シナリオガイド
情報を聞き出し、アタッシュケースを回収せよ!
シナリオ名:混乱の種回収作戦 / 担当マスター:萩野千鳥
「――というわけで、これを使って……」
「なるほど。そうすれば魔獣化を……」
東トリスにあるカフェ『レイン』にやって来た二人組の男性。彼らは他のお客さんの声に紛れるように、何やらこそこそと話しています。
「……それでは、つつがなく任務の遂行をお願いしますよ、シャム」
「ええ。これをばら撒けば……ははは……」
そう言ってシャムと呼ばれた男は、アタッシュケースを受け取りました。もう一人の男性が手を上げ店員であるフィーネを呼びました。
「すみません、お会計を」
「はい!」
フィーネは男性に言われた通り、注文した商品の計算をして男性からお金を受け取りました。しかし、フィーネが告げた金額より額が随分と多いようです。彼女はお釣りを渡そうとしましたが、その男性は「いや、受け取ってくれ」と言うのです。
「いえ、そういうわけには……」
「受け取ってくれ。――この意味が分からないとは言わせんぞ」
「――っ!」
フィーネはゆっくりと頷くと、男性たちは「御馳走様」と笑顔で店を出ていきました。
(……どうしよう)
本来ならば、国家保安局に話すべきなのでしょう。ですが、それではマスターに迷惑をかけてしまいます。
「フィーネ?」
「あ、マスター……」
とにかく、彼には伝えよう。そう決めたフィーネは、マスターに相談することにしました。
(誰か、こっそり助けてくれる人がいると良いんだけれど……)
「すみませーん!」
「あ、はーい!」
今、悩んでいても仕方がありません。まだお店は開いており、お客さんはいるのです。フィーネは先程の出来事を心の内に留め、自分の仕事を再開しました。
担当マスターより
はじめまして、こんにちは、こんばんは。萩野千鳥です。
早速ですが簡単に説明致します。
◆目的
フィーネから情報を聞き出し、シャムの持つアタッシュケースを回収してください。
シャムは東トリス内のどこかにいるようです。
◆アクションパート
【1】フィーネから情報を得る
カフェ『レイン』の店員・フィーネが、シャムを含む男性二人組の会話を聞いていたようです。
ただし、無理矢理とはいえ口止め料を貰った彼女は、そう簡単に内容を口にしません。
【2】シャムを探し出し、アタッシュケースを回収する
情報を得た後、アタッシュケースの回収へと向かいます。
シャムは武器を所持しているようです。
【3】その他
何か思いつくことがありましたらどうぞ。成功するかは分かりません。
◆カフェ『レイン』
東トリスにある時計塔の近くにあるカフェ。小さめの店ながら、普段からお客さんはそこそこ入っているようです。
朝に開店し、夜になったくらいには閉店するようです。
◆NPC
『フィーネ』
カフェの店員。ムーンチャイルドの女性。
接客担当。二人組の話を聞いてしまったようです。
『マスター』
カフェのマスターです。人間の男性。
キッチン担当。フィーネから今回の話を聞きましたが、彼女以上に口は固いです。
『シャム』
別の男からそう呼ばれていました。外見は人間の成人男性。実際は種族不明。
アタッシュケースを持っているようです。
◆他
その他の行動が成功するか否かは、本当に内容次第です。
絶対無理だろ…という内容は大幅マスタリング致しますので、【3】の内容は慎重にお考えください。
どうぞ宜しくお願いします!
・フィーネから情報を得る 【現在のMC参加人数:5】
彼女は善良な東トリスの住人だ。信頼を得て、聞くタイミングを間違えなければ話してくれるかもしれない。
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・シャムを探し出し、アタッシュケースを回収する 【現在のMC参加人数:4】
情報を得る前から行動はできるが…慎重に行こう。敵は武器を持っているかもしれない。アタッシュケースの回収も忘れずに。
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・その他 【現在のMC参加人数:2】
他にやれることがある。…そういえば、もう一人男性がいたはず。彼は今何をしている?
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