三千界のアバター

迷路の末見えた道は

リアクション公開中!

迷路の末見えた道は
基本情報

マスター:朱坂理樹
ワールド:アルテラ
 
 

料金

MC参加:100ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年05月31日公開!

シナリオガイド

助けを求めてくる盗賊、助ければ即刻死刑!?

シナリオ名:迷路の末見えた道は / 担当マスター:朱坂理樹


 小さな町 ヘカトリアの古い宿屋の一室、ユミはベッドに腰掛け、膝元に置かれた古びた日記帳をじっと見つめていました。
 それを読めば、”失われた過去を思い出すことが出来る”とガルは言っていました。

「ユミさん、無理しなくても……」
 近くで見守っていたリルが心配そうに声をかけます。
「ううん、大丈夫。皆がここまでしてくれたのに私だけ逃げるわけには行かないもの」
 ユミはついに意を決して古びた日記帳を開きました。

「…………え」

 そこに広がるのは真っ白なページでした。
 ふとリルは表紙に文字が浮かび上がった事に気がつきました。

「「己の道を指し示せ?」」
 ユミとリルは浮かび上がる文字を同時に読み上げます。
 2人は顔を見合わせて首を傾げます。
 その時でした、慌てた様子でワッフルが慌てて駆け込んできます。

「た、大変!!! 町中に火の手が!!」
「火……」
 ユミは目を一瞬見ひらくと、体を強ばらせました。
 その様子を見たワッフルは慌てて言葉をつなげます。
「あ……大丈夫! ユミはここで――」
「……見る、私も様子を見に行くわ!」
 ユミは立ち上がると呆気にとられたワッフル達を通り過ぎ、外へ赴きました。

 扉を開けるとそこには火こそは見えないものの、空に浮かび上がる煙が目に写りました。
「――っ、大丈夫……怖く無い……」

「ユミ・ハーマイン! 兄貴を、仲間達を助けてくれ!」
 その時でした、フードをかぶった男がこちらへと走り寄ってきたかと思うと、どこからかダガーナイフを抜き出し、ユミの首元に突きつけてきました。

「それが物を訪ねる態度とは思えないわ」
 男の背後には弓矢を構えるリルと、剣を突きつけるワッフルの姿があります。

「怪しさ満載でしょ、それにその身のこなし盗賊か何かでしょ!!」
 突然、パンッと手を叩く大きな音が鳴り響きました。
 ユミは「待って」とワッフルに剣を下げさせます。

「貴方の話を聞かせてくれないかしら?」
 ユミは先ほどまでの呆けていた顔が嘘のように鋭い目つきで盗賊の顔をのぞき込みました。

   §

 ――そのころ、小さな双子がこの町に訪れようとしていました。

「ふっ、ふっ、ふっ!! 事件あるところに我あり!!」
「……」
 無邪気にはしゃぐ男の子、トーマスとは対象的に妹のソフィは神妙な趣で町の奥を眺めていました。
「……お兄ちゃん、さっき盗賊団のリーダーが、首をきられるって話……へんじゃないかな」
「えっ、なにが? だって、盗賊って悪じゃん?」
「それに、盗賊を助けた人も即しけいって――」
「も~、大げさだって。盗賊は悪、それを捕まえるのも探偵の俺達の仕事なのだあ! わーっはっは」

 トーマスは笑い声をあげながら町の方へと歩みを進めました。
 そんなトーマスにソフィは小さくため息をつきます。
「はあ……なんでお兄ちゃんはバカなのかなー」
 ふとソフィは空を見上げます。空には濃い灰色の雲が近づいてきていました。
「……悪い事がおきないといいなあ……」

担当マスターより

▼担当マスター:朱坂理樹

マスターコメント

初めまして、またはこんにちは、朱坂理樹です!
今回も頑張りますので宜しくお願いいたします。
ユミの物語は終盤へと近づいてきました。

まえがきが長くなってしまいましたが……。
今、ユミ達が居る町、ヘカトリアは異様な雰囲気に包まれています。
町の治安を守るも、盗賊達を助けるも自由です。
皆様の感じるままに行動を起こして頂ければ幸いです。

■ユミに対する盗賊の懇願
 ユミに襲いかかった謎の(?)若い盗賊により得られた話は次の通りです。

 ・自分たちのリーダーが町に捕らえられた。
 ・リーダーの斬首刑が確定しており、あと数時間もすれば刑は実施される。
 ・他の仲間達(子供)は、リーダーを助けるためにと、町中で暴動を起こしている。
 ・ほとんどの仲間達(子供)は、町中の大人達に命を狙われ襲われ、散らばっている。

 といった様な内容でした。
 盗賊はつぶやきます、「この町は狂ってる」と。

■無茶苦茶なお達し?
 町中には以下のお達しが、町長から出ています。
 ・町の治安を脅かす盗賊達は即刻捕らえ、死刑にする。
 ・盗賊達を匿った、もしくは協力した者達は問答無用で死刑。
 ・町の盗賊達を捕らえた者、または捕らえることに協力した者には報酬が出る。

 無茶苦茶であるにもかかわらず町中の人達は、それに忠実に従っているようです。

■町と兵士達
 町中で暴動を起こした盗賊の子供達から、治安を守るために住人、兵士達が闘っています。
 住人や兵士はそこまで強くはありませんが、集団で行動していますのでご注意ください。

 なお盗賊達を匿うような行動を少しでもとれば、住人や兵士達から敵と見なされ襲われます。
 行動についてもご注意ください。

■公開死刑
 間もなく、とある盗賊団のリーダーは首をはねられるようとしています。
 町の奥地に存在する町役場、その屋上で公開処刑が行われます。
 役場には鎧を身に纏った兵士達による警備が敷かれています。

■各キャラクターの予測行動
 各キャラクターの行動、思想は次の通りです。

 【ユミ&ワッフル】
 ユミは盗賊の話を信じ、助けたいとワッフル、そして特異者達に頼みます。
 助けを求めてきた盗賊と共に行動し、リーダーが捕らわれたらしい役場を目指します。

 しかし、ワッフルは盗賊の話を鵜呑みにする気はありません。
 そもそも暴動を起こすほど過激な盗賊達だと警戒すらしています。
 ユミと共に行動し事実について見定めます。
 2人はそれぞれ、斬首刑にされるというリーダーの元を目指します。

 また、町の居たる場所で火災が発生しており、ユミは火を見ると行動が遅くなります。
 (敵に襲われやすくなります)
 
 【リル】
 盗賊の話を信じます。
 ユミ達とは別に、ばらばらになったという盗賊達を、逃げそびれた町人達を火事や暴動から救うために行動します。
 なお、双子探偵と合流し、危険な道へと振り回されるかもしれません。


■各キャラについて
~ユミ・ハーマイン~
 まだ14歳になったばかりの小さな女の子です。
 神聖騎士団の凜々しい姿にあこがれており、自分も神聖騎士団になれればと思っているようです。
 町を壊し、殺し、親しかった師匠の友人までを殺した、黒服集団達を追いかけ、旅を続けます。
 今は記憶喪失となり、師匠のことも、剣術のこともすべて忘れています。

~ワッフル~
(初登場時:乱闘と人さらいの闘技場
 “コルリスの紅き雷”ルキアにあこがれ、兵団に入ることを夢見ている。
 ユミに対して、良きライバルという意識がある。
 性格などは何処かユミとそっくりなところが多々ある。
 剣技はまだまだです。

~リル~
(初登場時:通行止めの料理対決
 フラダスに住む少女。
 おどおどとした性格ではありますが、言われたことはしっかりこなします。
 ただの町娘でしたが、ガルに弓矢を指南して貰い、戦えるようになりました。
 とはいえ、まだまだ駆け出しです。

~へっぽこ探偵2人組~
(初登場時:へっぽこ子供探偵の居る町と不穏な影
 13歳くらいの男の子(トーマス)と女の子(ソフィ)の双子です。
 何かが起きれば「おまかせ!」とばかりに現れて、無茶苦茶をするとか……。
 今回、この町で事件の匂いがするとトーマスが意気揚々に突っ込んできたようです。
 女の子(ソフィ)は、大人しめで、大人ぽい意見をたまに言うなど、大人びた性格をしています。

■あらすじ
 クインテットの一人との戦いで記憶を無くしたユミ。
 ユミは故郷へとたどり着くことで、少しだけ過去の記憶を取り戻しました。
 分かったことはユミ達を苦しめたクインテットの中に実の父親ダレスが居たこと。
 そしてユミが実の母親カリンを殺したという事。
 ユミは母親についてはそれ以上語りはしませんでしたが
 特異者達が集めてくれた、母親の日記帳と写真立てを通し、ユミは特異者達に恩や心を動かされる何かを感じています。


ユミ&ワッフルと行動する

3

リルと行動する

2

その他

2