三千界のアバター

パンツァーテイル 死争の大地

リアクション公開中!

パンツァーテイル 死争の大地
基本情報

マスター:革酎
ワールド:ゴダム
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年12月10日公開!

シナリオガイド

闇間の真実を探れ

シナリオ名:パンツァーテイル 死争の大地 / 担当マスター:革酎



 ゴダムの小世界『明正』の西欧国家ゲルメンス帝国で勃発した、対邪顎戦闘は日に日に、その激しさを増しつつあるようでした。
 しかし無機質の肉体を持つ飛行鮫の群れは、ゲルメンス帝国がこのほど新たに設立した聖威兵団を向こうに廻して連戦連勝の勢いを見せており、帝国民の生活は次第に圧迫され始めています。聖威兵団は対邪顎戦用決戦兵器たる霊走戦車を多数配備され、戦力としては非常に充実している筈でした。
 ところが現実は、帝国民の期待を完全に裏切っていました。
 確かに霊走戦車は火力や機動性の面では邪顎に全く引けを取らないのですが、装甲や耐火性の面で非常に貧弱であり、またその操作性の難度も非常に厳しいことから、各地の戦闘で戦車兵が次々と犠牲になるという事態が続いているのです。
 戦車の数は十分に足りていても、肝心の戦車兵に事欠くという異常事態。
 この切迫した状況を打破する為に、帝国政府は欧州各国から機械歩兵操縦士を相当数、募集するという告知を打ち出しました。

 ゲルメンス帝国第二都心ノインツェス内の公園で、岩淵 耕三(いわぶち こうぞう)天堂 厳介(てんどう げんすけ)の両名は掲示板に張り出されていた官製広報を、何ともいえない表情で眺めていました。
「性別年齢国籍不問。機械歩兵操縦経験者優遇か……噂によりゃあ、英国のライトニングや佛国のロサノワールといった辺りの操縦兵の中でも、特に優秀なのが国家間同士の話し合いで掻き集められてるそうだな」
「それぐらいの技量でやっと乗りこなせる、ということでござろうな」
 先日、山間の田舎町グラーフォスで発生した対邪顎戦闘に於いて偶然霊走戦車に乗り込むチャンスを得た岩淵でしたが、この官製広報を眺めるうちに、正式な戦車兵として応募しようという気分になってきている様子でした。
 そんな岩淵に、厳介は不思議そうに小首を傾げて問いかけます。
「はて。岩淵殿はミカヅチの操縦経験など、あったのでござるか?」
「いや、無いよ。俺ぁ馬だけさね」
 当たり前のようにさらりといってのける岩淵に、厳介はただ苦笑を返すのみでした。
 この官製広報には、機械歩兵操縦経験が必須、とはひと言も記されていなかったのです。経験者はあくまでも優遇される、というただそれだけのことでした。


     * * *


 日ノ本から来欧した皇国陸軍警察省特使団は、ノインツェス内の高級ホテルにひとまず腰を落ち着けていました。
 外務局正次官松星宮 沙那子(まつほしのみや さなこ)は石造りの重厚な建物の一室で、外務局副次官鈴原 丈倫(すずはら たけみち)と深刻な表情で協議を重ねています。
 その議題の大半は、先日特使団に襲い掛かってきた鬼妖種の魔人ドクター・アンセムへの対策と、今後の方針についてでした。
 鈴原副次官は早速、帝国政府に護衛兵力の貸与を要請したのですが、帝国内防省クインツ・アンバルハン担当官は対邪顎戦が逼迫していることを理由に、即時の護衛兵力派遣は難しいとの回答を寄越してきたのです。
 今回の特使団来欧も、日ノ本政府が勝手に押しかけさせたものだけに、ゲルメンス帝国政府としては自分の身は自分で守れと突き放したような格好でした。
 実際のところ、護衛兵力の要請は却下されるだろうと踏んでいた鈴原副次官ですが、この時、アンバルハン担当官が妙なことを口走っていたと眉をひそめました。
「弁解のつもりかどうかは分からぬのですが、アンバルハン氏は確かに、我が国は、最早政治家だけではどうにもならぬ、と申しておりました。私はどうもこのひと言が妙に引っかかるのですが……」
「そうですわね。何か妙に含みのあるいい方のようですけれど」
 その時、室外から静かにノックする音が響きました。松星宮が囁くような声で応じると、ふたりの特使団護衛官に左右を挟まれるようにして、ひとりの年若い役人風の帝国民がドアの前に立っていました。
「帝国皇室庁特務次官、アルゼス・デューレンと申します」
「皇室庁の特務次官殿?」
 まるで予想外の人物の登場に、松星宮のみならず、鈴原副次官も目を白黒させていました。
 しかしこのアルゼス特務次官なる人物は、非常に焦り切った様子で更に予想外の台詞を口にしたのです。
「突然のことで大変恐縮なのですが、あなた方の中から選りすぐりの武人をお貸し願いたいのです」
 全くもって突然過ぎる要請でした。
 松星宮も鈴原副次官も呆然とするばかりですぐには答えが出てこなかったのですが、この時、鈴原副次官は先日の対ドクター・アンセム戦で活躍した者達の存在を、咄嗟に思い出していました。
 彼ら、或いはその仲間達ならば──という直感が浮かんだのです。
担当マスターより

▼担当マスター:革酎

マスターコメント

 本シナリオガイドをお読みくださり、ありがとうございます。
 引き続き小世界『明正』の欧州編パンツァーテイルをお届けします。

 今回は正式に戦車兵として霊走戦車に乗り込むチャンスが発生している他、妙な形でゲルメンス帝国政府に繋がりを持つ切欠も流れ込んできました。

 まず聖威兵団入団ですが、こちらは基本的に霊走戦車ひ搭乗する戦車兵としての募集となります。
 霊走戦車には砲手、霊供兵、操縦兵の三名が乗り込むこととなっており、砲手は射撃や砲撃が得意な人材、霊供兵は魔術的な素養に富んで精神力が豊富な人材、操縦兵は四足式戦車の機動操作を任される人材、という位置づけで募集されることとなります。
 聖威兵団は即戦力を求めていますので、配属後、すぐに対邪顎戦に突入というケースも十分考えられます。

 一方、松星宮と鈴原副次官の両名と行動する場合は、アルゼス特務次官と一緒に帝国政府内の中でも特に密室性が高いといわれている皇室庁へ足を運ぶことになります。
 そこで何が待っているのかは、行ってみてのお楽しみということになりましょうか。

 尚、本シナリオは明正や関連する過去のシナリオをご存知なくても、問題なくご参加頂けます。
 また過去に明正シナリオでアバター死亡と判定されたアバターでも、使用可能とします。(日ノ本が舞台になることはありませんので)
 但し舞台はあくまでもゲルメンス帝国ですので、日ノ本や一振に関係するアクションは不採用となります。ご注意下さい。
 また、今回から明正ルールに則ってアバター死亡判定も発生しますので、ご注意願います。
 それでは、皆様からの素敵なアクションをお待ちしております。

聖威兵団入団

6

帝国政府皇室庁へ出向く

4