三千界のアバター

殺人八百長ベースボーラーズ

リアクション公開中!

殺人八百長ベースボーラーズ
基本情報

マスター:るう
ワールド:ゴダム
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:不可

スケジュール

2018年07月30日公開!

シナリオガイド

マフィアの不興を買った人気打者の命運はいかに――

シナリオ名:殺人八百長ベースボーラーズ / 担当マスター:るう


 ジャカマクソン近郊、ニューサフォーク・スタジアムは、大きな歓声に包まれていました。

「長らくお伝えしてきましたケープランド・ドルフィンズ対ニューサフォーク・ディキシーズの試合も9回裏2アウト。ついに佳境に入りました!
 ディキシーズが3点を追う展開で、ドルフィンズの投手はレフティ・シーコット。一方のディキシーズがバッターボックスに送りだすのは……今日は3打席とも凡退の、ディキシーズのホームラン王! エイブ・ルイス!!
 一発逆転の満塁ホームランは、はたしてとび出すのか!?」
「「「Woooooo!!!」」」
「「「Yeaaaah!!!」」」



 が、実況席とスタジアムが期待に盛りあがっていた頃――。

「……ディキシーズは勝てんよ」
 薄暗い秘密の部屋の中、その男、ドン・フェリシアーノはほくそ笑んでいました。
「奴は三振し、4対1でドルフィンズが勝つ。その筋書きは変わらない……そして我々が張ったチップは、数倍になって返ってくるという寸法だ」



 再び、スタジアム──。

 打席のエイブ・ルイスことエイブラハム・ユージーン・ルイス・ジュニアは、ある葛藤に苛まれていました。

(俺はマフィアどもに、八百長試合を強要されている……このまま三振すれば奴らの望みどおりになり、俺にも悪くない報酬が入る)
 そんな彼の脳裏には、昨日、とある病院で面会した、ひとりの少年の顔が浮かんでいます。
(あの難病の少年を救うには、困難な手術に挑むしか道はない。彼は、その手術を恐れている。
 だが、彼は俺の顔を見て約束したんだ……俺が今日の試合でホームランを打てば、勇気を出してその手術に挑んでみせる、と)
 彼との約束を果たすには、言うまでもなくこれがラストチャンスです。が……もしも本当にホームランを打ってしまったら?
(俺はマフィアどもの怒りを買い、殺されるかもしれない。きっと、家族にも危険が及ぶ)

「ストライーク!」
 葛藤している間にも、ボールは無慈悲にストライクゾーンにつき刺さりました。
(どうすればいい……?)
 が、悩んでいる間にも再び投球。再びキャッチャーミットが小気味よい音を立てます。
「ストライク、ツー!」
「どうしたことでしょうエイブ、ど真ん中へのストレートを2連続で見逃しです!
 これでディキシーズ、後がなくなりました……エイブ、このまま無安打で終えてしまうのか!? それとも今までの鬱憤を晴らすかのように、豪快なホームランを見せてくれるのか!?」

 レフティは、ゆっくりと最後の投球フォームに入りました。彼の左手から放たれたボールは、まさに、エイブが最も得意とする軌道を描きます。
 エイブには、周囲の時間が止まったかのように感じられました。
(俺は、球界のヒーローたちに憧れてこの打席に立ってきた)
 ボールが刻一刻と迫ってゆく中、エイブの中では自らの半生が、走馬灯のように駆けめぐります。
 貧しく荒れていた少年時代。野球との出会い。最初の球団での長く辛い下積み時代。今も尊敬する打撃王の姿。……そして彼からホームラン王の座をもぎ取ったあの瞬間! あの時、彼は自らも球界のヒーローとして名を刻まれたのです!
(そうだ。今は……俺自身がヒーローだ! ヒーローが悪人に加担して、少年の純粋な瞳を曇らせるわけにはいかない!)

 カキン――。
 エイブがバットを振りぬいたと同時、白球は高く高く昇ってゆきました。
 しばし鎮まりかえる観客席……それが次の瞬間には、轟音となった歓声に包まれます。
「エイブ……打った! 伸びた、伸びた、伸びた、伸びた……入ったーーー!!!!!
 エイブラハム・ユージーン・ルイス・ジュニア、中央スタンドに文句なしの大々々ホームランです!! 9回裏3点差、2アウト2ストライクから、エイブ・ルイスがサヨナラ満塁ホームランを決めました!!!」



『2アウト2ストライクから、エイブ・ルイスがサヨナラ満塁ホームランを決め――』
 ――ブツッ。
 暗い部屋で優雅にラジオを聞いていたドン・フェリシアーノは、乱暴にラジオのスイッチを止めました。
「エイブ・ルイス……貴様はなんということをしてくれたのだ」
この八百長は、彼が持てる限りの金とコネと暴力を使って設えた、一世一代の大舞台だったのです。
密かに球界に根を張って、用意周到にカモを品定めして食いつかせた後、彼にとって都合の良い人物が利益を得るよう試合を操作してみせる。それはセルペンテ・ファミリーなき今のゴダムにおいて彼と彼の組織が裏社会に存在感を示すためには、必ず成功させねばならない“事業”でした。
「ディキシーズのオーナーを呼べ」
 彼は、憮然と部下に命じました。
「ディキシーズには、我々の『チーム』との『親善試合』をしてもらう。
 我々カクタスは有名選手にも容赦ない……それを明らかにしてやることで、我々に歯向かう者たちにも、今回の件で我々を舐めようと考えた奴らにも、それがいかに愚かなことか思い知らせてやろう」
担当マスターより

▼担当マスター:るう

マスターコメント

 そんなわけでゴダム世界の一角で、マフィアの威信をかけた殺人野球試合が企画されてしまいました。
 どうも皆様、るうでございます。
 標的は、ニューサフォーク・ディキシーズのホームラン王、エイブ・ルイス。彼を殺害するための野球試合を妨害し、マフィアカクタスの陰謀をうち砕いてください!

 ……というわけで野球やろうぜ!
 正確なルールはご存知なくとも問題ありません。細かい部分はGMの側でいい感じに調整いたします。



●基本的な状況

 エイブがカクタスから強要された八百長試合を台無しにしてしまったため、ディキシーズはカクタスの集めた殺人野球チームとの秘密試合を強要されてしまいました。
 もっとも『秘密試合』とは言いながらこの試合、球場を借りきって多くのマフィア関係者を観客として呼んだ、大がかりなものではあるのですが。
 カクタスは、試合中の事故を装ったラフプレーでエイブを殺害し、それ以外の選手にも怪我を負わせたりすることでディキシーズに制裁を加えようと目論んでいます。そのためチームメイトたちは出場を拒否していますが……ディキシーズが試合に応じなければ、エイブはいつどこで暗殺されてしまうか判りません。
 逆に言えば、皆様がチームメイトに代わりこの殺人野球に参加するならば、エイブが少なくともこの試合の開始までは暗殺されずにいることを保障できるわけです。
 なお、関係当局はカクタスとドン・フェリシアーノの動きこそ掴んでいますが、逮捕しようにも隠れ家を見つけられずにいます。特異者の皆様が殺人試合からエイブを守りきり、逆に殺人野球チームを追いこむことさえできれば、焦ったフェリシアーノが尻尾を出すでしょう。そうすれば彼は秘密捜査中の当局に逮捕され、カクタスは瓦解し、エイブとチームを狙う者はいなくなるのです。

 敵の殺人チームは、殺人投球や殺人スライディングなどが可能であるように人体改造したアウトロー内野手が6名、スポーンの力を用いて異様な守備範囲と送球能力を誇るスポーン外野手が3名。1人倒すごとに1人、常人並みの野球能力を持つ凡庸なマフィア選手が補給されます。
 凡庸なマフィア選手はラフプレーこそするかもしれませんが、殺人能力はありません。全員を彼らに交代させた後は、ご自由に野球をお楽しみいただけます。



【1】攻撃に回る 難易度:3

 この試合は激しい戦いが予想されるため、攻撃時と守備時でメンバーを切り替えるほうが賢明です。

 打撃や盗塁など、攻撃時を担当する方はこちら。
 想定される敵の行為は、身体狙いの投球や送球、ほぼパンチに近い殺人タッチ、内蔵隠し銃での銃撃などでしょう。ただし、あまりにあからさますぎる行為は、一応は禁止となっています。



【2】守備に回る 難易度:3

 投手や野手など、守備時を担当する方はこちら。
 想定される敵の行為は、選手狙いの打撃、内蔵ドリルによる殺人スライディング、これまた内蔵隠し銃での銃撃などです。こちらもやはり、あまりにあからさますぎる行為は、一応は禁止となっています。



【3】観戦する 難易度:1

 試合を観戦したり、応援したり、飲み物を売ったり……とにかく球状内での『選手としての参加以外の行動』をしたい方はこちらへ。
 案外、ここでの行動の結果が試合の行く末に影響を及ぼす場合もある……かもしれません。

 LCにMCを応援させたい場合(あるいはその逆)やGAメンバーを応援したい場合は、【3】ではなく【1】【2】をお選びくださってもかまいません。



 もしも【1】【2】合わせてMC・LC・フェローの合計人数が9人を下回った場合、エイブが出場します。そうなれば、彼の命は風前の灯でしょう。
 エイブが死亡してしまった場合、その時点で皆様はコールド負けとなります。
 彼を守るため、皆様の野球愛をお見せください!

【1】攻撃に回る

3

【2】守備に回る

3

【3】観戦する

1