シナリオガイド
巨大生物出現、死力を尽くして撃退せよ!
シナリオ名:死闘! 辺境の大決戦 / 担当マスター:風雅宿
ヴェイスⅡ、密林地帯。
未だにその全貌を掴むことのできないその一角を、トレジャーハンターの一団が探索していました。
まだ見ぬ遺跡、まだ見ぬロステクを求めて進む彼らを、突如として現れた怪物が襲います。
全長三メートルほどで、三つの首を持つその怪物は、六つの瞳でトレジャーハンターたちを睨みつけました。
「ちっ、下がってろ!」
一団の護衛を勤めていた屈強な男が、怪物にライフルを叩き込みます。
怪物は一瞬怯みますが、すぐさま反撃に口から液体を噴射しました。
男が咄嗟に身をかわすと、背後にあった樹の幹が音をたてて溶けていきます。
「溶解液だと!? おい、ここは一旦撤退だ!」
このまま相手をするのは危険だと判断した護衛は、スモークグレネードを発射しました。
白煙に乗じて、トレジャーハンターたちは逃げていきます。
「はぁ、はぁ……撒いたみたいだな」
トレジャーハンターたちは、なんとか怪物から逃げおおせたようでした。
ほっと安堵したのもつかの間――、
微かに、地面が揺れました。
続けて、密林の樹々がへし折れていく凄まじい音が、彼らの耳に響きます。
「こ、今度はなんだ!?」
周囲を見まわす彼らの上に、ふっと影が差しました。
頭上を仰ぎ見た彼らは、言葉を失います。
「――なっ」
先ほどの怪物によく似た、けれどより巨大な四つの首が、彼らを見下ろしていたのです。
鼓膜をぶち破るような咆哮が、密林地帯に響き渡りました。
担当マスターより
はじめましてまたはお久しぶりです、風雅です。
辺境で巨大生物とバトルと洒落込みましょう。
【詳細】
ヴェイスⅡの密林地帯にて、巨大生物の出現が確認されました。
「デバステイター」の識別名を与えられたその巨大生物について、わかっていることはあまり多くありません。
確実なのは、このままではデバステイターによってかなりの被害が発生するだろう……ということです。
パワードスーツでも何でも使えるものは全部使って、デバステイターを撃退しましょう。
なお、トレジャーハンターたちは何とか逃げ延びたため、救出や護衛などを考える必要はありません。
【行動について】
・デバステイターを倒す
デバステイターは、全長十五メートル近い巨大生物です。
四足歩行する四つ首の竜といった見た目をしており、口からは溶解液のほか、物理的破壊力すら伴う咆哮を放つことが可能です。
四つの首による締め上げや噛みつきも強力ですし、特に強靭な四肢から繰り出される突進は、直撃すればパワードスーツでもただでは済まないでしょう。
巨体故に小回りは効きませんが、その代わりなのか首はかなり柔軟に動くようです。
・レッサーたちを倒す
デバステイターは、「レッサー」と名付けられた、全長一~三メートルほどで三本首の小型個体を数体従えています。
やはり溶解液の発射能力を持つ他、デバステイターには見られない翼を使った短時間の飛行能力も備えています。
危険な相手ではありますが、生身で相手にすることも可能でしょう。
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・デバステイターを倒す
パワードスーツでデバステイターと戦います。
体格は向こうが圧倒的に上ですし、真っ向から挑むのは無謀ですね。
首も柔軟に動くとなると、下手に死角を狙っても危険……。
ならば、シールドを構えつつ距離を保ち、デバステイターを常に正面に捉えながら砲撃を重ねましょう。
一緒にデバステイターの相手をしてくれる方が居れば、連携して至近距離から一撃をお見舞いしてやりたいですね。
口の中に叩き込めれば、流石にただでは済まないと思うんですが。
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・レッサーたちを倒す
パワードスーツもないし、レッサーの方を相手しようかな。
溶解液を食らったらひとたまりもないから、回避重視でとにかく足を止めないように戦おう。
適度に射撃して注意を引きつけ、その隙に他の奴らに叩いてもらおう。
突進はしてこないって言っても、飛べるならボディプレスくらいはやってくるかもしれないな……。
頭上からの奇襲にも注意しないと。
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