今回のシナリオ目標は、ベンセレム付近の小惑星帯に潜伏中の、グランディレクタ特務機への対処です。
時期としては、グランディレクタ――ベンセレム間で紛争が起こっている頃のお話になります。
以下の補足情報も参考にしていただき、是非ご参加ください!
前回からまた少々間が空いてしまいましたが、ようやくガイドを発表できることとなりました。
今回も、どうぞよろしくお願い致します。
■発端となった事件
ガイド本文にもあります通り、ベンセレム付近の小惑星帯にてラディアのクルーザーが攻撃を受け、その実行者がグランディレクタ軍であると断定されました。
ラディアはグランディレクタ――ベンセレム双方との中立の維持、「オルタナティブ・ウォー」終戦直後で世論も敏感である状況を鑑みて一先ず事件を非公表とし、水面下でグランディレクタに照会を行いました。
それに対し、グランディレクタは「オルタナティブ・ウォー」末期の「特殊作戦」の情報をラディア側に開示。今回の事件が不慮の事態であること、解決に向けて協力を惜しまないことを通達し、さらに、その作戦に関わった情報部員ら2名を、協力要員としてラディアへ派遣しました。
■「オルタナティブ・ウォー」末期のグランディレクタ「特殊作戦」
「オルタナティブ・ウォー」末期、グランディレクタ軍情報部の一部は、決戦の裏で、不利な局面に備えたサブプランとして、ラディア上層部への奇襲・暗殺作戦を計画。その任を帯びたMECと乗員を、ベンセレム付近の小惑星帯に潜伏させました。
ラディア――グランディレクタ間の停戦により、攻撃が実行されるされることはありませんでしたが、続くワラセアでの動乱でフル稼働していたグランディレクタ情報部は、作戦機への連絡員として高レベル機密を扱える要員を割く余裕もなく、そうこうしている内、今度はベンセレムとの紛争が勃発。ラディア――グランディレクタの停戦すら報らされていない特務機が、潜伏先に取り残されるという事態に陥っていました。
●特務機の数、性能
「特殊作戦」では、隊長機に2機の僚機を付けたMEC3機からなる特務小隊を編成。機体は「ハスラー」をベースとしていますが、任務の性格に合わせ、宇宙戦を想定した推進システム搭載の他
・前面以外の装甲を取り除き、捻出した出力を機動性に活用する
・グランディレクタ側のレーダー技術のみならず、スフィア側の探知手段にも対応するステルス性能を付与する
等の大幅な改修により、驚異的な機動性とステルス性能を有します。
また、3機はそれぞれ前衛機、中距離射撃機、遠距離射撃機としての対MEC(キャヴァルリィ)兵器を装備しています。
隊長ハロルド(前衛)以下、乗員には国家への忠誠、任務遂行への執念、MEC操縦スキル――いずれも高く評価される優秀な軍人が当てられています。
■作戦の概要
※全編を通し、特にサイズ面でMEC程度を大幅に超える、名目上の「海賊討伐」に対して過剰な装備の持ち込みは慎重にお願い致します。
補給、整備等の必要な母船機能は、依頼主から提供されます。
本シナリオは、以下の2つのパートからなります。
1、宇宙海賊を退治する
一帯の小惑星帯を根城とする宇宙海賊を討伐します。
今回の作戦は、微妙な情勢下、ベンセレム近辺での活動となるため、ベンセレム側には「傭兵による海賊退治」として通告されています。パート1に参加される皆様は、表向きの理由通り宇宙海賊の討伐に参加していただきます。
目標となるのは、通常の宇宙海賊です。戦力の大半は改造武装船で、MECのような国家レベルの最新兵器は持っていませんが、年代物の軍用機くらいであれば保有している可能性があります。
また、特務小隊が、潜伏長期化による物資不足を、海賊の物資を奪って補っているかもしれません。
2、共和国特務機に対処する
※こちらのパートでは
・通告以上の規模の活動がベンセレム側に伝わる可能性がある
・共和国特務機に気取られる恐れがある
以上の理由から、目視可能範囲程度以遠との長距離通信は推奨されません。
全体と共有したい情報がある場合、母船に戻って報告することで、そちらを通して全参加者に伝達されます。
本命となる共和国特務機を探し出し、これに対処します。
先述の通り、特務機は高度な機動性とステルス性能を有しており、広範囲に小惑星の存在する小惑星帯に潜伏しているため、見つけ出すだけでも難渋が予想されますので、捜索、戦闘どちらかに絞ったアクションも歓迎致します。
■登場NPCと登場パート
●イザベラ
主な登場パート:パート1
艦長経験もある元ラディア軍人。現在はラディアの宙間航行を管理する部署でアドバイザーを務める。
実戦経験豊富で気風の良い親分肌。恰幅良過ぎ気味の中年女性。若い頃は絶世の美女だったとか。
コルネリウスとは、互いに「窓口」として長年やり合う仲。
●コルネリウス
主な登場パート:パート2
グランディレクタ軍情報部員。軍人然とした中年男性。
詳細な経歴は不明ながら、テストパイロットの一人としてMEC開発にも関わったと言われており、世代の割にMEC搭乗時間はかなりのもので、ベテランパイロット相当の「腕」を持つ。
イザベラとは、互いに「窓口」としてやり合う仲。
●ハインツ
主な登場パート:パート2
グランディレクタ軍情報部員。コルネリウスの部下であり、現場では僚機を務める。
一見人のよさそうな20代半ばの男性。MEC乗りとしての「腕」はエース級にも劣らない。
■ワラセア(宇宙空間)でのメタルキャヴァルリィ・騎乗動物の運用について
トルーパーをはじめとしたキャヴァルリィ乗りは、アバターに就いた時点で普通にメタルキャヴァルリィや騎乗動物を操ることができます。
ただし、ワラセアは宇宙空間ですので、地上であるスフィア上とは若干運用方法が異なります。
騎乗動物はアイテム「ワラセアパック」を装備していないと、エアロシップの甲板や周囲にいる以外の行動が取れなくなります。
なお、「ワラセアパック」は最低限の推進装置が付いており、これを装備していれば、騎乗動物は地上と同じように動けるようになります。
メタルキャヴァルリィは、何も装備していない状態でも最低限の推進装置が付いており、移動は可能となっています。
ただし、ダッシュローラーといった「走る」動作などはできなくなります。加速を行うにはブースターやスラスターといった専用の推進装置が必要です。
また、普通に行動することはできますが、高度な行動を行うにはスキル「MEC操縦(ワラセア)」が必要になります。
このスキルを装備していると、ワラセアでのメタルキャヴァルリィ操縦に慣れている、と見なされます。
キャヴァルリィはスフィアからエネルギーが供給されているため、ワラセアではエアロシップがスフィア代わりになります。
エアロシップから離れると装備者のMPを消費して起動するため、注意が必要です。
なお、サクセサーは、ワラセアでも普段通りメタルキャヴァルリィを操縦でき、キャヴァルリィのMP消費もありません。
エアロシップ、エアロシップとして扱われるものは、
エアロシップ内部や甲板に空気が確保されるため、上記のように騎乗動物が使用できるようになります。
エアロシップは基本的に推進装置が付いていますが、エアロシップとして扱われるもののうち、明確な推進装置が解説に書かれていない場合、
ワラセア上では移動手段が限られますので、ご注意ください。
■戦功について
本シナリオでは活躍したPCに戦功として、
・活躍に応じた戦功称号
※能力のプラスあり
・既存上級アバターのチェンジ用のアイテム
などがプレゼントされる場合がございます。
その際、戦功一覧ページでお名前を掲載させて頂く予定です。
内容的に戦うキャラクターがメインと見えるかも知れませんが、軍人でないとしても、活躍された場合は戦功の対象となります。
詳しくは、
コチラをご確認ください。