがよい」
一人のお爺さんがしびれを切らして長老に詰め寄ると、周囲にいる他の老人たちも次々と賛同します。
「わかった…いってくる」
長老は決心したように頷くと、アスハさまの元に向かいました。
「ん?…長老ではないか、どうしたのじゃ」
アスハさまは、深刻そうな表情でこちらにやって来た長老の姿を見て首をかしげました。
「アスハさまが最近元気がないようで、村の者も皆心配しています」
「どうか元の元気な姿に戻っていただきたいのですが、私どもでお力になれることはありますでしょうか」
長老は、顔色の優れないアスハさまの目をじっと見つめながら話します。
「うむ、殊勝な心がけじゃな」
「お主たちがそこまでいうなら…」
アスハさまが、離れた場所にある木に目を向けると、木の陰からこちらを覗いていた村の者たちは驚いて顔を引っ込めました。
「それなら…久々にとびっきりのご馳走が食べたいのう」
「炊き立てのご飯と野菜…そして、海の幸や山で採れるキノコや山菜もあったら最高じゃな!」
「うへへ、考えるだけでよだれが…ごほん」
アスハさまはにやけ顔で口元を手で拭うと、長老が目の前にいるのを思い出して咳払いして居住まいを正しました。
「アスハさまは、とびっきりのご馳走を望んでおるぞ!」
長老が戻ってくるなり村の者たちに報告すると、皆一様に困ったような顔をしました。
「うーむ、米や野菜は村の畑にあるものを収穫すればよいが、海や山に食材を採りにいくのは大変だぞ」
「若者は農作業があるし、老人たちではさすがに厳しいな」
「あのアスハさまの頼みだ、何とかしたいが…」
村の者たちが悩んでいる中で、長老は何か良い案を思いついたのか手を打って口を開きました。
「そうだ!御魂闘士さまにお願いしよう」
担当マスターより
皆様こんにちは。GMのダイキと申します。
このシナリオを見ていただきありがとうございます。
今回のシナリオの目的は、アスハさまのご馳走を食べたいというお願いを叶えるために食材を集めることです。
村の中は安全ですが、村の外では殺王闘士たちの目撃情報もあるのでしっかり戦闘準備はしていきましょう。
皆様にお願いしたいのは、下記の3つです。
・村の畑の農作物の収穫を手伝い、ご馳走の準備をする
阿須波村の村民たちと一緒に汗を流して畑でお米や野菜を収穫します。
収穫が終わったら、ご馳走の準備を手伝いましょう。
・海にいって食材を集める
村の近くにある海に出向いて、魚や海藻を採りましょう。
村の外では殺王闘士と出くわす危険性があるので、しっかり戦闘準備はしておきましょう。
・山にいって食材を集める
村から離れた場所にある山に出向いて、キノコや山菜を採りましょう。
道中や山の中では殺王闘士と出くわす危険性があるので、しっかり戦闘準備はしておきましょう。
・村の畑の農作物の収穫を手伝い、ご馳走の準備をする 【現在のMC参加人数:3】
村の人たちと一緒に畑にいって、お米や野菜を収穫するぞ。
重労働は率先しておこなって村の人たちの負担を減らしてあげよう。
ご馳走の準備では、自慢の刀で野菜を切っていくぞ。
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・海にいって食材を集める 【現在のMC参加人数:4】
海に着いたら、持ってきた釣り竿で魚を釣ろう。
いつ、殺王闘士と出くわしても大丈夫なように周囲の警戒は怠らないぞ。
殺王闘士が来たら仲間と連携して撃退してやる。
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・山にいって食材を集める 【現在のMC参加人数:5】
村から山まではそれなりに距離があるらしいな。
道中や山の中で、殺王闘士と遭遇しても対応できるようにしっかり戦闘準備はしておこう。
山に着いたら、周囲を警戒しながらキノコや山菜を集めるぞ。
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