シナリオガイド
盾と矛、結局どっちが強いのか決着をつけるときが来た!?
シナリオ名:最強! 矛盾論争! / 担当マスター:まるヲ。
オンライン世界RWO。
最近では大きなイベントもなくあまり話題にも上らなくなりましたが、ゲームそのものがさびれてしまったわけではありません。
やり込み勢もまだまだ残っており、ヴォルテックスのみならず各地で冒険者たちの挑戦は続いているのです。
ある日、とある冒険者がふと漏らした一言から議論は過熱していきます。
「結局さ、この世界で成功するには、武器と防具どちらを充実させるのが正しいんだ?」
「そんなの個人個人のプレイスタイル次第だろ」
と答える冒険者もいれば、
「攻撃は最大の防御だ。武器を充実させるのが正しい」
「いや、防御なくして攻撃はありえない」
など、意見百出ですが、やり込み勢からするとこだわりがあるのも確かなのです。
「よし、武器と防具、どちらを充実させるのが正しいのか、勝負しようじゃないか」
何かにつけて目標の欲しい冒険者たち。
「最強の盾と最強の矛はどちらが強いか、実際に試してみてはどうだろうか」
「だが、どうやって試すんだ? 実際に最強剣武器と最強防具を装備した冒険者同士が戦うというのも、ちょっと違う気がする」
ちょうどその頃、ヴォルテックスの第378層が謎の霧で覆われ、奇妙なモンスターが跋扈し始めているという報告がありました。
かつて、このモンスターが大量発生し、王国が滅びかけたという記録が残っています。
少し調べたところ、現在のRWOでは用いられていない不思議な能力を秘めたモンスターだということです。
「巨大モンスターは、古い文献に出てくる邪悪な大精霊で、迷宮を溶かし始めているらしいのです」
アリサ姫は冒険者に調査と討伐を依頼しました。
既に何人もが犠牲になっているようで、このまま放っておくと最悪地上にまで姿を現すかもしれません。
「よろしくお願いします」
とアリサ姫。
「任せてください。最強の武器で葬って見せます」
「いいや、防具を固めて確実に勝ちます」
「魔法とスキルを存分に駆使するのが一番効率がいいと教えてやろう」
やり込み勢にとって、もはやただ単にモンスターを倒すだけでは物足りない。
武器と防具はどちらが重要なのか……?
こだわりながら戦ってみるのもおつなものかもしれません。
担当マスターより
本シナリオは、単純なバトル物を想定しています。
特に裏のない事件ですので、どなたでも気軽に参加できます。
ヴォルテックスランキングは影響しません。
今回皆さんにやってもらうことは、次の二つです。
【1】グレーター・エレメンタルと戦う。
【2】エンシェント・ボーラーと戦う。
◎事件について。
ヴォルテックスの第378層に突如、巨大な邪精霊が現れ迷宮を包み込んでいます。
邪精霊、グレーター・エレメンタルはどこから現れたのかわかっていません。
運営によると、バグから発生した現象だそうです。
グレーター・エレメンタルは、エンシェント・ボーラーというモンスターを吐き出しながら、迷宮を食べ始めています。
すでに多くの冒険者が討伐に向かい、犠牲になっています。
このままでは、迷宮が溶かされてしまいます。
今回の戦闘で活躍したキャラクターは『最強~』の称号が手に入るかもしれません。
◎エンシェント・ボーラーについて。
直径(?)3メートルほどの一つ目玉の球体モンスターです。
古代の文献や図鑑に名前だけは載っていますが、どこから現れたのか生態なども不明です。
全身から無数の触手が生えており、宙に浮いています。
装甲は非常に固く、攻撃力も高くなっています。
動きは素早く、1ターン3回攻撃をしてきます。
通常攻撃の他、ランダムで次の6種類の特殊攻撃を放ってきます。
この特殊攻撃は光線であり、命中するまで追尾してきます。
この光線は、1ターン回避に専念し続けることで免れることができます。
1:眠り……この光線が命中した標的は眠ってしまう。誰かに起こされない限り戦闘不能。
2:混乱……この光線が命中した標的は混乱する。能動的な行動がとれず味方に攻撃してしまう。
バッドステータス回復スキルで回復可能。
3:濃酸……この光線が命中した標的は魔法の酸によって衣服が溶け始める。
完全に衣服がなくなるまで3ターンかかり、魔力解除のスキルで中断可能。完全に衣類を身に着けていない場合は通常ダメージ。
4:麻痺……この光線が命中した標的は麻痺する。スキル等で回復しない限り戦闘中は行動不能。
バッドステータス回復スキルで回復可能。
5:恐慌……この光線が命中した標的は戦闘から逃げ出し離脱する。
少し離れたところで様子を見ているので、連れ戻さない限り戦闘に参加しない。
6:解除……この光線が命中した標的は装備をその場に落とす。
武器かもしれないし防具かもしれない。あるいは衣類を含む全てかもしれない。
エンシェント・ボーラーは複数出現しています。
このモンスターと戦闘希望者は掲示板で参加宣言をしてもらいます。
その際の二つのサイコロの目の特殊攻撃が戦闘中必ずキャラクターに行きます。
宣言のなかった場合は、マスタリングの際、2回とも6の目固定となります。
掲示板に宣言し二つのダイス目が決まったキャラクターでも、戦闘が長時間に及ぶ場合、及びパートナーにはランダムで光線が飛ぶことが有ります。
またフェローやレイスに対してもランダムで光線が飛ぶことが有ります。
このモンスターは直接ダメージを与えるスキル、状態変化を促すスキル(混乱、眠り、麻痺、石化など)は、いかなるアバターでも効かないことが分かっています。
◎グレーター・エレメンタルについて。
ヴォルテックス、第378層を全て覆う、謎の大精霊です。
特定の形態をとっているわけではなく、視界が通らないほどの濃い霧がエレメンタルの全体像です。
自我を失い暴走しており、迷宮を食べながら成長しています。
雑食(?)性で、岩でも金属でもゴミでもモンスターでも近くにある物は何でも溶かして取り込みます。
直径1メートルくらいの黒い中心核があり、ここが本体ですが、常時空中に浮きながら移動しています。
この中心核は、第378層から別の階層へ行くことはありません。
黒い中心核の他、霧の全て全てがエレメンタルの身体なのでどこを攻撃してもダメージを与えられますが、HPが非常に高いです。
グレーター・エレメンタルには、全てのアバターにおいて武器攻撃でのダメージを与えることができません。
ダメージを与えるスキルのみ効果があります。
また、グレーター・エレメンタルには状態変化を促すスキルは効果がありません。
グレーター・エレメンタルは、1ターン6回攻撃をしてきます。
霧による毒ダメージ攻撃をしてくる他、次の6種類の特殊攻撃を放ってきます。
この特殊攻撃は光線であり、命中するまで追尾してきます。
この光線は、1ターン回避に専念し続けることで免れることができます。
1:踊り……この光線が命中した標的は不思議な踊りを踊り始める。踊りに何の効果もないが、
踊っている最中はそれ以外の行動はできない。バッドステータス回復スキルで解除可能。
2:歌い……この光線が命中した標的は謎のオリジナルソングを歌い始める。歌にに何の効果もないが、
歌っている最中はそれ以外の行動はできない。バッドステータス回復スキルで解除可能。
3:告白……この光線が命中した標的は1ターンかけて自分の好意を告白する。
告白したい相手がこの場にいない場合は、告白するために帰ってしまい、連れ戻さないと戦闘に復帰しない。
4:抱擁……この光線が命中した標的はパートナーに抱きつきたくなる。抱きつかれた相手は行動が一番最後になる。
パートナーがいない場合、迷宮内の柱に1ターン抱きつく。
5:〇〇……この光線が命中した標的はキスしたくなる。キスしたい相手がこの場にいない場合は、キスするために帰ってしまい、
連れ戻さないと戦闘に復帰しない。
6:幻覚……この光線が命中した標的は強烈な幻覚に捕らわれ目の前にある温泉(幻覚)に入ってしまう。
1ターンかけて衣装を脱ぎ始め(現実)、2ターン目で湯につかる(幻覚)。
このモンスターと戦闘希望者は掲示板で参加宣言をしてもらいます。
その際の二つのサイコロの目の特殊攻撃が戦闘中必ずキャラクターに行きます。
宣言のなかった場合は、マスタリングの際、2回とも6の目固定となります。
掲示板に宣言し二つのダイス目が決まったキャラクターでも、戦闘が長時間に及ぶ場合、及びパートナーにはランダムで光線が飛ぶことが有ります。
またフェローやレイスに対してもランダムで光線が飛ぶことが有ります
グレーター・エレメンタルを撃退するとエンシェント・ボーラーも出現しなくなります。
◎イベントバグについて。
グレーター・エレメンタルが出現し、エンシェント・ボーラーが大量発生して、倒してもまた出現するようになっています。
現在、運営が原因究明及び修正中ですが、システムや自然現象の歪みからくる事故という線が濃厚です。
背後に黒幕がいたり、何かの陰謀の形跡などはありません。
◎NPCについて。
アリサ姫はガイドのセリフのみで、本編では登場の予定はありません。