クリエイティブRPG

亡霊の棲処

リアクション公開中!

亡霊の棲処
基本情報

マスター:ワカヤマ
ワールド:テルス
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2019年07月30日公開!

シナリオガイド

停戦を報らされていない共和国特務部隊に対処せよ!

シナリオ名:亡霊の棲処 / 担当マスター:ワカヤマ


 ――グランディレクタ――ベンセレム間の紛争中
 ――ラディア王国、宙間航行管理に関する「アドバイザー」イザベラの執務室

「ラクにしてくれて構わないわよ」
 イザベラは、目の前で直立不動の姿勢をとるグランディレクタ軍人に言いました。
 ……しかし、彼が佇まいを崩す様子はありません。
 背は高くないものの、がっちりとした体格。軍服のボタンを首元いちばん上まで締め、短く刈り込んだ頭に被った軍帽は、寸分の狂いなく真正面を向いています。――ラクにするしないではなく、それこそが彼にとってのニュートラルなのでした。
「それで、コルネリウス……これはどういうことなのかしら?」
 滑稽なまでに厳格。典型的共和国軍人の様子に半ばうんざりしながら、イザベラが話を続けます。
「先に提出した資料の通りだ」
 共和国軍人――コルネリウス――は、短く答えました。
 彼の言う資料とは、今回の「事件」でラディアがグランディレクタに水面下で照会を行った際、グランディレクタが明らかにした、ラディア連合王国とグランディレクタ共和国との戦い(オルタナティブ・ウォー)最終盤でのとある作戦計画――不利な結果に備えたサブプラン――
 ラディア上層部への奇襲・暗殺作戦の全容――掛け値なしの極秘機密資料でした。
 
 初めの内、それは何でもない事件に思えました。
 何かと用心の要る戦後の情勢の中、ラディアとベンセレム間を往来する輸送船に護衛として着いていたラディア軍のクルーザーが、ベンセレム付近の小惑星帯で何者かの攻撃を受けた――というのが、その第一報でした。その辺りは宇宙海賊の根城となっていることで知られており、その一件も、少々冒険的な一味がしでかした「おイタ」に過ぎない……そんな風に、軽く捉えられてさえいました。
 しかし、攻撃を受けたクルーザーのその後の行動と乗員の証言は、事態を思わぬ方向へと導きます。
 ――被害艦は、最寄りのベンセレムのドックに入って応急修理をすることすらなく、一目散にラディアに帰還しました。そして当該艦の艦長は、その少々不可解な行動について、攻撃者がグランディレクタ軍であると思われるためだと語ったのです。
 後のラディア軍による調査の結果、攻撃者はグランディレクタ軍のMECであることが決定的となります。この艦長の咄嗟の判断で、ラディアがグランディレクタ――ベンセレム間の紛争に際して中立の維持に苦心している時期――同時に対グランディレクタ戦後間もない、ただでさえ対グランディレクタ世論が一瞬で沸騰しかねない状況下――明るみになればテルスを揺るがす事態に発展しかねない偶発事案をひとまずコントロール下に置くことができたのは、不幸中の幸いと言えました。
 
「言うまでもないことだが――それを共有したこと自体、我が国と軍が証を立てたものであると考えてもらいたい」
 コルネリウスが、威厳たっぷりに言い放ちます。
 それを聞いて、イザベラは内心苦笑してしまいました。
 自らの立場と利益を一方的に主張する――本来ならどれだけ下手に出てもおかしくないような状況でさえ発揮される共和国式交渉術の真髄を、目の前の男は体現していました。
 ……しかし、まあ――
「ハハ、そこは評価してるわよ」
 つい、ため息に笑いを混ぜてしまいつつ、イザベラは応えます。
 ――実際のところ、コルネリウスの言う通りではありました。互いの関係維持が必要な情勢とはいえ、これほどの機密情報を簡単に出して来るほど、グランディレクタは容易い相手ではありません。彼らがここまで協力的であること自体が、グランディレクタの「本気度」を物語っていました。
「そちらも分かってるとは思うけど、こっちも難しい立場でね。ベンセレムの”シマ”まで『討伐隊』なんて出せる状況じゃない……だけど、傭兵なら話は別。……それでいいわね?」
「もちろんだ。彼らの有能さは、正に身を以て理解している。必ずや、両国にとっての利益となる結果が得られるだろう」
 イザベラの言葉に、コルネリウスは、やはり厳然と答えました。
担当マスターより

▼担当マスター:ワカヤマ

マスターコメント

 今回のシナリオ目標は、ベンセレム付近の小惑星帯に潜伏中の、グランディレクタ特務機への対処です。
 時期としては、グランディレクタ――ベンセレム間で紛争が起こっている頃のお話になります。
 以下の補足情報も参考にしていただき、是非ご参加ください!
 
 前回からまた少々間が空いてしまいましたが、ようやくガイドを発表できることとなりました。
 今回も、どうぞよろしくお願い致します。
 
■発端となった事件

 ガイド本文にもあります通り、ベンセレム付近の小惑星帯にてラディアのクルーザーが攻撃を受け、その実行者がグランディレクタ軍であると断定されました。
 ラディアはグランディレクタ――ベンセレム双方との中立の維持、「オルタナティブ・ウォー」終戦直後で世論も敏感である状況を鑑みて一先ず事件を非公表とし、水面下でグランディレクタに照会を行いました。
 それに対し、グランディレクタは「オルタナティブ・ウォー」末期の「特殊作戦」の情報をラディア側に開示。今回の事件が不慮の事態であること、解決に向けて協力を惜しまないことを通達し、さらに、その作戦に関わった情報部員ら2名を、協力要員としてラディアへ派遣しました。
 
 
■「オルタナティブ・ウォー」末期のグランディレクタ「特殊作戦」

 「オルタナティブ・ウォー」末期、グランディレクタ軍情報部の一部は、決戦の裏で、不利な局面に備えたサブプランとして、ラディア上層部への奇襲・暗殺作戦を計画。その任を帯びたMECと乗員を、ベンセレム付近の小惑星帯に潜伏させました。
 ラディア――グランディレクタ間の停戦により、攻撃が実行されるされることはありませんでしたが、続くワラセアでの動乱でフル稼働していたグランディレクタ情報部は、作戦機への連絡員として高レベル機密を扱える要員を割く余裕もなく、そうこうしている内、今度はベンセレムとの紛争が勃発。ラディア――グランディレクタの停戦すら報らされていない特務機が、潜伏先に取り残されるという事態に陥っていました。
 
●特務機の数、性能

 「特殊作戦」では、隊長機に2機の僚機を付けたMEC3機からなる特務小隊を編成。機体は「ハスラー」をベースとしていますが、任務の性格に合わせ、宇宙戦を想定した推進システム搭載の他
 ・前面以外の装甲を取り除き、捻出した出力を機動性に活用する
 ・グランディレクタ側のレーダー技術のみならず、スフィア側の探知手段にも対応するステルス性能を付与する
 等の大幅な改修により、驚異的な機動性とステルス性能を有します。
 また、3機はそれぞれ前衛機、中距離射撃機、遠距離射撃機としての対MEC(キャヴァルリィ)兵器を装備しています。
 
 隊長ハロルド(前衛)以下、乗員には国家への忠誠、任務遂行への執念、MEC操縦スキル――いずれも高く評価される優秀な軍人が当てられています。
 
 
■作戦の概要

 ※全編を通し、特にサイズ面でMEC程度を大幅に超える、名目上の「海賊討伐」に対して過剰な装備の持ち込みは慎重にお願い致します。

 補給、整備等の必要な母船機能は、依頼主から提供されます。
 
 
 本シナリオは、以下の2つのパートからなります。
 
1、宇宙海賊を退治する

 一帯の小惑星帯を根城とする宇宙海賊を討伐します。
 今回の作戦は、微妙な情勢下、ベンセレム近辺での活動となるため、ベンセレム側には「傭兵による海賊退治」として通告されています。パート1に参加される皆様は、表向きの理由通り宇宙海賊の討伐に参加していただきます。
 目標となるのは、通常の宇宙海賊です。戦力の大半は改造武装船で、MECのような国家レベルの最新兵器は持っていませんが、年代物の軍用機くらいであれば保有している可能性があります。
 また、特務小隊が、潜伏長期化による物資不足を、海賊の物資を奪って補っているかもしれません。
 
2、共和国特務機に対処する

 ※こちらのパートでは
 ・通告以上の規模の活動がベンセレム側に伝わる可能性がある
 ・共和国特務機に気取られる恐れがある
 以上の理由から、目視可能範囲程度以遠との長距離通信は推奨されません。
 全体と共有したい情報がある場合、母船に戻って報告することで、そちらを通して全参加者に伝達されます。

 本命となる共和国特務機を探し出し、これに対処します。
 先述の通り、特務機は高度な機動性とステルス性能を有しており、広範囲に小惑星の存在する小惑星帯に潜伏しているため、見つけ出すだけでも難渋が予想されますので、捜索、戦闘どちらかに絞ったアクションも歓迎致します。
 
 
■登場NPCと登場パート

●イザベラ
 主な登場パート:パート1
 
 艦長経験もある元ラディア軍人。現在はラディアの宙間航行を管理する部署でアドバイザーを務める。
 実戦経験豊富で気風の良い親分肌。恰幅良過ぎ気味の中年女性。若い頃は絶世の美女だったとか。
 コルネリウスとは、互いに「窓口」として長年やり合う仲。
 
●コルネリウス
 主な登場パート:パート2
 
 グランディレクタ軍情報部員。軍人然とした中年男性。
 詳細な経歴は不明ながら、テストパイロットの一人としてMEC開発にも関わったと言われており、世代の割にMEC搭乗時間はかなりのもので、ベテランパイロット相当の「腕」を持つ。
 イザベラとは、互いに「窓口」としてやり合う仲。
 
●ハインツ
 主な登場パート:パート2
 
 グランディレクタ軍情報部員。コルネリウスの部下であり、現場では僚機を務める。
 一見人のよさそうな20代半ばの男性。MEC乗りとしての「腕」はエース級にも劣らない。
 
 
■ワラセア(宇宙空間)でのメタルキャヴァルリィ・騎乗動物の運用について
トルーパーをはじめとしたキャヴァルリィ乗りは、アバターに就いた時点で普通にメタルキャヴァルリィや騎乗動物を操ることができます。
ただし、ワラセアは宇宙空間ですので、地上であるスフィア上とは若干運用方法が異なります。

騎乗動物はアイテム「ワラセアパック」を装備していないと、エアロシップの甲板や周囲にいる以外の行動が取れなくなります。
なお、「ワラセアパック」は最低限の推進装置が付いており、これを装備していれば、騎乗動物は地上と同じように動けるようになります。

メタルキャヴァルリィは、何も装備していない状態でも最低限の推進装置が付いており、移動は可能となっています。
ただし、ダッシュローラーといった「走る」動作などはできなくなります。加速を行うにはブースターやスラスターといった専用の推進装置が必要です。
また、普通に行動することはできますが、高度な行動を行うにはスキル「MEC操縦(ワラセア)」が必要になります。
このスキルを装備していると、ワラセアでのメタルキャヴァルリィ操縦に慣れている、と見なされます。

キャヴァルリィはスフィアからエネルギーが供給されているため、ワラセアではエアロシップがスフィア代わりになります。
エアロシップから離れると装備者のMPを消費して起動するため、注意が必要です。

なお、サクセサーは、ワラセアでも普段通りメタルキャヴァルリィを操縦でき、キャヴァルリィのMP消費もありません。

エアロシップ、エアロシップとして扱われるものは、
エアロシップ内部や甲板に空気が確保されるため、上記のように騎乗動物が使用できるようになります。
エアロシップは基本的に推進装置が付いていますが、エアロシップとして扱われるもののうち、明確な推進装置が解説に書かれていない場合、
ワラセア上では移動手段が限られますので、ご注意ください。


■戦功について
 本シナリオでは活躍したPCに戦功として、

・活躍に応じた戦功称号
 ※能力のプラスあり
・既存上級アバターのチェンジ用のアイテム


 などがプレゼントされる場合がございます。
 その際、戦功一覧ページでお名前を掲載させて頂く予定です。
 内容的に戦うキャラクターがメインと見えるかも知れませんが、軍人でないとしても、活躍された場合は戦功の対象となります。

詳しくは、コチラをご確認ください。


宇宙海賊を退治する

3

共和国特務機と対峙する

7