三千界のアバター

　それはある日のことです。
　世界を巡り様々な難題や事件を解決しているあなたは、今日が何の予定も入っていない空白の日だと気づきます。
　疑似時間を知らせる時計が午前を過ぎ、午後を跨ぎ、夕刻を示し始めた頃に気づきました。
　貴重な一日を無為に過ごしたかと後悔するあなたでしたが、同時に、今日までの思い出があふれるように脳裏に蘇ります。
　不思議の声の導かれるままにワールドホライゾンに召喚されたあの日。
　あの日からどれだけの歳月が流れたことでしょう。
　今日は不思議な日でした。
　まるで海の凪のように穏やかな日でした。
　何も無いというのが奇妙なほど心地よく感じています。
　振り返ると今日までの道のりが見えるよな不可思議な感覚でした。
　取り留めのないそれらに、何を思ったのかあなたは机に向かうと手紙を書き始めます。







　現在の自分から、過去か、未来のあなたに向けて、
　あなたは手紙をしたためるのでした。

　はじめましての方もお久しぶりな方も、こんにちは。保坂紫子と申します。
　どうぞ宜しくお願い致します。
　当シナリオは現在の自分が過去か未来の自分に宛てて手紙を書くという内容です。封をしてしまえば机の引き出しにしまい込むような密やかなシナリオとなっております。

　注意点として、他のシナリオやリアクションからの参照は行いません。アクションにて参照ページを記載されても閲覧致しません。
　ただし、アクション内にて全て補完されている場合は今まで通り判定致します。
　また、『手紙』とガイドでは案内させて頂いておりますが、大仰大袈裟（描写できる保証ができません）なものでない限りメッセージ性が明確であればこれに限定しなくても大丈夫です。
　また、内容によっては表現の限界がございますことをご了承してくださると嬉しいです。


　あなたからあなたへ。
　気持ちの欠片を、言葉にしてみてはいかがでしょう。