クリエイティブRPG

継続の云われ

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継続の云われ
基本情報

マスター:保坂紫子
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:不可
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年11月04日公開!

シナリオガイド

いつからいつまでを決めたのはあなただから。

シナリオ名:継続の云われ / 担当マスター:保坂紫子





 ローランドの砂漠地方某所。
 砂上を船が走る時代に、大型二足歩行の砂トカゲがソリを引くという昔ながらの手法で行商に連なるキャラバンをあなたは目にしました。
 あまりの珍しさに興味を覚えて声をかけたあなたはそのキャラバンと砂船が寄港する近くのオアシスまでの道程を共にすることにします。
 そうして数日を過ごしオアシスが見えてきた頃にあなたは違和感に気づきました。
 オアシスを目と鼻の先にしながらキャラバンはその場で野営の準備を始めてしまったのです。
 水場はまだ遠く、ここでテントを張るには少し気が早いのではないかとキャラバンでただひとり暇を持て余して遊んでいる子供にあなたは質問を投げかけました。
 キャラバンで唯一の子供である女の子は砂礫の平地を指さします。
「あれは違うの」
 目的地ではないと断言されました。
「あそこには魔族がいるの」
 理由は簡単なものでした。
 乾燥しきってたくさんのひび割れを作る木の人形を胸に抱きしめて女の子は一点を見つめます。
 あなたが女の子の視線を追ってオアシスを見ると遠くに人影が在りました。
 目を凝らせばその人影が魔族だと、しかもメタルゴブリンだと判明します。



…※…




 オアシスを背景に植木鉢を頭に乗せるメタルゴブリンは口ずさみます。
「ハナを、サかす」
 花を咲かせよう。と口ずさみます。
「キノウも、キョウも、アシタも、タネをウえて、タネをウえる、ウえるだろ?」
 頭上の植木鉢に手を突っ込み鷲掴んだ種を周囲に撒き散らせて謳います。
「ヤクソクのハナをサかす」
 魔人が言った、と真剣な目で告げます。
「ハナがサいたら、ナカヨくできる。ずっといつまでもイッショいられる」
 人族も魔族も関係なく友達でいられるとメタルゴブリンは謳います。



…※…※…※…




『熱砂に揺らめく幻のようでしょうけど、交わした約束は幻でもまた夢でもなく本物ですから、互いに諦めず継続させていけば、いつかはこの地に花畑が広がりましょう』
『サボテンじゃ、だめ?』
『咲かせる花はふたりで決めたのでしょう? 取り決めを一方的に変えるのはあまりに勝手ではありませんか?』
『……うん』
『待ち続けるのはつらいですか? もう、見守りたくはないと?』
『“友達”になろうって言ってくれたの』
『しかし“大人”は皆が反対しましたね』
『だから“友達”はわたしのために“約束”をしてくれたの。砂漠に一面の花畑を!』
『そうですね。“仲良しの標(しる)し”は貴女たち(人族と魔族)の友情を確かなものにするでしょう』
『旅人さんがそうしてくれるのよね? そういう“約束”よね?』
『私は条件を揃えただけで、実行しているのは貴女たちなのですよ? 私は……私も結果待ちです』
『楽しみ?』
『勿論。楽しみにしています』
『わたしのほうがずっと楽しみにしているんだから!』
 まだまだ新しい植木鉢を頭に乗せ砂地に種を蒔いているゴブリンがその作業を止めて片手を挙げたので、それに応えるように女の子が手を振り返します。







「継続することの意味は、……意義は、誰のためにあるのでしょう」
 旅人さんと女の子に呼ばれていた魔人の囁きだけが時の移ろいを証します。

担当マスターより

▼担当マスター:保坂紫子

マスターコメント

 はじめましての方もお久しぶりな方も、こんにちは。保坂紫子と申します。
 どうぞよろしくお願い致します。
 当シナリオは「継続していること」「継続している理由」「継続することについて」をテーマにしたフリーに近いシナリオです。シリアスやバトル展開はありませんし、いつもの単発ものですので観光気分でお気軽にご参加ください。また、以下はPL情報も含まれておりますのでご注意ください。


■地図にも載っていないオアシスについて。
 存在しないわけではなく、砂船の経路から大きくはずれた場所に位置した為に記載を省略されたオアシスのなかのひとつです。
 一匹のメタルゴブリンが住み着いているのが特徴といえば特徴になります。


■NPCについて。
メタルゴブリン(コバサ)
 種がわきだす不思議な植木鉢を頭に乗せたメタルゴブリンです。
 腰に小さなじょうろを提げて、ひとり言を交えながらただずっと花の種を蒔いています。
 武装はなく、人族とは敵対しなければ物怖じもしないという風変わりさです。

キャラバンの女の子(キンシャ)
 大型二足歩行の砂トカゲでソリを引くという、数ある中の古い古い移動方法のひとつを用いた商隊でのただひとりの子供で木の人形を胸に抱く女の子です。
 メタルゴブリンとの約束の為にキャラバンがこのオアシスを通るたびに、種を蒔く魔族の姿をただずっと見守っています。

リーラレスト・クルクゥリ(クゥ)
 ヒューマンにしか見えない黒髪紫眼の『改竄』の能力を持っている魔人。過去に女の子とメタルゴブリンとのふたりの“約束”を実現させるために環境を整えたという経緯があります。シナリオガイド通りの条件(環境)を揃えただけなので、状況が悪さするような展開は無いでしょう。 ……たぶん。

1.種を蒔くメタルゴブリンを遠くに。 【現在のMC参加人数:5】

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2.メタルゴブリンと一緒に種まき。 【現在のMC参加人数:7】

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