シナリオガイド
心霊スポットで行方不明者!? 真相を暴け!
シナリオ名:リニアラインの幽霊 / 担当マスター:星積 椿
深夜のリニアラインには、幽霊が出る。
そんな噂が若者たちの間に流れ出したのはごく最近のことだった。
新東京リニアライン。
旧市街と新東京をつなぐ無人自動運転の路線。
陸路で新東京から旧市街に出られる唯一の道であり、メディエーターならば出撃の際に利用したことは何度もあるだろう。
そのリニアラインの駅、旧市街側に幽霊が出るというのだ。
それは、新東京を目前に息絶えた怨霊だとか、旧市街に捨てられた人間の霊だとか、憶測は様々に飛び交っている。
季節は夏。
安全に守られたシェルターに住む若者たちが、ほんの少しのスリルを楽しみたい季節である。
「リニアラインならすぐ帰ってこれるから」
「幽霊なんて出るわけない、でもちょっと旧市街をみてみたい」
そんな危ない好奇心が、彼らを肝試しへと駆り立てた。
◇ ◇ ◇
「……って感じで、肝試しにいったまま帰ってこない子がいるんだって」
樋口アカリはゲームセンターでのシミュレーションを終えたあと、妙に怯えている学生一団に会って話を聞いたらしい。
メディエーターなら幽霊も怖くないだろ! とほぼ一方的に捜索を依頼されたのだが、アカリはこのあとどうしても外せない任務があるらしい。
「そんなわけで申し訳ないんだけど、いなくなった人たちの捜索と幽霊調査、引き受けてくれる……?」
まぁ、幽霊なんていないと思うんだけど、というアカリの顔色はあまり良くなかった。
担当マスターより
はじめまして、もしくはまたお会いできて光栄です。
星積 椿と申します。
今回の目的は、リニアラインで出没するという「幽霊」の調査です。
混沌の獣である可能性は低く、しかし人型の影を見たという目撃証言が逃げ帰ってきた若者たちから得られています。
人を攫う、という点からして友好的であるとは考えにくいので、戦闘の準備はしておいた方が良いでしょう。
またもう一つの目的としていなくなった人たちの捜索も頼まれています。
「幽霊」がリニアラインの駅周辺でしか目撃されていないことから、攫われた人たちもその近くに逃げたか攫われたと考えられます。
リニアラインをよく利用するメディエーターならば、駅の周辺にもう使われていない倉庫がいくつかあることを知っているでしょう。
「幽霊」を複数みたという証言もあることから、もしかすると倉庫の方にもいるかも知れません。
念のため、戦闘の準備をしていった方がいいでしょう。
・駅の「幽霊」の調査をする 【現在のMC参加人数:8】
「幽霊」を捜索、敵対された場合は退治する。
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・駅の倉庫の捜索 【現在のMC参加人数:5】
いなくなった人たちを探すため駅の倉庫を捜索する。
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