クリエイティブRPG

ハーンデルの黄昏

リアクション公開中!

 100

ハーンデルの黄昏
基本情報

マスター:常葉ゆら
ワールド:蒼空Re
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年11月22日公開!

シナリオガイド

裏取引を阻止し、平和な街を取り戻せ!

シナリオ名:ハーンデルの黄昏 / 担当マスター:常葉ゆら



 交易都市・ハーンデル。タシガン空峡に面した、それなりの規模の商業都市です。
 空峡を挟んだツァンダとの交易で古くから栄えてきた街で、昔気質な職人達と、商魂たくましい貿易商人達の間にはそれなりの軋轢を抱えつつも、概ね平和で慎ましい生活を営んできた街でした。

 しかしここ数ヶ月というもの、空賊騒ぎやらぼったくり店の横行やら、様々なトラブルが多発するようになってしまいました。そのため、商人達は契約者の力を借り、「自警団」を組織しました。
 薔薇の学舎に通う契約者の一人である鈴木 円真(すずき・えんま)や、そのパートナーであるミケーレ、友人の蒼空学園生である高沢 直流(たかさわ・すぐる)などが中心となって動き始めた自警団は、多発していたぼったくり店の摘発や、落書き事件の犯人捜し、トラブル続きの食堂の用心棒などを経て、ハーンデルの街での存在感を増してきています。

「荷物の数が合わない?」
 ハーンデルの街の北西部、街の西側に広がる商店街から少し北に入ったところ、そこにある事務所の一つに呼び出された円真とミケーレを出迎えたのは、二人の男女でした。男の方ははじめて見る顔、女の方はよく知った顔。
「はあ……そうなんです。どうも、書類より多い荷物が積み下ろしされているようなんですが、偉い人に伝えても毎度有耶無耶にされてしまって……こうも続くと、なんだか気持ちが悪くて」
「――ということで、自警団に捜査をお願いしたいという訳ですわ」
 初対面の男の方がおずおずと事情を話したのを引き取るようにして、女の方――貿易商人であるシェスティンが言います。自警団の立ち上げにも関わった彼女は、今ではすっかり自警団と商会を繋ぐ窓口となっています。
 男の方は、作業着姿の若者でした。話を聞くに、街の西端にある、空峡に面した港の下っ端職員のようです。
 何でも、ここ数週間ほどの間、港に入港してきた大型飛空挺から荷物を下ろしてみると、納品書の記載よりいくつか箱が多い。で、上司に報告すると、納品書の間違いだろうとか連絡は来ているからとかなんとか、毎回適当に言いくるめられ、その箱を受け取るように指示されるのだそうです。
 もちろん人間の書く書類です、たまには間違いも起きますから、これまでも時たまそういうことはあったそうですが、あっても月に1度か2度。それが、ここ数週間では3日とあけずにそういうことが起きるのだそうです。
「――どこかの取引先に、とんでもないうっかり者が就職した、とかじゃないんですか?」
 ミケーレが問いかけると、男は首を傾げます。
「まあ、その可能性がないとは言えませんが……ただ、その荷物がどれもこれも、商会に未加入のお店宛てのものだというのが気に掛かって……」
「……確かに、上に話しても有耶無耶にされるって辺り、なんか怪しいですね。分かりました、自警団でもそれとなく探ってみます」
 ――かくして、自警団は港の調査に乗り出すこととなったのですが。

「ねえ」
 雑踏の中で突然呼び止められ、円真は足を止めました。
 振り向くと、背の高い、細身の、身なりの良い――ですが目つきだけがやたらと鋭い、ステッキを手にした一人の男が立っていました。周囲の人々のいくらかが、関わりたくないという様子で足早に過ぎていきます。
「君達だね、自警団とやらは」
「……レルヒェ・エーヴィッヒ……」
 男の言葉に、円真は一瞬言葉を失い、それから絞り出すような声で男の名前を呼びました。
「――ハーンデル裏社会の重鎮が、我々に何か御用ですか」
 ミケーレが円真を背中に庇うように立ち、レルヒェの視線を正面から受け止めます。レルヒェはしらっとした顔でミケーレを眺めて、ふぅん、と短く呟きます。
「近頃この街に、目障りな連中がのさばっているのは知っているだろう?」
「……鏖殺寺院の一派をの名乗る、彼らですか」
 ミケーレの言葉に、レルヒェはそうそれ、とステッキの先をこちらに向けました。
 先月頃まで多発していたぼったくり店やら、壁の落書きやらの影に、鏖殺寺院を名乗る者の影があることは、自警団が暴いていました。が、自警団の地道な見回りもあってか、彼らは今はなりを潜めています。
「最近、やつらがまた何やら悪さをしているようで、気に入らないんだよね」
「……それが、俺らに何か関係あるのか?」
「君達は街の平和を守りたいんだろう? 目的は同じさ」
「貴方が、平和を望んでいるようには見えませんが」
「裏社会にも秩序ってものがある。こちらとしては、それを乱されるのは気に食わないのさ――さしあたり、寺院をこの街から追い出すまでは、協力できると思うけど?」
 レルヒェは尊大にそう言うと、くるくるりとステッキを弄んでから、とんと地面を突き、その鋭い目をミケーレと円真に向けました。
「――馴れ合うつもりは無いけど、手土産代わりに教えてあげるよ。奴ら、かなりの量の武器をツァンダ方面から密輸しているらしい。近々大きなドンパチを起こそうとしていると見て、間違い無い」
 レルヒェの言葉に、ミケーレと円真の顔に緊張が走ります。
「チマチマした取引もしているそうだけど、近く大きな取引をしようとしているようだね。――これを聞いてどう振る舞うかは、君達に任せる。――じゃあね」
 自分が言いたいことだけ言い終えると、レルヒェはくるりと踵を返し、雑踏に消えていったのでした――

担当マスターより

▼担当マスター:常葉ゆら

マスターコメント

皆様大変お久しぶりです、常葉です。
あと2作で、と言ってからかなり時間が開いてしまい、大変申し訳ございません。「ハーンデルの自警団」続編をお届けいたします。いよいよクライマックス、事態は一気に動きます。
前作までにご参加頂いている方はもちろん、今作からの参加も大歓迎でございます。皆様のお力で、ハーンデルの街を鏖殺寺院を名乗る何者かの手から守ってください。

◎今回の目的
今回の目的は大きく二つ。
・港を調査し、謎の荷物の正体や、関係者を突き止めること
・鏖殺寺院の一派が行おうとしている「大規模な武器の取引」を阻止すること
です。

特に武器の取引を阻止するためには、取引の場所や日時を突き止める必要があります。
そのためには、街中で行われている小規模な取引を抑えたりするなど、鏖殺寺院と繋がりがある人間から情報を聞き出す必要があるでしょう。
過去のシナリオでハーンデルの住民やごろつきと関わりを持っている方は、その立場を利用できます。

また、大規模取引現場では戦闘が予測されます。
調査チームが相手の情報をたくさん引き出せれば、戦闘チームも有利に立ち回ることができるでしょう。

さらに、各パートでは、「レルヒェに協力するかどうか」を、「する」「しない」「状況により」から選ぶ事ができます。
「状況により」を選ぶか、もしくは特に指定が無い場合は、アクションの内容や周囲の状況により、マスターの裁量でスタンスが決定されます。
レルヒェに協力する、しないに関わらず、今回の相手は鏖殺寺院を名乗るごろつき一味です。PC同士が対立する展開にはなりません。
協力しない場合のデメリットは特にありませんが、協力すると、街のワルどもの対応が少し好意的になります。

◎パートについて
1・港を調査し、怪しい荷物について探る
港を調査し、怪しい荷物の正体や、裏で糸を引いている人間を探ります。港には下っ端の作業員が複数人荷物の載せ下ろしなどの仕事をしています。また、管理事務所にも仕事をしている人達がいます。こちらには雑用係と受付、管理の役人などがいます。
自警団のメンバーであれば、商会の用事で、と言えば入れて貰えますが、仕事の邪魔をすればつまみ出されるかもしれません。
調査内容は原則として自警団内で共有されるものとします。
原則として戦闘は発生しません。

2・街を調査し、武器取引の詳細を調査する
商店街や職人街などを中心に、街で聞き込みなどを行って、鏖殺寺院を名乗る一派が行っている武器取引の詳細を調査します。
小規模な取引の摘発と、大規模な取引についての情報収集が目標になります。
過去ハーンデルの街を舞台にしたシリーズに登場した施設には訪れることが出来ます。また、過去シナリオで知り合いになったNPCとは接触が可能です。
調査内容は原則として自警団内で共有されるものとします。
取引現場に遭遇した時や、聞き込みに失敗した場合など、小競り合いに発展する可能性があります。

3・大規模取引現場に乗り込む
2パートで得られた情報を元に、大規模取引現場に乗り込みます。
街の中で、そのような取引に使えそうな場所は、
・港エリアの外れにある倉庫街
・南エリアの住宅街の外れにある廃墟
・東から街を抜けた森の中
のいずれかです。
2パートで取引場所が突き止められた場合、その情報は原則として自警団内で共有されますので、正しい場所に全員集合した状態で戦闘開始となりますが、そうで無かった場合に備え、情報がなかったらどこに向かうかをご記入ください。
情報が少ないほどこちらが不利な状況での戦闘開始となり、情報が多く集まれば有利な状況からの戦闘開始となります。
いずれの場所も、暗く、見通しが悪く、障害物の多い状況での戦闘が想定されます。

◎ハーンデルの街について
西部:港と商店街があります。円真が用心棒をする食堂はここにあります。らくがきは西部に多いようです。
東部:職人街と呼ばれ、職人達の工房が並んでいます。職人たちは、地球人に対しては閉鎖的です。ぼったくり店の客引きは東部で噂をよく聞くそうです。
北部:役場街です。町役場、職人組合、貿易商会、憲兵隊詰め所、町長の家などがあります。
南部:庶民たちの住む住宅街です。一部、治安の悪いエリアもあります。らくがきは南部にも出現しているようです。
そのほか、中央には広場があります。

街の規模相応に、素行の悪い連中もちらほらいましたが、最近活動が活発な様子です。
また、この街のワルたちとは別に、最近鏖殺寺院を名乗る何者かが、街に入り込んで様々な悪さをしており、街のワルたちと対立しているということが分かっています。

◎NPCについて
ガイドに登場したNPCのほか、ハーンデルの街に関係するNPCが登場する可能性があり、接触を試みることが可能です。(ただし、ガイド未登場NPCには確実に接触できるとは限りません)
登場する可能性のあるNPCは下記の通りです。
※「近隣住民」「お店の店員」などについては、妥当と判断される範囲で自由に接触可能です。

(ガイドに登場したNPC)
・鈴木円真 薔薇学生で契約者。地球人。戦闘経験はそこそこ。
・ミケーレ 円真のパートナーの魔女(男)。円真を時々ご主人様と呼ぶ。
・高沢直流 円真の友人。蒼空学園生の未契約者。戦闘はあまり得意じゃない。
・シェスティン・ユーハンソン ハーンデルの貿易商。おしとやかに見えて商魂たくましい。
・シェーネス・ヴェッター ハーンデル憲兵隊の下っ端。気が良い。
・レルヒェ・エーヴィッヒ ハーンデルの裏社会の最有力者。

(ガイド未登場のNPC)
・ハーンデル商会長 事なかれ主義の商会長。
・ゲルト・ドルノ ハーンデル憲兵隊の副隊長。仕事は真面目だが、ちょっとお役所仕事。
・謎の子ども 男の子のようでも女の子のようでもある。レルヒェと接触しているところを目撃されている。
・ハーンデル町長 どうも怪しいが、悪事を働いているという確たる証拠は今のところない。

◎自警団について
シェスティンを通して商会から依頼を受けた円真が音頭を取り、契約者を集めた自警団です。
今のところ発起人の円真が中心役を務めています。どなたでも、円真に声を掛けられたとしてご参加頂けます。
今回は原則として自警団のメンバーとして参加する形となりますが、自警団に参加したくない場合は、偶然居合わせた、誰かに頼まれて今回限りの助っ人に来た、等の理由でご参加下さい。特に明記が無い場合、自警団メンバーとして扱われます。
自警団に参加する場合、シナリオでの活躍によって、自警団内での肩書きや役職が与えられる場合があります。(但しこの立場は、ハーンデルを舞台とする常葉担当シナリオ内でのみ有効です)

皆様のご参加をお待ちしております!


港を調査し、怪しい荷物について探る

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街を調査し、武器取引の詳細を調査する

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大規模取引現場に乗り込む

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