クリエイティブRPG

【怪異狩りの(グリームハンター)アリス】心臓の城攻略戦

リアクション公開中!

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【怪異狩りの(グリームハンター)アリス】心臓の城攻略戦
基本情報

マスター:秋みかん
ワールド:蒼空Re
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年06月01日公開!

シナリオガイド

アリス再び。街を蹂躙せし“心臓の城”を討ち倒せ!

シナリオ名:【怪異狩りの(グリームハンター)アリス】心臓の城攻略戦 / 担当マスター:秋みかん


■前回のあらすじ
 イルミンスール魔法学校に通う地球人“アリス・テニエル”。そのパートナーであり、剣の花嫁である“エシラ・リーディル”。この二人に、住んでいる屋敷の持ち主である“先生”から一つの依頼が告げられる。
 その内容は、屋敷があるナーサリィの街にて恐怖を振りまいている、『怪異(グリーム)』と呼ばれる白き魔物が起こしている猟奇殺人事件を解決してほしい……というものであった。
 その場に呼ばれていた他の契約者たちと共に依頼に挑むアリスとエシラ。様々な接戦がありつつも、契約者たちの活躍もあり怪異を無事に退けていく。
 初めての依頼を無事こなしたアリスとエシラであったが、怪異たちの引き起こす狂宴はまだ始まったばかりということを知らずにいたのであった……。

 そして、最初の怪異事件の解決からしばらくして――


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――不思議な物語は歩みを止めない。

少女と少女、二人に次に舞い込むは大きな戦い

さらなる狂気を擁した大規模攻略戦

少女たちの戦いはどこへと向かう

その行く末は信念のみぞ知る――



◆◆◆


 ――ここは、ナーサリィの街から北西に少しばかり離れた場所にある姉妹都市・パルクァ。商業と工業地域が多く存在する街で、ナーサリィから働きに出ている人も多くいる大規模な街です。
 この日、アリスたちが住む屋敷でハウスキーパーを務めているウサギのゆる族、ラビィ・クロックがせわしない雰囲気でこの街へ訪れていました。その手にはいくつかのパーツの名前が書かれたメモを持っています。

「やれやれ、まさかお風呂場のシャワーが壊れてしまうとは……。使っているパーツがナーサリィで取り扱っていないし、何分急ぎで直さなくてはアリスさんたちが汗を流せなくなってしまいます。――とはいえど、黙って出てきてしまったのは良くなかったでしょうかね」

 どうやら、お風呂場のシャワーを直すためのパーツを買いにパルクァまでやってきていたようです。
 ただ、アリスとエシラはイルミンスール魔法学校へ登校中。『先生』も遠方への出張で屋敷を外出中であり、ラビィの相棒ポジションにいる紫縞猫のゆる族、チーシャもどこかへ行方をくらましている状態だったため、ラビィは仕方なく誰にも外出を告げずにこの街へ来たようです。
 必要なパーツの取り扱いが、近辺だとここパルクァにしかなかったため、思っていたよりの遠出にはなってしまいました。
 が、普段から屋敷で過ごしていることがほとんどのラビィにとっては、久しぶりの大きな外出に強い気分転換を感じているようです。

「――最近は屋敷の仕事に追われて、外へ出ていなかった気がしますね。……チーシャの奴と旅に出ていた頃が実に懐かしい。この感じだと、まだまだ旅は終わらなさそうですが……」

 かつての望郷を思い出すラビィ。同時に、今まで忘れていた“何か”が、ふっと頭をよぎり始めた――その時でした。

「――ん、なんだあれ……?」

 ラビィの近くにいた人から漏れたその声に惹かれるように、ラビィの視線がその先へと向けられると……パルクァ郊外の方面から、見ただけでわかる規模の大きな“群れ”がこちらへ向けて――“進軍”してきていたのです。
 悪い虫の知らせともいうべきすさまじい悪寒が、ラビィの背中を襲います。この場から逃げなくては……!
 そう考えながら、脱兎のごとくその場を離れようとしますが……すでに街の中には“群れ”から先んじた尖兵が住民たちへ襲い掛かっていたのです。

(遅かった……!!)

 ――住民の足を斬り、動けなくしてからどこかへと連れ去っていくその尖兵は“トランプの兵隊”そのもの。次々と街の中へと到着する“群れ”……否、“トランプの軍隊”がパルクァの街中を蹂躙し始めるのに、さほど時間はかかりませんでした。
 その蹂躙の最中、必死の抵抗を見せるラビィでしたがその甲斐も虚しく……尖兵や軍隊たちの手によって、他の住民同様にどこかへと連れ去られてしまうのでした……。


◆◆◆



 ――命からがら逃げだしたパルクァの住民数名がナーサリィやイルミンスール魔法学校、さらには近辺の集落へ救助を求めてから数時間。
 救出チームがすぐさま編成され、パルクァ近郊の平地にて緊急対策本部が作られました。救助された住民や街に訪れた人たちを保護する役割を持つと同時に、対策本部から見えるパルクァの成れの果てともいえるだろう巨大な白亜の城――その攻略戦の最前線基地となっている重要拠点です。
 トランプ兵の軍隊によるパルクァ蹂躙から数時間もしない内に完成したとされるその城は、巨大な一本の尖塔を有する洋式の城の姿をしています。そして城の城下は赤い薔薇がいくつも咲く、これまた巨大な迷路庭園が広がっているようです。
 尖塔の先には“大きなハートのオブジェ”が全てを見下ろすかのように鎮座しており、対策本部ではこのオブジェから名前を取って“心臓の城”と呼ぶこととなりました。
 現在のところ、パルクァ全域を塗りつぶしたかのように現れたこの巨大な城からは兵隊が出てくることはありません。しかし、対策本部が飛ばしたドローンカメラからの情報によれば、薔薇の迷路庭園には何かの作業をしているたくさんの『トランプの兵隊』、同数ほどの『芋虫の魔物』、さらに庭園の出口には親玉らしき『グリフォン型の大きな魔物』が跋扈しているとのこと。今は庭園の見回り程度で済んでいるかもしれませんが、いつ周辺に被害を及ぼしだすかわからない状態です。
 そして――城から少し離れた場所にある対策本部からでも聞こえてくる、住民たちの悲鳴と思しき音。城が鎮座するようになってから聞こえだしたものらしく、途切れる様子がない不気味なものでした。気のせいか、その悲鳴音が聞こえるごとに巨大なハートのオブジェが呼応するように紅く光を帯びているという報告も入っています。

「――ラビィがあの城に連れていかれたのは……本当なのよね?」
「はい……懐中時計を首に下げたウサギのゆる族が攫われるところを見たと、逃げおおせた住民の人が」

 保護された住民からの情報に、苦々しい顔を浮かべながら白亜の城を見つめるのは、アリス・テニエル。イルミンスール魔法学校に所属している、契約者の一人です。
 そしてその横にはアリスのパートナーであるエシラ・リーディルの姿が。表情は崩れてはいませんが、その雰囲気には心配の様相を見せているようであります。
 ――彼女らもまた、イルミンスール魔法学校へ届けられた緊急の依頼を受けてやってきた契約者でした。
 二人が以前に受けた『狂ったお茶会事件』を機に、“怪異(グリーム)”関係の依頼が増えつつあり、今回もまた優先的に回ってきたこの依頼を受けてやってきたようです。

「久しぶりの大物怪異の依頼かと思ってきてみれば、まさか身内が被害に遭ってるなんてねぇ……」

 思わずため息をついてしまうアリスでしたが、すぐにその表情は引き締まっていきます。

「――でも、だったら助け出すまで! 怪異相手なら遠慮もしないし、仲間のみんなもいる……! とっととラビィを助けて、ついでにこの依頼、片づけちゃうわよエシラ、みんな!!」
「はい、アリス。私も共に行かせていただきます――!」

 アリスたちの近くには、同じように依頼を受けてやってきた契約者たちの姿もあり、アリスの言葉に皆も気合が入っていくのを感じます。

 ――各々が準備を推し進める中、心臓の城攻略作戦開始まで、もうすぐまで迫っていました……。

担当マスターより

▼担当マスター:秋みかん

マスターコメント

 初めまして、もしくはお久しぶりです。柑橘類系マスター・秋みかんです。
 今回は【怪異狩りの(グリームハンター)アリス】の第2回目。一つの街を蹂躙し、白亜の城を作り上げた怪異との戦いとなります。 今回から初参加の方や前回からの参加済みの方問わず、ぜひご参加していただけると幸いです。

■紫縞猫からの注意喚起
『やぁやぁ、また会えたようで何より。狂ったお茶会との戦いに参加した奴なら我のことは知ってるだろう。今回から初参加という契約者はぜひともその戦いの記録を一読しておくといい。我のことを知れるし、何よりもアリスと共に歩むなら確実に必要になるだろうからね。戦いの記録を一読したいなら、我が先ほど口にした“狂ったお茶会との戦い”から飛ぶといいぞ。
 とりあえずだ。前回も話したことではあるが、必ず付けなくてはならない前書きのようにまた注意喚起させてもらおう。

 この物語は、三千界のアバターで過去に紡がれた物語を初めとした、古今東西様々な媒体において語られている『不思議の国(ワンダーランド)』の物語とはまったくもっての無関係である。この物語との接点は、絶対に存在しない。

 ……いやなに、これを付随しておかねば色々とうるさいのでね。有名税にも困ったものだよ全く。
 とにかく、上記の事柄はこの物語を語る上での絶対前提になる。ぜひとも心にしっかり留めておいてほしい。
 そしてもう一つ。我がこうやって第4の壁を越えてこの文章を読む者に語りかけているが、物語本編中ではこのようなことは一切ない。壁を越えるのはこの場においてのみなので、ご了承いただきたい。
 元来の猫もかなり破天荒であったろう? 我もこの場においてだけはそれに倣おうと思っただけさ、気にすることはない。じっくり依頼の説明を聞いていくがよい。――今回は、あいつの言葉も届けてやるとするか』


■心臓の城について
 今回の依頼における、最重要ターゲットです。この城を攻略し、パルクァの街と住民たちを解放・救出するのが、依頼成功条件となります。
 城の特徴はシナリオガイドにも書いてある通りであり、街全体を城の領土としてあるため、攻略にはそれなりの人数を確保する必要があります。
 心臓の城は『薔薇の迷路庭園』を通らなければ城の入口へ向かえず、それ以外の経路は巨大なハートのオブジェが放つ紅い光によって通ることができない状況です。救助チームが城へ突入するためには迷路庭園の安全を確保するのが絶対条件となります。
 ハートのオブジェは破壊可能で、これを壊すことで上空からの侵入が可能になります。ただし、城への侵入は入り口からのみとなり、それ以外の侵入はできないようです。
 さて、そんな城の尖塔の先端に佇むハートのオブジェですが、攻撃する際には地上からは攻撃できません。空中から攻める、もしくは超遠距離狙撃などによる攻撃ならば届きます。反撃などはしてこないため、破壊できるようなら破壊しましょう。
 そしてどうやら、城内に連れていかれた契約者もいる可能性があるとのこと。うまく連絡を取り合えれば、状況を共有できるかもしれません。


■心臓の城内部・地下牢にて
『――ここに閉じ込められてから、えーと……数時間といったところですか。懐中時計を取られなかったのは不幸中の幸い……というよりは、捕まった人たち全員の道具の類などは取られていないようですね。
 しかしなんというか――これもまた幸いというか、契約者の方々が何組かこの地下牢に捕らえられているとは。あの数で急襲をかけられては反撃の隙も作れなかったから仕方ないですが……。
 しかしこれはチャンスです。契約者たちの力なら、この地下牢の脱出もたやすいはずです。ただこのまま脱出するよりも、捕まった街の住民たちも救出していった方が良さそうですね。
 おそらくは全員は助け出せないでしょう……先ほどから聞こえてくる悲鳴、これはもしかせずとも住民の……。悲鳴のする先まで助けに行ってもいいとは思いますが、最善の結果は得られないかもしれないです。どうするかは契約者の皆様にお任せします。
 そして背筋にものすごい寒気を感じているのでわかるのですが……この空間のどこかに大ボスの気配があります。
 多分、地下から上がった先……なんですが、ここがどういった場所か把握しきれない以上、細心の注意を払うべきかと。地下牢、警備に当たっている3体のトランプ兵……もしかしたら、おとぎ話になぞって――ハートの女王が大ボスなのかも。戦うにしても、十分な準備は必要ですね。
 
 ――まとめると、『地下牢、そしてこの捕らわれている場所から脱出する』のが大前提。そこから『地下牢や悲鳴のする場所にいる住民たちを救出し、一緒に脱出する』『可能ならば、ハートの女王を倒す』という目的で動くのがいいかと思います。
 ただ、ハートの女王との戦いは人数次第ではかなりきついでしょうから、無理はしない方がいいかと。
 私は住民の救出と脱出を優先します。なので、最悪私だけでも住民を連れて先に脱出しますので、住民に関してはお任せを。……護衛はさすがに欲しいところではありますが』


■敵戦力について
・トランプの兵隊
 トランプの身体を持つ兵士です。怪異としての強さは大したことありませんが、集団行動を得意としています。
 迷路庭園では薔薇に対して様々な作業をしている単体タイプと、庭園内を数体単位でフラフラと巡回しているタイプの2種類がいます。どちらも敵を見つけ次第、手に持っている剣や槍で攻撃を仕掛けてきます。集団で行動している場合、連携で一気に攻撃を仕掛けてきますので、注意が必要です。

・芋虫の魔物
 迷路庭園内を這いずり回る、真っ白い大きな芋虫の魔物です。溶解作用のある糸を吐いたり、丸まって突進してきます。
 強さはトランプの兵隊より強いですが、集団行動はしません。突進攻撃はうまくやれば利用できるかも……?

・グリフォン型の大きな魔物
 迷路庭園出口にて鎮座する、グリフォンの形をした巨大な怪異です。翼で大きな風を起こし、鋭利な爪や鋭いクチバシで城に近づく者へ制裁を加えてきます。
 この怪異を倒さないと城への突入ができませんので、撃退が必須となります。この際、トランプの兵隊や芋虫の魔物が残っているとこちらの戦闘へ介入してくる可能性があります。十分に注意しましょう。

・ハートの女王
『あいつがさっき口にしていた“大ボス”って奴だな。あいつはおとぎ話とかに詳しいからな、それでスッと出てきたんだろ。
 どうやらこいつが心臓の城を形作っているのは間違いなさそうだな、まるで宝石みたいに城の一番奥でふんぞり返ってやがるようだ。とはいえ、強さは狂ったお茶会よりも断然上だ。挑む人数次第じゃ返り討ちに遭うだろうよ。
 女王の威光かなんか知らないが、どこからともなく何発も雷を落としてくる。注意しないと丸焦げ焼き肉になっちまうな。
 ――さて、どうやって倒すかというと……まぁ反乱起こすならやっぱ人数だよなぁ?
 おあつらえ向きに、この女王はバカにされると地獄の底まで追いかけてくるしつこい奴っぽいみたいだぜ?


『ああそれと要注意事項だ――ハートの女王を倒すと心臓の城は崩壊する。崩壊しきる前に中から脱出を済ませておかないと……えらいことになるかもな。


◆◆◆



■登場NPC
●アリス・テニエル
 蒼空のフロンティアRe世界での地球のイギリス出身。イルミンスール魔法学校に通うヴェローチェ適性の女の子。
 困った人を見捨てておけない、ぶっきらぼうだけど心優しい性格。
 エシラより託された細剣型の光条兵器『マスターキー』を扱い、高機動戦闘を得意としている。
 最初の怪異事件よりしばらくの間、小型の怪異が起こしていた小さな事件を多数解決しており、戦いの場数はそれなりに積んできた模様。

●エシラ・リーディル
 パラミタ出身の剣の花嫁。アリスが成長したような、またはアリスの姉のような容姿を持っています。
 アリスが現在住んでいる屋敷のハウスキーパーを務めながらも、アリスと共にイルミンスール魔法学校に通っています。
 アリスと同様、ヴェローチェの戦闘適性であり、サポートに回りつつも『マスターキー』と似た形の細剣・スペアキーを振るって戦います。
 最初の怪異事件よりしばらくはアリスと一緒に様々な小さな依頼をこなし、戦いの場数を踏んでいる様子。

●ラビィ・クロック
 パラミタ出身のゆる族。ウサギモチーフの容姿をしており、アリスの住む屋敷の雑務全般を担っています。
 懐中時計は自身の大切な道具であり、手放せません。それがないと日々忙しく過ごす自身の時間がわかりづらくなるからです。
 残念ながら、戦闘能力はありません。

●チーシャ
 パラミタ出身のゆる族。紫色の縞々模様な毛並みを持つ猫モチーフの容姿。ニタニタと笑っているような笑みが絶えません。
 普段はどこで何をしてるのか不明。どこから出てきてどこへ行くのか、それはチーシャ自身しか知りません。
 ラビィとは仲が良いようです。会話が予想の斜め上に飛ぶのが得意技。戦闘能力はありません。


通常行動A:先遣チームとして迷路庭園と城の攻略

5

通常行動B:地下牢からの脱出、並びに城内行動

4

支援行動:救出チームとして支援していく

2

特殊行動:屋敷の捜索

1