三千界のアバター

中二のシリトくん~はじめてのRWO~

リアクション公開中!

中二のシリトくん~はじめてのRWO~
基本情報

マスター:桜川 十二夫
ワールド:RWO
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年04月03日公開!

シナリオガイド

特異者になりたての自称《黒き剣士》シリトと行くRWOクエスト!

シナリオ名:中二のシリトくん~はじめてのRWO~ / 担当マスター:桜川 十二夫


 ポリアナード王国、サルマティア。
 この街に、この日、一人の少年が降り立ちました。
 彼はその華奢な拳を握りしめると、片頬を釣り上げるニヒルな笑みをことさらに意識しながら、誰に言うともなく、ひとりでつぶやきます。

「戻ってきた……この世界に……!」

 彼の名は自称「《黒き剣士》シリト」こと、尻隠 藤吾(しりがくれ とうご)。
 つい最近、特異者になったばかりの、中学二年生です。

 ヒーローに憧れる彼は、ワールドホライゾンでも最近になって力を入れ始めた世界RWO《レディアントワールズオンライン》でならば、自分もきっと活躍できるはずと、勇みやってきました。
 彼は特異者になる以前から、RWOのゲームをプレイしていました。
 この世界のすべてを知り尽くしているという自信があります。
 今回はアタッカーでアバターを作り直したので、今から最速のレベリングを目指し、この世界のヒーローになることを狙っています。

「レベリングを考えたら、ソロが一番効率良いんだ」

 誰に聞かれたわけでもなく、彼はそうひとりごちると、街での準備もそこそこに、近くの森へと向かいます。

 森の浅いところを道なりに、近隣の村へと向かっていると、道の先から聞こえてきたのは幼い少女の悲鳴でした。
 彼は自分の知識が十分に通用することを確信し、またニヒルっぽい笑みを浮かべると、急ぎ悲鳴の方へと向かいます。
 そこには、雑魚モンスターの一種、コボルトに追い回される少女の姿がありました。
 彼はすぐさま剣を取り、コボルトを追い払いました。

「あ、ありがとうございます!」

 少女は涙ながらに、彼にお礼を言います。
 ワケを尋ねると、少女は病気のお父さんのために森の奥に薬草の花を取りに行かないといけないのだそうです。
 でも、森の奥にはモンスターがいるので、自力で取りに行くのは難しく、助けてくれる冒険者を探しに、サルマティアの街へ行く途中だったと言います。

「そういうことなら、俺に任せておけ。この《黒き剣士》シリトに」

 藤吾はニヒルでカッコイイ笑みを意識しつつ、少女に微笑みかけました。
 すべては、彼の記憶していた通りに進んでいます。

 少女の依頼を受けて森に向かうと、薬草の場所にはトレントがいるはずです。
 でも、このモンスターはそこまで強くありません。
 薬草を手に村へと赴くと、今度はコボルトたちが集団で村を襲ってきます。
 これも村人たちと手分けをすれば、なんとか対応できるレベルです。
 その後、コボルトたちが村を襲った理由が、森のトレントの異常発生にあるとわかり、トレントのボス、エルダートレントを討伐しに行きます。
 これもその頃にはレベルが上っているので、ギリギリ可能です。
 それら一連のクエストの最後に、村長からお礼にもらえる剣が序盤ではかなり強いはずなのです。

「ほんと!? ありがとう!」

 無垢な少女は、シリトの言うことを疑いもしません。

「森の奥のトレントのところに薬草が生えているはずなんだけど、どうしてか最近は全然無くって、森の奥に最近現れたおっきなトレントのところにしかないの! でも、オニイチャンは強い剣士さんだからダイジョウブだよね! しかも、コボルトも最近たくさん増えちゃって、ボスがやっぱり強そうなの! 今にも食べ物を奪いに村までやってきそうだから、誰かに助けてもらわないとダメだって村長さんが言ってたの。それもオニイチャンなら、ラクショウだね! じゃあ、わたし、村長さんたちにおはなししておくから!」

 少女は矢継ぎ早にそう言い残して、村への道を駆け戻って行きました。
 残された《黒き剣士》こと藤吾は、少女の言葉を呆然と反芻しています。

 薬草がエルダートレントのところにしかない?
 すぐにも村にコボルトが攻めてくる?
 コボルトのボス? そんなのいなかったはずなのに!

 自分の知っているクエストとあまりにも様変わりしすぎていて、彼は途方にくれます。
 ログインしたばかりの初期状態では、とても対応できません。
 かといって、少女はすでに村へと戻ってしまいました。
 クエストは受注状態になっています。

 彼がいつまでも途方にくれていると、偶然、特異者の大先輩である星川 鍔姫たちが通りかかりました。
 藤吾が困っているのを見て、鍔姫たちは事情を聞き出します。
 結果として、他の特異者にも声をかけて、鍔姫たちは事態に対処することになりました。
担当マスターより

▼担当マスター:桜川 十二夫

マスターコメント

●目的
1)村の防衛
成功条件:村人および施設の防衛(半数以上)
失敗条件:村人の死亡/施設の破壊(半数以上)

2)少女のお父さんを助ける
成功条件:少女の父親に薬草を届ける
失敗条件:少女の死亡/父親の死亡

3)中二の藤吾を守り、導く
成功条件:シリトの生存
失敗条件:シリトの死亡

●場所
・村
 二十数戸の建物からなる、小さな村。
 木の柵や物見櫓で外的への対策はされているが、侵入を必ず阻むようなものではない。
 コボルドの侵攻を村の敷地から迎え撃つ場合、侵入されて乱戦になるのは避けられない。
 村人たちも戦力となりうるが、せいぜい足止め程度、コボルトを倒し切るのは難しい。
・村の周辺
 森の際に村があり、村から森の奥へと道が続いている。
 コボルドたちは森から侵攻してくる。
 森のなかで戦いが始まれば、知能の低いコボルトたちはそれを無視することはない。
・森の奥
 村から続く道の果てた先、森の奥深くにエルダートレント、そして薬草の生息地がある。
 トレントたちは普通の樹木に紛れているため、不意打ちに気をつける必要がある。
 また、火を使った攻撃は延焼の可能性があるため、十分な対策がなければ控える必要がある。

●敵
・コボルト x 30体ほど
体長:1~1.5m
体重:30~50kg
武装:棍棒、錆びた剣、服、鎧など
攻撃:手にした武器での攻撃、爪や牙
説明:
犬や狼などの獣が二足歩行となったようなモンスター。
道具を利用する智恵はあるが、それ以上ではない。
基本的に目の前の敵や獲物しか見えていない。
特殊な攻撃やバッドステータスは持たない、いわゆる雑魚モンスターの一種。
駆け出しの冒険者でも1対1なら問題なく倒せる。
しかし、基本的には群れで行動するため、甘く見て突っ込むと連携の餌食となる。

・コボルトロード x 1~3体ほど
体長:2~3m
体重:70~90kg
武装:大剣、革製鎧
攻撃:大剣でのなぎ払い、爪や牙、咆哮
説明:
歴戦を生き抜いた古強者のコボルト。
コボルトの一団を率いて商隊や村、集落などを襲う。
知能はコボルトに比べれば高いが、策を弄するほどではない。
そのかわり戦闘能力はずば抜けて高く、身の丈ほどの大剣から繰り出される斬撃や爪、牙は強力で、巨躯のわりに動きも素早い。
大音量の咆哮により相手をひるませることができる。

・トレント x 10体ほど
体長:3~6m
体重:200~500kg
武装:なし
攻撃:枝の鞭、体当たり、のしかかり、状態異常の実
説明:
森に生息する植物モンスター。
その大きな幹や太い枝による攻撃は手痛く、また毒や麻痺といった状態異常を引き起こす実を投げつけてくるのが厄介だが、動きは驚くほど鈍く、さほどの脅威ではない。
コボルトよりはやや手強いが、やはり雑魚モンスターの一種。

・エルダートレント x 1体
体長:10~15m
体重:3.5~5t
武装:
攻撃:枝の鞭、状態異常の実・花粉、木の葉の刃、蔦の拘束
説明:
悠久の年を経た巨樹のトレント。
人の身体ほどもある枝のなぎ払いは十分な殺傷力を持つ。
また、状態異常の実の他に広範囲に花粉を振りまいたり、驚くほど鋭い木の葉を舞い散らせる、蔦によって相手を拘束するなどの多くの手札を持つ。
歴戦の冒険者が1パーティーでなんとか討伐できるほどの強者。

●諸注意
・少女の父親は薬草がなければ保って数日の命。
 コボルト、トレントと順に対応するのは難しい。

●ご挨拶
みなさま、はじめまして。
今回が初シナリオとなります。
さまざまな冒険を皆様と綴っていければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

村の防衛

2

コボルト・ロードの討伐

3

薬草の採取

4