クリエイティブRPG

新クレギオン

歪められた正義

リアクション公開中!

歪められた正義
基本情報

マスター:みならい師ミライ
ワールド:新クレギオン
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2020年10月09日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

株の不当売買を目論む企業の秘密を暴き、株券を紙くずにかえろ。

シナリオ名:歪められた正義 / 担当マスター:みならい師ミライ



 市街地を循環する乗り合いヴィーグルで気持ちよく居眠りを続ける中年男がいた。
 ゴシップ週刊誌の編集長である。

 事務所の最寄りとなる停留所からいくつも通り過ぎた先で、ヴィーグルが強めのブレーキをかけて止まった。上体を大きく揺すられたお陰でようやく目覚めた編集長は、降り口で運賃の清算に戸惑うひとりの老人に気が付いた。
「お客さん、現金はお持ちじゃないんですか? 3ポンド」
「ああすまない。現金の持ち合わせがないんだ。変だな、残高は充分にあるハズなんだが……」
 そういって老人が精算機に携帯端末をあてがうが、運賃の支払いが拒否されているようである。
 あの人は確か――。

 ふたり分の運賃を精算した編集長は、その老人を喫茶店へと誘った。

 ――編集長の目に狂いはなかった。
 この老人は、先日の新型パワードスーツ発表会の席で「儂のアイデアを盗んだ!」などと騒ぎ立てて、警備員らに連行されていたのである。
 事情を聞き出そうとしたところで、老人は携帯端末の着信に応じた。彼の顔が蒼白になり、わなわなと震え出すのが見てとれる。通話を切断した老人が端末を操作してがっくりと肩を落とした。
「儂は悪の片棒を担がされたようだ。もう逃げられん。借金まで背負わされた。怒りに翻弄された挙げ句、公の場でヤツらを罵った儂が悪いんじゃ」

 老人に課せられた所業を要約するとこうだ。

 1.老人のアイデアを元に製造されたロボットを販売する会社の株を、同社から託された資金で大量に買う。
 2.新型ロボットの販売が波に乗ったところで、高くなった株を売る。
 3.売上げた金を、ロボット販売会社の黒幕に引き渡す。その際に背負わされた借金も清算する事ができる。
 4.要求に従わなければ、家族や孫の命は保障できない。

「爺さん、力になってやるよ。その代わり、俺にも協力してくれ。コイツぁ、特ダネだっ」
 編集長は老人に、名刺を差し出した。

 ふたりが喫茶店を出ると、そこには老人を待つ黒塗りのヴィーグルがあった。
 助手席からスーツ姿の男が降りて、後部座席のドアを開いた。
「オッター博士、代表がお待ちです」
「博士ではない。あい分かった。今日のところは、ここで別れるとしようか。我が友よ」
 そう言い残してオッター博士と呼ばれた男はヴィーグルの後部座席へと乗り込んだ。
「それは残念だ。急いでどちらに」
「マックロ研だ――」
 言葉を遮るように扉が閉められた。スーツの男が助手席に乗り込むと、ヴィーグルは後輪を軋ませて走り去っていった。
「(通称、マックロ研。俗に言う、マクガーネル・ロボット研究所。正式には、マクガーネル・マシニング・ファクトリー、か。兄弟で別会社を経営していたな。こっちは主に技術開発、他方のマクガーネル重工、正しくはマクガーネル・ヘヴィ・インダストリー。ロボットをはじめとした製造と販売を手がけている。大物だと、宇宙船に、客船、貨物船、汎用シャトル、軍用ヴィーグル、パワードスーツに、キャバリアーは……まだ構想段階だったかな)」

 事務所に帰り着いた編集長は、秘匿端末からCOMへアクセスした。携帯端末を取り出すと、これも秘匿回線で通話を確立する。
「俺だよ。遅くにすまない。もう上がりの頃合いだったかな。マックロ研あるだろ? 関連企業もまとめて嗅ぎつけたいんだが、何人か有志を募ってもらいたいのさ。これからちょっと呑まないか? 例の場所で――」

 ――数日後。
 株の不正取引を目論むマクガーネル一派を吊し上げる作戦が決行された。

担当マスターより

▼担当マスター:みならい師ミライ

マスターコメント

 みなさん、こんにちは。
 みならい師ミライです!

 今回は、株の不正取引で儲けようとする企業を懲らしめるのが目的です。
 具体的な解決方法の例としては――

 1.商品や企業の悪評を流して、信用や人気を落とす。(株価が落ちる)
 2.株の売買を強要される老人から真相を把握し、世間に公表する。(株価が落ちる)
   ※老人の家族などを保護する必要がある。

 3.不正を働く企業へ潜入して、企みのすべてを世間に公表する。(株価が暴落する)
 4.株を買いまくって支配株主(50%以上保有)となり、株主総会での議決権を確立する。(悪の首謀者を役務から解任し、企業から追放する。または左遷)
   ※関係者が握る株券も入手する必要があります。

 5.社屋などを破壊し、経営が存続できないようにする。(会社を倒産させる)
   ※行動がバレると逮捕されたり、おたずね者になったり、賞金首リストに掲載される可能性があります。

 6.その他。

 ――などが考えられます。

 「6.」は――

 「問題を解決するために必要な“何か”を思いついてしまった。私はそれに従って行動する」
 「なんだか閃いてしまったのでしょーがないのです」

 ――という方ですね。その行動を自由にご記入ください。

 可能な限りシーンを工面して、善処いたします。



●新クレギオンについて

 場合によってはMCとの交戦もあり得ます。その時どうするかは任意でOK。



●ご注意

他のシナリオ(特にメインシナリオ、ワールドシナリオ等)で得た地位や功績などについては、基本的に他シナリオに持ち込むことは出来ませんのでご注意ください。
詳細につきましては、FAQをご覧ください。



●設定内容など

 シナリオガイドに収まらなかった情報を掲載します。
 アクションの一助になれば幸いですが、これ以降は無理に読まなくてもOKです。



■悪党の巣窟

 郊外の山奥を切り開いた工業地帯に建てられている。
 次の2社は併設され、お互いに行き来が可能な距離。
 ※両方にまたがって探索を指定してもOK。
  ※※同時探索の場合、目的が2社で極端に異ならないよう注意して下さい。

 市街地から見ると山の裏手側なので、多少の荒事なら気付かれない。
 ※上空からは丸見え。

企業名:マクガーネル・マシニング・ファクトリー
通 称:「マックロ研」、「マクガーネル・ロボット研究所」
業 務:ロボット全般にわたる技術の研究開発。家庭用の家電品各種の製造と販売。
経営者:最高経営責任者(CEO)ネレイド・マクガーネル(兄)
備 考:警備ロボットと警備員が巡回。建屋のセキュリティも万全。秘密の宝庫。
営業日:週末二連休制。24時間制で9:00~17:00。

企業名:マクガーネル・ヘヴィ・マシナリー
通 称:「マクガーネル重工」「マク重」。
業 務:重機から宇宙船の製造まで。パワードスーツやキャバリアー(予定)も。
経営者:無名のCEO
役 席:技術責任者(CTO)フォークス・マクガーネル(弟)
備 考:非常時は自社製パワードスーツや軍事兵器を転用して賊などに応戦が可能。
営業日:年中無休。変動シフト勤務。

 双方の従業員が住める宿舎が敷地内にあります。



■登場人物の概要

●ネレイド・マクガーネル 45歳 男性
 会社を維持するためなら何でもやる悪党。今回は株で儲けようと企んだ。
 新パワードスーツやキャバリアー(予定)の設計アイデアなども外注から盗んだ。
 強欲で冷酷だが、冷静で真摯な面も。また、家電愛好家。他社の新作家電に目がない。

●フォークス・マクガーネル 42歳 男性
 悪党の弟。CTOに甘んじるため、有田津が上がらない。そこを兄から突っつかれる。
 優柔不断で自信が持てず、雇い人を使役できない。使いっ走り気質。工作が大好き。
 パワードスーツやキャバリアーなど、操縦のスペシャリスト。
 ロボットによる白兵戦では、相手にしないほうがいい。もはや別人となる。

●オッター・ブライトン 72歳 男性
 個人事業主のロボット等の設計技師。妻帯者。ひとり息子が居る。
 彼の仕事姿が大好きな男の孫が1人おり、ロボットが大好き。
 マクガーネルに盗まれたアイデアは、ロボット好きな孫が乗ることになっても、絶対にやられないものを作りたいと願ったもの。
 不沈の宇宙ロボットを掲げている。新造のキャバリアー計画も同様。
 開発コード「グランゼノス」の雰囲気は、ロボット人形を手に駆け回る孫に合せたことに由来する。
 グラン=ゼノスは「大いなる英知と全能」という意味。

●デニス・モールシュタット 56歳 男性
 週刊「オムニヴァース・エンドポイント」誌の編集長・代表取締役社長。
 現状では、オッターを喫茶店に誘った唯一の部外接触者。
 独自のコネと情報網を駆使し、事件の真相に迫る記事を書き立てようとしている。
 本件の垂れ込みには打って付け。伸ばした無精ヒゲにサングラスとハンチング帽に、葉巻。ブランデーを好む。

●カーツ=ミレニングス 26歳 女性
 幾何電脳心理師。軍用向け人工知能のメンタルケアを主とする技師。
 本名はカトレア=ミレーニア。カーツはセールスネーム。
 古式ゆかしい男社会の思想が蔓延する職場に紛れる事があってもナメめられないよう、普段は男装している。
 わずかに茶色の遮光が入った、高さの低いメガネを掛けている。
 新パワードスーツなどへ独自搭載した人工知能システムの教育を行う為に企業へ極秘に出入りしている。
 本来、人工知能による知的生物の殺傷に類する行為を助長することは非推奨(地域によっては禁忌)とされる。

●マクガーネル社謹製の人工知能「スウェイド」 市販可能モデル
 パワードスーツの動作を補佐する後付けユニット。
 機体とは電気的にではなく継ぎ手などを駆使して物理的に接続し、操縦の補佐や代行を行う。
 柔軟な対話が可能で、性別や性格付け等の個性化も図れる。
 パイロット座席のヘッドレストの形状をしており、差し替えて使用する。
 なお、スウェイドから伸びる入力端子で、機体がすべて制御できるよう改修されている必要がある。
 入力端子は細い金属の棒が数百本ほどの束になった筒で、棒の上下運動、回転、わずかな傾斜、等を駆使して各部位からの情報検出や構造の実可動を行う。
 スウェイドの利点は、ロボットの制御コンピュータとは独立することにより、ロボット自体に対するクラッキング(不正アクセス)の影響を受けない。
 可搬性に優れ、機種の特性やパイロットのクセや弱点を吸収することができる。ロボットに搭載されているコンピュータの演算時間を奪わない。
 行く行くは人型のアンドロイドなどへ転用を目論んでいる。
 ロステクの生体デバイスを現代の技術で再現したため、細胞ひとつに対して無数に注入して扱える機能のハズが、単体でここまで巨大化せざるを得なかった。
 しかも、再現されている機能はごく一部に限られている。



■マクガーネル社(悪党ども)とオッター・ブライトン(設計技師)の関係

 マクガーネル社は新造ロボットの設計をオッターに外注する。
 完成した企画は同社の満足するものだったが、価格面で折り合いがつかなかった。
 ネレイド・マクガーネル(悪党)はオッターとの契約を破棄し、情報を盗んで開発を強行する。
 大企業に太刀打ちできないオッターは、完成試写会に参加して難癖を付けるのが関の山。
 悪党から再び目を付けられたオッターは、悪の手先となるようネレイドに抱き込まれてしまう。



■販売が開始されるパワードスーツの性能について

 性能的には中の上ぐらいです。
 オッターさんが良い仕事をしたので、メンテナンス性も良く、信頼性は抜群です。
 武器までは内製していないので、軍用の場合には別途で用意する必要があります。
 ただし、スウェイド搭載機に関してだけはマックロ研で定期的にケアをする必要があります。



■パワードスーツ、キャバリアー、軍艦など、大物の使用について

 現地では、マクガーネル・ヘヴィ・インダストリーにある完成品を奪取すればシナリオ内に限り利用可能です。
 スウェイド搭載機については、操縦者適性がない人でも容易に行使できますが、充分な強さを発揮できません(でも、遊べるぞっ)。
 また、自前の大物兵器を使用する場合には、使用者が所持品としてセットする必要がある――と規定されました(されていた?)。
 アイテム欄にパワードスーツが無い場合、近く等からパワードスーツを調達できなければ乗れません。残念。



 * * * * * * * * *



 それでは、心よりのご参加をお待ち申し上げております。



悪評を流して企業の印象を悪くする

1

オッターの肩を持つ

2

マクガーネル社へ乗り込む(ボス戦相当)

3

その他(ひらめいた!)

1