クリエイティブRPG

怒れる教導官と瀬戸際の艦姫

リアクション公開中!

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怒れる教導官と瀬戸際の艦姫
基本情報

マスター:イヴェール
ワールド:アーモリー
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2019年06月21日公開!

シナリオガイド

艦姫を守り、姫令部を防衛戦に決着をつけよ!

シナリオ名:怒れる教導官と瀬戸際の艦姫 / 担当マスター:イヴェール




 人間の姿を模した兵器たちが人々を守るために戦う世界「アーモリー」
 アクシスパワーズの本拠地からだいぶ離れた入り江のような場所にその姫令部はありました。
 先日の姫令部防衛戦及び偵察部隊妨害戦により、教導官であるコウタ・シンプウとユニオンジャスティシアの艦姫だったキャリーのわだかまりはなくなっていました。

「調子はどうだ、ここの姫令部には慣れてきたか? キャリー・・・・・・さん」

「キャリーでいいよ、教導官。だいぶ慣れてきたよ、話せる友達もいるし」

 キャリーの様子にコウタが安堵の溜息をついたそのとき、姫令部の周囲を監視していた武姫から連絡が入りました。

正面からユニオンジャスティシアの艦姫が向かってきています。以前よりも数が多いです」

 コウタが正面を確認すると、入り江にはたくさんの艦姫と飛姫が侵攻していました。
 さらに回線がジャックされ、モニター1人の飛姫が映りました。

「キャリーちゃん、お久しぶり~♪」

「あんたは・・・・・・B-26 JM マローダー

「もうー。『マーロ』って呼んで、っていつも言ってるでしょ」

 苦虫を噛み潰したような顔になるキャリーに対し、コウタは目を丸くします。
 それもそのはず。マーロは男性の飛姫にも関わらずレオタード、おまぇに奇抜な髪型をしていました。

「キャリーと会ったときも思ったけど、ユニオンジャスティシアは妙な格好が流行っているのか」

「ちょっと一緒にしないで!」

「そうよ、何事にも囚われないだけ♪ その話は置いといて・・・・・・アタシたちはこの付近のマトリクス鉱山がどこにあるのか、正確に位置を把握したわ。キャリーちゃんのおかげでね♪」

 マーロの一言に姫令部の武姫たちがキャリーを見ました。疑いの目を向けられ、キャリーの顔が曇りました。

「実はそっちに鹵獲される前に小型カメラを仕掛けさせて貰ったの。こっちはいつでも姫令部を破壊してマトリクスを奪うことが出来るんだけど。もし、ユニオンジャスティシアに定期的にマトリクスを輸送してくれるのであれば姫令部は破壊しないであげる♪」

「そんなことするわけないし、この姫令部はあんたたちなんかに負けない!」

 マーロの申し出にキャリーは反発しました。しかし、マーロの隣に映った教導官を見て表情が変わります。

「だ、ダニエル教導官

「キャリーですか? こ、こんな形で再会するなんて」

 ダニエルは手錠をはめられ、武姫たちに銃を向けられている状態でした。

「敵になったとはいえ、キャリーちゃんも大切な人を失いたくないでしょ?」

 人質となったダニエルを見てキャリーの顔が歪みました。その顔を見て、コウタは返答しました。

「分かった。マトリクスは輸送しよう」

「ホントに? さすが教導官さんは理解が早くて助かるわ♪ まず手付けとして、いくらかマトリクスをいただこうかしら」

 マーロが指示を出すように手を上げると、他の武姫たちは銃を下ろしダニエルの手錠を外し始めました。
 その間に姫令部の方も準備し始めます。

「なんでマトリクスを渡すの? 私たちなら勝てるのに」

「勝てるかもしれない。だが、ユニオンジャスティシアは今教導官よりも武姫たちの力が強い。このまま戦えばダニエル教導官の命が危ない

 コウタが言うとキャリーは指令室を飛び出しました。そして、キャリーは自らマトリクスを持ち、マーロの前に向かいました。

「アナタが持ってきてくれたの?」

別の場所で受け渡す。姫令部には攻撃させない

「なるほど、そう考えているのね。いいわ、行きましょ♪」

 マーロは納得すると、キャリーと共にユニオンジャスティシアの軍隊から離れていきました。
 指揮していたマーロがいなくなり、姫令部に向かってきていたユニオンジャスティシアの軍隊は機能しないとコウタは考えていました。
 ところが・・・・・・。

「・・・・・・攻撃、用意。放て!」

 突然ユニオンジャスティシアの艦姫が姫令部を攻撃してきました。しかも、それを指示するのは人質となっていた教導官のダニエルでした。

「そんなことをしてキャリーを裏切る気か?」

「何のことでしょうか? 彼女に優しく声をかけただけに過ぎません。それに、彼女以外にも声をかけてますし、犠牲になるのも彼女たちも意思ですから」

 そう言ってダニエルはほくそ笑みました。



 *     *     * 




 一方、マーロも背を向けるキャリーに対し、魚雷を放ちました。

「・・・・・・バイバイ、キャリーちゃん♪」


担当マスターより

▼担当マスター:イヴェール

マスターコメント

○マスターコメント

 本シナリオは姫令部を防衛しながらダニエルが指揮する艦隊を撃沈し、またキャリーをかばい、マーロと彼が率いる飛行部隊を撃墜する、というものになります。
 また、『半人前教導官と生意気艦姫』のシナリオガイド及びリアクションをお読みいただけるとより楽しむことが出来ます。


●基本的な状況

アクシスパワーズの本拠地から離れた場所にあるこの姫令部は背後にあるマトリクス鉱山を隠すために建設され、入り江のような場所にその姫令部はありました。
現在、その姫令部はダニエル率いるユニオンジャスティシアの艦隊に攻撃されています。
一方、別の場所ではマトリクスを受け渡そうとしているキャリーをマーロの魚雷が狙っています。


【1】コウタと共にダニエルから姫令部を防衛する 難易度5

姫令部からスタートし、入り江に侵入してきたユニオンジャスティシアの艦姫から姫令部を守ります。
現在、ユニオンジャスティシアの軽巡洋艦と重巡洋艦の艦姫合わせて約20姫が向かってきています。
この防衛戦には、教導官であるコウタ・シンプウも参加し、主にダニエルと戦います。

コウタ・シンプウについて
 特異者たちがアーモリーに来てから教導官となった青年です。
 以前はキャリーと衝突していましたが、特異者のアドバイスにより彼女たちを長い目で見るようになりました。
 今回ユニオンジャスティシアの艦姫が向かってきたこと、さらにダニエルの裏切りにより出撃することとなりました。
 彼は主にダニエルと戦います。


ダニエルについて
 ユニオンジャスティシアのブルーアドミラル。地球でいう宝塚の男役のような見た目で格好良さと美しさを兼ね備えています。
 キャリーのような虐められる武姫たちに対し、優しく接していました。
 しかし、実際は信頼を得ては自ら犠牲になるように仕向けていました。
 今回も自らを人質にすれば、キャリー及びアクシスパワーズは攻撃できないと予想し、このような非道な作戦を決行しました。


【2】マーロ及び飛行部隊を撃墜する 難易度5

一方、マトリクスを受け渡そうとするキャリーはマーロから魚雷で狙われています。
このままではキャリーに魚雷が当たり、撃沈してしまいます。撃沈を防ぐには『庇う』必要があります。
特異者はキャリーを庇うことを優先するか、マーロに攻撃を優先するか選択できます。


・キャリーを庇う場合
現在のままではキャリーは魚雷の攻撃を100%受けることになります。
しかし、特異者が庇うことにより、魚雷の攻撃を人数で割った分だけに減らすことができます(例:特異者1人の場合、約50%。2人の場合、約30%)。
また、庇ったあと、自身や仲間、キャリーに治療を施すことはできます。
しかし、マーロや飛行部隊に攻撃する場合、マーロを優先した特異者よりも後に攻撃したことになります。

・マーロを優先する
マーロ及び飛行部隊にいち早く攻撃することができます。
ただし、キャリーを攻撃するマーロや魚雷を妨害することは出来ません。
数としては、アヴェンジャーの飛姫5姫、サンダーボルトの飛姫5姫が向かって来ています。



キャリー(フレッチャー級駆逐艦、DD-792「キャラハン」)について
先日鹵獲され、コウタのいる姫令部に配属された艦姫です。
以前は舐められる恐れからとげとげしい言動をしていましたが、特異者のアドバイスにより自信を取り戻し周囲と馴染んでいます。
今回、ダニエルと姫令部を守るために交渉に応じました。しかし、現在マーロに魚雷で狙われています。


マーロ(B-26 JM 「マローダー」)について
 ユニオンジャスティシアの飛姫。男性であるにもかかわらず、レオタードに女言葉を使います。
 囚われることを拒み、どんな相手でも徹底的に撃墜してきました。
 また、魚雷を使うことができ、現在それでキャリーの背後を狙っています。



【1】コウタと共にダニエルから姫令部を防衛する 【現在のMC参加人数:5】

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【2】マーロ及び飛行部隊を撃墜する 【現在のMC参加人数:7】

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