三千界のアバター

バニティー・ヒーロー

リアクション公開中!

バニティー・ヒーロー
基本情報

マスター:MAO
ワールド:RWO
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年02月26日公開!

シナリオガイド

僕は、英雄になりたかった

シナリオ名:バニティー・ヒーロー / 担当マスター:MAO



 文字通りに世界をまたぐ大規模オンラインゲーム――そして、『他の世界』を認知出来る者達にとっては新たな異世界・RWO
 このオンラインゲーム内で近頃、プレイヤー達の話題となっているキャラがおりました。
 その名はタカト
 ゲーム内において高額で取引されているレアな装備を全身にまとい、ヴォルテックスを攻略していく彼の知名度が上がるにつれ、タカトは他のプレイヤー達から羨望の眼差しを向けられるようになっていました。
 しかしそんな周囲にも驕らず、困った者がいれば身銭を切ってでも助けるタカトの人気は、一部でバウアーの再来だなどと彼を英雄視するプレイヤーの声まで聞こえてくるほどです。
 そんな彼は今日も、トレードマークとなりつつあるレア装備を見て彼がタカトだと気づいた者達に囲まれ、自分のイベントを手伝って欲しい、一緒にヴォルテックスへ行こうと引く手数多に声をかけられていました。

「……皆、ごめん。僕はそろそろ落ちなくちゃいけないから……」

 落ちる――オンラインゲーム上で『ログアウト』を意味する言葉を申し訳なさそうに告げたタカトに、彼を囲むプレイヤー達から不満の声が上がりました。
 それをなんとか宥めすかして彼らを納得させたタカトは、惜しむプレイヤー達に見送られながらゲームを終了したのでした。

◆◆◆◆◆◆

 ――日付が変わって、ここは神多品学園都市
 下校途中の学生達で賑わう通りから逸れた細い路地の奥で、一人の男子生徒が数人の男達に囲まれていました。
 その男子生徒の名前は、柳田 孝斗(やなぎだ たかと)。リージョン・ユニバースに通う学生です。
 そして彼を取り囲んでいる男達は、同じリージョン・ユニバースのドロップアウトや楯無高校の不良達でした。

「孝斗クンさ~もうやめたいとか、本気で言ってんの?」

 その不良達の一人が孝斗にそう凄んでから、彼の顔のすぐ傍で壁を殴りつけました。

「おまえ、ふざけんなよ! おまえがゲームの中でチヤホヤされてんのは全部、俺達から買った『アメ』のおかげだろうが!」

 この不良が言った『アメ』とは、RWO内で使用されている通貨を指す彼らの隠語――つまり孝斗は、この不良達から現実のお金でRWOの通貨を購入、いわゆるRMT(リアルマネートレード)をしていたのです。
 それを使ってレア装備を買い揃えてヴォルテックスを攻略し、他のプレイヤーへの資金援助などを行って……RWO内での『タカト』の名声はそうして得たものでした。
 現実ではゲームが好きな普通の学生である孝斗にとってそれは何よりも快感で、まるで自分が本当に英雄であるかのように感じました。
 しかしその一方で、その名声が不正な行為で得たものだという後ろめたさと罪悪感が積み重なって彼を苛みました。
 ですが孝斗が見栄を張る虚しさに気づき始めても不良達は彼を逃がさないとばかりに暴力で脅し、高額なトレードを無理矢理させたり、自分達の手伝いを強要したりしてきました。
 これまでは彼らの脅しに屈してきた孝斗でしたがもうこんな事は嫌だと弱気な自分を奮い立たせて、

「ぼ、僕はもう『アメ』もいらないし……君達の手伝いもしたくないんだ……!」

 と叫んでから不良達の隙をついてその場から走り去っていきました。
 孝斗が逃げていくのを見て舌打ちした不良が、すぐさまどこかに連絡を取りました。

「……あっ、白川サン。孝斗のヤツが逃げ出しやがって……」
『あぁ? 何やってんだ。リーダーと黒田には黙っといてやるから、二度と俺達に逆らう気が起きないようにしてやれ――最近『こっち』は治安維持の連中が俺達の事を嗅ぎ回ってやがるからヤツの大好きなゲームの中でな』

 指示を受けた不良達は『わかりました』と返事をして、孝斗に制裁を加える為に動き出したのでした。

担当マスターより

▼担当マスター:MAO

マスターコメント

 ガイドをご覧下さった皆様、こんにちは。こんばんは。
 そして、初めまして。
 本シナリオを担当致します、MAOと申します。
 当ガイドをご覧頂きありがとうございます。
 こちらが今年初のシナリオとなりますので、もう2月になっておりますが本年もよろしくお願い致します。
 
 さて今回のシナリオは、新たに始まったRWOの世界が舞台です。
 さらに別世界である神多品学園都市でも話が展開していく少々特殊なシナリオとなっております。
 その為、本シナリオにおいてのルールや注意事項などがございますので、このガイドをよくお読み頂いた上でアクションをおかけ下さいますようお願い致します。
 
 柳田 孝斗(やなぎだ たかと)とRWOの『タカト』について
 柳田 孝斗はリージョン・ユニバースに通う男子生徒で、ゲームが趣味のどこにでもいる普通の学生です。
 彼は近頃始めたRWOに『ハマって』おり、そのRWOで孝斗が使用しているキャラクターが『タカト』です。
 最初は孝斗も普通にRWOをプレイしていたのですが、ある時クラスメイトからRMTを持ちかけられ、それによって得たゲーム内の通貨でレアな装備を買い揃えてヴォルテックスを攻略していったタカトは、他のプレイヤーから羨望の的として見られるようになりました。
 それに孝斗は、まるで本当の英雄になったかのような快感を覚えましたが、同時に不正行為をしているという罪悪感も積み重なっていきました。
 そんな彼にRMTを持ちかけてきた不良グループは、孝斗を暴力で脅して高額なRMTを行わせたり、無理矢理に自分達の手伝いをさせたりしてきました。
 これまでは脅しに屈してきた孝斗も、こんな事を続けるのはもう嫌だと不良達に決別を宣言して逃げ出したのですが……それを許さない不良達はゲームの中にまで彼を追いかけて、二度と逆らわないように制裁を加えようとしています。
 
 RMTを行っている不良グループについて
 ゲーム内の通貨を現実のお金で購入する行為、RMT(リアルマネートレード)を組織的に行っているグループです。
 メンバーは楯無高校の不良やリージョン・ユニバースのドロップアウト達で構成されており、学内でRWOをプレイしている生徒達を標的にしてRMTを行っていました。
 孝斗のように最初は親しげに声をかけて生徒達にRMTを持ちかけて、話に乗った生徒を次には暴力で脅して高額なRMTでお金を巻き上げたり、無理矢理に自分達の手伝いをさせたりしています。
 彼らの被害に遭った生徒達が委員会に相談し、治安維持部隊が捜査に乗り出しました。
 しかし、相談に来た生徒達がその後、グループからの制裁によって口を閉ざすようになり捜査は難航。
 しらみつぶしにメンバーを捕まえてもトカゲの尻尾切りで、グループのトップの正体は未だに掴めていません。
 しかし治安維持部隊の地道な捜査により、グループについては以下の事が判明しています。
 
 一つ、グループはRWOと神多品で活動している。
 一つ、グループには『リーダー』と呼ばれるトップの他に、白川(しらかわ)と黒田(くろだ)という名前の幹部がいる。
 一つ、リーダーはRWOにログインしているか神多品にいるが、詳しい居場所は白川か黒田のどちらかしか知らない。
 一つ、白川と黒田が同じ場所にいる事は無い。
 
 そして最後にもう一つ――今現在、柳田 孝斗という男子生徒が彼らから制裁の対象として狙われているという情報を得ています。
 それを受けて治安維持部隊が孝斗の保護とRMTグループの壊滅に向けて動き出しましたが、その動きを察知したRMTグループ側も警戒を強めています。
 
 アクションパートについて
 今回の行動は大きく分けて二つ。
 孝斗の保護とRMTグループの捜査と捕縛です。
 ()内の世界において、各パートに基づいた行動をします。
 
 1:孝斗の保護(RWO)
 RWOへとログインして、孝斗をRMTグループから保護します。
 孝斗は自分が制裁の対象となっている事を知りませんので、不用意にRMTの事を話題に出すと警戒したり、自分を捕まえに来たのかと思って逃げ出す可能性があります。
 神多品では治安維持部隊が目を光らせている為、RMTグループはRWOのゲーム内で孝斗に制裁を加えようとしており、彼を追っているのはグループのメンバーが操作しているRWOのキャラクターです。
 ロールは様々で数も多いですが、それほど強くはありません。
 
 2:RMTグループの捜査(RWO)
 RWO側からRMTグループの捜査を行います。
 こちらでもグループメンバー達のキャラが捜査を妨害してきます。
 また、グループのリーダーの居場所を知る為に、幹部の白川か黒田のどちらか、そしてシナリオの展開次第ではリーダーとも対決する事になります。
 白川と黒田はタンクかアタッカーのどちらかで、それなりの強さがあるようです。
 そしてリーダーに関しては、その強さもどんなロールなのかもわかっていません。
 
 3:RMTグループの捜査(神多品)
 神多品側からRMTグループの捜査を行います。
 こちらのパートでは、治安維持部隊と協力して捜査をしていきます。
 神多品では実際のグループメンバー達が妨害をしてきます。
 こちらでは現実の白川か黒田、そしてシナリオの展開によってリーダーとも戦闘となります。
 下っ端達はRWO同様にさほど強くありませんが、白川と黒田は楯無高校の不良かサイオニックのドロップアウトのどちらかで、強さはRWOで戦う事になるもう一人と同じぐらいの強さです。
 実際のリーダーの正体も掴めておらず、どんな人物なのかさえわかっていません。
 
 本シナリオにおいてのルールと注意事項
 今回、二つの異世界での話が同時進行するという特殊なシナリオでアクションをかけて頂くにあたり、いくつかのルールと注意事項を記載させて頂きます。
 
 ◎メインアバターは、参加されるパートで活動する世界のアバターを適正とする。
 パート1と2ではRWOのアバターを、パート3では神多品のアバターを適正と致します。
 ですのでそれ以外のアバターをメインとされた場合、RWOではデータの改ざんとみなされてアンチボディが出現し、神多品ではコスプレ扱いされます。
 システム上ではRWOのシナリオとなっておりますが、今回のアバターに関しましては上記のルールにおいて適正の判定をさせて頂きます。
 
 ◎RWOへのログイン方法は、『ゲートを通って直接ログインする』か『神多品からゲーム端末を使ってログインする』のどちらかとする。
 神多品以外の異世界にあるゲーム端末などからRWOへログインする事は本シナリオでは出来ません。
 また、神多品にいるPCが後からRWOへログインしたり、その逆にRWOへログインしているPCが神多品でも行動をするのはダブルアクションとして無効になります。
 
 ◎MCとLC・フェローが別々の世界で行動するのはNG。
 『神多品で捜査をしていたMCが得てきた情報を、ゲーム端末からRWOへログインしているLCに伝えて仲間へ知らせる』といったアクションは、MCがアクションパート3、LCがアクションパート2の扱いとなりますので無効と致します。
 ただし、同じ世界の別の場所へ向かうのは可能です(例:MCが楯無商店街、LCがラ・デェス神多品へ行って捜査をする)
 
 ◎RWOと神多品間で直接連絡を取り合う事は不可能とする。
 具体的には、ゲートを通って直接RWOにログインしているPCと神多品にいるPCが直接連絡を取り合う事は、越界行為となりますので不可能です。
 ゲーム端末を使ってログインしているPCが神多品にいる他のPCと連絡を取る事は可能ですが、その間RWOにいるキャラは行動不能の無防備な状態となりますので注意して下さい。
 
 ※その他にも上記のルールと注意事項以外で判定の難しいアクションがあった場合は、こちらの判断で調整をさせて頂く事がございますので予めご了承下さい。
 
 二つの世界をまたぐオンラインゲームならではの事件。どうか皆様の手で解決へと導いてあげて下さい。
 

孝斗の保護(RWO)

2

RMTグループの捜査(RWO)

3

RMTグループの捜査(神多品)

3